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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ハエ屋の行動 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/14(Thu) 21:52 No.1461  引用 
お世話になっております。

今年は7月に入ってから雨が多く、あまり採集出来ずにおります。今週末も曇り時々雨の予報です。

私は、ハナアブを狙う時以外の採集は、スイーピングを中心に行っています。

そこで質問なのですが、ハエ屋というものは雨上がりなどで草木が濡れてしまって、スイーピングが出来ないとき、どのような採集方法をとれば良いのでしょうか?

貴重な週末を効率良く活用したいと思っています。
よろしくお願い致します。

Re: 雨の降る日 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/15(Fri) 09:12 No.1462  引用 
う〜む・・・難問です。

雨の降る日は基本的に採集はお休みしてます。(自営業なので、その日に仕事をして、振り替え休日を雨の降らなさそうな日にとるので・・・)

ただし、曇りの予想で出かけていって、出先が雨だった場合は屋根のある東屋や炊事場(なぜかキャンプ場からみの場所が多いので・・)で腐肉トラップや毛皮トラップ、花の香りトラップをやって、屋根の下に誘引してからのうのうと採集したりはします。

ただし、仕事で出かけてる時は雨だろうとなんだろうと、スイーピングはしちゃいますね。そんで、獲物(ハエ&脈翅など)はアルコールに入れちゃうこともままあります。初めからぬらしておけば翅はくしゃくしゃにならないし、ワシそのものがゲニ好きなので、毛を見る前に、真っ先にゲニを見たがるので・・・アルコール漬けでもそれほど苦にならないので・・・(後で針刺し標本作る時には苦労してますが・・)

Re: 花の香りトラップ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/15(Fri) 09:23 No.1463  引用 
ことの起こりは100円ショップで売ってた各種花の香りの入浴剤です。こいつを水にとかして、虫を誘引できないだろうかと考えました。

とりあえず、単独の香りでは効果は薄いものの、カンキツ系、ラベンダー系、サクラ系、などなどあるものを別々にとかして小鉢にいれておいて、何かくるだろうっと待ちながら、ついでにベイトとして、蜂蜜(花にくるものは多分花蜜が好きだろうと勝手に仮説を立ててみました)をおいておくと1時間くらいするとなんとなく羽物の虫が動き始めます。

そのまえにアリだらけにはなりますが・・

ついでに、そういうところで待ってると吸血性の双翅も相当くるので、自らをベイトとしたブユ業界では有名な人オトリトラップも同時にできます。


Re: ハエ屋の行動 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/15(Fri) 20:09 No.1464  引用 
ハエ男様、こんばんわ。

やはり、ネットが濡れる場合はそのままアルコールに漬けるのが無難なようですね。
これからは、アルコールを入れたビンも持ち歩きます。

私も、マレーズトラップの獲物をセルソルブ・キシレン方で乾燥させていますが、先日キノコバエやキアブなどの小物をキシレンに入れたまま6時間ほど放置してしまい、関節が固まっていて脚が簡単に取れる状態になってしまい難儀しました(^^ゞ

100円ショップの芳香剤などは、成分を調べてみると誘引トラップに使う成分が含まれているので、そのまま誘引剤として使えると、栃木のハチ屋さんに教えてもらったことがあります。

ありがとうございました。

xespok > 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 10:26 No.1457  引用 
I think that the picture which you contributed to Diptera-info-bbs (12-07-05 01:26 )is Amiota (Phortica)sp.(Drodophilidae).

and (11-07-05 20:49) is Liriomyza huidobrensis (Agromyzidae)....(?May be)
This species is the noxious insect which trespassed upon Japan recently.

Re: xespok > 投稿者:Xespok 投稿日:2005/07/13(Wed) 20:47 No.1460  引用 
Thx for the info, I wrote your opinion to the forum at diptera.info.

どちらに転ぶか・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/10(Sun) 00:40 No.1440  引用 
こないだBBSのシステムを変えたのですが、これは大成功なようでホッっと腹をなでおろしております。(胸でないところがワシなのですが・・)

さて、冒険企画その2です。試験運用中ですが、当サイト内に外部からも編集可能な投稿システムWikiを入れました。

名づけて、究極の他力本願、みんなで作る双翅目図鑑・・・
http://furumusi.aez.jp/wiki.cgi
普段、ワシもいろいろと書いてますが、ワシよりも詳しい方はやっぱしいろいろいらっしゃるだろうし、そういう方にちょこっと編集を協力してもらって、それが積み重なれば、かなりまとまったものになるのではないかとも思えるのです。編集にはちょっとコツがいるようですが、編集の練習用ページも用意しましたので、いろんな双翅目情報をお持ちの方はぜひご協力下さい。

Re: どちらに転ぶか・・ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/11(Mon) 16:38 No.1448  引用 
投稿システムWiki、調べてみたら面白そうですね。

今の昆虫関係の状況を考えると、今後双翅目を扱った図鑑が出版される可能性は絶望的と思われます。

Online双翅目図鑑、楽しいですね。私も非力ながらお手伝いさせて頂きたいと思います。がんばって下さい。

Re: どちらに転ぶか・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:04 No.1452  引用 
茨城@市毛さん >ぜひご協力お願いします。
Wikiといえばウィキペディアのハエの項はウミユスリカさんの力作ですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A8
どちらかというと総論的なウミさんのページなので、こちらは各論的な話でいきたいなっと考えてます。

こちらは欲しい情報のリクエスト受付ます。(答えられるかは甚だたよりないですが・・)
「みんなで作る双翅目図鑑」の「要望、希望」のページに書き込んでくだされ(右に出てくる編集から入ります。)
http://furumusi.aez.jp/wiki.cgi?%cd%d7%cb%be%a1%a2%b4%f5%cb%be
http://furumusi.aez.jp/wiki.cgi?FrontPage

Re: どちらに転ぶか・・ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/13(Wed) 00:02 No.1458  引用 
 ハエ男様。

問題1
 画像をアップしようとして、サーバーへのアップロードの仕方がわからないことに気が付きました。

問題2
 いまのところ、この発言のリンクからしかwikiのページに移動できません。ヘキサポーダリサーチの画面に移動ボタンが必要かと思われます。

よろしくお願い致します。

Re: Wiki双翅目図鑑 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/13(Wed) 09:20 No.1459  引用 
茨城@市毛さん > Wikiへの入口のリンクの件は了解しました。(今夜にでも作ります・・・今の所、各入口バナーの並びの空白の場所・・右列最下段の位置に「.」があり、それを入口にしてます。・・・試験運用だったので・・)

画像のアップロードですが、このBBSのように私のサ−バーにアップロードするようなシステムになっていません。現状は各人のサーバーに保管してある画像への直リンクということになります。とりあえず、直リンクで表示していただいたのを管理人の方で取り込み、リンクを修正するしか現状では方法がなさそうです。(これについては良い方法がないか、調べて見ます。)

ハエ? 投稿者:kuwachan 投稿日:2005/07/11(Mon) 08:38 No.1444 ホームページ  引用 
 おはようございます。
 山間部を歩いていて変なハエ?に会ったので,もし分かったら教えてください。よろしくお願いします。


Re: ハエ? 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/11(Mon) 09:18 No.1447  引用 
この手は情報が少ないので、わかりにくいんですが、アメイロオオフンバエかもしれません。

絵合わせでやるのは気が引けますが・・参照:学研の昆虫図鑑V P.181

Re: ハエ? 投稿者:kuwachan 投稿日:2005/07/11(Mon) 17:28 No.1450 ホームページ  引用 
 ありがとうございます。
 ヒメフンバエに似ているなとは思ったのですが,難しそうですね。お世話になりました。

Re: ハエ? 投稿者:xespok 投稿日:2005/07/12(Tue) 09:03 No.1455  引用 
Do you know this fly? What is the family? What is the scientific name. I think I observed this or a very similar fly on Mt Ibuki in mid June.

Re: ハエ? 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 09:53 No.1456  引用 
xespok welcom New BBS.

I think "Nerellisoma agrion"--- Scatopjagidae.
body : 10-15mm thorax slender.& 2 Black line.
fore leg: long bristle.

It appears on the mountain of summer.

ついに出てきた・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:42 No.1454  引用 
入手できるのだろうか・・?

シナノトリキンバエのレファレンスに出てたんですが・・・

Kano &Shinonaga(1965)Illustorated Key to adult Filth Flies of Japan. 6pp. 406tj Med Lab.U.S.Army Med.Command Japan.

US Army でっせ・・アメリカ陸軍・・・
その昔、日本の優秀な昆虫学者が集められて昆虫(害虫)の研究をやらされた(やっていた)という伝説の406号研究室の文献ですがな・・現物を見てみたいなあ・・

ハエの良い日はハナアブはだめ・... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/03(Sun) 20:15 No.1422  引用 
昨日、大鹿村にまたも行ってきましたが、先週に比べるとハナアブはイマイチ君だったのですが、ハエの方はニコニコ君だったのです。

Re: ハエの良い日はハナアブはだ... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/03(Sun) 20:18 No.1423  引用 
何のことはないキンバエに見えますが、初めに胸部を見たときに粉がふいたようになってて、線が見える・・・よくいるセスジミドリイエバエかな?と思いきや、翅脈はクロバエのそれで、胸部剛毛はごっついのがかなりあるのです。
横溝後正中剛毛ってのは3対しっかりあるので、ん?ヒツジキンバエ?と思ってみてみると・・・続く


Re: ハエの良い日はハナアブはだ... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/03(Sun) 20:27 No.1424  引用 
当然、ワシはゲニを見るわけです。
腹部末端を見て???
ヒツジキンってこんなだったけ??

ちょっとラフに扱っちゃって、壊れモードだったのですが、外鋏子、内鋏子の様子が違います。
それに第5腹板の様子も変です。

そこで初めて思いついたのがトリキンバエ類のこと・・・
ゲニを見てみると・・・・少なくとも、ヒツジキンバエではないことが一目でわかりましたが、(並み)トリキンバエではなさそうです。
しかし、第五腹板はマルヤマトリキンバエとも違う印象を受けます。(こわしちまったことをすごく後悔・・このとき目うるうる半泣きでした。)


Re: ハエの良い日はハナアブはだ... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/03(Sun) 21:00 No.1425  引用 
上の画像の中央のCerciの下に2本三角形に見えるのはParalobiではなく第5腹板なのです。

もういちど、胸部を見て、トリキンバエ類であることを確認し、他の包みをチェックしていたらあったのですよ。かなり良い状態の個体が・・・(画像はその個体で撮影したものなのです。)

Fauna Japonica Calliphoridaeでは2種しかでてませんが、九大目録だとその外にヤドリトリキンバエっちゅうのが出ています。しかし、ワシんとこにはこの文献がない?ウミさんに借りた北米のトリキンバエのにはヤドリトリキン属Trypocalliphora属はProtocalliphira(並みトリキンバエ属)に入るようなこと書いてあるので、現状ようわからんのです。(中国蝿類、中国動物誌 麗蝿科を見ても、イマイチ良くわからんし・・・

ということで、これからおっかなびっくり解剖です。


Re: ハエの良い日はハナアブはだ... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2005/07/03(Sun) 22:07 No.1427  引用 
いつもながら、すごいですね。

 何の変哲もなさそうな種も、わかんないものですね。
 こわいっす。

 話の続きを楽しみにしてます。ではまた。

Re: おっかなびっくりその後・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/04(Mon) 16:44 No.1428  引用 
7/2日採集のトリキンバエ類ですが、解剖してみました。
陰部公開・・・やばいか・・この見出しは・・

とりあえず、まずは第5腹板です。Fauna Japonica Calliphoridae のマルヤマトリキンバエのとは似てるようにも見えるのですが・・・違うようにも見える気もするし・・悩んでます。


Re: おっかなびっくりその後・・... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/04(Mon) 16:51 No.1429  引用 
内鋏子&外鋏子の拡大です。

中国動物誌 麗蝿科のマルヤマトリキンバエのゲニの図版とはほぼ一致します。ただ、F.J.Cの方のマルヤマトリキンバエのゲニの図はプレパラートにしてるのでしょうか・・?外鋏子が外に広がって見えます。


Re: おっかなびっくりその後・・... 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/04(Mon) 16:59 No.1430  引用 
トリキンバエ類の亜陰茎は微妙に膜質部があるのが特徴です。
この骨片の形状を見る限りはマルヤマトリキンバエProtocalliphora maruyamensis でいいような気がします。

が・・・あの第5腹板がどうにも気にかかって、寝不足になっちまったい。


Re: 結論 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:28 No.1453  引用 
ようやく最後の一種のシナノトリキンバエの原記載を入手しました。

結論・・こいつぁ〜マルヤマトリキンバエです。鱗弁真っ黒くろすけだし・・後脛に3本剛毛があるし・・

シナノトリキンバエはマルヤマ〜に良く似てますが、上下鱗弁が共に白色、中胸気門が黒色、後脛節に3-4本の剛毛を持つことでマルヤマ〜とは区別されます。
前脛節に1本だけ剛毛をもつことから並トリキンバエとは区別されます・・・とのことです。

ちょっとショック・・ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/12(Tue) 00:33 No.1451  引用 
格闘技ファンとしては・・・橋本真也の急死・・デブなのに強かったから好きだったんですが・・・

それは置いといて、本題・・・

前にトリキンバエ類を調べてたら、並トリキンバエ、マルヤマトリキンバエ、ヤドリトリキンバエと3種しか私は書かなかったのですが、まだ抜け落ちがありまして、シナノトリキンバエ Protocalliphira shinanoensis という種があることがハエ学に出ていまして、これはいかんっと出典を調べた所、New Entomologist 1993 (信州昆虫学会会誌) に倉橋先生が書いてたものだったのです。
ところが、このNew Entomologist・・そこらの図書館にはないのですよ。信大農学部図書館にもなかったので、(もちろん、飯田にも、中川村の図書館にも当然ありません)しかたなく、信大の繊維学部図書館まで行ってきました。
そして欲しかったシナノトリキンバエの文献は手に入れたのですが、その外にも双翅目関連の論文が結構あるじゃあないですか・・
こんなのを見落としてたなんてショックでしたよ。

とりあえず、1990以降の双翅目関連はコピーしてきました。
古典的な方法ですが、やっぱし、図書館にいって現物を見るってのは重要ですね〜〜。

清水常夫 長野県の有弁類ハエ類 41(3,4):37-52 1992

Hiromu Kurahashi Japanese species of Orinthoparasitic Blow Flies:Protocalliphora and Trypocallophora (Diptera:Calliphoridae) 42 (1,2)8-15 1993

佐伯芳造・富樫一次 石川県のショウジョウバエ相(1) 43(1,2) 1-5 1994

佐伯芳造・富樫一次 石川県のショウジョウバエ相(2) 43 (3,4)37-42 1994

別府 桂 キヌガサタケに集まった蝿 43 (1,2) 24-26 1994

佐伯芳造・富樫一次 石川県のショウジョウバエ相(3) 44 (1,2) 1-6 1995

別府 桂 志賀高原の人家性ショウジョウバエ 45 (1,2)13-16 1996

清水常夫・篠原茂文 佐久地方のハエの分布と生態について 45(3,4)74-83 1996

西尾規孝 イマニシガガンボダマシの分布記録 44 (1,2)p.35 1995

三井偉由 ショウジツルギアブ幼虫の生活史について 50(1,2)1-4 2001

西尾規孝 カニアミカについての生物的知見 52(3,4) 84-85 2003

西尾規孝 ニッポンアミカモドキの長野県内の分布 53(1,2) 19-22 2004

Vol.31〜Vol.49(1982〜2000)の総目次p1-29

以上今回入手の12タイトルと総目次でした。(出典はすべてNew Entomologistです。)

キンバエ 投稿者:kuwachan 投稿日:2005/07/11(Mon) 08:41 No.1445 ホームページ  引用 
 もう一つあります。
 こちらはキンバエまでは合っていると思います。この画像で種名まで落とせるのでしょうか。やっぱり交尾器を見ないとだめでしょうか。よろしくお願いします。


Re: キンバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2005/07/11(Mon) 09:14 No.1446  引用 
雰囲気がちょっとキンバエ類とは違う気がします。
ヤドリバエ科のルリハリバエではないでしょうか。
(正確には小楯板の下の亜小楯板を見ないときついのですが・・)

剛毛が強いし・・・頭部も白い部分が多いですし・・

Re: キンバエ 投稿者:kuwachan 投稿日:2005/07/11(Mon) 17:21 No.1449 ホームページ  引用 
 ありがとうございます。
 こういうのはみんなキンバエだと思っていました。投稿した後,下の方を見て違っているかもと思ったらその通りのようです。ハエの仲間は奥が深すぎておぼれそうです。お世話になりました。

シギアブでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:32 No.1436  引用 
茨城県北部の山で6月に採集したアブです。

体長は16mm程です。

翅脈からするとシギアブ科Rhagionidaeと思われますが、触角がいまひとつ疑問です。

こんなに大きなシギアブって、いるのでしょうか?


Re: シギアブでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:33 No.1437  引用 
疑問種の翅です。Costaは翅の全周を回っています。

Re: シギアブでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:37 No.1438  引用 
疑問種の頭部です。変わった触角の形状です。

Re: シギアブでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:54 No.1439  引用 
触角を拡大してみました。
注意してみると、先端に小さい1節があり、合計4節になっています。Stylusと呼ばれるものですかね。Aristaとの使い分けが良くわかりません。


Re: シギアブでしょうか? 投稿者: 投稿日:2005/07/10(Sun) 18:23 No.1441  引用 
市毛さん、こんにちは。
これは・・・触角や口の形をみるとツルギアブ科のように思えるのですが、いかがでしょうか?。

Re: シギアブでしょうか? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2005/07/10(Sun) 19:04 No.1442  引用 
こんちは。

 詳しく調べていませんが、見た目は ツルギアブ類に
似てると思います。

 いかがでしょうか?

Re: シギアブでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/10(Sun) 22:46 No.1443  引用 
猫又様、バグリッチ様ありがとうございます。

疑問が解決しました。
もう一度見直したところ、爪間盤を持っていませんでした(^^ゞ
ツルギアブでした。お騒がせしました。
それにしても、普通に見るツルギアブとは変わった外見ですね。

早速、日本産ツルギアブの同定(はなあぶNo.9)で調べたところ、Pandivirilia sapporensisサッポロツルギアブの♀であることが判明致しました。埼玉県に次ぐ記録のようです。

ありがとうございましたm(__)m

体長14mmのキノコバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:16 No.1434  引用 
 今まで見てきたキノコバエ類の概念を否定するような、大きなキノコバエを採ってしまいました。飛翔する姿は、まるでヒメバチのようでした。(ガガンボの仲間だと思ってネットを振りました。三角紙に入れるときに触角を見てキノコバエと気付きました。)


Re: 体長14mmのキノコバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:28 No.1435  引用 
こいつの種名を調べてみると、ツマグロオオキノコバエLeptomorphus(Diomonus) panorpiformis でした。

 旧北区のマニュアルでLeptomorphus属におとし、日本産昆虫目録を見てみると、ありゃ亜属に分かれている。
 急遽、極東ロシアの昆虫の検索を訳して、Diomonus亜属におとしました。ついでに、交尾器の図があったの確認してみると、L.(D.) panorpiformisに間違いなさそうです。

もともと4種しかいない属で、そのうち3種が日本に分布しているし、北隆館の図鑑にも3種が載っているうえ、交尾器の図まで見つけましたので自信を持って、種名まで落とせました。

キノコバエの道は厳しい(T_T)

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