TT(昆虫素人)様.
翅の中程と翅端の斑紋の形と,翅脈がしっかり見えないと種まで判別できません. 下記を参考文献にしてください Krivosheina, N. P. and Krivosheina, M. G. 1997. New Data on Palaearctic Species of the Genus Euxesta (Diptera, Ulidiidae), with Description of a New Species, Euxesta freyi. Ent. Rev., 77(9):1223-1228. Kameneva, E.P. 2000. New Synonyms of Euxesta pechumani (Diptera, Ulidiidae). Vestnik zoologii, 34(4-5): 16.
ありがとうございます!
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長崎県松浦の砂浜に、同じハシリバエ亜科のPlatypalupusらしき個体がいました。普段見かけるものより格段に大型で3mm以上あります。 中脚が太いオドリバエは他にもいますか?
猛烈は風の中で同じ砂浜のコウボウムギの間のハマヒルガオの花をすくったら、Conchopus poseidoniusに似た種も網に入りました。
山本 様.
三枝(1995)日本産双翅目図解検索シリーズ1 オドリバエ科によれば,中脚が太くなって捕獲脚になるのはPlatypalpus属だけのようです. 日本産Platypalpus属で学名がついているのはP. itoi Freyの1種だけですが,三枝豊平氏によると60種以上が日本に棲息しているそうです. http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=3889#3889
ご教示、ありがとうございます!乾燥標本でも3mm近くありますので、普段福岡市周辺で見かける小さなPlatypalpus属(1種ではなく複数種が混じってる可能性もありますが)よりもはるかに大型です。 人間に例えるならば和田アキ子と林家こぶ平、あるいはジャイアンと馬場に舞の海秀平みたいなもんでしょうか。
この巨大な種は長崎県の砂浜2か所でとれました。普段とれる小さい種類は叢や自販機の明かりなどでとれました。 |
山本様.
ご推測通り,Dolichocephalaミズタマシブキバエ属の仲間です. 日本産水生昆虫 科・属・種への検索 [第二版]にはDolichocephala sp.Eの翅が図示されているので,5種類以上の種類が日本に分布しているようですがいずれも学名が確定していないようです.
Dolichocephalaミズタマシブキバエ属確認しました!
ご教示ありがとうございます!! Clinoceraシブキバエと同じ亜属なのですね。ウィキペディアの分岐図では、「(狭義の)オドリバエとアシナガバエとのY字分岐」の下から、クリノケラの枝が分岐しています。 セダカオドリバエがセダカバエ科とされることが多くなったのと同様に、将来、別の科になるかもしれないということを見越して、シブキオドリバエから「オドリ」を抜いているのでしょうか。過去に三枝先生が「(調べたい人が)検索しやすいようにするのか、それとも進化の道筋を正確に反映させるのか、悩ましい」ということをおっしゃっておられますが、蝶で例えればウスバシロチョウがウスバアゲハとも呼ばれるように、将来的にアサギマダラはアサギマダラタテハになるのでしょうか?? |
シダ植物をスイープして捕れました。ミバエやハネオレバエなど他の科に、似た斑紋の種はありますか?
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ミカン屋 様
イエバエ科のクキイエバエ属で,トーヨークキイエバエか,もしくはそれに近縁の種です. この仲間の多くの種は,幼虫がイネ科植物を摂食することで知られていますが,投稿されたように腐敗した果物・野菜から発生する種もあります. 何かの事情説明などで正確な同定が必要でしたら,ハエを送っていただければ詳しく調べる事ができます. (未知種であった場合は種名が確定できない事もあります)
大宮様
回答ありがとうございます。 ヤガの被害にあった温州ミカンから羽化したもので、イエバエ科かハナバエ科と考えていましたが、雄の複眼間隔が広いので困っていました。 |
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