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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ヤドリバエ科Phytomyptera属? 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/06(Sat) 13:09:28 No.11005  引用 
再び ヤドリバエについて、お尋ねしたいことがあります。

2020年4月6日、福井県にて、
石をひっくり返したりして、虫を探している時、コブハサミムシを見つけました。
そのすぐそばに、寄生蝿の蛹がありました。

そして、コブハサミムシと寄生蝿の蛹を持ち帰ると、4日後、左写真のヤドリバエが羽化しました。
ハサミムシの寄生蝿ということで、Anechuromyia nigrescensだろうと思い込んでましたが、
最近、旧北区マニュアルで同定した結果、Elfia属になりました。
Elfia属は、現在は Phytomyptera属に組み込まれているようです。

Phytomyptera属は、日本からは、1種のみ(種はまだ特定されていないらしい)が見つかっているとのことです。
↑「埼玉県のヤドリバエ」の文献を参考にしました。

この、日本から確認されている種について、特徴などを教えてください。
また、Phytomyptera属とハサミムシの関係についての論文がありましたら、そちらについても教えていただきたいです。


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/06(Sat) 13:12:10 No.11006  引用 
⇦旧北区のマニュアルの検索表で、使った項目です。

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/06(Sat) 13:16:59 No.11007  引用 
そして、もし、属同定が間違っていたら、教えてください。

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/06(Sat) 23:51:05 No.11010  引用 
虫キョロリスさま

見た事が無い種類です.

Phytomyptera は埼玉の報告の2年前に皇居からも不明種が報告されており,ヨーロッパ産のPhytomyptera vaccini (Meigen)に似るが♀しか得られておらず種名を確定できないそうです.
Diptera.info やMoschWeb に出てくる写真を見ると,採集された個体とよく似ているようです.
寄主については過去の記録が全てではないとは思うのですが,旧北区の寄主のリストを見るとこの属は鱗翅目の色々な科に寄生した記録があるようです.

状況からしてコブハサミムシに寄生していた事が確かならAnechuromyia が気になりますね.
そこで問題になるのが,旧北区のマニュアルの192番です.
頭部の後腹部の毛の色が完全に黒色なら193番へ,白色か,およそ黒色でも少しの淡色毛が縁にあるなら197番となっています.
しかしAnechuromyia の属の記載を見ると,この部分の毛の色が主に黒色で,褐色の毛が腹面中部に限定されているという趣旨のことが書かれています.
なので旧北区のマニュアルとは完全には一致しないか間違えやすく,ここの毛の色を無視して197番も試してみる必要がありそうです.

他には,Anechuromyia が記載された事によりBlondeliini の検索表の12番が改訂されているのですが,そちらも試してつじつまが合うようなら,詳細な記載と比べてみるのはいかがでしょうか.
どちらも同じ年に出された文献で,オンラインで見られます.

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10387610?tocOpened=1

Shima 1979. Study on the Tribe Blondeliini from Japan (Diptrera: Tachinidae) I . Kontyu,47(2):126-138.

Mesnil and Shima 1979. New Tribe, Genera and Species of Japanese and Oriental Tachinidae (Diptera), with Note on Synonymy. Kontyu,47(4):476-486.

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/07(Sun) 02:33:10 No.11011  引用 
大宮様

色々教えてくださり、有難うございます!!


頭部後腹部の毛の色を見てみました。横方向から見ると、黒い毛しかないように見えたのですが、
後方のある角度から見ると、淡色毛がはっきりと見えました(左写真)。

なので、旧北区の197番に進み、197⇨201⇨202⇨203へと進み、
Anechuromyiaに辿り着きました!!

大宮様が教えてくださった文献でも、Anechuromyiaに辿り着きました!


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/07(Sun) 02:40:27 No.11012  引用 
Mesnil and Shima 1979. New Tribe, Genera and Species of Japanese and Oriental Tachinidae (Diptera), with Note on Synonymy. Kontyu,47(4):476-486.
に書かれている A. nigrescensの形態と 完全に一致しました。

正体がわかってよかったです。


ただ、
上記論文の検索表訂正部分の12の項目に書いてある
「Arista thickened at least on its basal 1/2」の所の意味がよく分かりませんでした。
ご教示ください。

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/07(Sun) 16:55:33 No.11013  引用 
言葉の上で褐色が淡色の扱いになるかどうか,微妙だったのですが,写真を見るとかなり白っぽく写っていますね.

arista についての記述は,「少なくともその基部1/2が厚くなる」という意味なのですが,今回の採集個体は先端近くまで,ほぼ全長にわたって太くなっています.なのでこれだけ見ているとどの程度で太いというのか分からないかもしれませんが,他の種類では途中から太さが変わっているものが多いので,見比べると感覚がつかめると思います.

この種は2006年の日本の寄主カタログの段階では,原記載のみからしか知られていない希少種とされていて,その後2015年に発表された追加記録では長野県からクギヌキハサミムシより得られています.

素晴らしいものを採りましたね.もし学業の合間に余裕がありましたら,例えばはなあぶ誌に報告されるなどご検討されてはいかがでしょうか.ご相談等ありましたら,この掲示板でも,直接メールでもご連絡ください.

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/07(Sun) 18:40:58 No.11014  引用 
> 言葉の上で褐色が淡色の扱いになるかどうか,微妙だったのですが,写真を見るとかなり白っぽく写っていますね.

はい、結構白っぽいです。。確かに、、「褐色」とは言えない色ですね。

aristaの太さに関することについても、教えていただき有難うございます。


今日、また標本を見ていたのですが、1つ気になる点が出てきました。

論文には、reclinate orbital setaeが1つあると書いてあるのですが、この個体は2つあるような気がするのです(写真)。
これについては、どう考えたらいいでしょうか?

>この種は2006年の日本の寄主カタログの段階では,原記載のみからしか知られていない希少種とされていて,その後2015年に発表された追加記録では長野県からクギヌキハサミムシより得られています.

そうなのですか。。結構珍しいんですね!
そして、クギヌキハサミムシからも得られているのですか。。コブハサミムシだけだと思っていました。

> 素晴らしいものを採りましたね.もし学業の合間に余裕がありましたら,例えばはなあぶ誌に報告されるなどご検討されてはいかがでしょうか.

ちょうど今、双翅目談話会に入会しようとしているところです。入会した後に はなあぶ誌へ報告してみようかなと思いました。


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/07(Sun) 23:05:09 No.11015  引用 
これは同じ大きさのものがはっきりと2本ありますね.本来ここはぴったり決まってほしい所ですが,稀に変異もあり,どうなんでしょうね.

改めてElfia・Phytomyptera と比べると,頭部後下半分の毛の色の違い以外にも,小盾板亜端剛毛が集中方向なのと,オスの前向きの眼縁剛毛が2本らしいので,やはり採集個体はそれらとは異なるようです.

旧北区のヤドリバエ全体で見ても,オスの前向きの眼縁剛毛が1本である事と,R4+5脈基部の刺毛が大きく1本である事の条件が割ときつく,この二つでほとんど絞られるようです.
なので,交尾器の検討で問題が無ければ,文献との相違点を明記した上でAnechuromyia としてもよいのではないかと思います.ひとつしか採れていなければ躊躇するかもしれませんので,追加個体が得られるまで保留にするのもよいと思います.なかなか採れないかもしれませんが.

双翅目談話会への入会を検討されているとのこと,歓迎いたします!
すぐには同定できない事が多いですが,取り組みがいのある理由でもあると思います.
一緒にハエを楽しみましょう.

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/08(Mon) 00:11:40 No.11017  引用 
大宮様

右側のreclinate orbital setaeが2本だったのですが、、
今、左側の方も見てみたら、左側は1本でした。
ソケットも見あたりません。

これだと、変異の可能性が高いでしょうか。

> 旧北区のヤドリバエ全体で見ても,オスの前向きの眼縁剛毛が1本である事と,R4+5脈基部の刺毛が大きく1本である事の条件が割ときつく,この二つでほとんど絞られるようです.

そうなのですか。ならばAnechuromyiaの可能性は高そうですね。

> 双翅目談話会への入会を検討されているとのこと,歓迎いたします!
すぐには同定できない事が多いですが,取り組みがいのある理由でもあると思います.
一緒にハエを楽しみましょう.

有難うございます! 3年後の大学受験の勉強で忙しくなるので、同定会などにはほぼ参加できないとは思いますが、入会してハエを楽しもうと思います!

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/08(Mon) 00:44:00 No.11018  引用 
ええと,

前の5枚の写真が合わせてある投稿を見ると,左側も2本写っていると思うのですが,もしかしたら見にくいのかもしれませんね.

受験勉強は大切だと思うので,無理をせず頑張ってください.

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/09(Tue) 00:04:04 No.11019  引用 
大宮様

あの写真だと fr sとorb sが重なっており、非常に見にくいと思うので、
剛毛ごとに色を分けて書いてみました。

(続く)


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/09(Tue) 00:12:06 No.11020  引用 
大宮様

あの写真だと見にくく分かりにくかったと思いますので、斜め上から撮ってみました。

あの写真で、rc orb sの後ろにぼんやりと写っていた毛(水色)は、
setaeではなくhairのような気がします。

分かりにくい写真ばかりで本当にスミマセン。


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/09(Tue) 19:41:14 No.11022  引用 
6日の投稿画像を加工しました.
どうやらその後折れたようです.
時々ある事ですね.


Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/09(Tue) 22:50:13 No.11023  引用 
大宮様

すみません。僕が悪かったです。

実は、6日に投稿した画像は、元の画像を左右反転させたものなんです。
pagesというアプリを用いて、画像を5つ並べた際に、間違えて、左右反転ボタンをクリックしてしまいました。
「まあ、いいか。」と思って、そのまま直さずに投稿しました。

なので、大宮様が赤矢印で示してくださったのは、実際は、頭部右側のrc orb sです。

そして、元の画像は、9日の0時4分に投稿したやつです。

混乱を招いてしまい、本当に申し訳ございません。

頭部左側のrc orb sに関しては、9日の0時12分に投稿した画像で、
ソケットがないので、1本のように思います。

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者: 投稿日:2021/03/10(Wed) 00:37:25 No.11025  引用 
なるほど気づきませんでした.
本来はそのままの向きが良いと思います.

結局毛序としてはAnechuromyia で落ち着きそうですね.
これからシーズンが始まるので楽しんでいきましょう.

Re: ヤドリバエ科Phytomyptera属... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/03/10(Wed) 20:43:49 No.11026  引用 
> なるほど気づきませんでした.本来はそのままの向きが良いと思います.
そうですね。混乱を招いてしまい、申し訳ございませんでした。
これから 写真を投稿する際は、気をつけます。

> 結局毛序としてはAnechuromyiaで落ち着きそうですね.
今回も、色々教えていただき、有難うございます。
あの論文に書かれている特徴と一致するので、A. nigrescensでよさそうですね。

> これからシーズンが始まるので楽しんでいきましょう.
最近、有弁翅類のハエがどんどん飛び始めているようなので、
これからがとっても楽しみです!

クシヒゲガガンボの仲間? 投稿者:HY 投稿日:2021/03/06(Sat) 22:24:33 No.11008  引用 
お世話になります。
沖縄県名護市の川沿いの林縁で灯火に飛来しました。
撮影日は2019年5月です。
体長は20mmです。クシヒゲガガンボの仲間の♀でしょうか。
同定・ご教示よろしくお願いします。
翅の様子がわかりにくいので、採集後の写真を送ります。


Re: クシヒゲガガンボの仲間? 投稿者:HY 投稿日:2021/03/06(Sat) 22:28:50 No.11009  引用 
採集後の写真です。
翅は褐色で濃淡がありますが、目立った黒斑はありません。
中肢と後肢が破損していますが、肢は褐色で腿節と脛節の末端は黒褐色です。
よろしくお願いします。


Re: クシヒゲガガンボの仲間? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2021/03/07(Sun) 23:57:13 No.11016  引用 
HY 様.

沖縄周辺にはクシヒゲガガンボの不明種が何種類かいるようです.
一度似たような種類を専門家に見てもらっことがあるのですが,Pselliophora sp.というラベルで戻ってきました.

もう少し専門家の数を増やさないと,大型の双翅目でも解らない種類が減らないようです.

Re: クシヒゲガガンボの仲間? 投稿者:HY 投稿日:2021/03/09(Tue) 12:36:14 No.11021  引用 
市毛 様.

ご提示された<Pselliophora sp.>でNet検索したところ、「みんなで作る双翅目図鑑」に♂の写真が載っていました。採集標本は♀なので十分な比較はできないと思いますが、翅脈や翅と脚の色合いなどよく似ています。ただ、胸部と腹部第1節の色は異なっています。ガガンボ亜科のCtenophorini族には、Pselliophoraの他にCtenophoraなどのよく似た属がいるようなので、Ctenophorini族の一種としておきます。大型種なのに帰属もわからず残念に思っていましたが少しすっきりしました。<沖縄周辺にはクシヒゲガガンボの不明種が何種類かいるようです>とのことなので、今後の研究に期待します。
貴重なご教示に感謝いたします。

Re: クシヒゲガガンボの仲間? 投稿者:HY 投稿日:2021/03/09(Tue) 23:21:56 No.11024  引用 
市毛 様.

投稿した写真を記録していたところ、「みんなで作る双翅目図鑑」に掲載されているPselliophora sp.とよく似た写真と標本が出てきました。
体長は13mm、撮影地は名護岳、撮影日は2020年10月です。
写真による判定ですが、同一種で間違いないと思います。
この標本は、Pselliophora sp.と記録しておきます。
市毛様のご教示により一石二鳥になりました。
ありがとうございます。

Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/01/31(Sun) 01:16:51 No.10990  引用 
初めて投稿させていただきます。
中学三年生の虫キョロリスと申します。

福井県にて、2020.11.08に、写真のヤドリバエを採集しました。
旧北区のマニュアルの検索表を使った結果、Sturmia属になりました。

次に、種同定を試みました。
旧北区及び東洋区及びオーストラリア区の本属の種の検索表を見つけました
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10656534/1)。

<続く>


Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/01/31(Sun) 01:30:17 No.10991  引用 
palpusの色で、検索表の2に進み、

「中脛節にある長いad setaeは1本であること」「腹部第三節は前方1/2が、腹部第四節は前方2/3が、白くなっていること」から、最初は、S. micronychiaかと思いました。

しかし、「palpus先端部は、全体が黄色であること」「palpusが、棍棒状であること」
「ocellar seta が reclinate orbital setaよりも短いこと」などが、この種とは違います。

そのため、この論文に載っている4種とは、どれも違う気がします。

本属のその他の地域の種 に関する情報や文献を
知っておられる方がおられましたら、是非、教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。


Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/01/31(Sun) 12:37:35 No.10992  引用 
もう一つ質問させていただいてよろしいでしょうか。。

双翅目の交尾器の引き出し方を、教えていただきたいです。
僕は、まだ、交尾器の引き出し方をあまり知らないので、、。
宜しくお願いします。

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者: 投稿日:2021/01/31(Sun) 19:50:30 No.10993  引用 
虫キョロリス様

ヤドリバエに挑戦,頑張りましたね.

残念ながらこれはSturmia 属ではないです.
reclinate upper orbital bristle の2対のうち,前のものが後と同じ長さがあります.
また,小盾板亜端剛毛の立ち位置の幅(この個体は左右で少しずれているようです)は広くなく,基剛毛までの距離と同じくらいです.

旧北区のマニュアルでは511番を通った後,521でors の判断をしたのではないかと思います.
そのあたりから再挑戦してみてはいかがでしょうか.

(おそらく文献上ではI属のp種あたりにたどり着くのではないかと思いますが,合っているかどうか,全形で判断できるのかどうかはあまり自身がありません.)

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者: 投稿日:2021/01/31(Sun) 19:51:57 No.10994  引用 
画像を加工しました.

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/01/31(Sun) 23:59:10 No.10995  引用 
大宮様、誠にありがとうございます。
ずっと気になっていたのですが、これですっきりしました。

Sturmia属だと思い込んでました。

再挑戦してみた結果、Isosturmia属になりました。
そして、inner vertical setaeがcrossしないので、I. pictaとなりました。

これが、大宮さんのおっしゃった「I属のp種」でしょうか?

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者: 投稿日:2021/02/01(Mon) 01:45:14 No.10996  引用 
やはりそうなりましたか.自分も同種と思われるものを愛知県,岐阜県,滋賀県で少数採っています.Shima (1987) をご覧になったのではないかと思いますが,他にはメスの前脚ふ節が太くなったり,メスの腹端部が細くなったりするので,同属の中でもおよそ合っているのではないかと思います.素晴らしいですね.

基準となる標本と比較したわけではないので確定的なことが言えずもどかしいです.自分は何か特別な情報を持っているわけではなく,普段は記載と比較して多少の相違点があれば注目しておき,標本がたまるまでしばらく保留にしておくというようなことを繰り返しています.

交尾器ですが,メスは腹端部の構造からして,先端をつまんで引き出てくる種とそうでない種があります.オスの場合もcercus かepandrium を引っ張っるだけですが,ヤドリバエ科はニクバエ科の多くの種ほど頑丈ではなく,また,phallus が起きてこないものも多いです.自分は不器用で壊す危険性があり,余剰標本が多い時以外は乳酸で溶かして処理するようにしています.たくさん採れた時に,どの程度の力加減で壊れるか練習するしかないのではないかと思います.うまく説明できずにすみません.

ヤドリバエ科は見ていてかっこいいので,収集対象として面白いのではないかと思います.種類が多いので分からないことも多いですが,是非これからも挑戦してみてください.

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/02/01(Mon) 08:01:56 No.10997  引用 
大宮様、有難うございます!
おそらくIsosturmia pictaだ ということで、正体が分かってとても嬉しいです!
とても格好いい種類だったので、ずっと気になっていました。

また、交尾器の引き出し方についても教えてくださり、有難うございます。
色々な種類の交尾器を出すのに挑戦して、練習していこうと思います。

今後も色々なヤドリバエを採集して、同定していきたいと思います。
この度はありがとうございました。

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2021/02/13(Sat) 15:50:53 No.10999  引用 
虫キョロリス様

ヤドリバエの雄生殖器は、舘卓司さんから直接伺ったところ、まだ柔らかいうちに腹部末端の生殖節ごと精密ピンセットで引っ張ってからだからはずしてしまい、引き出されてくる内臓を使って標本をマウントしている昆虫針にそのまま体液で張り付けてしまう、顕微鏡で調べるときにはそれを水酸化カリウム水溶液をピンセットにつけてやるとすぐ外れる、とのことです。

私は柔らかい間にはずした生殖節を三角台紙ににかわで張り付けてしまっています。

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/02/13(Sat) 18:42:44 No.11000  引用 
ウミユスリカ様

舘卓司さんに直接お尋ねして頂き、本当に有難うございます。
生殖節を引っ張って、完全にはずしてしまう方法があるんですね!
次ヤドリバエ採集した時は、その方法でやってみようと思います。

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2021/02/14(Sun) 17:10:35 No.11001  引用 
いえいえ、もう10年くらい前に教えていただいた話です。

Re: Sturmia属の不明種について 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2021/02/14(Sun) 23:57:44 No.11002  引用 
> いえいえ、もう10年くらい前に教えていただいた話です。
あっ、そうでしたか。勘違いしてすみません。。

僕は、双翅目に興味持ち始めてから まだ1年半ほどなので、まだまだ知らないことばかりです。
これからも、この掲示板で質問させていただくことが多々あると思いますが、今後も宜しくお願いします。

このヤチバエがわかりません 投稿者:番頭 投稿日:2020/11/09(Mon) 19:50:37 No.10962  引用 
いつもお世話になっております。
写真のハエは、髭剛毛がない、上額眼縁剛毛が2対、後単眼剛毛は左右に開く、
脛節末端背面に剛毛があるなどの特徴でヤチバエ科と判断しました。

日本産水生昆虫で属への検索を試みましたが、
1の「前胸側剛毛を持たない」(短い軟毛はある)から5に行ったところで、
横線前に前翅背剛毛はあるが小楯板線直前の中剛毛がないため、
早々に迷子になってしまいます。

その他の特徴は次のとおりです。
・背中剛毛は2対
・翅下突起に剛毛はない
・触角刺毛は白色で羽毛状(液浸だったため縮れていますが枝は長いです)
・翅の斑紋は網目状でなく、全周を暗色の帯が取り巻く
・胸部背面は両側を除き広く淡色で、暗色の筋が中心に1対、
 その外側に短く1対ある(この項修正しました)

産地は宮城県で、5月下旬に河川下流のヨシ原近辺で採れました。
複数採れていて、体長は7ミリ前後です。どうぞよろしくお願いいたします。


Re: このヤチバエがわかりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/11/10(Tue) 19:57:21 No.10964  引用 
番頭 様.

キタヤチバエ属Tetanoceraの仲間に見えますが,翅の紋様が気になります.
詳しい方からコメントが付くと良いですね.

Re: このヤチバエがわかりません 投稿者:番頭 投稿日:2020/11/11(Wed) 10:22:33 No.10965  引用 
市毛様
レスありがとうございます。
検索表音痴の自覚があるので「もし逆なら」を延々試してみるのですが、
どの道に行っても属の特徴と合わないところがあって行き詰まっています。

Re: このヤチバエがわかりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2021/01/29(Fri) 22:40:19 No.10988  引用 
番頭 様.

ヤチバエの専門家である末吉様にお尋ねしたところ,標本を調べてみたいとの連絡がありました.

送付先等の打ち合わせのため,私まで(syrphidae.jp@gmail.com)メールして頂けませんでしょうか?

Re: このヤチバエがわかりません 投稿者:番頭 投稿日:2021/02/05(Fri) 21:48:48 No.10998  引用 
市毛様

レスありがとうございます。間が空いてしまい申し訳ありません。
メールをお送りいたしました。

ムシヒキアブ交尾 投稿者: 投稿日:2021/01/16(Sat) 22:56:35 No.10985  引用 
古い写真の中に食事中のメスとの交尾の写真がありました。
ムシヒキアブの求愛餌の可能性はあるのでしょうか。

写真:2006.7.12 安曇野市(旧堀金村)


Re: ムシヒキアブ交尾 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2021/01/22(Fri) 09:35:31 No.10987  引用 
芋虫のつぶやき 様.

海外のサイトでも,交尾中に捕食している写真を幾つか見たことがあります.

Stubbs(2001)British Soldierflies and their Alliesのムシヒキアブ科の解説を見ると
”Sometimes the female will continue to feed on prey during copulation.
It is possible that males prefer females with their attention distracted in this way since robberflies can be cannibals.
On rare occasions the female has devoured the male during the course of copulation but this appears to be unusual behaviour and normally the male escapes unharmed.”
との記述があり,交尾中のメスによる捕食を避けるため,捕食中のメスに交尾するとの推測があるようです.

Re: ムシヒキアブ交尾 投稿者: 投稿日:2021/01/30(Sat) 17:49:59 No.10989  引用 
市毛 様

いつもありがとうございます。
御礼が遅くなりすみませんでした。
あえて捕食中のメスに交尾するとすれば、なかなか奥の深い話ですね。今後は気をつけて見てみます。

流水性のテンマクエリユスリカ属... 投稿者:青谷晃吉 投稿日:2021/01/10(Sun) 14:07:43 No.10980  引用 
流水性のEukiefferiella(テンマクエリユスリカ属)幼虫の生態に関する文献を探しています。分類に関することはたくさん見つかりますが、生態に関しては流れの速い場所にいること以外に記述が見つかりません。おそらく、天幕を張るのでテンマクエリユスリカという名称が付いているのだと思います。実際に、礫表面に巣のようなものがたくさんついていますが、現地での観察が難しく、四苦八苦しております。内外を問わず生態についての記載がある文献の情報を教えてください。

Re: 流水性のテンマクエリユスリ... 投稿者: 投稿日:2021/01/12(Tue) 17:15:38 No.10981  引用 
青谷 様
流水性のEukiefferiellaについて;テンマクエリユスリカの和名は徳永雅明先生が命名されたものと思います。お書きになっているように流水中の岩盤に作られた巣からの由来です。この属の聖地についての論文は極めて少ないとお思います。
流水性の種ではありませんが、最近の論文があります。Imada Yumeさんという方がZoo key (http://zookeys.pensoft.net)に論文を書かれています。

Re: 流水性のテンマクエリユスリ... 投稿者:青谷晃吉 投稿日:2021/01/15(Fri) 22:49:03 No.10982  引用 
情報ありがとうございます。今田先生の止水性のテンマクエリユスリカ属の生態についてはご本人からご高著を恵与いただき巣作りなど興味深い内容に感激しました。流水性のものはこの種のような頑丈な巣は作らないようですが、礫表面に網を張って固着しているようでした。ご紹介いただいた徳永先生の論文名など分かりましたら、教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Re: 流水性のテンマクエリユスリ... 投稿者: 投稿日:2021/01/16(Sat) 01:33:09 No.10983  引用 
青谷様
徳永先生の報告は論文ではありません。手元にはなく記憶は定かではないのですが「日本幼虫図鑑」だったと思います。随分と古いものです。

Re: 流水性のテンマクエリユスリ... 投稿者:青谷晃吉 投稿日:2021/01/16(Sat) 01:48:24 No.10984  引用 
ありがとうございます。幼虫図鑑は確かにどこかで見たような気がします。探してみます。

日本幼虫圖鑑に載っていました 投稿者:青谷晃吉 投稿日:2021/01/17(Sun) 16:08:31 No.10986  引用 
偶然にも、自宅に日本幼虫圖鑑を発見しました。てんまくえりゆすりかに関する図と解説文(徳永先生)が載っていて、形態のほかに以下のような生態に関する記述と蛹の巣のスケッチもありました。著作権があるので示すことはできませんが、「本種の幼虫は渓流の石礫上に自由に生活するが,化蛹時には石面の小くぼみに白色楕円形の巣を営む。」とあります。
加えて、図のキャプションに「蛹の天幕状の巣」とありました。現地での観察は難しいのですが、天幕=テントでしょうから、どんなテントか今後観察していきたいと思います。

全てSyngamoptera flavipes (Coq... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2020/11/22(Sun) 17:31:43 No.10968  引用 
ヤドリバエ科含む様々なハエ目の同定にチャレンジしてて苦労していたり
近々、現在持っている単眼の生物顕微鏡とは別の顕微鏡を購入してキノコバエ類などの交尾器をしっかりみて種の同定をしてみようと思ってたりしているふかさわです。

2020/10/04 埼玉県にて、3個体のヤドリイエバエ属♂を採集しました。
環境は薄暗く、ある程度湿度のある森林(山)です。

色彩に差はありますが、全てSyngamoptera flavipes(Coquillett, 1988) (キイロヤドリイエバエ)ではないかと思っております。

交尾器について、引き出そうとしたのですが上手くできなかったため、外からははっきりと見えない状態となっております。

まず1個体目を添付いたします。


Re: 全てSyngamoptera flavipes ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2020/11/22(Sun) 17:37:11 No.10969  引用 
2個体目です。

Re: 全てSyngamoptera flavipes ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2020/11/22(Sun) 17:39:38 No.10970  引用 
最後に、3個体目です。

添付した画像からだとわかりにくいかもしれないですが
この個体は胸部/腹部背面に黒い縦状の模様が見受けられないです。
しかし、よくみると模様があるべき場所が周りに比べて、色が濃くなっています。

羽化後間もない状態だったのか、変異の範疇なのか、なんらかの理由で色が落ちてしまったのかはわからないです。


Re: 全てSyngamoptera flavipes ... 投稿者: 投稿日:2020/11/22(Sun) 23:28:50 No.10971  引用 
ふかさわ様

最近では8月に岐阜県の養老山地で10個体ほど採りましたが,オスは腹部はほぼ黄色で,中条はごくごく薄く認められる程度でした.
メスは記載されていないようですが,同種のメスと思われるもののほうが中条が明瞭でした.

過去に岐阜県,三重県,滋賀県で採集したものは大阪市立自然史博物館へ寄贈し,今は手元にないのですが,胸部側板が記載通り黄色一色のものから,暗色部が混じるものまであります.それらは個体数が少ないこともあり交尾器の解剖など同種か別種かは未検討です.

ちなみにキイロヤドリイエバエはアマビコヤスデに寄生した研究例があるようです.

Re: 全てSyngamoptera flavipes ... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2020/11/23(Mon) 16:56:35 No.10974  引用 
大宮様
返信ありがとうございます。

同種だとしたら、変異の幅が広いようですね。
本当に同種なのか それとも別種なのかも気になりますね。

また、現地にアマビコヤスデを含むヤスデ類がどのくらいいるのかもある程度調べてみたいものです。

ムシヒキアブ図鑑 久々の更新 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/11/15(Sun) 11:37:19 No.10966  引用 
ムシヒキアブ図鑑で,新たにLaphria hakiensis ハキイシアブが図示されたようです.

Laphria rufaチャイロオオイシアブも一部画像が変更になりました.

恐らく,No.5706とNo.2837のスレッドが今回のハキイシアブに該当すると思われます.

Re: ムシヒキアブ図鑑 久々の更... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/11/21(Sat) 15:31:47 No.10967  引用 
再び更新されている.

昨日はChoerades amurensis (Hermann, 1914)が追加されたもよう.
和名が,日本昆虫目録のモモブトホソイシアブと異なりアムールイシアブとなっている.

栃木産の♀が図示されているのには驚きました.
http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/m-index2-j.htm

2枚目です 投稿者:take 投稿日:2020/10/31(Sat) 21:32:07 No.10960  引用 
よろしくお願いします。

Re: 2枚目です 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2020/10/31(Sat) 22:10:44 No.10961  引用 
take 様.

R2+3脈とR4+5脈共に前方へ軽く湾曲しているので,Milichiidaeクロコバエ科(シロガネコバエ科,コガネバエ科)ではなく,Sphaeroceridaeフンコバエ科(ハヤトビバエ科)に見えます.

後脚基付節が太くなっていませんか?

また,通常MilichiidaeのR2+3脈は翅端近くまで直線的に長く伸びます.

遅くなり申し訳ございません。 投稿者:take 投稿日:2020/11/09(Mon) 23:53:22 No.10963  引用 
茨城@市毛様

遅くなり申し訳ございません。
フンコバエ科なのですね!後脚の基付節を確認してみます。
ありがとうございました。いつも助かっております。

よろしくお願いします。 投稿者:take 投稿日:2020/10/31(Sat) 21:30:00 No.10959  引用 
 2020.3.19 新潟県柏崎市の里山で採集したものです。
シロガネコバエ科と同定しましたが、いかがでしょうか。
大きさはショウジョウバエ程度で小さいものでした。
2枚添付します。よろしくお願いします。

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