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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/11/18(Wed) 08:45:50 No.6013 ホームページ  引用 
 復活、ご苦労様でした。一時はもう閉鎖してしまうのかと非常に心配致しておりましたが、「双翅目屋のひそひそ話」の方にハエ男様の復活を匂わせる記事が出ていたのでアクセスしてみたところ通じました。有り難う御座います。私など、質問するばかりで何のお役にも立っていませんが、今後とも何卒宜敷御願い申し上げます。

 ところで、早速の御伺いです。写真は今年(2009年)8月17日に自宅の庭(東京都世田谷区西部)で撮影したシマバエです。Sasakawa & Ikeuchi(1985)の検索表で H. tridentata に落ち、記載もほぼ一致しました。
 しかし、シマバエ科はその後かなり新種が出ていると聞き及んでおります。調べた範囲では、その後のHomoneura属の新種は「皇居、赤坂御所と常盤松御用邸のキノコバエ、シマバエおよびハモグリバエ類」に記載されている H. shinonagai しか見つかりませんでしたが、他にもあるのではないかと思います。Sasakawa & Ikeuchi(1985)では、Homoneura属で第5腹節に2黒斑を持つのは国内では本種のみの様に書かれていますが、その後、国産で2黒斑を持つHomoneura属の新種は報告されていないのでしょうか。

 何卒宜敷御教示下さい。


Re: Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/11/18(Wed) 08:47:00 No.6014 ホームページ  引用 
 写真は沢山あるのですが、取り敢えず2枚だけにしておきます。

Re: Homoneura tridentata? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/11/28(Sat) 10:00:48 No.6032  引用 
アーチャーンさん、こんにちは。

 つい先日、この掲示板が復活していることを知り、訪れてみますと、新しい投稿がたくさんあって、相変わらず盛り上がっていて、ほっとしました。

 さて、画像のHomoneuraですが、これと同種と思われる種は、関東平野南部では、晩秋から春にかけて越冬中の個体が多数採集できます。
 大きめなHomoneuraと思いますが、腹部の1対の暗色斑が特徴的です。
 ご指摘の検索表では、私もH.tridentataに落ちますので、私もtridenntataにしてます。
 ただし、他の方に確認してもらったことはありません。

 私の知っている種と非常によく似ているので、ご参考になれば幸いです。

Re: Homoneura tridentata? 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/12/02(Wed) 09:19:52 No.6046 ホームページ  引用 
 バグリッチ様.

 大きさを書き忘れていました。体長5mmで、かなり大きいと云う印象でした。
 「2黒斑を持つ新種」に関するコメントは頂けませんでしたので、類似の新種報告は無く、H. tridentataとすることに致します。
 御教示有り難う御座いました。

ハススジハマダラミバエの1種 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/11/30(Mon) 21:30:27 No.6040  引用 
ソヨゴの実に産卵しているミバエをみつけました。
ハススジハマダラミバエの類のようです。
近似種が多いようですが、写真で同定可能でしょうか?
兵庫県三田市、10月18日撮影


Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/11/30(Mon) 21:32:00 No.6041  引用 
後ろからの写真です。

Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者: 投稿日:2009/12/01(Tue) 15:56:32 No.6044  引用 
径室に透明紋がないので、クロハススジミバエ Anomoia permunda によく似て見えます。生態写真ですし、私の手持ちのミバエ標本も充実していないので確定・・・とまでは言い切れませんが。

ちなみに、クロハススジミバエの学名のスペルのややこしい問題に関しては、この掲示板でも昨年の8月に話題になっています。ちなみにそのときの生態写真はクチジロハススジミバエ A. leucochila だったようです。

http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=4783

Re: ハススジハマダラミバエの1... 投稿者:ハンマー 投稿日:2009/12/01(Tue) 22:30:11 No.6045  引用 
ウミユスリカ様
どうもありがとうございました。
クロハススジミバエの可能性が高いということですね

ところで、ソヨゴに産卵していたということは同定の助けにはならないのでしょうか?

教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 13:13:05 No.6035  引用 
2009.11.26に家の庭で撮影しました。
体長3mm程度で、翅の様子からハエ目のようですが、全く見当がつきません。
よろしくご教示のほど御願いします。


Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 13:14:56 No.6036  引用 
もう一枚写真を添付します。

Re: 教えてください 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2009/11/29(Sun) 15:25:47 No.6037  引用 
本掲示板でSteganopsisを検索してみてください。

これはシマバエ科LauxanidaeのSteganopsis属の1種です。

Re: 教えてください 投稿者: 投稿日:2009/11/29(Sun) 16:26:39 No.6038  引用 
アノニモミイア様 早速のご教示ありがとうございました。
検索してみたところ、No.1937〜1941に該当の記載がありました。

お陰様で、すっきりしました。初心者ですが、これからもよろしく御願いいたします。

Stichillus と思いますが、オオ... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/13(Sun) 18:02:18 No.5961  引用 
皆さんこんにちは。

 埼玉の山地で採った大きな(約4mm)ノミバエを同定してみましたら、Stichillus属に行き着きました。
 北隆館図鑑には オオクロノミバエ(S.japonicus)が解説されており、S.spinosusにも触れられています。

 S.japonicusに確定するポイントがありましたら ご教示いただきたく お尋ね致します。


Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:フンコバエ 投稿日:2009/09/14(Mon) 11:21:36 No.5965  引用 
バグリッチ様

日本産Stichillusは下記論文にまとめられています。

NAKAYAMA Hiroto , SHIMA Hiroshi:Revision of the genus Stichillus Enderlein of Japan (Diptera : Phoridae).  Entomological science 7(1), 85-95 ,2004

Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/14(Mon) 21:56:20 No.5968  引用 
フンコバエ様、ご教示ありがとうございます。

 Revisionが出ていたのですね。
 さっそく取り寄せてみます。

 またいろいろ教えていただきますよう お願い申し上げます。

Re: Stichillus と思いますが、... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/11/28(Sat) 10:08:20 No.6033  引用 
フンコバエ様、皆様、こんにちは。

 掲示板の一時的閉鎖により、結果の報告が遅れていましたが、フンコバエ様からご紹介いただいた文献により、画像の種はオオクロノミバエ(S.japonicus)と確定しました。

 ご報告させていただきますとともに、御礼申し上げます。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

アルビノ? 投稿者:スラダケ 投稿日:2009/09/22(Tue) 16:55:32 No.5989 ホームページ  引用 
はじまして。失礼します。
今日,花に黄色いハエが止まっているのを見つけました。
ハエについては知識が全くないのですが,目が赤く,まるでアルビノみたいです。どう思われますか?
体長は計器が見つからないのですが,目測10ミリです。
元々このような色彩のハエがいましたら,紹介していただけると嬉しいです。


Re: アルビノ? 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2009/11/24(Tue) 00:20:54 No.6025  引用 
十中八九、ヤドリバエ科の一種でしょう。ハエで目が赤いのはごく普通のことですし、背板や側板、腹板は黒色でその上に微粉状の微細突起で斑紋が生じていたり、あるいは表面に構造色を発生する構造が形成されて金属光沢を生じるものが多い中で、その一部、あるいは全てが黒色にならずに半透明の薄い黄褐色になる種も少なくはありません。ヤドリバエ科でここまで外骨格の硬化部が黒化しない種は私も始めてみるものではありますが・・・。でもアルビノというわけではないでしょう。

投稿の際の注意事項3 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/18(Wed) 05:54:13 No.6012  引用 
当掲示板は私(古田)の個人事務所のサイト内に開設されているサイトですが、インターネットというメディア上に公開されているものなので書かれた(投稿&公開された内容)には責任が伴うと考えています。

新サイトになっっての新しい投稿者の方もいらっしゃるので、留意点を挙げておきますので、投稿者の方は以下の点に留意されての投稿をお願いいたします。

◎基本的に投稿できる画像は投稿者が著作権を有するものに限る。(著作者の許可があるものはOK)

◎他の著作物よりの引用の場合は、毎回出典を明記する。(通常の論文内での引用と同程度の引用に限る)

◎出したものはよほどの事情がない限り、引っ込めない・・・(調べたい人の利便性を考えて、ワード検索で過去の記事の内容を検索できるようにしてあるので・・)(引っ込めなきゃならないような物は出さない。)(もちろん誤った情報を出してしまった場合は、それについての訂正情報を出す)

◎質問をする場合は、回答者に対して失礼の無いように謙虚な姿勢での文章作成を心がける。

当掲示板に投稿された記事と画像の著作権は投稿者にありますが、当サイトに投稿されたという事は、その管理はサイト管理者に委託されたものであると考えています。

当掲示板は、双翅目を中心とした昆虫の情報交換の場として、またはわからないことがあった場合、調べる手助けをする・・・
専門外の方の持つ情報にも有用な情報がある場合があるので、研究者側にも幅広い情報収集の手助けをする・・・等を目標として開設・運営されています。

双翅目を調べる上で有用と思われる情報はサイト内の「みんなで作る双翅目Web図鑑」に転載される場合があることもご了承いただきたく思います。

わずらわしく感じる部分もあるとは思いますが、質問に対して回答いただく方々にも気持ちよくご協力いただくためにも投稿者の方はご協力をお願いいたします。

管理者 古田 治

投稿の際の注意事項2 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/15(Sun) 21:06:26 No.6005  引用 
てる さん

以前の投稿の際に不愉快な思いをさせてしまったそうで申し訳ありません。

当サイト外の他のBBSでもスパム投稿のために事実上掲示板としての用がなさなくなってしまったサイトが数多くあると思います。

当BBSでは以前にもスパムが大変増えてしまって存続そのものが考えなくてはならないとも考えたこともあったのですが、スパムにある程度対応した改造BBS(配布元http://swanbay-web.hp.infoseek.co.jp/index.html)を組み込み、また数名の双翅目談話会の協力者の方にも管理協力をお願いしてスパムフィルターをかいくぐってきた書き込みの削除をしてきました。

この新バージョンCGIを組み込んだ際に当時のスパムの大きな特徴であった多数のURLの書き込み、性的な用語(いわゆるエロ用語)が本文に入っていた場合、日本語が入っていなかった場合(ひらがなカタカナ、漢字が入っていない場合)、アクセスから投稿までの時間が短時間(一応アクセス後60秒以内の)であった場合等をスパムとして処理するようにしておりました。

多分、以前のスパムとして処理されてしまったテルさんの投稿は、これらのどれかの条件に当てはまってしまったものと考えられます。

昆虫分類学的用語の中にはゲニタリア関連の生殖に関連する部位を表す言葉も多くあり、これらの一部も(単語としての使われ方は違っても)エロ用語と同様の記述がされるものがあり、これも残念ながら当掲示板ではスパムとして処理されてしまっています。(閉鎖した旧サイトのBBSでは1時間に2〜30件、時には200件以上のスパムが投稿されフィルターにより拒否されていましたので、管理者としては真面目な投稿者の方には申し訳ないけれども、これも掲示板存続のためには仕方がなかったのではないかなと考えています。

旧サイトのBBSは記事5993にも書きましたように、今年の夏には国内外からの多数のスパム投稿と1日に5000件を超える異常なアクセスがあるようになり、時には1日に7000件以上のアクセスが記録された日もあり、これによりサーバーが設定しているデータ転送量制限が超過となり、いろいろとやっては見ましたが結局は閉鎖せざるを得なかったことから、その対策としてかなり厳しい用語制限、多数の拒否IPアドレスの設定をしてあります。

今後の投稿で、スパム投稿と処理されてしまった場合も時には出てくるかと思います。その場合前述の条件になってしまっていないかを再確認されて投稿してみてください。

よろしくお願いいたします。

PS.私をはじめ双翅目談話会の関係者の多くは、現生の種について勉強している人がほとんどで、多様すぎる双翅目については化石種や古生物としての情報については疎い人が多いのですが、てる さんは化石種や古生物にも詳しそうなので、時には何かお尋ねすることもあるかと思います。つきましては管理人の古田の方まで連絡先等をお知らせいただけないでしょうか?

私のアドレスはfurumusi「あっと」hotmail.com です。
よろしくお願いいたします。

ミッジの霞 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/11/10(Tue) 00:13:48 No.5995  引用 
「一寸のハエ・・・」の復活おめでとうございます。ハエ男さんほんとうにご苦労様でした。

さて,北米の双翅学者のニュースレターでFly Timesというのがあります。年2回,3月と10月にweb上に出ます。
最近出た本年10月号にハネカ科Nymphoyiidaeの群飛などのニュースを私と中村剛之,佐藤成史両氏の共著で出しています。ご覧ください。URLは  http://www.nadsdiptera.org/News/FlyTimes/Flyhome.htm
です。

Re: ミッジの霞 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/10(Tue) 07:28:18 No.5996  引用 
無事にアクセスできるようになってホッとしました。

またその他の方でアクセスできない&書き込みできない方がいらした場合は設定してあるIPアドレスの拒否データに閲覧者のIPアドレスが載ってしまっている可能性がありますので、下記サイト等
http://www.ugtop.com/spill.shtml
でIPアドレスを調べて古田までお知らせください。
拒否データよりそのアドレスを削除いたします。

これはご家庭等での利用の固定されたPCには有効です。(ネット喫茶ではうまくいかないかも・・・)

よろしくお願いいたします。

Re: ミッジの霞 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/11/10(Tue) 08:43:04 No.5997  引用 
ハネカ科は世界に既知種が7種(北米2,東シベリア+沿海州2,日本1,香港1,シッキム1)です。日本からはすでに3種の未記載種が発見されています。まだまだ未発見の種があると思います。春と晩秋にも成虫が発生するようです。

Fly Timesに載せた写真のような霞のごとく現れることもあるし,小さい群飛の場合もあります。ユスリカのようによくまとまった群飛の中で特定の飛翔様式をするのではなくて,どちらかと言えばアブラムシの有翅虫が空中を漂うような感じです。

それと,ネットにいれてもほとんど動き回らず,そのうちに腹部を胸の下まで丸くまげて弾力をつけた後に空中に飛び上がります。ネットの中では一見イネ科植物の微細で細い葯が付着しているような印象です。体調は2mm弱で微小ですが,やや褐色です。翅は胸の上に常に立てていますが,肉眼ではあまりよく見えません。この点もユスリカとは全く異なります。

皆さんの場所で是非探してみてください。四国,九州,東北等は本科が未発見です。

幼虫もベントスの材料の中で見つかります。体長2mm弱の細長い幼虫でして,胴はユスリカなどに似てほとんど無色ないし淡い白色,腹部に8対の長い腹脚を持っていますので,あらゆる水生昆虫から確実に区別できます。腹脚の長さは体の厚さにほぼ匹敵しますので,ずいぶん長い脚を持っていると言う印象を受けます。

Re: ミッジの霞 投稿者:てる 投稿日:2009/11/14(Sat) 13:36:38 No.5998  引用 
『ハネカ科は世界に既知種が7種(北米2,東シベリア+沿海州2,日本1,香港1,シッキム1)です。』...なんて堂々と書かれましたね、ね。バルト琥珀(inc. Bitterfeld)からも、2種記載されていたと記憶しています。双翅目の内包物をランダムに4000個集めて、1つ見つかる頻度のようです。つまり個人コレクターには入手は不可能に近いです。

で、揚げ足をとるのが目的ではなくて、次のような書籍が数日前に出版されました。まだ手許に届いていませんが、ハエ屋にとっても、とっても興味深いと考えます。

http://www.verlagkessel.de/Wichard_Bernstein.html

Re: ミッジの霞 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/11/14(Sat) 17:01:20 No.5999  引用 
てるさん。ご指摘有難うございました。このBBSはハエ好きの仲間の普段着の情報交換の場と考えていたものですから,別に「堂々と書く」ような場所とは思ってもみませんでしたし,堂々と書いたつもりもありません。単に通常のお話としては現生種とその分布を示すくらいでよかろうと思って「世界に既知種が7種」と書いた次第です。化石種についても言及したほうがよかったですね。あるいは「現生種が7種」と書けば,ご批判いただかなかったかもしれません。

てるさんは,どうやらFly Timesの私どものニュースをご覧になっていないためでしょう。この中ではコハクから発見された化石種が1種(N. succina)あることを示してあります。しかしてるさんによると化石種が2種あるそうですから,是非もう1種の情報をこの場でお示しいただければ有難いです。

また,「堂々と」「書かれましたね,ね。」などと念を押されて,ご批判を含むようにもとれるご指摘ですので,私も本名で書いていますから,てるさんも都合が悪くなければ本名でお願いできれば,意見交換も爽やかになるというものでしょう。

なお,コハクの水生昆虫の出版の情報有難うございました。是非読んでみたいですね。

Re: ミッジの霞 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/14(Sat) 18:17:55 No.6000  引用 
てるさん

双翅目(ハエ目)は現在までに日本でも120以上の科が記録されています。それらは研究がある程度すすんでいる分類群もあればほとんど研究がされていない分類群もあります。
ハネカについてはほとんど情報や記録が出てこなかった分類群であり、今回の三枝さんの書き込みは大変貴重な情報であったと思います。

てるさん書き込みは少し相手の方への配慮が欠けているように私も思います。

今回の三枝さんのNo5997の書き込みの様式は研究をしている側の人間としては極めて自然で良心的な書き方だと思います。(昆虫関連の論文などもこういう形式で始まることが多いですし・・)

きちんと調べての書き込みは堂々と書き込んでいただいてかまわないものですし、またここでは時にはその調べた情報源についても参考文献として改めて上げてもらうこともままあります。

私どもが回答する際にも参考文献や資料をたずねられれば基本的にそれも答えられるような配慮をして責任感を持って情報発信をしていますので、逆に言えば堂々と発言できないようなことはここではしないというのが等掲示板の暗黙のルールとなっています。

活発な意見や情報の交換は等掲示板の望むところではありますが、ケンカを誘発してしまうような、内容は避けていただけるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。 管理人=ハエ男=古田治

Re: ミッジの霞 投稿者:てる 投稿日:2009/11/15(Sun) 11:33:58 No.6001  引用 
Syst.Ent.のNymphomyiidaeの論文は久しぶりに閲覧してみて(Nymphomyiidae, amberでオンライ上でPDF閲覧可です)
、バルト琥珀とBitterfeld琥珀産は同一種として記載されていることを確認しました。以前はこれらの琥珀は起源の異なるものと考えられていたこともあるので、しばしば近似の別種として記載されている分類群もあり、これもそうだっただろうと記憶していたようです。

さて、琥珀バエに関心をもたれた方もあるようなので、最新のHoffeinsらのAcalyptrata論文を紹介しておきます(PDF添付しようとしましたが、データが大きくてrejectされました)。

Tschirnhaus M., von and Hoffeins Ch. 2009. Fossil flies in Baltic amber – insights in the diversity of Tertiary Acalyptratae (Diptera, Schizophora), with new morphological characters and a key based on 1,000 collected inclusions. Denisia 26: 171-212.

Acalyptrataがバルト琥珀ではいかに稀なハエの内包物であるかは、次の論文のtable.4でしみじみ判ります:

http://fossilinsects.net/pdfs/Sperkovskycol.pdf

ハエ夫さん、ご心労が多いですね。以前、一度投稿しようとしたことがあるのですが、「迷惑メールとして『正常に』処理されました」などと、機械ごときに断定された時には、体中がワナワナと震えましたよ。同じような経験をした人も多いのでは...?

とりあえず、わたしの目的は先の書籍の告知にありましたので、またハエ用があるときに利用させてください。

Re: ミッジの霞 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/11/15(Sun) 16:20:20 No.6002  引用 
近年台湾からもNymphomyiaが発見されていることに気づきました。

Sen-Her Shieh, et al.,2007. Leaf breakdown in a subtropical stream riffle and its association with macroinvertebrates. Zoological Studies 46(5): 609-621.

台湾北部で渓流性の大型無脊椎動物(主に昆虫)の水中の落ち葉への依存をしらべた研究の過程で,Nymphomyia sp.が記録されています(発育ステイジは不明)。香港(大陸側)と沖縄本島で本属が採集されているので,台湾に分布することは十分に推定されたのですが,すでに記録がありました。どのような種であるか,大変興味があるところでして,今後八重山諸島などで発見される可能性が高いと思います。

また,札幌市博物館活動センター発行の豊平川水系水生生物調査報告書(2008)によりますと,同水系でNymphomyiaの幼虫が1頭採集されていて,これについて斉藤和範氏の短報で,刺毛の状態などから「これまで日本から記録された種とは異なり日本初記録となる」と記述されています。写真から判断すると,カスミハネカに頭部の斑紋が類似していますが,斉藤氏は刺毛の状態からカスミハネカとは別種であるとしています。

なお,てるさんの2度目の投稿によると,最初の投稿で化石種が2種あると記憶されていたようですが,2度目の投稿から判断すると,結局N. succata1種だけということでしょう。この1種についてはすでにFly Timesの日本のハネカの群飛についてのニュースで私たちが挙げてあります。このニュースは投稿する前に,原稿をカナダのSinclairやアメリカのGaimariらがみていたのですから,化石種が2種あるのなら,彼らがその点を指摘したはずですが,やはり1種だけだったようですね。投稿の不備を指摘されたと思いましたが,安心しました。N. succinaの原記載は以下の通りです。
Wagner, R., Hoffeins, C. & Hoffeins, H. W., 2000. A fossil nymphomyiid (Diptera) from the Baltic and Bitterfeld amber. Systematic Entomology (2000) 25: 115-120.

なお,私もこのBBSに投稿する時に,つい雄交尾器の部分の名称を不用意に用いたりして迷惑メール扱いにされたことがあります(先ほどもうっかりその用語をいれて拒否されたばかりです)が,それはこちらの不手際のためで,改めてなぜ迷惑メールにされたか反省して,再投稿をしています。多分てるさんのように,投稿拒否の場面に会った人もあるかと思いますが,私のように72歳もの年寄りになりますと「体中がワナワナと震える」ほどの感受性が失われていて淡々としています。「少年老いやすく・・・」です。

Re: ミッジの霞 投稿者:てる 投稿日:2009/11/15(Sun) 17:30:32 No.6003  引用 
ハネカとは関係ありません。

ハエ屋にはもしかするとよく知られているかもわかりませんが、次のような興味深い論文があります。これの続報、もしくは部分的に分類学的に解決されたものが公表されているのでしたら、コメントをお寄せください。

三枝豊平 1974. XX-10.瑞浪産コハクの化石双翅類に関する研究(予報).瑞浪市化石博物館報告1:421-439.

Re: ミッジの霞 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/11/15(Sun) 18:17:19 No.6004  引用 
てるさんはコハクの昆虫に興味があるようですね。

瑞浪の標本はその後瑞浪市化石博物館へ返還してあります。標本の状態は必ずしも良好ではなく,しかも多数の双翅目の科にわたっていますので,詳細な分類学的研究を行なう余裕もなく,借用期間もありましたので,上述の通り瑞浪市化石博物館にお返ししてあります。恐らく,博物館の方に現在も保存されているはずですから,興味がおありでしたら,そちらに問い合わせたらいかがでしょうか。私自身は当面これらを研究する予定はないので,ご希望の方はどなたでも随意に研究されたらいかがですか。

復旧第一号書き込み 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/09(Mon) 03:27:32 No.5992  引用 
新サイトdiptera.jpになって初のテストを兼ねた書き込みです。

Re:注意事項等 投稿者:ハエ男 投稿日:2009/11/09(Mon) 03:56:02 No.5993  引用 
旧サイトにおいて海外からの異常アクセスによるデータ転送量制限に引っ掛かったため、その対策として、残念ですが、一部の国からのアクセスを制限させていただきました。
またホスト情報の取得できないIPアドレスからのアクセスも制限させていただきます。
BBSシステム配布サイトより公開されている制限IPアドレスを設定しています。


変更した設定は下記の通りです。
最大記事数 (親記事+レス記事も含めた数)は7000件
gif  jpeg  png text pdf midi word excel形式のデータの添付が可能

投稿データサイズ最大100KB(推奨50KB程度)

スパム対についてはかなりシビアに設定してありますので、投稿しても記事に反映されない場合は
禁止語句やURLの規定数以上(1件ならOK)のURLの書き込みをしていないかをチェックしてください。

また投稿の際に投稿キーを入力する必要があります。暗証番号入力の下の投稿キー(毎回違う数字が出てきます。)を入力して投稿してください。

また面倒ですが、直接(ダイレクト)アクセスについても制限させていただきます。(BBSのURLをダイレクトに入力してのアクセスがしにくくなります。)
必ず一段前のページのリンクをとおしてアクセスするようにしてください。(ブックマークからのアクセスや巡回マシンなどのアクセスもこれに引っ掛かる可能性があるので注意してください。)

とりあえず、制限を多く設けてしまいご迷惑をおかけすると思いますが、BBS&サイト維持のためにご協力をお願いいたします。新設定については不具合もあると思います。それについてはお知らせいただければ、できるだけ対応していきたいと思いますので、古田の方までご一報ください。

ガガンボの一種 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/20(Sun) 20:26:02 No.5981  引用 
皆さん こんにちは。

 今日、大変 特徴的なガガンボが採れました。
 東京都の海に近い公園で 飛翔中ところを採集したものです。

 ベッコウガガンボに似ていますが、色彩などが異なっています。
 ホリカワクシヒゲガガンボのメスではないかと思いましたが、近似種情報もなく ハッキリとはわかりませんでした。

 画像で わかりますでしょうか?


便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/21(Mon) 09:21:42 No.5983 ホームページ  引用 
バグリッチさん、コンニチワ。
いつもお世話になります。
神戸でも、同種と思われるガガンボを毎年見かけます。
だいたい8月下旬から9月中旬頃に出現しているようです。
昨年採集した♂を貼っておきます。
便乗で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
まず全形。


Re: 便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/21(Mon) 09:23:54 No.5984 ホームページ  引用 
♂腹端部の拡大。
なんだか複雑なので、ヨクわからない写真ですが、
判るようでしたら、ご教授願います。


Re: 便乗させてください。 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/21(Mon) 11:48:49 No.5985 ホームページ  引用 
 バグリッチ様、Acleris様:

 今年の8月30日に庭でバラバラになった死骸を見付けたのですが、この辺り(東京都世田谷区西部)では見たことのない鮮やかな模様のガガンボなので、確保して置いたものです。翅の模様に関しては極めて類似しております。かなり酷く破損しておりますが、御参考まで。


Re: 便乗させてください。 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/09/21(Mon) 22:15:51 No.5987  引用 
昆虫ブログ「むし探検広場」で2008年9月26日に杉山はるかさんという方から,「色はハチのようで,形が蚊のようなトンボのような・・・」と言う投稿があり,これにDipterophilusのハンドルネームで私が答えてあるのを転記します。同掲示板でホリカワクシヒゲガガンボで検索すれば出てきます。

「このガガンボはベッコウガガンボに近縁のホリカワクシヒゲガガンボCtenophora (Pselliophora) bifascipennis (Brunetti, 1911)です.
幼虫は腐葉土中などに生息しており,暖地に多い種で,市街地などにも時々現われます.この仲間はみな櫛歯状の触角に特徴があります(ついでですが,本サイトではしばしば触角antennaが触覚tactile senseと誤入力されていることが多いようです.要注意です).写真は雄で,雌では腹の先が細く尖った産卵器に変化していて,これを使って腐葉土中に産卵します.幼虫は腐葉土を食べて生長します.クシヒゲガガンボ類の多くは朽木に穿孔して,これを食べます.」

ということでして,今回の写真のガガンボも本種です。メスを採集すれば飼育は簡単で,腐葉土を十分に湿らせたのを厚くいれた容器にメスを放せば盛んに産卵し,幼虫は腐葉土を摂食して成長します。幼虫はかなり大型なので,多数を飼育する場合は頻繁に腐葉土を入れてやる必要があります。桜などの葉を乾燥させたものを細かく砕いて腐葉土にまぶしてもいいでしょう。羽化は蛹が地上に上半身を出して脱皮します。
なかなか美しいガガンボですので,メスを採集したら飼育を試みられたらと思います。

本種の飼育記録は,

川瀬勝枝・三枝豊平,1984.ホリカワクシヒゲガガンボの飼育記録。まくなぎ,(12):31-34.

にあります。

Re: 便乗させてください。 投稿者:Acleris 投稿日:2009/09/22(Tue) 01:10:58 No.5988 ホームページ  引用 
三枝先生、お答えありがとうございます。
みんなで作る双翅目図鑑のリストを見ると、
クシヒゲガガンボ属Ctenophoraは、和名未定種含めて27種もあったので、素人同定はあきらめておりました。

本種は腐葉土で生育するんですね。
近縁のベッコウガガンボは、コナラの立ち枯れ木から得た成熟幼虫から羽化したのを見たことがあります。

また何かありましたら、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

Re: 便乗させてください。 投稿者:アーチャーン 投稿日:2009/09/22(Tue) 17:44:27 No.5990 ホームページ  引用 
三枝先生、バグリッチ様、Acleris様.

 バグリッチ、Acleris両氏が御存知ないとのことなので珍しい種類かと思いましたが、検索してみるとかなり出て来るのでそうでも無い様です。一度、チャンと生きている個体を見てみたいものです。

Re: 便乗させてください。 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/09/22(Tue) 19:55:55 No.5991  引用 
三枝豊平先生、ご教示ありがとうございます。

 ホリカワクシヒゲと確認できてありがたく存じます。
 クシヒゲガガンボ類の全体を網羅した文献を持っていないので。当たっているか否か 心配でした。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

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