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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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無題 投稿者:FS 投稿日:2011/12/01(Thu) 05:00:06 No.7293  引用 
7292の追加の画像です。
よろしくお願い致します。


Re: 無題 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/12/01(Thu) 09:14:50 No.7294  引用 
せっかくの写真ですが、この二枚は焦点深度が浅い(ピントが甘い)、照明の方向が不適当、のために科の見当が決定的には付けられません。クロバエ科ではM1脈が中ほどで強く前方に屈曲するのですが、それも写真では不明瞭です。

しかし、全体の感じではイエバエ科のシロマキバイエバエMyospila argentataに似ていますね。南西諸島と東京では皇居で採集されたと、篠永先生の「日本のイエバエ科」には記述、図示されています。参照してみたらいかがですか。

なお、写真についてですが、2枚目は胸部背面に光が当たっていないので、この部分の模様が分からない。それと、やはり翅の形質は双翅目では必須の場合が多いので、このような標本写真では撮影しにくいでしょうが、翅の全面にピントが合った画像が必要です。もう一度上記示唆に従って撮影してみたらどうでしょうか。

お礼 投稿者:FS 投稿日:2011/12/01(Thu) 23:26:26 No.7296  引用 
アノニモミイア様

貴重なご示唆をありがとうございました。
早速、『日本のイエバエ科』を注文致しました。
撮影も再挑戦してみます。
アドバイスに心より感謝申し上げます。

                    FS

再挑戦してみました 投稿者:FS 投稿日:2011/12/02(Fri) 23:26:44 No.7299  引用 
まだ十分ではないかもしれませんが、撮影をしなおしてみました。いかがでしょうか。
ご判断いただけましたら幸いです。
11月28日 静岡県裾野市で採集しました。
体長は約7ミリです。
よろしくお願い致します。


Re: 再挑戦してみました 投稿者:FS 投稿日:2011/12/02(Fri) 23:28:45 No.7300  引用 
追加の画像です

Re: 再挑戦してみました 投稿者:FS 投稿日:2011/12/02(Fri) 23:30:18 No.7301  引用 
追加の画像の2枚目です。
よろしくお願い致します。


Re: 再挑戦してみました 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/12/03(Sat) 10:50:40 No.7302  引用 
翅の写真からクロバエ科ではなくてイエバエ科のことは間違いありません(M1脈が直線状、CuA+CuP脈(いわゆる臀脈A1脈)が翅の縁に達していないなど)。

私はイエバエ科について詳しくないので確信は持てませんが、篠永先生の本では、新しいい画像の胸部背面の色彩斑紋からもシロマキバイエバエの可能性が大きいと思います。

正しい同定をされるのなら、同書を参照しながら、記載と合わせる必要があるでしょう。

Re: 再挑戦してみました 投稿者:FS 投稿日:2011/12/03(Sat) 21:50:26 No.7305  引用 
アノニモミイア様

返信ありがとうございました。
たいへん勉強になりました。
篠永先生の本でさらに同定を試みてみたいと思います。
ありがとうございました。

                     

無題 投稿者:FS 投稿日:2011/12/01(Thu) 04:56:59 No.7292  引用 
同定のお願いをしたく投稿させていただきます。
11月28日にヤツデの花に来た個体を採集しました。
採集場所は静岡県裾野市で体長は約7ミリです。
クロバエ科のウヅキイエバエモドキでよろしいでしょうか。
ご教示のほどよろしくお願い申し上げます。

フトハチモドキバエ? 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/20(Sun) 19:31:26 No.7274  引用 
はじめてここに質問させてもらいます。
フトハチモドキバエと思われるものを採集しているのですが、
確認して頂けないでしょうか。

採集場所は石川県小松市。7月採集。

この掲示板の過去ログを見たところ、翅全体が茶色っぽくて、
腿節全体が黒っぽいのがフトの方だとの書き込みがあったので、
フトでよいのかなと思っているのですがいかがでしょうか。

ちなみに、当方甲虫屋でハエはド素人です。
でもハエも勉強したくて双翅目談話会には入会しましたが、
まだ会誌のレベルにはほど遠いです。


Re: フトハチモドキバエ? 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/20(Sun) 19:32:28 No.7275  引用 
もう一つ別の角度から。

Re: フトハチモドキバエ? 投稿者:pakenya 投稿日:2011/11/21(Mon) 10:50:28 No.7276  引用 
Cleriさま、こんにちは。

お尋ねの画像の種は、Adapsilia fusca Hendel, 1913フトハチモドキバエであっています。
顔面の触角溝が黒色で長く、下部で外側に広がる特徴的形状であること、頭部の両複眼間をつなぐような黒色斑紋が見られること、体の下面がほぼ黒色であることなどが特徴です。

って、解ってるようなこと書き込んでますが、昨日(談話会関東同定会の帰り道)入手したばかりの「ふたはねNo.1」で確認しています。日本産デガシラバエ科はこれでばっちり確認できます。

Re: フトハチモドキバエ? 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/21(Mon) 22:22:38 No.7277  引用 
pakenyaさま

確認して頂きありがとうございます。

「ふたはねNo.1」というのが気になります・・・
非売品の何かなのでしょうか。それとも談話会の会員なら入手できるのでしょうか。

オオでもフトでもないハチモドキ... 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/26(Sat) 15:04:07 No.7283  引用 
すみません、もう一種教えて欲しい個体があります。
ネットで「ハチモドキバエ」で検索しても画像がまったく出てこなかった個体です。
どなたかご教示をお願いします。


Re: オオでもフトでもないハチモ... 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/26(Sat) 15:06:08 No.7284  引用 
ちなみに上の個体、採集場所は上のフトハチモドキバエと同じですが、10月に採集しました。

Re: フトハチモドキバエ? 投稿者: 投稿日:2011/11/26(Sat) 15:11:12 No.7285  引用 
Cleriさま

「ふたはね」というのは故玉木長寿さんが中心となって主に埼玉昆虫談話会の中で活動をしていた「Dipteraの会」が発行した会誌です。残念ながら4号で終わってしまいましたが、その中身は驚くほど読み応えのある高度な内容となっています。
それで、Dipteraの会のメンバーで双翅目談話会の会員でもある何名かの方より「ふたはね」1号から4号までお借りしたので、それについて先日の双翅目談話会関東同定会で紹介させていただきました。

ということで、興味がある方はぜひ双翅目談話会に入会していただければと思います。

ケンセイ@カエルキンバエの情報も載っています^^

Re: オオでもフトでもないハチモ... 投稿者: 投稿日:2011/11/26(Sat) 15:16:08 No.7286  引用 
Cleriさま

この画像はハナアブ科のシロスジナガハナアブの♂だと思います。

ケンセイ@双翅目は科の同定が意外と難しいです

Re: オオでもフトでもないハチモ... 投稿者:Cleri 投稿日:2011/11/26(Sat) 16:09:18 No.7287  引用 
ケンセイさま

早速教えて頂きありがとうございます。
ハナアブ科でしたか・・;;
談話会のハナアブ図鑑もあるのでもっとしっかり見るべきでした。

それにしても双翅目は科の同定が難しいですね。
もっと数を見て、まずは慣れることから始めないとダメですね。

科だけでも分からないでしょうか... 投稿者: 投稿日:2011/11/22(Tue) 17:34:08 No.7278  引用 
本日、千葉県市川市の斜面林の林縁で、画像のハエを見つけました。体長は10mm位だと思います。採集できなかったので残念ですが、科ぐらいは分かるでしょうか?ご教示くださいませ。

Re: 科だけでも分からないでしょ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/11/22(Tue) 22:12:16 No.7279  引用 
KT様.

キノコバエ科の仲間と思われます.

Re: 科だけでも分からないでしょ... 投稿者: 投稿日:2011/11/22(Tue) 22:58:46 No.7280  引用 
市毛様、ありがとうございます。キノコバエ科というのが分かって嬉しいです。

Re: 科だけでも分からないでしょ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/11/23(Wed) 18:17:19 No.7281  引用 
キノコバエ科のシワバネキノコバエ属Allactoneuraの1種です。このキノコバエについては、本掲示板で検索してみてください。

Re: 科だけでも分からないでしょ... 投稿者: 投稿日:2011/11/23(Wed) 19:05:55 No.7282  引用 
アノニモミイア様、ありがとうございます。やはりシワバネキノコバエの仲間でしたか。この間、採集して、この掲示板で
確認していただいたのですが。今回は明るい林縁でしたので違うかもしれないと思っておりました。またひとつ、私の記憶のページに一つ引き出しができました、ありがとうございます。

ハチにそっくりなアブ。 投稿者:まあ 投稿日:2011/11/20(Sun) 13:06:42 No.7271  引用 
こんにちは。
また、教えていただきたいアブがおります。
ヒメハチモドキハナアブになんとなく近い?と思ったのですが、そこまでです^^;

これはいったいなんでしょうか?
どなたかよろしくお願いいたします。

大きさはちょっと忘れてしまいましたが10mmぐらいじゃないかと思います。

6月上旬 阿武隈山地中部 標高550mぐらい


Re: ハチにそっくりなアブ。 投稿者: 投稿日:2011/11/20(Sun) 17:08:30 No.7272  引用 
まあ様

ついにド珍品の画像をゲットしましたね!!!!
うらやましいです。

これはハナアブ屋なら誰もがあこがれるド珍品
オオコシボソハナアブ Doros profuges の♀だと思います。

本種の本州の記録は非常に少ないと思います。私ははなあぶに岐阜県高山市と福島県郡山市近くの♀の記録を報告しましたが、その後は全く採集していません。

ぜひ本種の記録を報告してほしいのですが・・・採集はしていないのでしょうか?

ケンセイ@Dorosの♂の記録はさらに少ないと思います

Re: ハチにそっくりなアブ。 投稿者:まあ 投稿日:2011/11/20(Sun) 18:46:06 No.7273  引用 
ケンセイ@自宅様、さっそく教えていただきありがとうございます。オオコシボソハナアブというのですか。
ちょっと探す方向をまちがえてしまいました。

採集はしておりません。。
前に、甲虫採り用に小さなざるセットを持ち歩いたこともあったのですが、見かける虫が激減したのでやめたことがあります。反対にカメラを持たずに散歩すると、やたら虫が飛び回って見えるのは気のせいでしょうか?私の場合、虫に行動が読まれている気がします。。

このアブは2009/5月中旬にも撮った記録がありますので、春早々に見られそうです。が、今回も2年前も1匹しか見てません。やはり少なそうですね。

2年越しに名前がわかってほんと嬉しいです。ありがとうございます。

ヤマギシモリノキモグリバエでし... 投稿者: 投稿日:2011/11/13(Sun) 20:35:20 No.7259  引用 
昨年、サンゴジュにたくさんの小型のハエが越冬していました。その際こちらでお尋ねして、赤坂御用地の論文を見てヤマギシモリノキモグリバエであろうとしましたが、また今年も、サンゴジュで越冬態勢で群れておりました。さてヤマギシモリノキモグリバエでいいのでしょうか。
体長は3.2mmです。


Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/13(Sun) 20:39:30 No.7260  引用 
翅脈アップです

Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/13(Sun) 20:40:43 No.7261  引用 
頭部、胸部のアップです。

Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/16(Wed) 21:36:28 No.7264  引用 
KT様

誰からもコメントが無いようなので、少しつぶやきます。

ヤマギシモリノキモグリバエが含まれるRhodesiella属は日本から8種ほど記録されており、東京都からは3種記録されています。

それで、本種の同定は脚の色、触角の色、小盾板の剛毛配列などなどかなり細かい形質を観察する必要があり、写真では厳しいと思います。

自分も仕事の調査で採集した本属の同定にしばしばチャレンジするのですが、標本の状態が悪い場合なかなか同定に必要な形質が残っていないことが多く、sp.になってしまうことが多いです。

ケンセイ@でもキモグリバエ科はかっこいいですよね^^

Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/17(Thu) 22:10:51 No.7268  引用 
ケンセイ様、ありがとうございます。
>でもキモグリバエ科はかっこいいですよね^^
格好いいですね〜、日本産8種といううことで、なんとか絞り込みたいものです。赤坂御用地・・・以外のRhodesiella属に関する文献を教えていただきたく思います。もしご存知でしたらよろしくお願いいたしますm(_ _)m

Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/18(Fri) 12:29:26 No.7269  引用 
KT様

>格好いいですね〜、日本産8種といううことで、なんとか絞り>込みたいものです。赤坂御用地・・・以外のRhodesiella属に>関する文献を教えていただきたく思います。もしご存知でし
>たらよろしくお願いいたしますm(_ _)m

日本産のキモグリバエ科の専門家は皇居や赤坂御用地のキモグリバエ科をとりまとめた上宮先生になります。なので皇居や赤坂御用地の論文に載っている参考文献がキモグリバエ科の基本文献になります。
それで、その中で一番重要なのは日本産のキモグリバエ科全種をとりまとめた以下の文献になります。370頁の大作なので、なかなか解読は大変ですが、この中に日本産のキモグリバエ科は全種載っています。

KANMIYA(1983)A SYSTEMATIC STUDY OF THE JAPANESE CHLOROPIDAE.

ということで。

ケンセイ@明日の同定会の準備をしなければ・・・

Re: ヤマギシモリノキモグリバエ... 投稿者: 投稿日:2011/11/19(Sat) 22:20:46 No.7270  引用 
ケンセイ様、文献を教えていただき、ありがとうございます。
なんと370Pとは!私にはまだ早いようです。
少しずつで・・・
今後ともよろしくお願いいたします

この幼虫はニクバエでしょうか 投稿者:イチコ 投稿日:2011/11/17(Thu) 09:37:38 No.7265  引用 
お世話になります。このような幼稚な質問で恐縮ですが、お時間のある方、お願いいたします。


画像の蛆虫が一昨日、お風呂場に突然大量発生いたしました。
乳白色で、円錐形、頭部は黒いです。
大きさは10mmほどで、20〜30匹ほど(もしかしたら数が大袈裟かもしれませんが、光景の衝撃さでそのように多めに脳内保存されたのかもしれません・・・)、床に散らかったり、壁につたっておりました。
不動産屋に連絡したら、放水にてこの蛆虫は排水口へ流しておりましたが、流し残しがまだ少し居ます。

お風呂は、使用後すぐ、壁や床の水気を古タオルで拭いています。手の入らない風呂釜の下や、壁と湯船の隙間までは拭けませんが、一昨日までは(風呂釜の下はともかく)この蛆虫は目撃しておりません。

また入居が今年の10月1日(一ヶ月半前)で、お風呂に何かえさになるような死骸や食品を置いたこともないので、発生原因がわかりません。

こちらのサイト・掲示板で、ニクバエというのが、蛆をおなかから産むというのを知りました。
お風呂に卵を産める場所が思い当たらないので、何かの一瞬でニクバエがお風呂に侵入し、幼虫を産み落としていった・・・と考えるしかないのですが、いきなりこんな大きな幼虫なのでしょうか。

なにかえさがあって、ここまで大きくなったのか?と不安です。
しかし放水で全部流したときは、幼虫以外えさになりそうなものは出てきませんでした。

また、私には小さな子供がいるので、この虫による害があるのではと非常に不安です。


・これはニクバエの幼虫でしょうか
・幼虫は最初からこのようなサイズなのでしょうか
・何もなくても大きくなるものなのでしょうか
・なにか害はありますか

どうぞよろしくお願いいたします。


Re: この幼虫はニクバエでしょう... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/11/17(Thu) 17:21:44 No.7266  引用 
イチコ様.

 確かに,ニクバエ科の♀は幼虫を生みますが,長さ数ミリの小さな幼虫です.

・幼虫の種類については,見た感じハエの幼虫である可能性は高いと思います.
・シラミバエ科やコウモリバエ科,ツェツェバエ等はいきなり大型の終齢幼虫を生むようです.
・人間には何もないと感じられるような状況でも,意外と見えない汚れはあります.しかし,このような大きな幼虫が育つためには,それなりに多量の食物が必要です.
・非常に稀なケースとしてハエウジ症というのがありますが,これはむき出しの傷口などに産卵されることによって起きますので,殆ど心配はいりません.

 いきなり多数現れたとのことですので,排水口内で腐食物を食べていたイエバエやクロバエの幼虫が蛹になるのに這い出て来た可能性があると思います.

 排水口のトラップは正常に取り付けられていますか? また,トラップ部に腐敗物が多数沈着していませんか?

 文章からすると,ユニットバスではないようなので,古い木造家屋とお見受けします.
 腐敗臭は感じていないようですが,お風呂場の天井に小さな穴は開いていませんか? 天井裏にネズミなどの死体やハクビシン等の糞尿があり,そこが発生源になっている可能性もあります.

 下だけではなく,上も注意して見る必要があると思います.

 また,排水口に流したそうですが,トラップがあると意外と流れないものです.排水口に流すのであれば,トラップを外した状態で直接排水管に流すべきです.
 私や私が契約している不動産会社であれば,浴室内の幼虫を全てビニール袋に回収して,ゴミとして確実に廃棄します.

【お返事有難う御座います】Re: ... 投稿者:イチコ 投稿日:2011/11/17(Thu) 21:56:26 No.7267  引用 
茨城@市毛 様

早速のお返事ありがとうございます。

実は、トラップはありませんでした。

入居してすぐに、トラップがないことを確認し(屋外にトラップがあるかな?と思い、殺虫剤を、お風呂側からスプレーしてみたら、屋外の配管から煙がでましたから、おそらくつつぬけです)
すぐに不動産屋にトラップを注文しました。
釣鐘トラップを入れるタイプの排水口です。

ところが全然来ませんでした。
配管の専門家ではない私が適当なトラップを付けて、水まわりがおかしくなるといけないので、
注文したあとにすぐに、暫定処置で、目の細かい網を排水口に被せておりました。
これでチョウバエも来なくなりましたから、虫はこれで防げているかな?と思っておりましたが・・・。
今でもまだトラップは来てません・・・。

下水に旅立った蛆たちは、トラップもないことだし、高圧のお水を流したので、遠くに行ってくれていると思います・・・。

外の配管を覗いていると、うち以外のお水も流れているので、このアパート全体で排水が繋がってるのだろうなと思います。
空き部屋が2個ございますので、なにかあるかもしれません・・・。



築30年のアパートですが、このお部屋(お風呂ももちろん)リフォームしたとのことで、不動産屋は蛆が涌く余地はないと言っております。

お風呂の天井確認いたしましたが、穴はなさそうです。

ですが、おっしゃるように、大きめの蛆になるには、ごはんが必要なはずだと思いましたし、見た目は穴がなくとも、どこかになにかあるかもしれません。
エサになるなにかが、侵入できる穴が、どこかにあるのではないかと不動産屋に訴えているのですが、トラップをもうすぐ入れるから我慢しろとかなんとか・・・。


湯船は無理ですが、身体を洗わないわけにはいきませんので(
一人ならシンクで頑張りますが)、あたりを常に見回しながらの入浴です。
子供が見てなくてよかったです。相当な衝撃でした・・・。
何を見ても蛆に見えて、ごはんも食べられません・・・。

ただ、健康被害は殆どないとおっしゃっていただいて、そこの心配はなくなりました。ありがとうございます。

怖くてつい書きすぎてしまいました。

お返事いただけて、勇気がでました、ありがとうございます。
でも不動産屋にはしっかり言っておきます。

本当は、ハエさんについて、みんなでお話したり、知恵を出し合う掲示板ですのに、申し訳ございませんでした。
ご気分悪くされた方がいらっしゃいましたら、反省いたします。
今後気をつけます。

飴色のアシナガバエ 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/10/29(Sat) 22:58:41 No.7234  引用 
いつもお世話になっております。

さてまたアシナガバエで恐縮ですが、今年の10月中旬に神戸市で採集したアシナガバエです。とりあえずはなあぶ30号の田悟(2010)を見ていますと、その中でGen sp. 4とされている種と酷似していることに気づきました。

一体これはなんでしょう、とお伺いするばかりでは恐縮ですので、中国動物誌を参照してみたところ、Sympycninae亜科に属するHercostomoidesという属のものに非常に特徴が似ているのではないかという結論に至りました。なお、採集したこの個体はおそらく雌だと思いますが、中国動物誌では雌は未知とされています。

この属にはHercostomoides indonesianusという種くらいしかいなさそうなので、ほぼこの種ではないかと思いますが、いかがでしょうか。みなさんのご意見をお伺いしたいと思います。

その種の写真を公開しているサイトもありました。よろしくお願いします。

http://evolution.science.nus.edu.sg/Empidoidea/Hercostomoides_indonesianus.html


Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/10/29(Sat) 23:00:05 No.7235  引用 
書き忘れておりましたが、体長約2mmです。よろしくお願いいたします。

Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/30(Sun) 08:46:08 No.7237  引用 
Campsicn様.

確かに,中国動物誌だけを読むとHercostomoides属の可能性が高そうに見えます.

しかし,これを如何にして確認するかが大変な作業となるのです.

 中国動物誌に書かれているように,このHercostomoides属は近年Telmaturgus属から独立した属ですから,従来のTelmaturgus属との違いを調べなくてはなりません.
 なぜなら,World catalogによれば,全北区にはT. parvusが,旧北区にはT. tumidulusが,東洋区にはT.indonesianusと同時にIndonesia原産で記載された種類が3種ほど分布しているとなっていますので,混同している可能性を消去しなければなりません.

まずは,Hercostomides属を新設したMeuffels et Grootaert(1997)の論文を読み,Telmaturgus属との区別点を調べる必要があります.(Stud. Dipt.は北大農学部にあります)

 Meuffels et Grootaertの区別点が♀にも適用出来る特徴であれば,Hercostomoides属である可能性がより高くなります.

 その他,極東ロシア周辺に近縁の属が分布していないかという点も確認する必要があります.

次に,中国動物誌の分布を読むと,Hercostomoides indonesianusは中国でもかなりインドネシア寄りの地域に分布しているようですので,♂を探して交尾器を確認して同種かどうかの判断が材料がそろいます.
(交尾器を確認する際に,近縁属が♂交尾器で区別可能な種類であるか確認しておく必要があります.交尾器が図示されているからと言って,交尾器で確実に区別出来るとは限りませんし,個体変異及び地域変異の幅もある程度調べる必要があります.
 以前,私はヨーロッパ産の近似種の交尾器と日本産の交尾器だけを調べて区別可能と判断してしまい,恥ずかしい思いをしました(^_^;)
 旧北区に広く分布する種類の場合,ヨーロッパ,西部ロシア周辺,東部ロシア周辺,日本と4〜5地点ぐらいの交尾器を見ないと難しい種類の場合があるようです.両端の標本の交尾器では確実に別種と思えるほど形状の差が出ているのですが,中間地点の標本を何点か加えて見ていくと,連続的な変異との意見を否定出来なくなるのです)

結果的には,Hercostomoides indonesianusの近縁種という結論になりそうな気配ですが,日本から未記録の種類を確定するには,このような地道な作業が必要です.

Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/10/31(Mon) 00:10:12 No.7240  引用 
茨城@市毛様

確かに、中国動物誌だけで判断するのは無理がありましたね。危うく勝手に早合点してしまうところでした。未記録種の正確な同定には、地道な確認作業が欠かせないこと、肝に銘じておきます。特に分布の広い種は同定が困難になるようですね…。

Meuffels et Grootaert(1997)は取り寄せて確認してみたいと思います。偶然とれた個体なので、追加で採集できるかはわかりませんが、もし♂も採れたら交尾器も確認してみようと思います。

ご親切にコメントして下さり、ありがとうございます。また何か分かりましたら報告させていただくかも知れませんが、よろしくお願いします。

Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/11/13(Sun) 02:17:04 No.7258  引用 
だいぶ時間がたってしまいましたが、Meuffels et Grootaert(1997)を確認して、あらためて標本を見てみました。

まず一つ間違えていたことが。
雌雄で触角第3節の大きさなどが大分違うらしいということで気づいたのですが、この標本はメスではなくオスだったようです。尾端が脚で隠れてよく見えない上、交尾器自体もかなり小型のようです。


改めてMeuffels et Grootaertを見てみますと、Telmaturgusは

・オスの複眼が額部分で接する
・触角第1節に毛がない
・触角第2節は横長で、第3節に指状に突き出さない
・触角第3節は短く、端刺は基部付近から生じる
・胸部の地の色が金緑色
・後腿節に前方亜先端剛毛がある

などの点でHercostomoidesと異なるようです(あと2,3の相違点がありました)。これらの点についてはこの標本と一致しますので、やはりHercostomoidesで問題ないのではと思います。

ちなみにMeuffels et Grootaertでは、石垣島で採集されたこの属の標本がH. indonesianusと異なる特徴を持っており、別種なのではないかとの記述があります。もしかするとこの標本も、そっちの別種の方なのかも知れません。

ですので、やはり交尾器を詳細に観察したいのですが、下手に触ると脚などが取れそうですし、そもそもこのようなサイズのものを観察できる手立てがなく、どうしたものか思案中です(うちにある双眼実体顕微鏡では、この写真のサイズくらいまでしか見えません)。

正露丸を使って脚などの整形ができるとの書き込みがありましたが、このように時間が経った標本でも出来るのでしょうか…?


Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/11/13(Sun) 22:33:14 No.7262  引用 
Campsicn様.

中形種までは,軟化が可能ですが,微小種は整形するのは危険です.特に,剛毛などの脱落が顕著に起きます.

交尾器の観察には,腹部ごと外して,水酸化カリウム溶液で煮るか乳酸で煮るのが良いと思います.(体長や標本の古さで時間が変わるので結構厄介です.煮過ぎると透明になってしまい観察が困難です)

微小種の交尾器の解剖は,非常にデリケートですので,熟練していないと困難です.(私も,3年間の介護生活の間にすっか
り腕がなまってしまいました(^_^;)

これだ微小種になると,実体顕微鏡ではなく,光学顕微鏡での高倍率での描画が必要になると思います.

Re: 飴色のアシナガバエ 投稿者:Campsicn 投稿日:2011/11/14(Mon) 22:24:01 No.7263  引用 
茨城@市毛様様

やはり無理がありそうですね。交尾器を取り出して観察というのは経験がないため、いきなりこのような微小種で行うことはさすがに躊躇してしまいます。沢山の個体を確保できていれば挑戦してみたいとは思いますが…。

光学顕微鏡の入手も含め、まだまだやるべきことがいろいろありそうです。アドバイスありがとうございます。

唾液でしょうか? 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/11/04(Fri) 21:34:09 No.7253  引用 
種の同定は無理みたいなので、とりあえずショウジョウバエの仲間。
相変わらず、千葉県のフィールドで見かけるのですが、その撮影したものを見ると、口から液状のものを出しているように見えます。
まったく知識がないのですが、「ショウジョウバエ」・「「唾液」などで検索してみると、幼虫が唾液をだす実験。
染色体の束なんていう話も出てきたりして、まァ私にはまったくわからない話ではありますが、この仲間は、唾液を利用するということがあるのでしょうか?


Re: 唾液でしょうか? 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/11/04(Fri) 21:38:08 No.7254  引用 
もしかして、唾液であるならば、それによって実際に果実などに変化というか、変形が起こったりすることもあるのでしょうか?
そんな話はないのかな。
まったくバカげた話かもしれませんが、下の『クロヤツシロラン』の突起には、まったく関係ないのでしょうか?
わからないことだらけで。


Re: 唾液でしょうか? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/11/09(Wed) 23:35:46 No.7255  引用 
レスポンスがないので一言。

ハナバチなどでもこのような行動が見られますが、これは、いったん吸った花蜜を空中にさらして濃縮しているかのように思えます。バナナバエなどでも唇弁にいったん吸収したハチミツ液を吐き出してしばらく付けている行動を観察しています。

双翅目で果たして何をしているのかわかりませんが、ミバエ科では♂が♀に唾液を与えて交尾することがあります。

Re: 唾液でしょうか? 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/11/10(Thu) 08:08:51 No.7256  引用 
おはようございます。
アノニモミイアさん、参考になるお話ありがとうございます。
日頃、ハエの生活を注意して見たこともないので、すべてが不思議に見えたりします。
当たり前なのかもしれませんが、竹林などの林床には、普通に生活していて、そこに生えている植物や、その落ち葉など、いろいろなものを利用して生活しているのでしょうね。
季節によっても、その生活史もかわるのかもしれないし・・・。
他にもいろいろな虫がうごめいているのでなんだかわかりませんね。
ありがとうございます。


Re: 唾液でしょうか? 投稿者:ポンチ 投稿日:2011/11/10(Thu) 08:13:19 No.7257  引用 
何かがここにいて、何かをしているのだけれど、果実の表皮の裏側まで見てもわかりません。
毎年見ていれば、何か怪しい奴に出会うかな?

ミギワバエ? 投稿者: 投稿日:2011/10/31(Mon) 23:22:20 No.7247  引用 
昨日(10/30)、千葉県北総地域の雑木林に囲まれた広場の雑草を掬って得たものですが、ミギワバエでしょうか?
体長は3.2mmです。


Re: ミギワバエ? 投稿者: 投稿日:2011/10/31(Mon) 23:23:22 No.7248  引用 
頭部、胸部のアップです。

Re: ミギワバエ? 投稿者: 投稿日:2011/10/31(Mon) 23:24:33 No.7249  引用 
翅脈です

Re: ミギワバエ? 投稿者: 投稿日:2011/10/31(Mon) 23:26:16 No.7250  引用 
写りが悪いですが、交尾器です

Re: ミギワバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2011/11/01(Tue) 02:18:13 No.7251  引用 
イエバエ科のAtherigonaクキイエバエ属の1種の♀です。交尾器と言っているのは♀の腹端部terminaliaです。

Re: ミギワバエ? 投稿者: 投稿日:2011/11/01(Tue) 21:43:01 No.7252  引用 
アノニモミイア様、いつもありがとうございます。
クキイエバエ属で掲示版内を検索しましたら、過去スレで幾つか見つけました。参考にしてみます。

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