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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ニッポンガガンボモドキかと思っ... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/03/15(Sat) 14:42:27 No.4368  引用 
こんちは。

 先週、千葉の雑木林で画像のガガンボダマシ科と思われる種を採りました。

 市毛さんがアップされたニッポンガガンボダマシに似ていると思ったのですが、翅脈ではR2+3(+4)の長さ、R2の終点の位置、Scの終点の位置がかなり違っているように見え、また、ゲニの様子も、ドンピシャとは言い切れない感じがします。

 変異として捉えるレベルでしょうか?
 近似の種なのでしょうか?

 ご教示いただけましたら 幸いです。
 宜しくい願い申し上げます。


Re: ニッポンガガンボモドキかと... 投稿者: 投稿日:2008/03/15(Sat) 23:17:09 No.4371  引用 
腹部各節の前半がの色が淡く、腹部が縞々になっていることに注目してください。このような特徴を持つものは私の知る限り日本に3種います。1.ヤマトガガンボダマシTrichocera nipponensis, 2.ワオガガンボダマシT. annulata, 3.未記載種T. sp.
標本を見ないと確実ではありませんが、図示されたパラメアが細いことから、3の未記載種Trichocera sp.と思われます。外部形態から1と2によく似ているのですが、aedeagal complexとよばれる陰茎とパラメア周辺をはずして側面から観察すると形態が全く異なることが分かっています。たぶん1,2とはずいぶん違う種群に分類すべきものです。

Re: ニッポンガガンボモドキかと... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/03/17(Mon) 21:05:40 No.4372  引用 
達磨様

 ご教示に御礼申し上げます。

 T.nipponensisがヤマトで、T.japonicaがニッポンという名前なのが少し面白いです。
 これまで ガガンボダマシのゲニはほとんど見たことが無いので ヤマトのワオもわかりませんが、Trichocera sp.とさせていただきます。
 parameresの形態が気になっていましたので、ご解説ですっきりしました。
 引き続き、宜しくお願い申し上げます。

障害報告 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/13(Thu) 20:41:52 No.4364  引用 
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。管理人です。

昨日の17時53分に当サイト内のBBS群(実はリンクされてない古いものを含めて、ひそかに6個もあったりしたのです。)に対して高負荷がかかったためサーバーダウンに近い状況になったそうです。そのためサーバー側で緊急に当BBSのシステムのCGIを停止という処理をしました。

とりあえず、残してあった古い掲示板のシステムなどを削除し、CGIの負担を軽くしてみましたが、どうなるでしょうか?

障害報告でした。

Re: 障害報告 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/03/13(Thu) 22:26:57 No.4365  引用 
ハエ男様.

最近,掲示板が表示されるまでの時間が長くなっており,気になっていました.

多少軽くなったような気がします.

Re: 障害報告 投稿者:pakenya 投稿日:2008/03/14(Fri) 09:28:09 No.4366  引用 
ハエ男様

ちょっと、心配しておりました。ひそひそ話の方にもSPAM投稿されてるし・・・・、復活、安心しました。


PS.日曜(談話会情報では3/16(土)となっていますが(^^;)、早朝東京発、夜の便で沖縄へ行く途上で自然史博物館に寄ります。標本は持っていけそうにありません。クロアシハラナガハナアブの♀を画像で紹介したいと思っており、磁気情報を準備中です。

Re: 障害報告 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/14(Fri) 15:56:45 No.4367  引用 
サーバー会社とのやりとりの中で、ここ数日、同様の同時多発的な大量アクセスによる高負荷発生によるCGIの停止の事例が多数発生しているそうです。

こちらの責任ではないのですが、とりあえず、一安心といったところです。


pakenyaさん>曜日の間違いをお知らせいただきありがとうございます。直ちに修正いたしました。・・・大汗

久々の謎ニクバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/05(Wed) 23:13:41 No.4358  引用 
九州のある河原で採集されたニクバエなのですが、FJS,中国ハエ類、中国常見、ではわかりませんでした。(Papeのサイトはまだ見てないのですが・・・)

ウミさんなんかわかります?


Re: 久々の謎ニクバエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/05(Wed) 23:15:53 No.4359  引用 
こんなのは初めて見ました。
でも翅やゲニはニクバエであることは間違いないと思うのですが・・・

ゲニが破損してこうなったのかと思いましたが、特に破損ではなさそうなのですよね・・・


Re: 久々の謎ニクバエ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2008/03/06(Thu) 10:02:51 No.4362  引用 
う〜ん、こういうaedeagusはまだ見てないですね。

ただ、paramereが短くてクキッと急に曲がっていて、cercusの先端が急に細くなっているのはキーガンニクバエやエゾニクバエのようなPhallanthaの特徴ですよね。もしかすると、羽化時の事故か何かでaedeagusが変形してしまったキーガンニクバエの可能性はないでしょうか。

謎ニクバエの正体 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/09(Sun) 13:19:20 No.4363  引用 
改めてaedeagusを精査してみたところモトミセラ・イソニクバエ型の部分があるのを確認しました。そしてcercusの先端の形状からイソニクバエのゲニタリア奇形と結論づけました。

無題 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/03/06(Thu) 08:16:20 No.4360  引用 
ブログ「達磨大蚊天国」がby dipteristによって開設されているので紹介します.これからガガンボなどに関する情報が出てくるのが期待されます.Googleで検索可.

ブログ開設のごあいさつ。 投稿者: 投稿日:2008/03/06(Thu) 09:55:24 No.4361 ホームページ  引用 
アノニモミイア先生、宣伝していただき、ありがとうございます。三日坊主の私が、日記調につづっております。虫ネタと博物館ネタです。 お時間のある時にご覧ください。

あの記事探してます 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/03/02(Sun) 09:53:53 No.4353  引用 
こんちは。

 ハエ男さんにお願いです。

 以前、油抜きに 手間なしブライトか何かを使って行う工夫の投稿があったと思いますが、もう一度見てみたいのですが、なぜか探せませんでした。(寝ぼけてたのかも)

 もし分っていましたら、何番くらいか教えてくだされば幸いです。

Re: あの記事探してます 投稿者:ハエ男 投稿日:2008/03/02(Sun) 15:05:31 No.4354  引用 
PCの機嫌が大変悪くぶちきれそうなワシです。(いよいよ壊れるか?)ただいま近所のネット喫茶でアクセス中・・・

その辺の記事は確かにあったと記憶していますが、ワード検索でヒットしないとなると消えてしまった可能性があります。

確か書き込み人はヒラタカメ屋のかりしうす氏だったと思いますので彼のサイトのhttp://flatbugs.org/の方に問い合わせてはいかがでしょうか?

Re: あの記事探してます 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/03/02(Sun) 15:31:43 No.4355  引用 
バグリッチ様,ハエ男様.

ブライトの件は,私がMLで流した内容と思われます.

ブログに載せておきました.http://dipterist.cocolog-nifty.com/

Re: あの記事探してます 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/03/02(Sun) 17:34:44 No.4356  引用 
乾燥標本の油抜きは一番オーソドックスな方法ですが,キシレンに1-2日ほど浸けておいて,後にそれから取り出し,乾かせばきれいに抜けます.ただし,翅が乾く過程で柄付きの微針や濾紙などを使って翅膜が重なった部分を乾かしながら展開する必要があります.翅の柔らかいNematoceraなどにはあまり向いていませんが,キノコバエ程度のものではかなり良く油が抜け,また翅などの整形が可能です.乾燥後の毛の立ち具合も悪くはありません.

だた,キシレンは臭いし,引火性があるので要注意です.ホワイトガソリンは入手しやすいので,これで試してみる必要がありますね.

Re: あの記事探してます 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/03/02(Sun) 22:05:42 No.4357  引用 
アノニモミイア様、市毛様、ハエ男様、早速のご教示ありがとうございました。

 手間なしブライトは、一度試したのですが、確か50%に希釈と書いてあったような気がしますが、自信ありません。(違うかなぁ)
 はたして、どこで読んだのやら・・・
 当時、私もシマバエで試したのですが、結構上手くいった記憶があったのですが、しばらくやっていなかったら、方法がよくわからなくなってしまいました。
 市毛さんのブログだったのですね。

 アノニモミイア様が書かれたホワイトガソリンは、是非 試してみます。

 皆様、引き続き 宜しくお願い致します。

ヒツジバエ科なのでしょうか??... 投稿者:番頭 投稿日:2008/02/29(Fri) 18:50:19 No.4343  引用 
こちらのBBSではいつも勉強させて頂いております。ありがとうございます。
さて写真の種ですが、科までの検索でヒツジバエ科にたどり着きました。
しかし口孔は小さいけれど退化しているというほどでもない気もしたり、大小とか、広い狭いとか、比較するモデルも見つからず自信が持てません。また仮にそうだとして、この先何を見たらよいのか、あるいはどこかの分岐で間違っているのか、ヒントが頂けましたらさいわいです。
体長は11mm。宮城県南部の丘陵地で昨年8月ライトに飛来したものです。

新しい北隆館の図鑑で、今までわからなかった部位の名称がわかるようになりました。「半月瘤」「額線」は、旧版や保育社の昆虫図鑑ではわかりませんでした…素人丸出しですみません…(額線=額囊溝と思っていいのでしょうか)。
コナだらけのお見苦しい標本・写真で申し訳ありません。よろしくお願いいたします。


Re: ヒツジバエ科なのでしょうか... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/02/29(Fri) 19:09:12 No.4344  引用 
恐らくヤドリバエ科でコオロギなどに寄生する夜行性のハエではないかと思います.単眼がなくて,前胸の側面から腹面にかけての前面がやや膨らんで膜状になっていれば,上記のようなヤドリバエ科の1種だと思います.私はヤドリバエ科は専門ではないので詳しいことは分りませんが,上記のようなことを専門家から聞いたことがあります.これらは良くライトトラップに飛来します.また標本にした時に油が良く滲み出してきます.

あなたの,メールでは(額線=額囊溝)となっていて,文字化けしているのでしょうか.

Re: ヒツジバエ科なのでしょうか... 投稿者:番頭 投稿日:2008/02/29(Fri) 21:46:59 No.4345  引用 
> あなたの,メールでは(額線=額囊溝)となっていて,文字化けしているのでしょうか.
あっ、すみません文字化けしました。
額「嚢(読みは「のう」でいいんですよね)」溝 こっちの字ならどうでしょうか。

アノニモミイア様ご教示ありがとうございます。
単眼はなく、前基節の前(首寄り)の部分が確かに広く膨らんで部分的に半透明になっています。
なるほど、やはりこの口は検索表で言う「機能的」な方の口なんですね。もやもやが一つすっきりしました。ありがとうございました。


Re: ヒツジバエ科なのでしょうか... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/03/01(Sat) 00:10:00 No.4349  引用 
額嚢溝(がくのうこう)または額線です.

このハエは恐らくヤドリバエ亜科TachininaeのOrmiini族のもので,この族ではしばしば単眼が退化ないし消失し,前胸腹板域が膜質化して膨大し,この部分が恐らく聴覚器となり,ここでホストのコオロギやキリギリス類などの鳴き声を夜間に聴いて,これらに既に幼虫が形成されている卵を産卵して寄生するようです.これら直翅類の鳴き声を録音して再生すると,これにも集まるそうです.Ormiiniの中でも,Aulacephalaは翅脈の状態などから,あなたの写真のハエに良く似ていると思います.中国蝿類下巻の1954ページにOrmiini族の検索表とAulacephala属の記載がありますので添付しておきます


添付:4349.pdf (55KB)

Re: ヒツジバエ科なのでしょうか... 投稿者:番頭 投稿日:2008/03/01(Sat) 05:31:32 No.4350  引用 
おもしろい生態ですね。同族の種について書かれた海外サイトを見ましたら、自分よりかなり大きなコオロギで複数の幼虫が育つようでしたが、このハエは大きさから見て、たくさんは寄生できないのでしょうね。

お示しいただいた文献での、m1+2とr4+5の長さの関係、翅の斑紋の記述はよく合致していました。上のレスで「単眼はない」と言い切ってしまいましたが、よく見ると中央単眼の位置に、毛の根元ほどの大きさの、てかてかしたかすかな出っ張りがありました。また、その種名をたよりに検索して、Insecta Matsumuranaの記述も読むことができました。手元の個体はおっしゃるようにすでに油が出てしまったのか、中胸背板の4本の縦条がはっきりしませんが、「内側の2本は横線の前で終わる」、「中胸小楯板の中央は幅広く淡色になる」などの記述はぴったりなので、これはAulacephala herveiであるとしたいと思います。

アノニモミイア様のお導きで(なんだか宗教チックですみません)、五里霧中の状態から結論を出すところまで来られました。ああ、とてもうれしいです。ありがとうございました。

Re: ヒツジバエ科なのでしょうか... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/03/01(Sat) 18:44:20 No.4352  引用 
私も今回の番頭さんの投稿で,コオロギヤドリバエ(?それともナキムシヤドリバエ,勝手な命名)類の行動について海外の文献を読む機会になり,勉強になりました.

とくに,このハエの雌が鳴いている直翅類に直進的に到達できることについての,形態学や生理学的な研究がアメリカでずいぶん進んでいることは,大変参考になりました.

なお,デガシラバエ科に分類されることもあるAcomostylidaeクシケバエ科(日本ではまだ採れていないと思います)では,頭部がむやみに大きく(胸部と同様に,ほぼ球形で),顔が著しく膨らんでここの皮膚が薄く,鼓膜状になり(透明で内部の構造が見える),触角刺毛が著しく細かく(ちょっと見ると分岐が無数で細いために全体で薄膜のように見える)分岐しています.これも夜行性のようで,かなりの珍品のようですが,何らかの夜行性昆虫へ寄生するのでしょう.東南アジアあるいは八重山諸島などでの夜間採集の折りには注意したい昆虫です.

これまでは夜間採集のおりに飛来するこの仲間を単に採集していただけですが,以前より興味を持って観察することができるでしょう.

Faune de FranceのPDF 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/03/01(Sat) 10:56:55 No.4351  引用 
Diptera.infoを見ていたら,一部のFaune de FranceのPDFが公開されているのを見つけました.

http://www.faunedefrance.org/BibliothequeVirtuelleNumerique

ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/02/25(Mon) 15:41:04 No.4328  引用 
こんにちは

北隆館の新訂原色昆虫大図鑑を見ていて気づいた点があります。No.1957キアシマメヒラタアブの付記に「Paragus tibialisは日本には分布していない」と書かれているのです。

添付写真の南西諸島に普遍的なこの種は、「枝重忠夫ハナアブ科図説活用のために」木村・池崎(1992)や「日本のハナアブ」によるとP. tibialisになるのですが、分類が見直されたのでしょうか?それならば、その旨も書いて欲しかったですよね。


Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/02/25(Mon) 15:43:51 No.4329  引用 
腹板の画像もつけます。

第4節は第3節の半分ぐらいの長さしかありません。
木村・池崎(1992)に図示されたとおりです。

もしかして、「日本には分布していない」ではなくて「日本では南西諸島以外には分布していない」の誤記なんでしょうか。


Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/02/25(Mon) 17:44:24 No.4330 ホームページ  引用 
茨城@市毛様の「ハナアブ屋の独語」で、本件に関することが書かれてますね。
この図鑑の出版社では、正誤表などは期待し難いので、
双翅目だけでも気が付いたものから、ここで書いていただけるとシロウトの私などは大変助かるのですが、、、、

すでにアノノモミイア様から書き込みがあった分は
メモを取っている私です。

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:さいぐさ 投稿日:2008/02/25(Mon) 18:59:26 No.4331  引用 
Pakenyaさんのご指摘,また,Aclerisさんのご提案有難うございます.新訂第三巻の誤りや追加事項をこの場をお借りして指摘いただければ,もともと批判の多いこの本の利用価値が少しでも増し,また被害をより減少させることができると思います.

本書はもともと旧版の改訂として企画され,学名や分布の改訂と新しく加える種があればそれを入れる,と言う編集方針で依頼がありました.そして,追加種については北隆館からリストを送付する,と言うことでしたが,少なくとも私のところにはそれは送られてこなかったので,学名と分布のみと理解していました.ところが,原稿締切時になって追加種は各著者が申し出る,ということだと言う方針変更が私に伝えられました.

そこで,私が既に依頼されている科については,この本を購入する読者のことを考えると,「図鑑とはまともに同定ができるものでなければならない」と言う観点から,担当分を大幅に変更しました.私も旧版を使っていろいろな昆虫の同定を試みたのですが,確信を持って同定できる種はいたって少ないと言うのが結果でした.このような観点から私の当初担当依頼群については一部旧版の図や記述が残念ながら混入しましたがアミカ科から始まりノミバエ科までの,全く新しい図版とテキストであります.この作成に半年以上の年月を費やすことになりました.ところがその後,北隆館から当初は私に依頼がなかった,双翅目の概説,ハナアブ科などをぎりぎりになってやってもらいたいと言う急な要請がありました.

ハナアブ科については北隆館はある専門家に当初依頼したのですが,途中で多忙を理由に断られ,そのまま長く放置していたのです.上記の通り突然依頼されても,とても私にはできるわけはないので,最初に依頼された専門家に私から再度依頼したのですが(私が依頼しなければならない立場では本来ないのですが)再び断られ,私としては放置しておこうと思いました.しかし,その後ハナアブ科の学名が著しく旧版から変更になっていること,また本書が多くの読者によって参照されること,ハナアブ科はなんと言っても双翅目の目玉であること,を考慮すると双翅目分類学者の大げさに言えば社会的責務からなんとかしなければ(北隆館のためではありません,あくまでも読者のため)と考え直し,池崎氏が最近「日本産ハナアブ科目録(1),(2)」を出版されているので,彼にご協力をお願いして,せめて学名だけ,できれば分布でもベターなものにしようとしたのが,今回のハナアブ科の改訂であります.

池崎氏からいただいたメモを中心に上記目録も参照して改訂を行なったのですが,いかにせん日時の余裕がほとんどなくて(これは言い訳にはならないのですが),今回ご指摘のようなParagus tibialisの分布の誤り等が生じることになりました.池崎氏の目録でも,正しく南西諸島が本種の分布に入っています.このように,これらの責任はすべて最終的に原稿を調整し,校正を行なった私にあります.

すでに私の担当部分でもいくつかの誤りに気付いています.たとえ正誤表が出版社から出るとしても,それが購入者に全て渡るとは限りません.この場で訂正が発表されることによって,双翅目関係者により迅速にその結果が伝わることが重要だと思います.

以上の次第ですので,皆さんのご指摘をいただければ幸いです.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/02/25(Mon) 21:04:32 No.4332  引用 
さいぐさ様.

確かに,こちらで伺った話でも,図版の入替は一切出来ず,旧版と同じスペースで解説してほしいという厳しい条件でした.

このような条件では,分布や一部の学名などを直しても,混乱を増すだけと判断しました.

当然,旧版のままで出版されると思い込んでいたので,ハナアブ科が改訂されたのは驚きでした.

図版の入替が無かったので,正体不明種はそのまま載せられていますし,一部説明が足りない部分もあるようですが,限られた時間での作業は大変な苦労であったと思われます.

実は発売開始後,私のところに何件か問い合わせが着ているのですが,突貫作業で直したので,一部間違いがあるのだろうと説明しています.
今後,海外から来るであろう問い合わせに,何と答えようか考えなくてはなりません(^_^;)

本日,やっとハナアブ科の説明のコピーが届いたので,後でチェックしてみます.

P.S. この冬は,大英図書館に多数複写依頼して金欠状態のため,3月のボーナスが出るまで,新訂大図鑑が買えません(^_^;)

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:さいぐさ 投稿日:2008/02/26(Tue) 06:13:38 No.4335  引用 
本書あるいは一般の昆虫図鑑類のような出版についてはどの著者がどの出版社から出版しても何らかの批判,悪評が出るのは必然です.これが第一点です.

しかし,前便で書いたように旧版に掲載されている種で利用者が自信を持って同定可能な昆虫は相当限定されています.私は実はこの点については従来あまり意に介しませんでした(差し迫った必要性がなかった).しかし,近々10年ほどの間,いざウンカ1種,ハナバチ類1種のごく普通種を同定しようとしてもこの本では全く手も足もでない(図鑑としての機能をほとんど失っている)と言うことを実感しました.図も鮮明ではない(新訂では旧版の図をスキャンしたものかさらに劣化している),確信を持って同定できる形質が示されていない,などなどの欠陥をもっていました.この状態の認識が第2点です.

そのような状態であっても,昆虫類全目を対象にしてより多数の種が収録されている図鑑の出版は(残念ながら)日本社会の現状では本書旧版しかなく,またそれゆえに昆虫同定に係る読者の要請に(とても満足のいくものではないが)それなりの機能を果たしてきたと私は判断します.これが第3点です.

そのような日本の現状で,鱗翅目(蝶や講談社の蛾類大図鑑),鞘翅目(保育社の甲虫図鑑),蜻蛉目(各種図鑑),直翅目(北大出版の大図鑑)については,旧版に依存しなくても十分に機能する図鑑が出版されています.(カメムシ図鑑もありますが生態写真であって,希望する形質が現われていないものがしばしばです.)それはそれなりに意義がありますが,他の昆虫類で早急にそのような図鑑が出版される予定はほとんどありません.これが第4点です.

環境業務関係者や昆虫の調査・研究に熱心ないわゆるアマチュア研究者は上記主要目の図鑑類を揃えて,それに依存して同定作業が可能です.しかし,限られた出費しか期待できない初等中等学校関係,あるいは上記アマチュア研究家以外の一般市民にとって上記の各目ごとの図鑑を全て揃えることは容易なことではないのが実情です.これが第5点.

このような現状のなかで,多くの一般読者が昆虫を調べる際に実際に使わざるを得ない図鑑は旧版や保育社の昆虫図鑑下巻などに限定されています.第2点で述べたような著しい不便さ,不完全さを強いられても,これが従来の状況です.これが第6点.

北隆館としては旧版を一度再版し(図版を集め,紙質を変え)たが,それも多分在庫がなくなり,さらに必要性(購入希望や恐らく社の経営方針)が生じて,その結果旧版以来の変更事項である学名,分布を改訂した図鑑を出版しようとしたのが新訂の企画であったと理解しています.第7点です.

このような状況の中で新訂に関わり,「追加種を著者の意向で含めても良い」と言う社の編集方針を受けて,私はせめて当初私に依頼があった昆虫群については,私のできる範囲で利用者の同定の要請に最大限応える努力を行ったつもりでありますし,その結果が新しく加えられた部分です.それ以外のハナアブ科を含めて私が担当した大部分については,前便で書いたように急遽の対応で,とても上記のような図版・記述の刷新は不可能でした.

新訂をクズ本と言う批判があります.私が記述した部分を別の本に出すべきであった,と言う批判もあります.他の昆虫群と比べて勝手に書き増したという批判もあるでしょう.しかし,それでは読者が自信を持って同定できる昆虫全般の図鑑の企画が他にあるのか,批判者はこのような企画を提示して建設的な批判をするのか,と言う反批判に対して,果たしてこれに十分にこたえられるのか.批判はもちろん自由ですが,批判は責任と将来に向かって実践性のある建設性をもった批判であるときに,初めてその意義が十分に発揮されると,私は理解しています.(「昆虫と自然」誌に付いても批判がありますが,これに替わる雑誌がないというのが現状です)(ここで新訂の批判について書いたのは,市毛さんの記述を対象に書いたものではないことをお断りしておきます)

もちろん訂正や追加はこれとは別に現状の改善のために極めて重要であることは前便で書いたとおりで, 積極的に行なわれることが歓迎されます.

今回のような一つの巻で多様な昆虫目を含める図鑑を将来的に企画する場合では,所載種数が限定されるので,日本列島各地でもっとも普通の種を選択して,それらが確実に同定できる鮮明は図,部分図,検索表,キーキャラクターの記述を含む図鑑類の出版が期待されると私は考えています.(Calorhamphomyiaについてあえて雄交尾器の写真をいれたのは検索表の結果を確認するという,このような便宜のためです)

追記:私の担当部分では双翅目の概説を含めてmaxillary palpusの訳語として小顎肢を用いないで小顎鬚を用いている点にお気づきになったでしょうか.小顎肢は文部省の学術用語辞典とかに使われていて,普及しているようですが,これはまったくのナンセンスの訳語で,maxilla(小顎または小腮)そのものが付属肢であって,その一部のpalpusに対してその全体を示す小顎肢を使うと言うのは形態学的に誤りです.出版社の変更要請がありましたが,私としてはあくまで小顎鬚を用いました.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/02/27(Wed) 11:13:05 No.4338  引用 
さいぐさ様、皆様、こんにちは。

Paragus tibialis ニセキアシマメヒラタアブは南日本に分布することが確認でき、納得です。

新訂大図鑑の改訂が大変なご苦労であったことを察します。
確かに、大図鑑は収録種類数が多いことから、多くの市民に利用されてきたことは事実で、私もそのひとりです。その記述内容は、改訂されるのであれば極力最新の知見まで収録していただけたらとは思いますが、限られた紙面では限界を超えるのは必至と思います。

実際のところ、ハナアブ科の昆虫を同定しようとして、この新訂大図鑑のみを利用する人は少ないと思います。ハナアブをある程度見ようとした経験者は、属までの検索を「昆虫と自然」に連載されたOさんの検索表と、「はなあぶ」に連載中のYさん翻訳の極東ロシアの昆虫の検索のハナアブ科を引いて、「日本のハナアブ」、「札幌の昆虫」、市毛さんのHPなどで確認を取るのが、現在の主要な手法となっていると思います。できることなら、一つの書物の中で検索とその結果の確認ができるといいのですが、それはまだかないません。

アシナガバエ科のように、検索は「日本産水生昆虫」特徴の確認は「新訂大図鑑」といった組合わせなど、分類群によって複数の図鑑等を使う必要がある状況は大きくは変わらないと思います。ですが、このBBSでアノミモミイア様が解説してくださっていたオドリバエ科など、書物でいつでも読めるようになったことは大きな進歩です。

今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/02/27(Wed) 19:43:56 No.4339  引用 
さいぐさ様,pakenya様,皆様,こんばんは.

確かに,図鑑の必要性は身に染みておりますし,公共図書館等への収蔵量から考えると,今回の改訂による影響は大きいと思います.

新訂版の広告によると,結果的に300種もの写真が追加され,解説も大分増えたようです.
あらかじめ,このような提案が出版社から出されていたなら,会でハナアブ科の執筆と写真の提供を引き受けたと予想され,残念に思います.

=================================================
新訂版の解説部分をざっと見てみましたが,主に分布が古いのが気になりました.

以下,ハナアブ科の追加・訂正案.

幼虫の食性
・Tubiferaは,現在ではEristalis(Eristalis)属.
・Chrysotoxumの生態は不明.雌がアリの巣の近くに産卵するのが観察されたことと,アリの巣近くの石の下から蛹が発見されており,ネアブラムシを捕食すると考えられている.
・Mesogrammaは,現在ではToxomeus属.新北区に分布しSyrphinae亜科のToxomerini族に分類される.
・Lampetiaは,現在ではMerodon(Merodon)属.

解説.主に学名と分布限定.
1850 アシボソミケハラブトハナアブ.Violavitsh → Violovitsh,北海道にも分布する.
1855 スイセンハナアブ.Mallta → Merodon
1857 トゲアリノスアブ.文中のM. auricomus migripes → nigripes.なお,キンアリスアブ(キンアリノスアブ)の命名者は,M. auricomus Coquilett, 1898である.
1864 クロベッコウハナアブ.本州にも分布する.
1866ニトベベッコウハナアブ.北海道にも分布する.
1869 ミツオビヒゲナガハナアブ.本州にも分布する.
1876 オオシマハナアブ.本州にも分布する.
1884 ナガハナアブ.北海道にも分布する.
1885 ヨコジマナガレハナアブ → ヨコジマナガハナアブ.
1887 ヒメハチモドキハナアブ.北海道にも分布する.
1890 ハナアブモドキ.E. distinctaをシノニムにしたのであるから,当然,基産地の本州(兵庫)を分布に入れておくべきと思われる.
1894 タテジマクロハナアブ.北海道にも分布する.
1900 マドヒラタアブ.奄美・沖縄には別種が分布する.
1903 オキナワマドヒラタアブ. 図示・解説されているのは,Eumerus okinawellus Matsumura, 1916である.幼虫が植物を害するとすれば,それはオキナワハイジマハナアブEumerus okinawensis Shiraki, 1930である.
1906 モモアカナガハナアブ.C. sapporoensis → C. femoratus (Linnaeus, 1758)
1908 キアシクロナガハナアブ. Xylota → Brachypalpoides simplex.北海道にも分布する.
1909 付記にあるミヤマルリイロハラナガハナアブX. coquillettiは北海道,本州に分布しており,時にX. amamiensisと混生する.
1910 セイドウナガハナアブ. 問題となる正体不明種.
1913 ルリイロナガハナアブ.これも問題の多い種類.なぜか,本種とセイドウナガハナアブはFauna Japonicaには収録されていない.
1914 イトウアナアキハナアブ.北海道にも分布する.
1915 ナカグロコシボソハナアブ.九州にも分布する.近年,ThompsonらはEpisyrphus(Asiobaccha)属としており,近年ではこれが主流となっている.
1916 ツマグロコシボソハナアブ.北海道にも分布する.
1918-1920 ニッポンハナダカチビハナアブ.北海道にも分布する.
1919 コシボソチビハナアブ.これも問題の多い種類.この学名の種類は極東ロシアや日本に分布していない.
1920 ナガハナダカチビハナアブ.Sphegina elongataとされる種類は,本州や極東ロシアにも分布する.
1921 ツマグロハナアブ.北海道や本州に分布しているのは,Leucozona inopinata Doczkal, 2000.
1926 ヨコジマオオヒラタアブ.北海道にも分布する.
1939 クロヒラタアブ.北海道にも分布する.
1940 キイロナミホシヒラタアブ.この学名の種類は,稀に北海道で見られるだけで,普通に見られるのはマガイヒラタアブ Syrphus dubius Matsumura, 1918とされている.
1944 オオマメヒラタアブ.北海道にも分布する.
1945 キタヒメヒラタアブ.この和名の種類は北海道にも分布する.
1946 ホソヒメヒラタアブ.命名者はThompsonではなくThomson.北海道から屋久島まで分布する.
1948 ジョウザンクロハナアブ.本州にも分布する.
1949 ニセジョウザンクロハナアブ.本州にも分布する.
1954 シママメヒラタアブ.札幌の昆虫によれば,北海道にも分布するとされている.
1957 キアシマメヒラタアブ.南西諸島には分布する.
1960 ホシツヤヒラタアブ.北海道にも分布するとされている.
1961 カクホシツヤヒラタアブ.北海道にも分布するとされている.
1962 ホソツヤヒラタアブ.北海道にも分布するとされている.
1963 ヨコモンヒラタアブ.最近では,Leucozona(Ischirosyrphus) laternariusとするのが主流.
1964 オオヨコモンヒラタアブ.北海道にも分布する.最近では,Leucozona(Ischirosyrphus) gracius とするのが主流.

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Pakenya様,お気づきと思われますが,日本産水生昆虫の検索は,ミズアブ科やアシナガバエ科等で幼虫が陸生の属を,検索から除外してあります.
したがって,成虫の検索には注意が必要です.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:さいぐさ 投稿日:2008/02/28(Thu) 08:48:54 No.4340  引用 
市毛さま.ハナアブ科について多くのご指摘や分布の追加をしていただきまして,誠に有難うございました.ご手数をおかけしました.新訂図鑑を利用する上で非常に役立つことと思います.

これらのご指摘・追加は全て出版されたデータによるものかどうか,この点をお知らせください.

新訂図鑑では旧版より後の知見と本書の中で全く新しく示された新知見をなるべくわかるように示しました.もちろん,これにも指示漏れがあるかと思います.

今後も宜しくお願いします.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/02/28(Thu) 12:45:19 No.4341  引用 
さいぐさ様.

文献を追記してみました.

北海道の分布
1850 アシボソミケハラブトハナアブ.横濱・芳賀(2003)
1866 ニトベベッコウハナアブ.木野田(2006)
1884 ナガハナアブ.木野田(2006)
1887 ヒメハチモドキハナアブ.野村・広永(2007)
1894 タテジマクロハナアブ.木野田(2006),飯島(2003)
1908 キアシクロナガハナアブ.木野田(2006)
1909 ミヤマルリイロハラナガハナアブ.飯島(2003)
1914 イトウアナアキハナアブ.木野田(2006)
1916 ツマグロコシボソハナアブ.木野田(2006),木村・大石(1996)
1926 ヨコジマオオヒラタアブ.木野田(2006),飯島(2003)
1939 クロヒラタアブ.木野田(2006),飯島(2003)
1944 オオマメヒラタアブ.飯島2003
1945 キタヒメヒラタアブ.木野田(2006)
1946 ホソヒメヒラタアブ.飯島(2003)
1954 シママメヒラタアブ.木野田(2006)
1960 ホシツヤヒラタアブ.飯島(2003),木野田(2006)
1961 カクホシツヤヒラタアブ.飯島2003
1962 ホソツヤヒラタアブ.木野田(2006)
1964 オオヨコモンヒラタアブ.木野田(2006),飯島(2003)

本州の分布,
1864 クロベッコウハナアブ.ハナアブ図鑑(採集データ付き写真) ,他
1869 ミツオビヒゲナガハナアブ.ハナアブ図鑑(採集データ付き写真) ,他
1876 オオシマハナアブ.ハナアブ図鑑(採集データ付き写真) ,他
1890 ハナアブモドキ. Fauna Japonica
1920 ナガハナダカチビハナアブ.福井県昆虫目録(第2版)
1948 ジョウザンクロハナアブ.ハナアブ図鑑(採集データ付き写真),他
1949 ニセジョウザンクロハナアブ.ハナアブ図鑑(採集データ付き写真) ,他

九州の分布
1915 ナカグロコシボソハナアブ.日本産昆虫総目録.

文献リスト
飯島(2003) 標茶町郷土館報告 No.15
木村・大石(1996) はなあぶ No.2
木野田(2006) 札幌の昆虫
野村・広永(2007) はなあぶNo.23
横濱・芳賀(2003) はなあぶNo.16

1918 ニッポンハナダカチビハナアブの文献は見つかりませんでした.記憶違いかもしれません.北海道産の標本は持っています.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:さいぐさ 投稿日:2008/02/28(Thu) 23:40:10 No.4342  引用 
市毛さま.新訂3巻のハナアブ科の追加と訂正について文献を教えていただき,有難うございました.お手数をおかけしました.しっかりした根拠が示されて,さらに充実した情報にしていただくことができました.

これからもさらにお気づきになる点もあるかと思います.これまでの分も含めてこれら追加・訂正を是非「はなあぶ」誌上でも結構ですから,正式な印刷物として発表していただければ,大変有難いところです.お手数でしょうが是非そのようにお願いできればと思います.

Re: ニセキアシマメヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/02/29(Fri) 22:07:00 No.4346  引用 
さいぐさ様.

了解しました.
後日,もう少し調べた上で,投稿しようと思います.

他の科についても,追加訂正等があったら,掲示板で発言して頂けると非常に役立つと思われます.

今後も宜しくお願いします.

オビコシボソガガンボ(千葉) 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/02/25(Mon) 22:03:16 No.4333  引用 
こんちは。

 三角紙の中に、千葉で7月に採ったオビコシボソガガンボらしき種を見つけました。
 ついでに、練習に交尾器を見てみました。

 千葉・茨城の型と同じタイプでしょうか?


Re: オビコシボソガガンボ(千葉... 投稿者: 投稿日:2008/02/26(Tue) 00:57:46 No.4334  引用 
乾燥標本なのに実に交尾器の観察しやすい標本ですね。
「千葉・茨城の型」と言うのは分かりませんが、本種のタイプ産地に近い横浜・横須賀のものと見た限り区別できません。
Theオビコシボソガガンボでしょう。

Re: オビコシボソガガンボ(千葉... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2008/02/26(Tue) 21:40:17 No.4337  引用 
達磨様

 ご教示ありがとうございます。

 これがタイプ産地に近い神奈川産の形状なのですね。
 今後は、これとの比較で いろいろ見ていきたいと思います。

 ありがとうございます。

ハネカ記念日 投稿者: 投稿日:2008/02/22(Fri) 17:58:38 No.4319  引用 
「ハネカがいいね」と君が言ったから2月22日はハネカ記念日。

念願のキョクトウハネカが採集されました。無数に飛び交っていました。標本の写真が悪くてすみません。
アノニモミイア先生お出まし下さい。


Re: ハネカ記念日 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2008/02/22(Fri) 18:52:15 No.4320  引用 
ニャニャニャント夥しいハネカが採れて!!凄い.今日はニャンゴの日でなくてハネカの日.なんとか都合をつけて見に行かなければ.
沖縄の未記載種も含めて早く論文を書けということでしょうね.

Re: ハネカ記念日 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/02/22(Fri) 21:03:06 No.4321  引用 
すごいですね.

ついでにググッて見たら,上野パウダーフライという名称で
昨年3月末の群馬県上野村内神流川での状況が報告されていました.
http://riverwalkers.jugem.jp/?eid=387

茨城でも探してみたいですね.

Re: ハネカ記念日 投稿者: 投稿日:2008/02/22(Fri) 22:25:39 No.4322  引用 
市毛さんが紹介してくださったHPの生態写真いいですね。虫があまりに小さくて、あんな写真が取れる気がしません。明日もう一度採集に行って写真撮影もチャレンジしてみたいと思います。
ハネカを採集したので、この勢いで、まだ見ぬアミカモドキとサシチョウバエも今年のうちに採集してしまいたいものです。

Re: ハネカ記念日 投稿者: 投稿日:2008/02/23(Sat) 20:06:42 No.4323  引用 
昨日は興奮のあまり採集時の状況を書くのを忘れました。
採集地は栃木県鹿沼市上日向の大芦川。川の中〜下流域と言った感じで、河床には握りこぶし大の丸い石が堆積し、川の水は波や音を立てずにゆっくりと流れていると言った感じの場所です。採集地の200mほど上流で工事をしていた関係で水中の石の表面にはうっすらと泥がかぶっていましたが影響はないようでした。採集した時間は午後2時から4時の間。風は冷たかったですが、日が当たると多少ぽかぽかする陽気。風がやむとどこからともなく無数のハネカが飛び始めます。網で採集するのがもどかしいほどの数でした。
今日も採集に行くつもりでしたが、あいにくの強風と雪。今日は断念しました。

Re: ハネカ記念日 投稿者: 投稿日:2008/02/26(Tue) 17:41:40 No.4336  引用 
3連続の書き込み恐縮です。
アノニモミイア先生文献届きました。ありがとうございます。
Courtneyの検索表によるとキョクトウでなく「カスミハネカ Nymphomyia alba」です。

22日の書き込みは早合点。カスミハネカに修正します。

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