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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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なぜか持ち上げられている? 投稿者:ポンチ 投稿日:2013/01/04(Fri) 20:43:23 No.8052  引用 
こんにちは。
あけましておめでとうございます。
実は、久しぶりにこちらの掲示板を覗いたのですが、なぜか2011年の10月6日の書き込みが持ち上げられています?
新たな書き込みがあったわけでもないのに不思議な気がしますが。
ちなみに昨年。
花粉を背負ったハエは捕獲し、某博物館に持ち込みました。
ただ、ハッキリ同定が出来たわけではありません。
ただ、そのサンプルだけは確保できました。
まァ、その先には進めませんが。
ちょっと「持ち上げ」が不可解だったので・・・。


Re: なぜか持ち上げられている? 投稿者:茨城@市毛 プロキシ変更中 投稿日:2013/01/05(Sat) 00:27:05 No.8053  引用 
ポンチ様.

昨年末に,2011年の10月6日の書き込みに新たなコメントがあったのですが,いつの間にか消されていました.その為,順番が上がっています.

Re: なぜか持ち上げられている? 投稿者:ポンチ 投稿日:2013/01/05(Sat) 06:59:39 No.8055  引用 
おはようございます。
茨城@市毛さん、事情がわかりました。
新たに書き込みがあったことに気付かず大変失礼しました。
書き込んでいただいた方には大変申し訳ないことをしました。
その内容が気になりますが。

Re: なぜか持ち上げられている? 投稿者:茨城@市毛 プロキシ変更中 投稿日:2013/01/05(Sat) 16:34:26 No.8057  引用 
バックアップが残っていないのですが,ヤツシロラン?に袋かけをして受粉の実験をしている人からのコメントだったと思います.

Re: なぜか持ち上げられている? 投稿者:ポンチ 投稿日:2013/01/05(Sat) 21:28:58 No.8058  引用 
ありがとうございます。
既に一年以上経過していたので、まさか新たな書き込みがあるとは思ってもみませんでした。
この花は、わからないことだらけなんですね。
唇弁の上で食われているハエ。
羽と足一本?

キノコバエAllodia ornaticollis... 投稿者:komachan 投稿日:2012/12/22(Sat) 10:21:14 No.8041  引用 
撮影日 2012.11.20
撮影地 長野県駒ケ根市

翅脈から検索するとタケカ科に近いように思えました。
さらに、海外の翅脈のサイトで検索すると「Allodia ornaticollis, wing」と表記された翅脈が若干の違いはあるものの似ていると思われます。
http://www.drawwing.org/insect/allodia-ornaticollis-wing

アドバイスをいただければ幸いです。


Re: キノコバエAllodia ornatico... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2012/12/22(Sat) 13:33:01 No.8043  引用 
こんな報文がありましたので、ご紹介まで。・・・ Allodia属の4新種は雄の尾端で判別しています。
Sasakawa & Ishizaki(2003) Fungus gnats of the genera Anatella, Allodia and Cordyla in Japan. Entomological science 6(2), 97-109.

Re: キノコバエAllodia ornatico... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/12/22(Sat) 18:32:52 No.8044  引用 
キノコバエ科(狭義)の属などの分類では,翅脈相以外に翅の表面に生じるmicrotrichiaという微小な棘状の毛の配列や脚の距や棘の状態,触角の長さなども重要な形質になります.

写真の個体は翅脈相に関してはAllodiaやBrevicornuに似ていますが,この写真だけでは判断が困難でしょう.

Re: キノコバエAllodia ornatico... 投稿者:komachan 投稿日:2012/12/23(Sun) 14:58:39 No.8045  引用 
ezo-aphidさん、アノニモミイアさん、ありがとうございます。

この画像では属までの同定はできないことがわかりました。
AllodiaやBrevicornuに似たキノコバエの一種として分類しておきます。

このツリアブは 投稿者: 投稿日:2012/12/20(Thu) 11:31:17 No.8037  引用 
先日訪れたロシアで撮ってきた気になるハエの写真を同定しています。
このツリアブは何であろうか。沿海地方産。
最終日に撮影したもの。たまたまこの時いいカメラを持っていなかったので、細部が分からないのが残念。楊定さんの『中国蜂虻科志』でもしっくり来ない。


Re: このツリアブは 投稿者: 投稿日:2012/12/20(Thu) 11:38:43 No.8038  引用 
翅脈はかなり単純で、Phthiria属あたりか?しかし、『中国、、志』p. 283を見ると、印象がずいぶん違う。写真の個体の触角もPhthiria属にしては細い印象。

Re: このツリアブは 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2012/12/21(Fri) 18:57:14 No.8039  引用 
何日も棚曝しになっては気の毒と思って一言.

不鮮明な写真なので自信はないけれど,脈相からして多分Phthiriaの1種でしょう.触角の太さなどはこの写真でははっきりわかりませんね.Phthiriaにはかなり種があるから,この程度の種は範囲に入るのでは.

Re: このツリアブは 投稿者:達磨 投稿日:2012/12/21(Fri) 20:36:51 No.8040 ホームページ  引用 
アノニモ先生 コメント、ありがとうございます。今になってようやく、20年前に採集した標本が整理されつつあります。アンドレフカで採集した黒いツリアブがBombylius koreanus、ウスリースクで捕ったマダラのツリアブがB. callopterusと同定がつきました。(これまで同定する気がなかっただけですけれど)。他にもいくつか面白いものがいそうです。

今年同定したNephrotoma属の変な... 投稿者: 投稿日:2012/12/07(Fri) 21:06:30 No.8030  引用 
ケンセイです。

今年いくつかホソガガンボ属(Nephrotoma属)の見慣れない奴を同定したのでつぶやきます。

一つは岩手の調査で得られた奴で、胸部や腹部が真っ黒で黒光りしているクロホソガガンボ Nephrotoma stygia の♂です。
珍しいかどうかは良くわかりませんが、関東では伊香保と中禅寺の記録が論文に載っています。私もこいつは初めて同定しました。真っ黒いNephrotoma属がいることは知らなかったので、ちょっとびっくりしました。

もう一つは南アルプスの標高2000mくらいの地点で得られた奴で、Nephrotoma saghalinensis の♂です。これについては本州の記録はかなり少ないような気がしますが、論文では湯元(日光湯元だと思います)の記録が載っています。珍品のような気がしますが・・・どうなんでしょう。亜高山帯より上では割と普通種なのかも知れません。

ということで。

ハエの名前が分かりません 投稿者:天道虫 投稿日:2012/12/02(Sun) 11:54:47 No.8022  引用 
複眼がツートンカラーになっているハエです。
図鑑を調べたけれど分かりません。ご教示のほどお願いいたします。


Re: ハエの名前が分かりません 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/12/02(Sun) 20:19:00 No.8025  引用 
天道虫様.

Rhagionidaeシギアブ科の1種で,恐らくArthroceras rubrifronsあたりではないかと思います.

なお,投稿の際には撮影日時と場所,出来れば大凡の体長を書いて下さい.

Re: ハエの名前が分かりません 投稿者:天道虫 投稿日:2012/12/02(Sun) 21:11:28 No.8027  引用 
ありがとうございます。まったく見当も付かなかったので助かりました。

ウスイロアシブトケバエでしょう... 投稿者:天道虫 投稿日:2012/12/02(Sun) 12:01:33 No.8023  引用 
もう1種お願いします。
ネットなどで調べてウスイロアシブトケバエの雌かと思ったのですが、体色などが違うので別種でしょうか?


Re: ウスイロアシブトケバエでし... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/12/02(Sun) 20:08:31 No.8024  引用 
天道虫様.

ネットやこの掲示板の過去ログにあるように,体色や外見ではなく体の各部を細かく調べる必要があります.

No.8011「ケバエ科のハエについて」にコメントされている論文などをもとに調べてみてください.

細かな特徴を調べられるのは,撮影した本人だけです.

Re: ウスイロアシブトケバエでし... 投稿者:天道虫 投稿日:2012/12/02(Sun) 21:10:24 No.8026  引用 
わかりました。このサイトにいろいろ出ているんでした。調べてみます。

ウラジオストクの生物学・土壌科... 投稿者: 投稿日:2012/11/27(Tue) 10:23:16 No.8016  引用 
実に19年ぶりにロシア、ウラジオストク市にある科学アカデミー極東支部生物学・土壌科学研究所を訪問しました。沿海地方は当時甲虫の研究をしていた私が初めてガガンボの採集をした地です。今回の訪問は標本調査と弘前大学との共同研究ができないかとの相談。ハエの標本はバシリ・シドレンコが整理していたのですが,彼が2010年に46才の若さで亡くなってから双翅目の担当者が配置されていません。ユスリカの研究をしているマカルチェンコさんは淡水生物学研究室の方で直接コレクション管理は行っていないようです。どうなっているのかも心配でした.

Re: ウラジオストクの生物学・土... 投稿者: 投稿日:2012/11/27(Tue) 10:28:36 No.8017  引用 
19年前とほぼ同じメンバーが今も活躍中です。直翅目研究者でFar Eastern Entomologist誌の編集担当のセルゲイ・ストロゼンコさん(左)と現在室長のアルカディ・リレイさん。年はとっても19年前と同様、ストロゼンコさんは眉間にしわを寄せながら話をするし,リレイさんは「Nakamura-San, Have some tea」とニコニコしながらお茶をすすめてくれました。

Re: ウラジオストクの生物学・土... 投稿者: 投稿日:2012/11/27(Tue) 10:32:08 No.8018  引用 
こちらはユスリカ(ハネカも)研究者のマカルチェンコさん。今年60才で定年退職の年だそうですが,ロシアでは健康上問題がなければ,希望する限り職を続けることができるそうで、「俺はまだやるよ」と仰っていました。ハバロフスクから車で5時間ほどの所にマスの孵化場があり、そこには定期的に行っているので今度一緒に行こうと誘われました。

Re: ウラジオストクの生物学・土... 投稿者: 投稿日:2012/11/27(Tue) 10:39:04 No.8019  引用 
ガガンボの標本に愛を注ぐ人がいないらしく,標本も少なく、どうしても見たかったベッコウガガンボのタイプ産地(ウラジオストク)産の唯一の雄の腹部がなく、こちらはちょっと残念でした。しかし、ここにはもと所長だったP. A. Lehr博士のすばらしいムシヒキアブのコレクションがあります。多数のタイプを含むおよそ100箱。ロシア全域にすむ既知種のほとんどが含まれているとのことでした。

Re: ウラジオストクの生物学・土... 投稿者: 投稿日:2012/11/27(Tue) 10:45:55 No.8020  引用 
現在、標本がひどく傷んでいるという様子はありませんが,何ぶん双翅目の担当者がいませんのでこのコレクションの行く末がちょっと心配。調べたい人はできるだけ早く見に行った方がよいと思います。今回の旅行のかかりは飛行機(大韓航空で青森からソウル経由で往復7万円)、宿泊(ソウル2泊、ウラジオ5泊で6万円)、ビザのやホテルの手配など(1万円)、現地での食事、交通費など(ちょっと贅沢に2万円)ほどでした。

Re: ウラジオストクの生物学・土... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/11/29(Thu) 22:55:03 No.8021  引用 
達磨様,寒い中,より寒い地方への出張ご苦労様です.

達磨様が心配しているように,双翅目の担当者がいなくなると標本の管理は心配ですね.

他の昆虫に比べ,双翅目は箱の開閉の風で翅が傷みやすかったり,カビが発生するとクリーニングが困難で,翅・脚・腹部や頭部が脱落することがあったりと昆虫の中でも一段と気を遣う標本だと思います.

某研究所のハナアブ科のコレクションでも,頭部が落ちている標本が色々あって残念な思いをしてます.

ケバエ科のハエについて 投稿者:FS 投稿日:2012/11/25(Sun) 20:20:18 No.8011  引用 
いつもご指導ありがとうございます。
11月24日に静岡県裾野市で採集したハエについてお教えください。ケバエ科のハエかと思われるのですが、北隆館の大図鑑では該当するものを見つけることができませんでした。複数の個体を見かけましたので、11月が発生の時期と思われます。体長は約10ミリです。
ご教示のほどよろしくお願いいたします。
                        FS


Re: ケバエ科のハエについて 投稿者:FS 投稿日:2012/11/25(Sun) 20:21:16 No.8012  引用 
追加の画像です。FS

Re: ケバエ科のハエについて 投稿者:FS 投稿日:2012/11/25(Sun) 20:22:23 No.8013  引用 
追加の画像です。FS

Re: ケバエ科のハエについて 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/11/25(Sun) 22:54:12 No.8014  引用 
FS様.

ケバエ科については,脛節の突起などを見ないと判断が難しいと思います.文献がネットで見られますので参考にしてください.
http://hbs.bishopmuseum.org/pi/pi2-4.htm

以前,同種と思われるケバエ科について,No.5037 Bibio属の1種という一連のスレッドで話題になりました.参考にしてください.

Re: ケバエ科のハエについて 投稿者:FS 投稿日:2012/11/26(Mon) 16:57:52 No.8015 ホームページ  引用 
茨城@市毛様

コメントをありがとうございました。
文献とスレッドを紹介していただき、感謝申し上げます。
2つの資料で勉強してみたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
                      FS
     

ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/17(Sat) 21:44:54 No.7963  引用 
皆様こんばんは。またお世話になります。

巣穴に獲物を搬入するジガバチ♀が、この小さな寄生ハエに相当しつこくつきまとわれていました。
8月上旬@山形県南部の山地(標高〜600m)
写真鑑定は難しいとは思いますが、せめて科だけでも教えてくださると幸いです。
背中の縦縞がよく見えないのですけど、ニクバエ科なのでしょうか?
唯一私の知ってるドロバチヤドリニクバエとは素人目にも違う気がします。


Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/17(Sat) 21:45:51 No.7964  引用 
側面

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/17(Sat) 21:47:08 No.7965  引用 
翅脈

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/17(Sat) 21:48:03 No.7966  引用 
腹背

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/17(Sat) 21:49:15 No.7967  引用 
顔。
連貼り失礼しました。

ブログの記事には追加の写真(別アングル)も載せてあります。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/11/3.html
よろしくお願いします。


Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/11/17(Sat) 22:28:39 No.7970  引用 
しぐま様.

恐らく,ドロバチヤドリニクバエと同じニクバエ科のヤドリニクバエ亜科の1種だと思います.Fauna of Indiaを見ると,この仲間は交尾器の他に腹部斑紋にも種の特徴が出るようなので,専門家が見ると種まで解るのではないかと思います.
また,額が広いのも特徴的に見え,Kurahashi(1970)に図示されたSphenometopa matsumurai シロオビギンガクヤドリニクバエの♀の頭部と酷似しているように見えます.

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者: 投稿日:2012/11/18(Sun) 19:34:51 No.7974  引用 
しぐま様
茨城@市毛様

こんばんは

私もSphenometopa matsumurai に1票入れたいと思います.

本種の♀は見たことがないのですが,♂はこれとよく似た腹部の斑紋をしています.ただし♂は腹部の白の部分がもっと純白な感じですが.

ぜひ交尾ペアを採集していただいて,♂の画像を再び投稿してください.たしか本種のホストは未知ではなかったでしょうか(知らないのは私だけ?).もし本種と特定できれば大変貴重な記録ではないかと思います.

♀が歩いてハチを追尾するのですね.何かかわいい感じですね.アナバチヤドリニクバエやシリグロヤドリニクバエの場合は飛行して追尾します.とても面白いものを見させていただきました.どうもありがとうございます.

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/18(Sun) 21:04:06 No.7977  引用 
茨城@市毛さん、さんごさん
ご指導ありがとうございました。
色々と勉強になりました。
まさか種名までたちどころに判明してしまうとは予想だにしませんでした。感謝感激。
分類屋さんは「Fauna of India」なんていう文献まで手を広げて勉強なさってるんですねー。びっくり!

>ぜひ交尾ペアを採集していただいて,♂の画像を再び投稿してください.たしか本種のホストは未知ではなかったでしょうか.大変貴重な記録ではないかと思います.

分かりました。気を付けて探してみることにします。
来季はジガバチの巣穴を暴いて貯食物を採集し、蜂の子を飼育してみる計画です。
もしかしたら寄生ハエの成虫も♂♀得られるかもしれません。
私にとってはこっちの方が早道のような気がします。

ホスト追尾法が種によって違うという話も興味深いですね。

ジガバチの同定だけ未だ出来ていないのが悩みの種です。
サトジガバチまたはヤマジガバチだと思うのですけど、自分では形態的に見分けられないでいます。

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/21(Wed) 22:42:30 No.8002  引用 
こんばんは。
二点、追加報告がございます。

ジガバチの正体が判明しました。
蜂屋のヒゲおやじさんに写真鑑定してもらい、ヤマジガバチだろうとご教示頂きました。

シロオビギンガクヤドリニクバエが寄生するホストにオオシロフクモバチも加わりました。
全く同じ裸地で数日後にオオシロフクモバチ♀の営巣を観察していると、
獲物のクモを貯食した直後に寄生ハエが現れ、隙を見て巣穴に幼虫を産仔しました。
(興味のある方はお手数ですが下記の拙ブログから動画をご覧下さい。)
http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2012/11/blog-post_21.html

寄生蝿は採集できませんでしたが、巣の横で待ち構えているところを写真に撮りました。
これもやはりシロオビギンガクヤドリニクバエ♀のようです。
という訳で、寄主のリストにオオシロフクモバチも加わりました。


Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:さんご 投稿日:2012/11/22(Thu) 10:09:03 No.8005  引用 
しぐま様

おはようございます.

これもすごい映像ですね.ホストは限定されないのですね.

一点,前回のコメントで説明不十分なことがありましたので追記します.

写真の個体は,頭部が茨城@市毛さんのご指摘のとおり,Kurahashiのレビジョンのシロオビギンガクの♀にドンピシャで,私の持っている同種の♂にも斑紋が酷似していますが,市毛さんがご指摘のように,♀から種の判定まで持ち込むのは専門家でないと厳しいです.

日本には同属は1種のみとされていますが,ときどき本邦から記録がなかった種がみつかったりしますので,現時点でシロオビギンガクとは言い切れないです.産仔の場面に遭遇しても,その時点で種がなかなか確定できないのが,このグループの生態を研究する上でブレーキになっています.

「おそらく」シロオビギンガク♀だろう,という程度と認識していただけたらと思います.

ぜひ♂をゲットしていただいて,その映像(交尾器を含め)をご投稿くださることを願っています.

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/23(Fri) 06:53:05 No.8007 ホームページ  引用 
おはようございます。
さんごさん、コメントありがとうございました。
了解しました。
もし誰かにつっこまれたら、そのようにお伝えします。
ヤドリニクバエの世界はやはり奥が深く、強烈に難しいのですねー。
もし私の観察が正しければシロオビギンガクヤドリニクバエ幼虫(蛆虫)が食べて育つ餌は鱗翅目の幼虫(ジガバチの貯食物)でもクモ(クモバチの貯食物)でも選り好みしないということになります。
そこまでの広食性はあり得るのかな?と少々疑問(心配)になりました。
ヤマジガバチとオオシロフクモバチの営巣習性(掘坑性)がたまたま似ているので産仔できましたけど、結局獲物が口に合わなくて成虫まで育たないかもしれませんね。

そうなってくるとやっぱり、カリバチの巣を暴いて貯食物を採集し、飼育下で寄生ハエ成虫を得るのが一番確実のような気がします。
とにかく小さなハエなので、交尾中のペアを見つけて採集するというのは不慣れな私には至難の技だと思います。
あまり当てになさらず、気長にお待ち下さい。

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:さんご 投稿日:2012/11/23(Fri) 10:15:25 No.8008  引用 
しぐま様

ご返信ありがとうございます.

投稿していただいた映像があまりに鮮烈だったので,ハエマニアである私は思わず興奮してコメントした次第です.心理的にご負担をおかけしてしまったようで申し訳ないです.

シロオビギンガクニクバエは,かつては普通種だったようですが,ほとんどの記録が1960年代のもので,近年の記録が非常に少なく,希少種になっているもののようです.ずっと本種のホストについてあれこれ考えていましたので,感動している次第です.本種は私の地元では非常にまれで,産仔を観察するのはほとんど不可能です.

そのようなわけで,♂がゲットできれば重要な生態上の発見ととなると思い,勝手に興奮して書き込みをしました.♂なら専門家に同定していただいた比較標本をもっていますので,正しい同定に近づきやすいし,交尾ペアであれば確実性が増すからです.

♂の交尾器の確認ができればベストなのですが,本種は小型なうえ,このグループは交尾器が軟弱で,引き出すのがやや難しいです.

交尾ペアも,採れれば最高という意味で,必要ということではありません.

あくま個人的希望として「もしよろしければお願いします」という気持ちで書き込みしていますので,お気軽にお考えいただけたらと思います(内心はメチャクチャ期待しています).

ぜひ本種の生態を解明してください.どうぞよろしくお願いします.

Re: ジガバチに寄生するハエ 投稿者:しぐま 投稿日:2012/11/24(Sat) 06:22:38 No.8010 ホームページ  引用 
さんご様
お気遣いありがとうございます。
(逆に気を使わせてしまって恐縮です)
問題の背景を解説して頂けると、なかなかやりがいのあるミッションのようですね。
今後ともご指導よろしくお願いします。

オドリバエ Ocydromia属? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/11/18(Sun) 20:42:10 No.7976  引用 
みなさん、こんにちは。

 この秋9月にオドリバエ Ocydromia属と思われるオドリバエを採りました。
 日本産のこの属についての情報が見つけられないのですが、あたっているか否か、ご意見が伺えればありがたく思います。

 体長は4mm強で、採集地は埼玉県の山地です。


Re: オドリバエ Ocydromia属? 投稿者:三枝豊平 投稿日:2012/11/21(Wed) 00:29:10 No.7992  引用 
バグリッチさん:

画像のオドリバエは同定された通りOcydromiaです.新訂原色昆虫図鑑第3巻に本属の種を入れるのを度忘れしていました.先ほど見てみましたら,抜けていました.図鑑用に標本写真まで撮ってあったのですが,間抜けなことです.

この属は私の手元に日本産は少なくとも3種あります.2種はヨーロッパから広く分布しているO. glabriculaとO. melanpleuraです.少なくともと言いましたのは,日本のO. glabriculaと思われる標本に色彩変異がかなり著しく,♂の胸部が全面的に黒色のものやあなたの写真のような赤褐色で黒紋のあるものまで変異があり,まだその実態を十分に把握していないためです.第3の種は胸部は赤褐色で中胸背板が強く尖るように突出したもので,九州の山地などで取れています.
なおO. glabriculaはヨーロッパでは♂は黒色,♀には♂と同様のものから赤褐色のものまで変異があるようです.

あなたの画像の個体は北海道や山梨の北部山地などに多いものです.

本属は卵胎生で,知られている限りでは雌は牛糞など動物の糞の上で産児し.幼虫は糞の中のほかの双翅類などの幼虫を捕食するようです.そのために♀の腹端は多くのオドリバエの場合にように徐々に細くならないで,一見♂のように裁断型(truncate)しています.

Re: オドリバエ Ocydromia属? 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/11/22(Thu) 20:49:17 No.8006  引用 
三枝様

 詳細のご解説をいただき、厚く御礼申し上げます。

 Ocydromiaの一種で間違いないとのこと、同定が間違えていなうことがわかって 安心しました。
 O. glabriculaか否かは、色彩変異の個体を精査しないとまだわからない状況も良くわかりました。

 わからないことが多いオドリバエ類には興味がわきます。
 引き続き、機会があるたびに採っていきたいと思います。

 また是非いろいろご教示賜りますよう お願い申し上げます。

 

 
 

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