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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:02:52 No.11662  引用 
久しぶりの投稿になります。フキ改め、KFです。

5月28日、青森県平川市でチーズバエ科と思われるハエが採れました。アナグマの死骸に、多数のケブカチーズバエ?がむらがっており、何か別のものが入らないかと死骸の近くの枯れ枝を掬ったところ採れました。Iwasa(1998)によると、Postpronotumに2刺があり、内部のものが内側を向いているのでProtopiophilaの2種に絞られるのですが、どちらの種もthorax wholly blackとの記載があり、この個体は胸背に縦の帯がみえます。また、体長も4.5mmとやや大型です。

このハエは何者なのでしょうか、ご教示いただけますと幸いです。

採集日:2024年5月28日
採集地:青森県平川市
体長:4.5mm


Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:03:46 No.11663  引用 
Postpronotumの刺毛です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:05:07 No.11664  引用 
胸背、小盾板です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:09:44 No.11665  引用 
anepimeronの周辺です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/20(Thu) 19:51:34 No.11666  引用 
KF様,ご無沙汰しております.

額の前縁に剛毛が2対生じているように見えますが,如何でしょうか?

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/21(Fri) 08:20:25 No.11669  引用 
茨城@市毛様、こちらこそご無沙汰しております。

手前のがボケてしまいましたが、確かに2対あるようです。


Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/21(Fri) 22:23:37 No.11671  引用 
KF 様.

チーズバエ科でも,Thyreophorina亜族の可能性が高いです.
なお,日本で同亜族に属するのは,本州と九州に分布する Diacanthomyia okidoi Saigusa, 2015 オーキドフタトゲバエだけです.
資料を別送します.

さすが青森は色々と面白い双翅目が多いですね.

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/23(Sun) 21:26:46 No.11682  引用 
茨城@市毛様、ご教示ありがとうございます。
また、資料もありがとうございます。
Thyreophorina亜族の可能性が高いとのことで、絞り込めてすっきりしました。
オーキドフタトゲバエもかっこよく、見てみたいです。

もっと青森の双翅目を見ていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

クロハナアブの仲間? 投稿者: 投稿日:2024/06/23(Sun) 17:03:43 No.11679  引用 
大津市の庭にいたハナアブです。2年続けて撮影しましたので気になりました。
胸部に剛毛があるのが特徴ですが、ネットでは分かりませんでした。
よろしくお願いいたします。
1枚目は昨年の4月28日に撮影しました。

ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/15(Sat) 23:44:27 No.11660  引用 
初投稿失礼します。目盛の幅は1mm、6月15日に大分県で採集したハチモドキバエと思われる種です。インターネット上に似た種が見つからず苦戦しています。どなたかご教授いただきたいです。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/19(Wed) 17:38:48 No.11661  引用 
a.s.様.

背面写真だけでは判別が困難です.

・顔に縦隆起はありますか?(左図1,3のどちらに近いでしょうか?)

・中脚の腿節の前面端部に長楕円形の裸体部(左図5)があるように見えますが,合っていますか?


Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/20(Thu) 23:27:22 No.11667  引用 
市毛 様

ご教授ありがとうございます。
ハチモドキバエ類も背面写真からでは判別が困難だと存じ上げませんでした。申し訳ありません。
縦隆起ですが、素人目では図1に近く見えます(写真)
また、長楕円形の裸体部は確認できました。


Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/20(Thu) 23:29:17 No.11668  引用 
長楕円の裸体部です。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/21(Fri) 22:10:19 No.11670  引用 
a.s.様.

写真拝見しました.

恐らく,韓国に分布するEupyrgota tigrina Kim et Han, 2000で間違いないと思います.
日本初記録となります.

出来ましたらば,標本をお借りしてE.tigrinaの原記載と比較して確認した後,共著という形で「はなあぶ」誌に報告させて頂きたいと思います.
よろしくご配慮願います.

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/22(Sat) 21:36:01 No.11677  引用 
市毛様

確認ありがとうございます。
喜んでお送りします。
よろしければメールアドレスを頂いてもよろしいでしょうか。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/22(Sat) 22:03:55 No.11678  引用 
a.s. 様.

メールは,syrphidae.jp★gmail.comへお送りください.
※上記の「★」記号を「@」記号に置き換えて下さい。

タマバエの一種でしょうか? 投稿者:サリー 投稿日:2024/06/06(Thu) 22:02:23 No.11657  引用 
失礼致します。
私は、昆虫が好きで写真を撮ったり、調べたりするのが好きなのですが、庭の倉庫の壁にとまっていたこちらのハエはタマバエでしょうか?どうぞよろしくお願い致します。


Re: タマバエの一種でしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/09(Sun) 17:51:24 No.11658  引用 
サリー 様.

ご推測通りタマバエのような気がしますが,キノコバエ類でも同じような姿勢で止まる種類もいますので,細かな翅脈を見ないと判別できません.

ありがとうございます! 投稿者:サリー 投稿日:2024/06/11(Tue) 00:30:42 No.11659  引用 
市毛様、お忙しい中お返事して頂きありがとうございました!
翅脈が重要ですね!写真の撮り方にも気をつけてみます。

むし 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/03(Mon) 15:18:15 No.11651  引用 
初めまして。毎日虫を見ている、20代女子です。
5月31日に北近畿で捕まった虫です。
どの図鑑を見ても、調べても分からないハエのような虫があるのですが。。
教えていただきたいです。お願いします。


Re: むし 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/03(Mon) 19:25:55 No.11654  引用 
ミッフィー 様

巨大な複眼と翅の翅脈から見ると,カゲロウ目のようにも見えます.

虫ナビのような色々な昆虫を扱っているサイトで聞いてみてください.

Re: むし 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/06(Thu) 08:42:00 No.11656  引用 
お返事ありがとうございます。
他のサイトで調べてみます。
教えていただき、ありがとうございました。

ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/05/31(Fri) 23:42:06 No.11642  引用 
こんにちは. 虫キョロリスです. いつもお世話になっております.
先日, 奥多摩の日原へ採集に行きました. 東京とは思えない大自然でした.
そこで, 小型の黒いヤドリバエを2個体採集しました. いずれも地表の落ち葉に止まっていました. 残念ながら両個体とも雌でした.
なんとなく, これがPhytomypteraなのかなと勝手に思っていたのですが, 家に帰ってから検鏡・同定してみると全然違いました. ものすごく独特な特徴を持ったヤドリバエでした.



独特な特徴としては, 1st aristomereと2nd aristomereが異様に長く, 触角刺毛がジグザグしている点・Parafacial全体に前傾剛毛の列がある点・単眼剛毛が横向きである点・R1脈, R4+5脈, CuA1脈に剛毛が生える点・1+1+1 stplである(3本が横一列に並んでいる)点・postpronotumには2本しか剛毛がない点 などが挙げられます.

早速CMPDで同定したところTriarthria属になりました. 宿主はハサミムシだそうです. 僕はハサミムシ寄生性のヤドリバエと何か縁があるようです…
O’Hara(1996) EARWIG PARASITOIDS OF THE GENUS TRIARTHRIA STEPHENS (DIPTERA: TACHINIDAE) IN THE NEW WORLDに本属の既知種4種の検索表がありました. オープンアクセスではなかったですが, 有難いことに 大学の図書館に雑誌Canadian Entomologistが置いてありました!
まず, R1, R4+5, CuA1脈の背面 広範囲に剛毛が生えることからT. legeriとT. tienshanensisを除外できます. この2種はR1脈の基部半分とR4+5脈のr-mまでにしか剛毛が生えないそうです.
さらに, 本個体はparafacialの下部に強い剛毛があることと翅に模様がないことからT. parvaも除外でき, 最終的に T. setipen・nis (←迷惑投稿としてはねられてしまうので今後このように表記します) に行き着きます.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 00:09:52 No.11644  引用 
本種の細かな特徴が載っている論文があまり見つからなかったのですが, 下記サイトのSteven Falk氏の説明を参考にしました.
https://www.flickr.com/photos/63075200@N07/albums/72177720306996745/

今回の個体の形質は, ここに書いてある特徴とほぼ合致しました. 違ったところとしては, サイトには 雌の額が頭の幅のちょうど半分くらいと書いてありますが, 本個体では0.43倍であったことです. それから, 小盾板の先端剛毛に関しては, 本個体の剛毛が曲がって本来の方向を向いていなかったため, 発散していることを確認できませんでした.
しかし, それ以外の部位に関する形質は全て確認できました. (サイトのM脈基部に剛毛...云々 は CuA1脈の間違いと思います. )
ただし, Palpusの色は, 一方の個体が橙色なのに対しもう一方は黒色でした. これは前者が, 昔からT. setipen・nisとされていたもので, 後者が, 昔T. spinipen・nisとされていたものらしいです(van EmdenのRES Handbookを参考にしました). 現在, 後者は前者のシノニムとされています.
ということで, 今回の2個体はT. setipen・nisと判断して良さそうに思います.

ところで, Triarthria属は日本からの記録がまだないように思います.
特に本種については, もともとヨーロッパが主な原産地で, その後北アメリカに移入したとされています. ヨーロッパや北アメリカでは比較的有名な種のようですが, 東アジアでは今まで極東ロシアからしか記録がないようです.
それが不思議です. 僕は奥多摩の標高600m辺りの地点で採集しましたが, ここら辺に急に外国から移入してきたとは考えられません. 前から日本にいたのではないかと思います. しかしここまで特徴的なヤドリバエが見過ごされていることがあるのでしょうか?

もしどこかに国内でのTriarthria属の記録が過去にあれば教えていただきたいです. 時間のあるときで大丈夫です. よろしくお願いします.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/01(Sat) 08:08:03 No.11646  引用 
虫キョロリス 様.

スパムの件は,最初の投稿でURL内の大当たりの数字がフィルターに引っかかったようです.


国内のTriarthria属は,下記の3つの文献で出てきます.

玉木長寿. 1999. 「埼玉県の双翅類」への訂正と追加. 埼玉県昆虫誌 別巻, pp.48-49.

福士 襄. 1990. 青森県と秋田県のヤドリバエ(第2報). 青森県生物学会誌, 27: 41-47.

s嶌 洪. 1989. 寄生生活への道〜ヤドリバエの場合〜 3. インセクタリゥム, 26(3): 88-94.


嶌(1989)では,同じ属の別種が本州や九州の産地などに生息していると書かれています.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 09:40:19 No.11647  引用 
市毛 様.

早速の返信ありがとうございます.
僕の調べ方が甘かったですね... こんなにたくさんの文献で出てきていたとは...
O'Hara(2020)の世界のヤドリバエのリストに日本が生息地に含まれておらず, 日本昆虫目録にも全く載っていなかったので, まだ記録がないのだろうか?と思ってしまいました.
というのもヨーロッパに生息するのとは別種の可能性があるのですか... 未記載種で研究が進んでいないのかもしれませんね. T. setipennisとは何が違うんでしょう? 雄を採集して交尾器を比較してみたいものです.
福士(1990)と嶌(1989)は以前Anechuromyiaの件のときにお教えいただいた文献ですね. 今後この辺りの文献も見るようにします.

ちなみに, どうやって国内のTriarthria属が書かれた文献をお見つけになったのでしょうか? このような 短報(?)ってとりわけ探しにくく感じます.
Googleでいろいろ検索していけば最終的に出てくるものなんでしょうか?それとも, いくつか書いてありそうな文献に目星をつけてその中を探すんでしょうか?もしくは, ワード検索みたいなのでTriarthria属が書かれた文献を一気に絞ることができるんでしょうか?
お教えいただけると幸いです.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/01(Sat) 17:16:12 No.11648  引用 
虫キョロリス 様.

私の文献の管理は,
・全てPDF化して,英語でOCRをしておく.
・Adobe社が提供するPDF iFilterをインストールしておく(これがないとPDFの全文検索が出来ません).
・PDFを配置したフォルダをインデックスのオプション(Windowsサーチ)で指定して,全文のインデックスを自動作成するように設定しておく.
・新しい文献やPDFを入手する度,処理して同フォルダに保存する.
あとは,エクスプローラーの検索窓から検索できます.


恐らく,ヒット率は8割程度です(元文献の書体や汚れ等が原因で正しくOCRで文字化されていないため).

https://ascii.jp/elem/000/000/938/938533/

Macですと,Spotlightのインデックスで同様の事ができそうです.

なお,日本語や中国語・ロシア語の文献でもすべて英語でOCRをかけるのが重要です.特に日本語でOCRした文献内の学名は,従来試した内外10数種類のOCRソフト全てでまともに読み取れていませんでした.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 21:22:03 No.11649  引用 
茨城@市毛 様.

文献の管理の仕方について教えていただき本当にありがとうございました.
OCR初めて知りました. 英語でOCRをかけるのが重要なんですね!
参考にさせていただきます.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者: 投稿日:2024/06/02(Sun) 23:07:59 No.11650  引用 
 市毛 様

国内の既報をありがとうございます.


 虫キョロリス 様

Triarthria いいですね.
自分は岐阜県の3地点で2♂2♀採っています.

Canadian Entomologist を見ていませんが,T. tienshanesis の記載論文を見ました.
Ziegler,J. 1991.
Zwei neue Raupenfliegenarten (Dipt., Tachinidae) aus Usbekistanund faunistische Notizen zu weiteren Arten aus Mittelasien.
[Two new tachinid species (Dipt., Tachinidae) from Uzbekistan and faunistic notes on further Central Asian species]
Entomologische Nachrichten und Berichte, 35(2): 83-90.
(ドイツ語で書かれた中央アジアのヤドリバエ相)

https://www.researchgate.net/publication/366019819_Zwei_neue_Raupenfliegenarten_Dipt_Tachinidae_aus_Usbekistanund_faunistische_Notizen_zu_weiteren_Arten_aus_Mittelasien_Two_new_tachinid_species_Dipt_Tachinidae_from_Uzbekistan_and_faunistic_notes_on_fu

既にご覧になったかもしれませんが,旧北区産の3種については,横顔と挟子背面が載っています.
採集した個体はT. setipennis に一番近いように思うものの,尾葉の先端が小さく二股になる点が異なりました.
(解剖した個体は博物館へ入れたので,今は手元にありません.)

投稿画像の左側は伊吹山山麓で2020年5月初旬に採ったオス個体です.
(脂で黒くなっています)
側顔下方に目立つ剛毛がありますが,それ以外の剛毛はT. setipennis の図よりも弱いようです(写真写りも悪いのですが).

投稿画像の右側はCerretti (2010) I tachinidi della fauna italiana に掲載されたT. setipennis のメスです.
側顔の下方1/3あたりの所に他よりも目立つ剛毛があり,Ziegler (1991) に掲載されたオスの図と似ています.
しかし採集したメス個体では,側顔下方の剛毛の強さは隣り合った剛毛とあまり違わず,下へ向かうにつれて徐々に長くなるようです.

このあたりが既知種との違いである可能性があります.

大阪自然史博にはTriarthria 属がユニットボックス1つ分くらいあるので,将来研究する材料になると思います.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/03(Mon) 19:51:59 No.11655  引用 
大宮 様.

返信ありがとうございます. やはりヤドリバエを正確に同定するには, 交尾器を見るのが一番ですね.
たしかにZiegler(1991)の図を見ると, T. setipennisの尾葉だけ二股になっていませんね.
日本の種の場合は小さく二股に分かれるのですか... 側顔の剛毛もたしかに異なりますね... 勉強になります.
ちなみにCanadian EntomologistのO'Hara(1996)には, あまり詳しい特徴の説明はなかったのですが, その代わりにT. setipennisの交尾器や第五腹板のより細かな図が載っていました.

>大阪自然史博にはTriarthria属がユニットボックス1つ分くらいあるので,将来研究する材料になると思います.
そんなにたくさんTriarthriaの標本あるんですか! 想像しただけで狂喜乱舞しそうです.

無題 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/03(Mon) 15:19:06 No.11652  引用 
違う個体の写真です。

Re: 無題 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/03(Mon) 15:25:04 No.11653  引用 
ちなみに、虫の大きさは、体長1mmぐらいです。

Leptodromiella属? 投稿者:山本 投稿日:2024/05/26(Sun) 15:16:36 No.11640 ホームページ  引用 
No.5318のLeptodromiella属に似ています
腹部末端がササキリモドキやクダマキモドキ・カヤキリ・ヒサゴクサキリ・ヤブキリみたいになっています。
桜の開花前、ヒメセダカオドリバエBicellariaを水仙や笹の葉サラサラ採っていたら草地の奥の果樹園・クヌギ林・杉林の林縁や林内で採れました。 メスの腹部末端が産卵管状になっているLeptopezaの記事はNo.3447と2966で拝見しました。他にも「蝶やハエには蜂やキリギリスのような真の産卵管は無い」という
三枝先生のコメントがあったと思いますが、何番の記事か分かりません。 いったん失ったものを再構築したのは、何かに産み込むためにまた必要になったのでしょうか? 来春メスの産卵行動を見てみたいです。


Re: Leptodromiella属? 投稿者:山本 投稿日:2024/05/26(Sun) 15:19:08 No.11641 ホームページ  引用 
Leptodromiella属? 横から見たところです。

Bicellaria早春のヒメセダカオド... 投稿者:山本 投稿日:2024/03/10(Sun) 14:51:47 No.11596 ホームページ  引用 
福岡県小郡市の栗と梅の果樹園で、草刈りされたのり面の水仙の葉に止まっていました。以前(30年前)採れた福岡市東区の住宅地空き区画家庭菜園ののり面でも水仙の葉にとまっているのを採集しました。東区のほうは多産地でしたがアパート建設により消滅しました。以下のサイトの種とよく似ています
https://cjai.biologicalsurvey.ca/articles/sbc-48/#keyEmbed


Re: Bicellaria早春のヒメセダカ... 投稿者:山本 投稿日:2024/03/10(Sun) 14:59:23 No.11597 ホームページ  引用 
ゼブラのさらさボールペン0.3と大きさ比較です

Re: Bicellaria早春のヒメセダカ... 投稿者:山本 投稿日:2024/03/10(Sun) 15:01:17 No.11598 ホームページ  引用 
生きているときの姿です。

Re: Bicellaria早春のヒメセダカ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/03/12(Tue) 09:01:08 No.11599  引用 
山本 様.

新訂原色昆虫大圖鑑(2008, 北隆館)によると,ヤマトヒメセダカオドリバエBicellaria japonicaが西日本の低地から低山地に極めて普通とあります.
なお,japonicaは福岡県香椎産の標本を元に記載された種類です.

Re: Bicellaria早春のヒメセダカ... 投稿者:山本 投稿日:2024/05/26(Sun) 14:20:20 No.11639  引用 
市毛先生

 ご教示ありがとうございます
久山町の久原から猪野や、東区香椎宮の裏の不老水辺りなど昔の九大生が研究材料サンプル採集していたところは住宅や商業施設開発で、蛍もすくなくなりました。

ヒロクチバエ 投稿者: 投稿日:2024/05/19(Sun) 08:24:38 No.11636  引用 
キマダラヒロクチバエを撮影しているときに見つけました。
ヒロクチバエ科だと思いますが、種名がわかればご教示いただけますでしょうか。
2024/5/19 八王子市で撮影


Re: ヒロクチバエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/05/21(Tue) 20:00:51 No.11637  引用 
tosaka 様.

マルマダラヒロクチバエ Pterogenia sp.2, Kusama et Tamaki,2004 と思われます.

Pterogenia sp.2は,台湾から記載されたPterogenia hologaster Hendel, 1914の可能性が高いです.

Re: ヒロクチバエ 投稿者: 投稿日:2024/05/23(Thu) 08:10:40 No.11638  引用 
市毛様
早速のご返答ありがとうございます。

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