こんにちは
先日、カオスジモモブトと同じ場所で採集したChalcosyrphus属のメスです。胸背に鱗粉による顕著な縞模様があるのでXylotodes亜属と思われますが、はじめて見る種類のようです。大きさは、同所に多数いたクロハラナガハナアブモドキC. ambiguusより少し小さい感じでした。もしかして、これがヒサマツケブカC. hisamatsui (Shiraki,1968)なのでしょうか?Fauna Japonicaの記述を読むと、オスには腹背に顕著な特徴があるものの、メスの特徴は弱いらしいです。なんだかよくわかりません。 教えてください! 明日は天候がよさそうなので、会社をサボってオスを狙いに出かけて見ます。
pakenya様。
ヒサマツケブカハラナガハナアブは、タイプ標本の♂同様に翅に明瞭な暗色斑紋を有します。 http://cse.niaes.affrc.go.jp/nakatany/dbdiptera/b_hisamatsui.htm 写真だけで絵合わせすると、Chalcosyrphus jacobsoniの♀の可能性があると思います。 詳しく調べないと難しいです。 ここら辺の属も、北海道などの標本を交えて、再検討しなければならないようです。
市毛様
いつもありがとうございます。 Chalcosyrphusには、目録に載っていないものが少なくとも3種あることが、ハナアブネットの北海道のリストに示されていて(C. eugenei, C. jacobsoni, C.nitidus)、いつか見てみたいと思っておりました。これらは、極東ロシアの検索などに記述されているのでしょうか?原典を持っておりませんので、会長の翻訳を心待ちにしております。 一昨日の採集では同じ種の追加はできませんでした。が、クロハラナガハナアブC. longusに似ていて、後脚脛節末端に長いとげを持たないやつと思われるメスを採集することができました。こいつの名も知りたいものです。 ではまた。
このトゲ無しのlongusは、Dr.Mutinに送ったのですが、交尾器を飛ばされてしまい、そのままになっています(^_^;)
おそらく、あちらには同じような近縁種はいないようです。 Chalcosyrphusは、本州に6種ぐらい不明種がいたと思います。 Xylotini類は、なかなかまとまって採れないので標本蓄積が進まないグループです。 Spheginaも含め、片っ端から針刺し標本にしておくことをお勧めします。 |
まゆみさん>ようこそ
画像はヒラヤマアミメケブカミバエです。普通に見られる翅に紋があるミバエですね。 記事No.2314にもきれいな本種の画像と、よく似てるシモフリシマバエの画像がありますのでご参照下さい。 また翅に紋がある種類を見たときはバグリッチさんのサイト内に「特徴的な翅模様のハエたち」http://homepage1.nifty.com/tago-ke2/moyou-hae/index.htmにも紹介されていますので、そちらも参照されると良いと思います。
ハエ男さん!ありがとうございました♪
最近、羽根に柄のあるハエに出会うので、いろんなハエが居るのだと驚いています。シモフリシマバエは最近、わたしも撮りました。 今後もよろしくお願いします! |
ヒゲナガヒロクチバエ Lamprophtlama japonicaの♀だと思います。
早速お教え頂きありがとうございます。
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触角第3節が大きく膨らんでいないところや、複眼の間に大変大きな黒い部分(額瘤)が見えるところからヒメアブではないかと思います。
ヒメアブ。ありがとうございました。
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ミズアブ科の卵塊はみたことないのですが、アブ科(吸血するやつ)なんかはこんな感じで産んでるのを見たことがあります。
了解です。吸血アブの仲間はこんな感じで卵塊を作るんですね。ミズアブと書いたのは、以前にネットでそのような記事を見た覚えがあったように思ったからでした。今になって探しても全く不明です。
それにしても産む直前は♀の腹部は卵でパンパンになってるでしょうね。ありがとうございました。
水辺ではナガレシギアブ科の雌がこのような卵塊を産卵します.
けっこう広範囲の双翅目がこのような卵塊を作るのですね。
アノニモミイアさん、ありがとうございました。 |
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