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HM様.
オドリバエ科1種です. 恐らく,Empis属やRhamphomyia属のような気がしますが, 種類が多いグループなので,翅脈など細かい場所を見ないとわかりません.
HM様.
恐らく,Rhamphomyia属と思われます.
茨城@市毛様
ご教示、ありがとうございました。 今後もオドリバエに注目していきたいと思います。
久しぶりにこのサイトを見て気づきました.市毛さんが回答されているようにRhamphomyia属です.この属のCalorhamphomyia亜属の種です.雌ですし,脚,特に後脚の特徴が種の同定には必要です.
HMさん.すっかりご無沙汰をしています.画像のCalorhamphomyiaの雌は,以前にあなたがこの掲示板のNo.8819(20140427)で投稿された雄の種の雌だと思います.その折もお伝えしましたが,R. nipponensis群の1種で,愛知,静岡県東部にかけて分布する未記載種です.あれから6年ほど経過してしまい,Calorhamphomyiaの論文も未完成の状態でして,折角雌雄の標本をご恵贈いただいたのに,まだご厚情にこたえられず,申し訳ないです.
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この掲示板を利用するのは初めてです。
少し疑問に感じたのですが、双翅目は紫外線に誘引されるという話をよく聞くのですが、紫外線に誘引されないものもいるのでしょうか?
JK 様.
灯火採集を行うと夜行性のガや甲虫・カメムシ等以外に,昼行性のチョウやセミ,ハチ,トンボ等いろいろな昆虫がライト(紫外線)に集まってきます. 少ないながらハエ・アブ類なども得ております. 感覚的には,他の昼行性の昆虫と大差ないように思います. 紫外線に誘引されない種類がいるかは不明です. 誘引されるという事象は電撃殺虫器などを調べると簡単に調査(証明)できそうですが,誘引されないという事象の証明は光源の強さや気温・湿度など色々なケースを想定して実験しなければならないので不可能に近いと思います.
ありがとうございます。
ある虫が紫外線に誘引されるという事象を証明できなかった=紫外線にその虫は誘引されないと結論づけるのは早計だということですか?
JK 様.
走行性などを調べる場合,外的環境の他に生理的変化(年齢等)を考慮する必要と考えています. 昆虫のように短命な生き物でも,羽化直後と成熟後では異なる行動を取ります. 人間で例えれば,幼少期と青年期,老年期では味覚などの好みが変わるようなものです. また,♂♀で差が出る種類もあるかもしれません. 走行性のメカニズムについて下記のようPDFがあります. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaez/58/2/58_93/_pdf PDFには,とあるアメンボは,高温時は光に集まり,低温時は光を避けるそうです. このようなわけで,誘引されないことを実験で証明するのは,かなり大掛かりな実験が必要となります.
ありがとうございました。
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