茨城@市毛さま
お返事いただきありがとうございました。 日本のユスリカに書かれていた特徴を見てこれかなと思っていたところでしたので、恐らくそれで良さそうに思いました、 これ以上の情報は得られなさそうですので、ここまでに留めておこうと思います。ありがとうございました。 返信をすぐにしようと思っていたのです、投稿キーが表示されず長い間お返事できておりませんでした。失礼いたしました。 |
初めて投稿いたします。
現在ショウジョウバエの採集を行っており、同定が難しいものを専門の方に見ていただきたいのですが、どなたかショウジョウバエの分類や同定を行っている方をご存知でしょうか。 不適切な投稿でしたら申し訳ありません。 |
大宮 様.
いえいえ, お忙しいところ, 返信してくださり本当にありがとうございました. 久米島に行っておられたんですね! 自分は離島には行ったことがないので, どんな双翅目がいるのか気になります. >お問い合わせのPeleteria ですが…放置していました. やはり, 大宮さんも採集していらっしゃったんですね. 交尾器の形状がpallidaにここまでそっくりなのに別種なのかなぁ?と訝しく思っていたのですが, pallidaの可能性も十分あるんですね. >2009年の中国のヤドリバエ…となっています. なるほど. pallidaが中国蠅類に載っているにも関わらず, 2020年のカタログで生息地に中国が入ってないのにはそういう経緯があったんですか. ややこしいですね… 実際には誤認ではなく中国にもpallidaが居るんじゃないかとも思ってしまいます. 中国の注釈付き目録のほうもじっくりあとで読んでみます. >P. pallida の詳細については…意味であろうと思います. 早速、Zimin(1961)をダウンロードして一目見てみました. こちらもロシア語ですね… 何が何だか, 難しすぎて… 重要な文献だということだけはわかります. 今後, 大学で, ロシア語一列・二列 みたいな授業を受けるので, そこでロシア語を勉強して, こういう論文をじっくり読んでみようと思います. ありがとうございました. |
検討が遅くなり申し訳ありません.実は月曜まで久米島へ行ってきたところで,帰ってからもバタバタしておりました.
お問い合わせのPeleteria ですが,尾葉と第五腹板が同じ形状と思われる個体を愛知県と岐阜県で採った事があります.第五背板は全く暗色です(微粉を除いた体節自体の色).P. pallida であろうと思いながら放置していました. 2009年の中国のヤドリバエ科の注釈付き目録によると,P. pallida は当初ロシア沿海地方と中国満州西部から記載されましたが,その後ロシア産限定となりました.pallida のシンタイプからP. propinqua と P. semiglabra が記載され,満州産はsemiglabra となりました(Zimin, 1961).その後の中国各地からのpallida の記録についても,2009年には誤認として扱われました.また,中国蝿類に掲載された甘粛省と雲南省の記録も誤認で,関与した種の正体については不明とされています. JAMES E. OHARA, HIROSHI SHIMA & CHUNTIAN ZHANG, 2009. ANNOTATED CATALOGUE OF THE TACHINIDAE (INSECTA: DIPTERA) OF CHINA. Zootaxa 2190: 1-236. 2020年のヤドリバエ科の世界のカタログでは,P. pallida の分布はロシア極東南部と朝鮮半島南部となっています. P. pallida の詳細については,Zimin (1961) が以下のページからダウンロードできます.お忙しいと思うので,将来的な課題とされてください. https://zoomet.ru/nacek.html?start=5 1961年48号のリンク先を保存すると,djvu ファイルがダウンロードできます.246ページあたりで,当時はHemipeleteria 属です.交尾器以外の表徴についても,混じっていた別種が確実に分離されているはずです. 自分自身も余裕がある時に取り組もうと思いますが,機械訳に頼り危険があります.pallida の第5背板の記述は,翻訳サイトに貼り付けると,「原則として完全に黒褐色ですが,頻度は少なく,,,赤い縞模様があります.」と訳されます.しかし実際には稀であるという意味ではなく狭いという意味であろうと思います. pallida である可能性もまだあるとは思いながら,特定の形質の重要度の評価は難しいですね. |
市毛 様.
返信ありがとうございます. メールのほうもありがとうございました. 極東ロシアの文献、早速読んでみました. これは、なんと、素晴らしい文献ですね!! ただ、ロシア語だらけでとても難解です… DeepLを使って時間をかけて読んでいきました. 自分は、大学で第二外国語としてロシア語を選択しているので、今後、大学の授業でロシア語を読めるよう勉強します. Peleteriaの検索表では、まず、prementumが長くない点(長さは幅の4倍くらい)とlateral scutellar setaが欠如している点から、couplet2に進みます. かなり絞られます. あとは、P. pallidaとP. semiglabraとP. propinquaの交尾器の図を比較してみるのですが、やはりpallidaが一番近いようです. 少なくとも、semiglabraやpropinquaではなさそう?に思います. ただ、pallidaは、中国蠅類にも極東ロシアのほうにも、「腹部第五背板側面に橙色の斑紋を持つ」という内容の記述がありますので、この個体はpallidaでもなさそうですね. 埼玉県産ヤドリバエの論文は、いつも見るようにしているのですが、今回は忘れていました! 本当ですね、未記載種がいますね. しかも、多数個体得られていますね. 注釈には東京からも得られていると書かれています. この未記載種がどういう形態のものかは全く分かりませんが、僕が得た個体がこの未記載種と同一のものである可能性は十分あります. 情報ありがとうございました. |
博多権三 様.
ユスリカは門外漢ですが, 日本ユスリカ研究会の 図説日本のユスリカ によれば, 翅脈(R2+3の有無やR1とR4+5の間隔)で,Telmatogetoninaeイソユスリカ亜科と Orthocladiinae エリユスリカ亜科のClunioウミユスリカ属は区別できるようです. |
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