茨城@市毛 様
ご教示ありがとうございます。 冬に成虫になる種だったのですね。 一瞬でしたが写真が撮れて、名前もわかって嬉しいです。 |
MY 様.
トゲハネバエ科のHeleomyza eoa トゲハネバエ,もしくは近縁なグループのハエです. トゲハネバエ科の中でも,このトゲハネバエ亜科に属するグループは,大半の種類が晩秋から早春にかけてのみ成虫が見られます. |
市毛様.
返信遅くなりすみません。ご教授ありがとうございます。年末から年始にかけて洞窟性昆虫の調査などで忙しくハナアブの方に全く手をつけれていない状況でした。書きかけていた原稿も間に合わないので次回投稿させて頂きます。春の総会に全ての標本を持って行きますのでそこで詳しい同定をお願いしたい所存です。遅くなりましたが今年もよろしくお願い致します。 |
大宮さま
ありがとうございます。 L. septentrionalisとは別種とのこと、理解しました。 L. fallaxかどうかも不明確なため、不明種としておきます。 剛毛や腹部の斑紋の形質の重要性や変異の幅等も気になるものです。 Limnophoraを同定する際は必ず交尾器を見るようにします。 中国蝿類のseptentrionaliの分布を見たとき、日本が含まれていたので僕も驚きました。 日本のイエバエ科を見ると、"Limnphora fallix : Stein, misidentification"とあるので、どこかのタイミングでL. fallaxと誤同定されたものが報告され、その情報が訂正されないままになっている可能性などあるのかもしれないですね。 |
ふかさわ様
投稿された個体はsurstyli の内側に突起が無いのでL. septentrionalis とは別種ですね. 突起がある種も見た事があるので(図との一致の程度は微妙),日本のイエバエ科の検索表でキタミズギワイエバエに落ちる種が複数あるのだと思います. L. septentrionalis は中国遼寧省から記載されたようですが,中国と日本の文献の違いは指摘された通りです. 原記載は見ていませんが,中国の新しい検索表(Du et al., 2023)でも同様の相違があります. 脛節の剛毛数や腹部の斑紋の長さの組み合わせが中国の文献通りの個体は見た事がありません. これが重要な形質だとすると,日本にL. septentrionalis はなかなか居ないのかもしれません. L. fallax は中国の文献では日本にも分布する事になっているので不思議です. 困ったことに,2023年の検索表ではL. fallax はia 0+2を通ります. 原記載(L. maculosa の変種として)は翻訳サイトでも読みにくいのですが,剛毛の数は書かれていないようです. もっと他に情報がないか調べる必要がありそうです. |
大宮様
返信ありがとうございます.やはり同じ種のようですね. 私も最初,もしかしてヒツジバエ科だろうかと一瞬疑ったのですが,やはり違いますか…謎ですね… 私が頂いた個体に関しては,どうやって採集したのか,まだ採集した方に訊いていないのですが,ラベルに鶴見岳と書いてあるので,同じように標高の高いもので得られたものかもしれません. そう簡単には追加個体は得られないかもしれませんが,私も探してみようと思います. とても変わった種なので,幼虫の形態や生態もとても気になります. |
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