The International Journal of Dipterological Researchという雑誌があって,先日そのHPをひらいて連絡先あてに「バックナンバー買いたいのでコンテンツと値段を知らせておくれ」というメールを書いたが,応答なし。もう一度連絡しようとHPにアクセスしたら、「ページを開けません,このページのあるサーバーが応答しません」だそうな。どうなっちゃったのだろう。ウラジオの先生達にお願いするしかないかな、こりゃ。
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「黒いキイロショウジョウバエ?」のスレッドでは、この掲示板で双翅目に関する質問に対して常々回答してくださる双翅目研究者が真剣に対応して下さっています。
長々と続いているスレッドを見てみると、要するにショウジョウバエの名称などを知りたいということがメインの目的のように思えます。どうしても知る必要があるのなら、そのためには、ショウジョウバエを採集して、同定可能な方に依頼をするしかないでしょう。採集と言ってもとくに難しいことではないはずですし、吸虫管を使わなくてもショウジョウバエは動きが遅いので管瓶1本でもとれるはずです。ポンチさんはそれをまずすることが、この掲示板を利用した目的を満たすために必須の作業です。しかし、なぜかこれについても躊躇されているようです。 さらにキイロ君さんに至っては、「述べれば終りですけれども(笑)。」とか、「と問えば解りませんと必ず仰るでしょうね(笑)。」とか、当事者だけではあるいは理解できることかもしれませんが、いわくありげで、揶揄しているような文言は、このような掲示板への記入としては、読む相手によって気分がよろしくないものです。 いくら投稿は自由であるとはいっても、質問に答えてくださる方々の真剣さに対して、真面目に対応する態度を期待したいところです。
ご迷惑おかけしてすみません。
とりあえず経過ではあるのですが、昨年花粉を背負った状態のハエは2例、捕獲しています。 白い花粉を背負ってフラフラ飛んでいるのを捕まえて・・・。 まったくの門外漢なので、小さなケースで、蓋とケースで挟んだら入っちゃったというような乱暴な捕獲方法ではありますが。 その一つは博物館に寄贈・・・というか、自分ではどうしようもないので標本にしていただき、もう一例も県の施設を通じて、別の先生に標本にはしていただいています。 ただ、そこから先、同定にはいたっていないようですが、そちらもあまりしつこく突いたりするというのもためらわれるので、今後どうなるのかはわかりません。 コチラでもいろいろご指導いただきましたが、とりあえず、その経過だけ書き込んで、いったん引き揚げたいと思います。 フィールドはいろいろわからないことだらけ。 昆虫もいきなり取り組んだわけで、いろいろご迷惑おかけしているようで申し訳ありません。 |
こちらの掲示板を拝見していると、とにかくハエは捕まえないことにはどうにもならないということはわかるのですが、昨年もお邪魔した、ランに集まるハエ。
普通に検索して一番似ているのが『キイロショウジョウバエ』というのが多いのですが、それに混じって黒いのも見かけたりします。 これがまったく別の種なのかと思っている検索していると、黒い変異のようなものもあるという記述も。 もともと同定できているものでもないのですが、まったく別の黒いショウジョウバエというのもいて、その可能性もあるのでしょうか?
千葉県の孟宗竹林に生える『クロヤツシロラン』に集まるハエで、ほとんどは『キイロショウジョウバエ』に見えるものばかりなのですが、昨年も今年も黒い奴にも出会っています。
特徴が不明瞭なのはどうしようもないのですが、全然別物だと、またややこしいので・・・。
キイロショウジョウバエは日本に生息する250種以上のショウジョウバエ科の昆虫の1種にしかすぎません。その他の種の多くはキイロショウジョウバエのように黄色ないし黄褐色の色彩ですが、このほかに黒色のもの、腹部に斑点をもつもの、胸部に縞模様があるもの、胸部やさらに腹部も銀色に輝くもの、など色彩的にも千差万別です。
黄色系のショウジョウバエの中からキイロショウジョウバエ1種を同定するだけでも、具体的には標本を顕微鏡で観察しながら、翅の翅脈の相対比、頭部や胸部の刺毛の分布や方向、♂交尾器などを比較することが必須になります。ですから、野外で肉眼でキイロショウジョウバエを同定することは、実際は不可能なことです。もちろん生態写真からでも無理でしょう。 写真の黒いハエはショウジョウバエ科の1種です(経験的に)が、私は今に時点で属などの同定はできません。
おはようございます。
オノニモミイアさん、詳しいお話ありがとうございます。 ある意味、予想通りというか、やはりまず捕まえるところしか始まらないのだなァということがわかりました。 そのうえでも、顕微鏡での撮影なんていうことになっていくのでしょうから、それも無理な話ではあるのですが。 推測では、広域に生育する、当たり前のハエのはずなのだけれど、どうもこういった花と密接な関係にあるというのは間違いないようなのですが。 観察するだけでも大変なので、その先は、実際むりかもしれません。 ありがとうございます。
ポンチ様.
横レスで失礼します. ショウジョウバエ科については,Web上で大半の文献が閲覧できるという日本で最も恵まれたグループです. 是非,日本ショウジョウバエデータベース http://www.dgrc.kit.ac.jp/~jdd/index.html を御覧になってください. 1758年以降の,種の同定に必要な基本文献の大半が無料で閲覧できるようになっています. また,花の名前がわかっているのなら,花の属名とDrosophilidaeで検索をすれば,属や亜属レベルまで絞り込めるかもしれません. また,「ショウジョウバエ 分類」というキーワードでAND検索をかけると面白いHPが色々と出てきます. 日本の双翅目の分類学者は非常に少ない(皆無に近い)ので,種名を知るためには自助努力が必要です. しかし,ショウジョウバエは「ショウジョウバエ分類講習会」が何度も開かれているほど需要が高いグループのようです. 私の場合,学歴もなく(工業高卒です),コネもないので,興味あるグループの文献を取り寄せては,文献末尾の参考・引用文献を再び取り寄せる繰り返しをしています.コピー代だけで○十万円掛かった年もあり,女房に睨まれてます. また,毎年発行される新たな文献については,Zoological Recordという文献目録が毎年発行されているので,これもコピーを取り寄せては,気になる論文を取り寄せています. 前に書いたように,私も昆虫写真家を目指していた口ですので,種名を知りたいというポンチさんの願望は良くわかります. どこを間違ったのか「種名を知りたいという願望」が強すぎて,分類屋モドキになってしまいました(^_^;)
茨城@市毛さん 大変貴重な情報ありがとうございます。
まァ、私にとってはハードルが高すぎて、なかなか活用というところまでいけないでしょうけれど、いろいろ調べてみたいと思います。 ここ数年、ランとショウジョウバエの関係を見ていて、非常に密接な間柄というのか、共生関係があるように思えています。 この花の上で交尾もし、この花の中に卵も産みつける。 また、ここから発生もするのかもしれませんが、卵は見ても幼虫まで見たこともないのでどうなのでしょうか? そうなると、一応名前も気になるというようなことで・・・。 ありがとうございます。 また、追い追い勉強していきたいと思います。
上の写真は『クロヤツシロラン』なのですが、『アキザキヤツシロラン』の花にも同様、コイツらは現れます。
それを知っている「なんとかハシリグモ?」。 『イオウイロハシリグモ』にしては色が変かなァという奴がここに常駐していて、これを捕食もするようで、花の中に翅らしきものが残っていたり。 これも小さく、真っ暗な場所に光をあてての撮影なので不明瞭ですが、こんなのも手掛かりになったりするのでしょうか。 とにかく、同定には現物が必要なようですが、それが問題だったり・・・。 とにかく大変ですね。
ポンチ様.
やっとランの名前が出てきたので,絞り込めそうな情報が得られる可能性が出てきました. 皇居は,近年動植物の精密調査が行われており,ショウジョウバエ科も70種ほどのリストが出ています(皇居のショウジョウバエ相およびその群集構造と季節消長). 植物の調査報告にクロヤツシロラン Gastrodia pubilabiata Y. Sawa.やアキザキヤツシロラン Gastrodia confusa Honda et Tuyamaがあれば合致する種類が記録されている可能性があります. また,ラン科の受粉システムについては下記の書籍が良く引用されています. van der Pijl, L., and C. H. Dodson. 1969. Orchid flowers: their pollination and evolution. University of Miami Press, Cord Gables, FL.
こんにちは。
なるほど皇居にショウジョウバエの仲間が70種ほどもいるということになると、いかにその同定が難しいかというのがわかりますね。 『クロヤツシロラン』は『アキザキヤツシロラン』とともに、近年、広域にかなりの数があることがわかってきていますが、発見自体がそれほど古い話でもないようで、見落とされていた植物でもあるようです。 まだ、花で現物を見ている方も限られるようで、研究はこれからになるのではないでしょうか。 最近までその生育地の発見自体が話題になるような植物ですが、今次々にどんどん見つかっているので、今後研究も進むのでしょう。 いろいろ謎があるのですが、虫との関係も非常に興味深い、怪しい研究対象?・・・なのかな。 ありがとうございます。
ポンチ様
とりあえず、吸虫管で集まっている、或いは花粉塊を保持していて送粉に与っているショウジョウバエを捕獲するところからはじめなければならないでしょう。これには、まず捕虫網を花にかぶせ、舞い上がったハエを網の中に集めてから吸虫管で吸い込む、という方法が確実です。これを一旦生かして持ち帰り、冷凍庫に放り込んで凍死させると高い確率で翅を上に立てて死にます。これを薬局で売っている消毒用エタノールに入れて液浸標本にすれば、解剖して同定するのに適した標本になります。 とりあえず、私の手元には岡田豊日先生による日本のショウジョウバエのモノグラフがありますので、もし液浸標本を送っていただければ、解剖して種までの同定が可能な状態にこぎつけております。今、北海道大学総合博物館の昆虫学研究室でボランティアをしながらハエの研究を続けておりますので、そちらの村山茂樹宛に標本を送って頂ければ同定致します。
おはようございます。
ウミユスリカさん、大変ありがたいお話ありがとうございます。 実は昨年も、別の先生から、捕まえれば同定していただけるというお話もいただいているのですが、なにしろ撮影に夢中になっていて、捕獲までてがまわりません。 というか、そんなこと一度もしたこともないし・・・。 今年観察していて、私が見る限り、別の種に見えるものも同時に訪花しているような気もしています。 これは個体差なのか? 翅に斑が見られるもの。 上の黒いのに比べると、より個体差に近いようでもあるけれど、なにしろ種類が多いとなるとわからなくなります。 全部捕まえんかい・・・と言われても。 お話、ありがとうございます。
ありゃ!この最後の画像のショウジョウバエ、翅の末端の黒いマーク、これは恐らくオウトウショウジョウバエの雄ですよ!
こんばんは。
『オウトウショウジョウバエ』で検索してみると、確かに良く似たハエが出てきました。 いろいろな果樹やソメイヨシノ、なども訪れるような記述もありましたが。 これらのランを訪れるハエは、一種ではないのかもしれません。 というか、その方が自然な気もします。 ただ、その中で、花粉を運ぶのはある程度特定出来るんじゃないのかなァという推測もしますが、どうなのでしょう。 もともとこれらの花の開花期は短く、1年の内の2〜3週間程度。 ショウジョウバエは通年というか、もともとそこにいて、これらの花が開花すると、そのおそらく大好きな匂いに誘われて、ここを訪れるのかと思います。 周りの落ち葉などにもたくさん産卵しているのかもしれませんが、花の中に、これは卵じゃなくて「蛹」なのでしょうか? この花の上で交尾もするし、産卵もするようですが、それは1年のうちのほんの一時のはず。 他の季節は他のものにいるはずだし、その短い期間に、これらの花と共存して協力体制を作るのではないか。 なんて愚考というか、妄想したりしますがどうなのでしょうね。 唇弁の上の「蛹」? これ、サナギなのでしょうか。 周りの落ち葉なんかにもたくさんあるのかもしれませんが、小さすぎてもちろんわかりません。 現場で気付かず、PCに取り込んで初めてわかるお話ですが。
上の、7209の『アキザキヤツシロラン』の唇弁の上にもありますが、こちらは『クロヤツシロラン』の花の奥。
現場ではまったく真っ暗で、撮影者にも見えません。 ただ、花の奥の怪しい膨らみめがけてめくら打ちして写ったものですが、過去にも撮れているので、ここが大好きなのは間違いありません。 が、意外にどこでもよかったりして・・・。 こういうのは私のような門外漢にはまったくわかりませんが。
ポンチ様
唇弁の上にあるのは蛹ではなく明らかにショウジョウバエの卵です。一方の端から突き出て見えるのは呼吸突起です。ここから詳しく解説を書いたのですが、ことごとく迷惑投稿コードに引っかかって(自分でもどこが引っかかったのかよくわからない)、結局解説を断念いたしました。
ありがとうございます。
最初卵かと思っていたのですが、検索でYou Tubeで出てくる動画などを見て、もしかすると蛹?なんて勘違いしていたようです。 同じく幼虫らしき写真を貼ろうと思ったら撥ねられたというか引っかかって投稿できなかったので書き込みだけ。 どこででも育つのかもしれませんけれどね。 ありがとうございます。
ポンチ様
唇弁の上にあるのは蛹ではなく明らかにショウジョウバエの卵です。一方の端から突き出て見えるのは呼吸突起で、ショウジョウバエは発酵しつつある植物組織上の酵母のバイオフィルム上、あるいは軟腐しかけの植物組織中や種によっては植物の健全組織に導卵突起を刺して産卵します。 キイロショウジョウバエなどが第一のパターンでして、このグループの場合、導卵突起をほとんど産卵基質には刺さないで酵母のバイオフィルム上に横たえるように産卵するのですが、卵が軟らかいゾル質のバイオフィルム中に沈没して溺れる危険に常に曝されています。また、第二のパターンはオオショウジョウバエに見られるパターンで、まだバイオフィルム自体は広がってきていないが植物の組織自体は柔らかく崩壊しかけてきている部位に好んで鋭利な導卵突起を刺して卵を植物組織内に深く埋め込みます。この場合も植物組織からの液によって卵が溺れておかしくない環境です。また、オウトウショウジョウバエなどではさらに鋭利で頑強な導卵突起を持っており、オウトウ、ブルーベリー、ブドウといったベリー類の樹上の熟果の果皮を突き刺して果肉内に卵を埋め込みます。この場合も果汁で溺れかねない環境ですよね。こうした呼吸に不利な条件を、ショウジョウバエ卵は呼吸突起を空気中に突き出すことで凌いでいるわけです。 この産卵状態を見る限り、植物組織内への産卵は見られないようですので、植物組織が酵母によって発酵しつつある状態のものに産卵している『つもり』になっているのはほぼ間違いないでしょう(オウトウショウジョウバエも成虫の栄養摂取のためには発酵果実に飛来する)。つまり、アキザキヤツシロラン、クロヤツシロランは酵母によって発酵している植物質に擬態することで、さらに唇弁の上を酵母のバイオフィルムに擬態することで発酵植物質繁殖性のショウジョウバエを送粉者にしている可能盛大、ということではないでしょうか。
ウミユスリカ様.
スパムフィルターで引っ掛かっていた投稿文を強制的に投稿処理しました.また,つまらない単語で引っ掛かっているようなので,スパムフィルターも更新しておきます. 皆様も,スパムフィルターで投稿できない場合,syrphidae.jpアット マークgmail.comまで御連絡下さい.
茨城@市毛さん ウミユスリカさん ありがとうございます。
大変難しい説明ですが、毎年この卵も観察できるので、ここを利用しているのは間違いないようです。 この花にショウジョウバエが集まることがわかっているので、それを狙う『イオウイロハシリグモ』の仲間も、ここで待ち伏せしていたりして、この花の上に小さな宇宙も広がっているような感じ・・・というのは大げさか。 とにかく花とハエは深い関係にあるように思われます。 これが幼虫でしょうか。 こちらは写真のサイズが大きすぎただけのようで、小さなものにしました。 ここがお気に入りなんでしょうねェ。
茨城@市毛様
大変お手数おかけいたしました。ありがとうございます。 ポンチ様 確かに卵が孵化して1齢幼虫が這い出しておりますね。餌となる酵母菌もないですからそのまま餓死する運命なのでしょう。
おはようございます。
これらのハエは育てないのですか。 まったくわからないことだらけです。 スレッドが長くなってしまったのでわけたほうがいいのですが、この花はこの時期にはとろけるように落ちてしまい、花の下の子房が膨らみ果実になりますが、この果実にも謎があって、その表面に妙な突起ができ、その先端に穴らしき凹みがみえるものも観察できます。 これもまるでわからないのですが、これはハエとはまったく無関係のものでしょうか。 こちらで質問するのはお門違いの問題かもしれませんが、何かヒントでもいただければと思いまして。
普通、こんな突起は見られないのですが、一部のものにこんな膨らみが生じます。
小さくて表現できませんが、果実の表面が変形して隆起し、先端には凹みがあり、誰かが出たのかなァなんて思えるような形でもあるのですが、こんなものを見たことがないのでまったくわかりません。 最初の話題から全くずれてすみません。
コンニチワ。
No.7221の画像の虫は触角や脚が見えるのでハエの幼虫ではなく、トビムシの仲間だと思います。 ヒメツチトビムシの仲間が似ているようです。 トビムシ類は土壌動物で、腐植質をおもに食べます。 痛んだ花を食べに来たか、雨降り後で加湿を嫌って地上に上がってきたものと思います。
Aclerisさん、確かにトビムシというのもいましたね。
地表すれすれに咲く小さな花。 ますますわからなくなってきましたが、それもあるのですね。 みんな馴染のない小さな虫。 やはり難しいものですね。 ありがとうございます。
こんにちは
トビムシちゃんではないでしょうか。
クロちゃんさん ありがとうございます。
おそらくトビムシの仲間みたいですね。 いろいろな虫がこの花に集まるみたいです。 私にはわからない魅惑の香りもあるみたいですし。 長いスレッドが持ち上がっちゃいました。 油断できませんねェ、この掲示板は。
あれれ、また持ち上がっていますが、こんばんは。
ここは、ハエの同定などがメインになる掲示板だと思うので、あまりスレッドが長くなるのも・・・・・ ただ、『クロヤツシロラン』などに関しては、最初はその果実の多さに対して、花を見る機会があまりに少ないので、自家受粉とか閉鎖花なども考えていました。 が、観察していると、かなりハエが実際に活躍しているんですね。 見に行くと毎回出会う。 ただそれも暖かい季節、ハエが活動出来る気温、期間に限られると思います。 ところが、実は真冬に出来たばかりの果実が出てきたりということもあることを考えると、虫がいなくても・・・とは思います。 ただ、付きっきりでいるわけじゃないので、まァ、ハッキリしたことはわかりません。 この場所にふさわしくない話題なので、管理人さんの権限で、邪魔ならば削除してください。 スミマセン。 長〜いもんね。 |
こちらが,体長約4.5mmとやや小ぶりで暗色な疑問種です.
翅の斑紋が網目状とは言い難く,HydromyaやTetenoceraへも行けるのですが,該当しそうな種がありません. 茨城の北浦近くの湿地で採集しました. 前方の上額眼縁剛毛の基部に斑紋を欠き,側顔に淡褐色の斑紋を具えます.
茨城@市毛様、見た目で探してみましたら、
http://www.diptera.info/forum/viewthread.php?thread_id=25902&pid=115158 に、同じではなさそうですが、近い感じに見えるハエが載ってました。それはPsacadina sp. とありましたが、見当違いだったらごめんなさいです。
まあ様,慧眼の恐れ入りました.
御指摘通り,旧北区の検索で引くと12. Subarla setae absentでPsacadina属になりますが,今一つ自信がありません. 同属はアムールまでは分布しているようです.
どちらの写真も鮮明でしたので、かなり比較できました。
結果もはずれてなくてよかったです。^^; 日本での分布域も広い感じなのでしょうか。 ぜひ会ってみたいです。
市毛様
こんにちは。 週初めからChinaへ行っていまして、先ほど帰ってきたところです。 画像の疑問種ですが、Pherbina mediterranea(または その近似の種)の可能性があると思います。 バタバタしておりますので、週末には 参考となる図などをアップしようと思います。 少々お待ちください。(市毛さんでしたら 既に持ってるかも?!)
茨城@市毛様、旧北区の検索表の『 Subarla setae absent』の”Subarla"の翻訳がどうしても見つからなくて前に進めません^^;それでPherbina属とPsacadina属の写真を集めて頭部の比較をしてみたのですが、Pherbina(左)は頭部中央から前面に伸びる溝が前の方で狭くなり、そこに黒いハの字の模様があります。Psacadina(右)は溝が前の方でも狭くならず並行で黒いハの字の模様がないです。これは集める事が出来た写真の範囲でのことなのですけど。。うーーんどうなのでしょうか?
*写真は自前の物が無いので、市毛様の写真の頭部を拝借して加工して作らせていただきました。
バグリッチ様.
ヤチバエの文献は,Sueyoshi(2001)と日本産水生昆虫 科・属・種への検索で充分だと思っていたので全く持っていません. 提示された図を見ると,ますますPherbina属ではなさそうです. まあ様. 私の打ち間違えです."Subalar"の剛毛の有無を問うcoupletでした.Fig.31に図示されてます. 額の中央の溝は,Mid frontal stripeのことですね. 改めて極東の昆虫の検索のヤチバエ科のPsacadina属のdiagnosiaを翻訳してみると, medial frontal stripeがPherbina属に比べ狭く,やや不鮮明となる.触角第2節が第3節より明らかに短い.触角刺毛は長い黒色毛を具える.prosternumは無毛.anepisternum(mesopleuron)は有毛で1剛毛を装う.anepimeron(pteropleura)は有毛.saubalar setaを欠く.後基節の後縁は有毛.♂後腿節の腹面剛毛は密. という記述全てに合致しますね. これは,末吉さんに送って確認してもらったほうが良いようです. バグリッチ様,まあ様,ありがとうございました.
バグリッチ様,まあ様.
ヤチバエの専門家である末吉昌宏博士に写真を送ったところ,2010年に北海道から記録したPsacadina kaszabiと同種と思われるとのことでした. なお,ヤチバエは2010年と2013年に追加のリストが出ているそうです.
市毛様
まあ様 こんにちは。 Psacadina kaszabiという種だったのですね。 勉強になります。 また、興味深い種がいましたら アップしてください。
茨城@市毛様、そしてバグリッチ様、
あーでもない、こうでもないと調べて楽しかったですね。 もう少し基本知識が欲しい今日この頃です。 |
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