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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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また、お願いします。 投稿者: 投稿日:2009/05/10(Sun) 23:52:32 No.5442  引用 
海岸近くで採りました。これはなんでしょうか。よろしくお願いします。2009.05.10 青森県下北半島陸奥湾岸採。

Re: また、お願いします。 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/12(Tue) 08:53:38 No.5447  引用 
この画像はオドリバエ科のミナモオドリバエ属Hilaraの1種の雄です。Hilara pachyneura種群に属することは画像からほぼ間違いないのですが、正確な同定は雄交尾器を調査する必要があります。もし、余分の標本がありましたらお送りください。

ここで、H. pachyneura種群と仮に呼んでいる1群は、胸部背面に強い剛毛を欠き、腹部も短い軟毛で覆われているもので、一般に翅脈が太く、しばしばR4脈とR5脈が広い角度で離れていく傾向があります。日本列島にはこの種群が私が持っている標本でも10種ほどありまして、それでも依然としておりおり新しい種が見つかります。

ミナモオドリバエ属(ナガレオドリバエ属とも言います)は主に流水、時には止水の水面に脚をつけるほど接近して水上飛行機の水面滑走のように飛翔しながら、水面に浮かぶ、あるいは羽化した軟弱な昆虫をとらえて、これを多くは前脚の第1付節から分泌する繊細な糸状の物質で荒く包んで、群飛中に雌に渡して交尾を空中で続けます。少数の種では交尾中に静止する、求愛餌なしで交尾する、夕暮れから夜間に活動する、渓流のぬれた石や岩の表面で求愛餌を探す、などの行動が見られます。

群飛での採集は容易ですが、水面滑走中の雄はネットをぬらさないで採集するのは簡単ではありません。かなりの種が雌雄共に花を訪れて吸蜜し、活動エネルギー源にしているようです。

Re: また、お願いします。 投稿者: 投稿日:2009/05/12(Tue) 21:21:55 No.5448  引用 
三枝豊平様ありがとうございます。川の流れ込む干潟の岸で採ったものです。写真を載せておきます。この標本はお送りします。もっと探してみたいと思います。ありがとうございました。

Re: また、お願いします。 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/13(Wed) 00:32:13 No.5454  引用 
Hilaraとしては大変珍しい状況の写真ですね。この画像を見た一瞬、撮影のアングルもありますが、これがHilaraとは思いませんでした。本属が静止している状態は、葉の上か沢の縁の岩陰など(一部の種は花の上)で、今回のような湿った岩上の状態は見たことがありません。

Re: また、お願いします。 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/18(Mon) 15:28:34 No.5482  引用 
おーやぎさんからお送りいただいた標本を雄交尾器を含めて精査したところ、当初推定したとおり、この種はHilara pachyneura Freyでした。

本種はR. Freyによって1955年に、フィンランド昆虫学会の機関誌Notulae Entomologicae 35:6-8にわたって、伊藤修四郎先生により長野県美ヶ原(Japan, Honsyu: Sinano, Utukusiguhura, 1,400m[原記載の原綴])で1953年5月19日に採集された多数の雌雄(Mehr.♂♀)に基づいて記載された種です。その後、日光、広島県芸北高原などの標本を検しています。

本種は中型ないしやや大型のHilaraで、体は黒色、胸背は灰黒色粉で密に覆われ、前方からみると黒い1対のdc条とその外側のやや太い条が現れ、胸背の刺毛は短く、毛状;雄の前脚は強い剛毛を欠き、前脚第1付小節は中程度に膨らむ;腹部は暗灰色粉で密におおわれ、淡色の短毛を生ずる;翅の翅脈は太く、黒色。このような形質の組合せを持っています。近似種からは雄下雄板突起の先端は大きく二叉し、それぞれがまた鋭い2突起に分かれているので、識別できます。種名のpachyneuraは言うまでもなく太い翅脈に基づいているのでしょう。

本種の配偶行動は私は観察したことがありません。

教えていただけないでしょうか? 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2009/05/10(Sun) 23:31:44 No.5441  引用 
以前お世話になったことがあるものですがまたお尋ねいたします。記憶があいまいで申し訳ありませんが2月頃畑で草取り中に土中で見つけた蛹を箱に入れておいたまま忘れていました。最近気が付いて、見てみたらこのアブが死んでいました。既に頭部、尻の一部がなく内臓は虫に食われてしまっていますが羽が鼈甲のようでとてもきれいです。種名を教えていただけたらあり難いです。

Re: 教えていただけないでしょう... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/05/14(Thu) 07:50:34 No.5457 ホームページ  引用 
mitue@熱海様.

クロベッコウハナアブVolucella nigricans の♀と思われます.
恐らく,蛹を発見した場所の周辺にクロスズメバチなどの巣があり,そこに寄生していたと思われます.

Re: 教えていただけないでしょう... 投稿者:mitue@熱海 投稿日:2009/05/18(Mon) 00:55:27 No.5481  引用 
茨城_市毛様
クロベッコウハナアブVolucella nigricans の♀とのご教示をいただきありがとうございました。畑に出たときなど、目にとめた虫たちを捕獲したり、写したりしてきましたがきちんと管理もせずに質問してしまったことに申し訳なくお詫びいたします。

山地のガガンボの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/17(Sun) 00:32:14 No.5474  引用 
鈴鹿山脈の渓谷の入り口付近にて、倒木に静止するガガンボの仲間を見つけました。翅脈が特徴的なので、ヒメガガンボ科あたりを探しましたが同じような斑紋は見つかりませんでした。翅長は8ミリ。

2009.5.14 三重県鈴鹿市


Re: 山地のガガンボの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/17(Sun) 00:35:24 No.5475  引用 
左右の翅脈が異なっています。こんなことってあるのでしょうか。また、種名は判りますでしょうか。

Re: 山地のガガンボの仲間 投稿者: 投稿日:2009/05/17(Sun) 10:12:05 No.5476 ホームページ  引用 
Discobola属の一種。
おそらく、Discobola margarita Alexander, 1924。

本種の様に翅に複雑な模様を持つガガンボには
斑紋の変異が多く見られるものがあり、本属やEpiphragma属などでは左右の翅の斑紋が異なっていることもしばしばです。

翅脈相が単純なほかの双翅目に比べガガンボ類は翅脈に変異が出やすいように思えます。多くの標本を集めてみると、同じ種の中で横脈が増えたり、縦脈が合流したり、合流や分岐の順序が変わったり、脈が強くカーブするところに本来ないはずの脈が生じたりすることがよくあります。

Re: 山地のガガンボの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/17(Sun) 17:09:18 No.5478  引用 
達磨様、ありがとうございます。
ガガンボダマシだったかの翅脈は安定していると何かで読んだように記憶しておりましたが、ガガンボのほうは翅脈が安定しているとは言えないのですね。それにしても信じられないような変異が生じることがあるんですね。
種名も絞り込んでいただき、うれしいです。

Re: 山地のガガンボの仲間 投稿者: 投稿日:2009/05/17(Sun) 18:17:23 No.5479 ホームページ  引用 
ガガンボダマシで翅脈が安定しているというのは同じ属に含まれる種は殆んど同じ翅脈をしているということではないでしょうか。
勿論、ガガンボでもガガンボダマシでもそれぞれの種のスタンダードな翅脈というのは歴然とあります。先のコメントで書いたのはそれからずれる変異や異常な脈相がしばしば見られるということです。検索表などで「○脈は□脈より長い」とか「○脈は□脈のどこどこから分岐する」という表記はそのあとに「・・ことが多い」とか「・・のが普通だ」をつけて読むようにしています。

Re: 山地のガガンボの仲間 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/17(Sun) 21:10:49 No.5480  引用 
どうも勝手に解釈して覚えこんでいたようです。ガガンボダマシの翅脈が安定しているというイメージは捨ててしまうことにします。
検索表の読み方、達磨さんの態度を参考にさせていただきます。ありがとうございます。

金属光沢のあるハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/14(Thu) 23:08:20 No.5462  引用 
近くに二級河川がある里山の谷あいで、水田脇の林縁を歩いていて見つけました。キアシキンシギアブらしきハエも見かけましたが、それよりも小型でした。別角度の撮影には失敗しました。アシナガバエの仲間でしょうか。
2009.5.14 三重県鈴鹿市


Re: 金属光沢のあるハエ 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/05/15(Fri) 08:28:21 No.5465 ホームページ  引用 
田中川様.

ミズアブ科のエゾホソルリミズアブActina jezoensisやその近縁グループと思われます.

Re: 金属光沢のあるハエ 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/15(Fri) 12:59:00 No.5466  引用 
茨城_市毛様、ありがとうございます。
エゾホソルリミズアブのようです。
ミズアブ科だったのですね。思いも付きませんでした。

無題 投稿者:micromyu 投稿日:2009/05/07(Thu) 00:28:00 No.5430 ホームページ  引用 
はじめまして、micromyuと申します。
不明昆虫の詳細を希望したく、初めて書き込みをさせて頂きます。

画像は2009/5/6、山形市西蔵王でオオウバユリより見出したものですが、これはアブ類の幼虫でしょうか?この場所はオオウバユリが多数見られ、私はこれがホストのカタクリハムシの発生を確認するため毎年訪れているのですが、初見でした。幼虫は他の植物には付いておらず、この虫の生活史にオオウバユリは何か関係があるのでしょうか。体長は未計測ですが20mmほどあったかと思います。

ご教示、よろしくお願い致します。


Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/07(Thu) 09:03:44 No.5431  引用 
この画像だけでは確信はもてませんが、1.腹端部に1対の後気門がある、2.葉のなめたような食痕がこの幼虫のものである、の2点を元に推測すると、これはシリブトガガンボ科Cylindrotomidaeのシリブトガガンボ属Cylindrotomaの1種ではないでしょうか。飼育されて確かめたらいいでしょう。もし同定通りでしたら、葉の上で蛹化します。

なお、この科にはLiogma、Diogma、Triogmaなどの属がありますが、これらの幼虫はすべてあるいは大部分がジャゴケなど苔類を食餌植物にしており、概形も色彩もこれらの苔に類似しています。

Re: 無題 投稿者:micromyu 投稿日:2009/05/07(Thu) 19:51:39 No.5433 ホームページ  引用 
ガガンボ類ですか、予想外でした!
飼育が可能ということで、週末などに同所で見かければ採集してみようかと思います。
ご教示、どうもありがとうございました。

Re: 無題 投稿者:micromyu 投稿日:2009/05/14(Thu) 21:10:19 No.5461 ホームページ  引用 
昨日の夕方頃、同所で蛹が確認できました。
採集して、成虫がどのようなものか確認したかったのですが、
蛹のついていた葉ごと持ち帰ろうと茎を引っ張ったら弾みで
落下して下草に紛れてしまいました、残念です。


Re: 無題 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/15(Fri) 01:39:04 No.5463  引用 
蛹の形状や蛹化状況からほとんど間違いなくCylindrotomaの1種でしょう。落ちてしまったとのこと、多分周囲を探せば、他にも見つかると思います。成虫を羽化させれば、ガガンボ類の専門家の達磨先生が同定をしてくれるのでは。

蛹になった状態では葉を茎ごととる必要はもうないでしょう。蛹の周辺の部分をハサミなどで大雑把に切って、なるべく乾燥しないように、蓋にちいさな穴(直径2-3 mmを2,3個)をあけたタッパーなどに収容して持ち帰って、そのまま日光の当らない場所で保管すれべ良いと思います。羽化の際にものにぶら下がって、脚や翅を伸ばすので、そのような空間が必要です。

オドリバエEmpis(Planempis)の一... 投稿者: 投稿日:2009/05/09(Sat) 23:34:38 No.5438  引用 
こんばんは。2009.5.9に青森県下北半島で採りました。車の中に入ってきたのでどこにいたのかはわかりません。
オドリバエの一種でしょうか。


Re: オドリバエEmpis(Planempis)... 投稿者: 投稿日:2009/05/09(Sat) 23:36:12 No.5439  引用 
二枚目です。

Re: オドリバエEmpis(Planempis)... 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/10(Sun) 09:09:17 No.5440  引用 
おーやぎ様。お元気で青森県北部の生物の観察・撮影をされているご様子ですね。

さて、この画像のオドリバエに似たものは、Planempis亜属とPolyblepharis亜属があります。メスの場合には両属はきわめて類似していて、なかなか画像では識別が難しい面があります。Planempis亜属は日本列島では著しく種数が多く、もし、Planempisであっても種までの同定はかなり難しいです。Polyblepharisですと本州の種数は数種ですから種の同定は可能です。

画像でみますと、翅の基半部が著しく黄色味が強いのですが、これは自然の色彩を的確に現しているのでしょうか。

脚の色彩や羽状剛毛の長さや生えている範囲などを、画像から判断して同定する必要がありますので、しばらくお待ちください。

ノヒラマメヒラタアブでいいでし... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/05/06(Wed) 23:11:46 No.5427  引用 
こんちは。

 ハナアブ素人からの質問です。

 これまであまり採ったことがなかったのですが、マメヒラタアブの一種を採ってみました。
 ノヒラマメヒラタアブと思ったのですが、腹部背面は黒色です。 黒化型かなぁと思うのですが、よいでしょうか?

 残念ながらメスです。
 
 よろしくお願い申し上げます。


Re: ノヒラマメヒラタアブでいい... 投稿者:pakenya 投稿日:2009/05/08(Fri) 11:30:05 No.5436  引用 
バグリッチ様、ご無沙汰です。

画像のハナアブは、1.触角が長いこと、2.翅の微毛がほぼ全体に密生していること、3.腹部の第2節と第3節の間にくびれがないこと、4.顔の口縁が突出しないこと、5.胸背の毛が白いことからノヒラマメヒラタアブでOKです。体長は6mmぐらいですよね。

腹部が真っ黒のやつははじめて見ました。
キアシマメと紛らわしいですね。

Re: ノヒラマメヒラタアブでいい... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/05/08(Fri) 23:44:12 No.5437  引用 
pakenya様

 ご教示に御礼申し上げます。
 この個体以外にも腹部の真黒な個体は過去の標本にも
混じっていました。意外といるのかもしれません。
 今度は雄を採ってみたいです。

 ではまた。

アシナガバエかな 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/06(Wed) 20:40:20 No.5425  引用 
庭で見かけたハエです、体長は5ミリくらいかと。すぐに逃げられて写真は1枚だけです。雰囲気はアシナガバエなのかなと思いますが、いかがでしょうか。
2009.5.6 13時過ぎ 三重県津市


Re: アシナガバエかな 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/06(Wed) 22:38:28 No.5426  引用 
推定されたとおりアシナガバエ科の1種で、ホソアシナガバエ亜科SciapodinaeのSciapus属の1種です。

未記載種か既知種かの判定は私にはできません。しかし、本種またはこれにきわめて類似した種は海岸などの乾いた砂地の砂上またはそのような場所の植生上を生活場所にしているものです。

Sciapusの種は一般に光沢ある金緑色ですが、本種は灰色の霞がかかったような色彩で、砂上に静止しているときは、大変砂と紛らわしく、見つけにくいものです。また、Sciapodinaeのほとんどすべての種は草や背の低い樹木の葉上を生活場所にしており、湿地などの関連が少ないものです。

Re: アシナガバエかな 投稿者:バグリッチ 投稿日:2009/05/06(Wed) 23:27:31 No.5428  引用 
こんちは。

 近所の河川敷にいるSciapus sp.です。
 画像の種はアシナガバエとしては大きい方なので、かっこいいです。

 田中川さんの種のような灰色っぽい種は見たことがありませんので、是非本物を見てみたいです。

 ではまた。


Re: アシナガバエかな 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/07(Thu) 00:01:33 No.5429  引用 
三枝豊平様、いつもありがとうございます。ホソアシナガバエ亜科に関する情報はネット上からは何も得られませんでした。三枝様からの情報は本当にありがたいと思います。
このハエはあっという間に姿が消えて、どこへ行ったのかが分かりませんでした。三枝様からの情報を元にまた探してみます。
バグリッチ様のアシナガバエは標本なのにすごく綺麗ですね。こちらこそ、綺麗な本物を見てみたいものです。

Re: アシナガバエかな 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/07(Thu) 18:31:05 No.5432  引用 
Sciapus属のハエはこれから高温期になると、林縁などの日当たりのよい広い草本類や潅木の葉の上で活発に活動しているのが、ごく普通に観察できます。緑の多い場所では人家の庭先にも普通にいます。日本に相当多数の種が生息していますが、ほとんど未研究です。

草の上を活発に歩いたり、すぐ別の葉に移動するので、撮影は必ずしも簡単ではないでしょう。これらは草の上にいる小型の軟弱な昆虫(アブラムシ、コナジラミなど)を捕らえて摂食します。摂食中は比較的動きがないのでこのようなチャンスを狙うといい写真がとれるでしょう。

なお、同じホソアシナガバエ亜科のマダラホソアシナガバエ(マダラアシナガバエ)Condylostylus nebulosusは翅に斑紋があり、より大型なので、撮影対象としては適当です。本種は多くのSciapus属の種とは異なり、どちらかと言えば半日陰のような場所の葉上で生活しています。

Sciapodinaeの和名はヒゲナガアシナガバエ亜科の名称もあります。これは触角刺毛が他のアシナガバエ科の種に比べて細く長いことに基づいているのでしょう。私は本亜科の種が細長い腹部と著しく細い脚をもつことからホソアシナガバエ亜科と呼んでいます。

Re: アシナガバエかな 投稿者:田中川 投稿日:2009/05/08(Fri) 01:57:58 No.5435  引用 
三枝豊平様、Sciapus属の生息に関する耳寄りな情報ありがとうございます。
また、亜科の名称の違いについてもようやく理解することが出来ました。

青梅市小曾木地区調査会のお知ら... 投稿者: 投稿日:2009/05/07(Thu) 23:46:47 No.5434  引用 
ケンセイ@双翅目談話会関東事務局です。

双翅目談話会では今年度の関東調査会として、青梅市小曾木地区の調査を行うので、お知らせします。

○双翅目談話会関東調査会
・日時
2009年6月6日(土)雨天の場合は翌日に順延
・場所
青梅市小曾木地区
・主な狙い
特になし。湿地性の双翅目などが確認出来れば良いと思います。
・集合場所と時間
参加人数により調整する必要があるので、参加希望の方は私までお知らせください。今のところ私を含めて3名が参加予定です。

ケンセイ

ツバメの糞分析 投稿者: 投稿日:2009/05/01(Fri) 22:23:06 No.5422  引用 
突然の投稿で失礼します。
私、某大学4年生でツバメの糞分析を卒業研究でやっている者です。糞の中から昆虫の頭部の残骸(口器や触角はない)を見つけ、目レベルで分類する研究です。
そこで誠に恐縮なのですが、皆様に質問したいことがございます。膜翅目と双翅目の識別をするとき、頭部(顔盤と眼)の特徴のみで識別することは可能でしょうか?
図鑑などを見ても、頭部での分類についての記載はなく、私も昆虫について素人なため、全く手が出せずにいます。どなたか教えて頂けると大変助かります。勝手なお願いで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

Re: ツバメの糞分析 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/05/01(Fri) 23:13:51 No.5423  引用 
双翅目と膜翅目の識別と言う点からは、

1.双翅目の額嚢類(いわゆるハエを含む)では顔板の周囲を逆U字型に取り囲む額嚢溝があります。これがあれば間違いなく双翅目である。しかし無額嚢類(ハナアブ類など)や直縫短角類(アブ類)と糸角類(カ、ガガンボ、ブユなど)はこの構造をもたない。そのために、額嚢溝がないから双翅目ではないということではない。
2.膜翅目はいずれも発達した大顎(大腮)をもつ。そのために、大顎は頭蓋に関節するために前後2個の関節突起をもつ。この関節突起を受ける構造が、頭蓋側面(頬=複眼の下方)の下(腹)側の縁にある。双翅目で大顎をもつのはごく少数で、もっていても膜翅目のように顕著な2関節構造をもたない。

というような区別点は指摘できますが、実際にこれらの構造を壊れた材料で確認するためには、はっきりしたガガンボ科、アブ科、クロバエ科、ハバチ科、ヒメバチ科、アシナがバチなどを解剖してみて(KOHの10%水溶液に一昼夜浸漬することで、体内の筋肉内臓が溶解して、外骨格が残る。これを十分い水洗して、実体顕微鏡で観察する。先端の尖ったピンセットが2本必要である。KOHは強アルカリ)、上記構造を理解しておく必要があるでしょう。

Re: ツバメの糞分析 投稿者: 投稿日:2009/05/03(Sun) 00:33:05 No.5424  引用 
ありがとうございます!大変参考になりました。
たしかに、関節突起を受ける構造を複眼の下方に持つ頭蓋が、糞の中から多く見つかりました。
比較用の標本も今集めているので、解剖してみて、教えて頂いた構造を確かめてみたいと思います。
丁寧に教えて頂き、どうもありがとうございました。

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