私もこの写真の個体とほとんど同一の標本(北海道北部兜沼産)をもっています.これはフンバエ科のCordilura属Cordilura亜属の種と同定できますが,触角第3節がやや長いのでPhrosia属の可能性も残ります.
Cordiluraは一般にスゲ類の生えた湿地に多産する傾向があります.北海道では各地にこのような環境がありますが,西日本では一般に山地に限定されます.
本個体は、福井県九頭竜川上流の集落の休耕田で得られたもので、水はけの悪い土壌で一部スゲ類なども生えているような場所でした。
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