ちょっと暗くて解りづらいですが・・・
画像を色調補正して見ると、各腿節の大部分が黒く額が黒色なので、ニセスズキのほうの可能性が高く見えます。が、色だけでは正確に判定できません。一般にニセのほうが小さくて全長8mm前後、スズキは10mm以上ありますが個体差もあってこれも確実ではありません。 形態的に差が出るのは、Fauna Japonica Syrphidae IIの記述によれば、頭頂の幅がスズキは頭幅の1/9、ニセは1/6ですので、頭部が背面からはっきり映っている画像があれば判別できそうです。 このほか、触角第三節の形状がスズキのほうが長めですから、tosakaさんの画像の個体はニセの可能性が高いです。 両種とも珍しい種ではありませんが、時々識別に悩みます。オスなら交尾器で確実なことは、過去ログを参照してください。
pakenya様
カクモンハラブトハナアブ、ニセスズキフタモンハナアブに関して早速ご教示いただきありがとうございました。ノハラアザミやセイタカアワダチソウなどの秋の花が咲き始め、これからも何種類か初見のハナアブについて質問させていただくことがあるかと思いますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。 |
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