横から。
顔。周囲には若干毛がある様にも見えます。触角第3節は殆ど円形です(他に触角を斜めから撮った写真もありますが省略します)。
アーチャーン様、こんにちは。
今度は難しい系ですね ^^;)
このハナアブは、Cheilosia ochripes (Shiraki,1930)キスネクロハナアブです。夏から秋に見られる種で、特に秋に見る機会が多いです。
この仲間の同定は困難なものがほとんどですが、この種は比較的わかりやすいです。複眼有毛、顔面は長毛を欠き、小楯板には長毛はあれど剛毛を欠くいわゆるC種群の大型種で、顔の中隆起の上辺がなだらかなので横顔に特徴があります。春に出現するCh. japonicaニッポンクロハナアブと酷似していて、同じ種の季節型ではないかと推定する人も居ますが、中隆起の形と眼縁帯下部の幅がキスネの方が狭い傾向があり、形態が違うのであれば別種であろうと考えています(私は)。
この種は都内にも記録がありますね。
キク科の花によく来るため、花粉まみれになっている個体をよく見ます。アーチャーンさんの画像の個体も黄色の花粉が大量に付着していますね。セイタカアワダチソウにでも寄ってきたのでしょう。
pakenya様
早速の御回答有難う御座います。
ゲニを見ないと分からないのではないかと思っておりましたが、写真だけで解決してホッとしております。TKMにも記録があるとのことですので、虜になっていた虫は早速放してやりました。まだ、充分元気な様で、一瞬で見えなくなりました。
このキスネクロは、ご賢察通り、虫集め様に植えてあるセイタカアワダチソウに来た所を見付けたものです。傾いている花穂の下側に行ってしまった為、花に留まっている状態では良い写真が撮れなかったので、此処には掲載しませんでした。
今後とも宜敷御指導下さい。