46973769
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 小笠原の海のユスリカ? (3) / 2: ショウジョウバエの同定について (0) / 3: ヤドリバエ科Peleteria属 (6) / 4: Bicellaria早春のヒメセダカオドリバエ? (3) / 5: ヒコサンアリヅカノミバエAenigmatias gotoi Disneyでしょうか? (3) / 6: ムシヒキアブでしょうか? (7) / 7: ハネオレバエ(ハネオレホソバエ)でしょうか?? (1) / 8: ハネナガケブカミバエでしょうか? (6) / 9: ハナレメイエバエ科でよいでしょうか? (0) / 10: ハネフリバエ (2) / 11: 砂浜の、ConchopusとPlatypulpus (4) / 12: Elaphropezaケズネクサハシリバエでしょうか? (3) / 13: Conchopus saigusaiゲンカイシグマクチナガイソアシナガバエですか? (6) / 14: オドリバエ科の何かでしょうか?? (1) / 15: オドリバエ科のDolichocephala属でしょうか?? (2) / 16: オドリバエ科の何かでしょうか?? (2) / 17: シダコバエAnthomzidaeでしょうか? (3) / 18: 名前がわかりません (2) / 19: くりのけらClinoceraでしょうか? (0) / 20: ネジレオバエでしょうか?? (2) /


[ 指定コメント (No.6520) の関連スレッドを表示しています。 ]

クロハナアブの1種 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/10/20(Wed) 10:18:10 No.6520 ホームページ  引用 
 昨日(2010/10/19)我が家(東京都世田谷区西部)の庭に出現したクロハナアブです。かなり大きく、体長約13mm、翅長約10.5mm、翅端まで約16mmです。遠くから見ると、アメリカミズアブにソックリでした。
 Cheilosiaであることは間違いないと思います。複眼に毛があり、顔はほぼ無毛に見えます。腿節端の色が薄く、触角第3節は円形に近い形をしています。市毛様の図鑑を参照したところ、オオクニクロハナアブ(Cheilosia okunii)が一番近い様に見えますが、頭部の形が少し違う様です。
 厄介なグループですし、最近はTKM未記録種を撮ることが多いので、虫体を確保してあります(まだ生きています)。
 宜しく御教示下さい。


Re: クロハナアブの1種 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/10/20(Wed) 10:19:46 No.6521 ホームページ  引用 
 横から。

Re: クロハナアブの1種 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/10/20(Wed) 10:22:34 No.6522 ホームページ  引用 
 顔。周囲には若干毛がある様にも見えます。触角第3節は殆ど円形です(他に触角を斜めから撮った写真もありますが省略します)。

Re: クロハナアブの1種 投稿者:pakenya 投稿日:2010/10/20(Wed) 13:52:28 No.6523  引用 
アーチャーン様、こんにちは。

今度は難しい系ですね ^^;)

 このハナアブは、Cheilosia ochripes (Shiraki,1930)キスネクロハナアブです。夏から秋に見られる種で、特に秋に見る機会が多いです。
 この仲間の同定は困難なものがほとんどですが、この種は比較的わかりやすいです。複眼有毛、顔面は長毛を欠き、小楯板には長毛はあれど剛毛を欠くいわゆるC種群の大型種で、顔の中隆起の上辺がなだらかなので横顔に特徴があります。春に出現するCh. japonicaニッポンクロハナアブと酷似していて、同じ種の季節型ではないかと推定する人も居ますが、中隆起の形と眼縁帯下部の幅がキスネの方が狭い傾向があり、形態が違うのであれば別種であろうと考えています(私は)。

この種は都内にも記録がありますね。

 キク科の花によく来るため、花粉まみれになっている個体をよく見ます。アーチャーンさんの画像の個体も黄色の花粉が大量に付着していますね。セイタカアワダチソウにでも寄ってきたのでしょう。

Re: クロハナアブの1種 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/10/20(Wed) 14:53:10 No.6524 ホームページ  引用 
pakenya様

 早速の御回答有難う御座います。

 ゲニを見ないと分からないのではないかと思っておりましたが、写真だけで解決してホッとしております。TKMにも記録があるとのことですので、虜になっていた虫は早速放してやりました。まだ、充分元気な様で、一瞬で見えなくなりました。

 このキスネクロは、ご賢察通り、虫集め様に植えてあるセイタカアワダチソウに来た所を見付けたものです。傾いている花穂の下側に行ってしまった為、花に留まっている状態では良い写真が撮れなかったので、此処には掲載しませんでした。

 今後とも宜敷御指導下さい。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -