交尾器と頭部の拡大です。
この虫はガガンボを知っている人がはじめてみると驚くもののようです。脈がずいぶんと変形しているので、科、亜科、族といった大きな分類群をきめる段階で混乱するのも無理のないことです。
この虫はヒメガガンボ科のStyringomyia属の一種です。本土からはS.nipponensis Alexander, 1929という種が一種だけ記録されています。
達磨様、ご教示ありがとうございます。
Styringomyia属の一種とのことで手持ちの本を見ると、「日本産水生昆虫(東海大学出版会)」の検索に出てましたね。
属から逆にたどると記述とあっていて、「なるほど」と思うのですが、最初から検索するのは私のスキルは低すぎで、迷子になっていたでしょう。
今まで糸角亜目は同定できないものと思って、採集していなかったのですが、また変わったものを見つけたときは伺います。
ありがとうございました。