73905689
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 父島のイエバエ (4) / 2: 2025年3月31日採集したハナアブについてです (4) / 3: 2025年3月22日採集したもの (2) / 4: コクロコバエ Phyllomyza (3) / 5: 無題 (2) / 6: 何科のハエでしょうか? (10) / 7: トゲハネバエと思いきや (4) / 8: ハレギバエ (2) / 9: ハナレメイエバエ同定 (5) / 10: 雪の上にいたハエ (2) / 11: 不明なEpistrophe その2 (3) / 12: キタミズギワイエバエなのか否か (4) / 13: 不明ヤドリバエ (4) / 14: Bleraについて教えて頂きたいです。 (8) / 15: ミケハラブトハナアブモドキMallota inopinataでしょうか? (7) / 16: 不明なEpistrophe (5) / 17: ニセジョウザンケイ? (3) / 18: 興味深い有弁類 (4) / 19: アシマダラブユ亜属? (2) / 20: 4枚翅のハエ? (4) /


[ 指定コメント (No.4286) の関連スレッドを表示しています。 ]

ガガンボ群の質問です。 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/02/13(Wed) 18:46:13 No.4279 ホームページ  引用 
ガガンボ群に詳しい先生がお見えのようですので、便乗質問させて下さい。

屋外に置いたゴキブリホイホイにくっついていた個体を、キシレンではずして写真に撮ったもので、非常に状態が悪くて申し訳ありません。、

A2脈が後方に曲がっていて、一見ガガンボダマシに見えるのですが、単眼はなく、小顎鬚末端節はムチ状でない事から、ヒメガガンボ科かシリブトガガンボ科あたりだと思うんですが、C脈とR1脈(?)の間が、前縁に圧縮されて、私ではわかりません。
♂交尾器はタンチョウヅルが求愛ダンスをしているような(?)おもしろい形をしています。

写真の個体は、東大阪市で昨年の8月に捕獲されたものですが、別の機会に同種と思われる生きたものを見かけたとき、静止姿勢が独特だったような記憶があります。前・中脚を前方に、後脚を後方にそろえて真一文字に止まっていたと思います。(中脚は後方だったかも知れません。)

市街地で見かけるような虫で、科も判らないというのはどうにもシャクなので、科まででも判るようでしたらゼヒご教授お願いいたします。


Re: ガガンボ群の質問です。 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/02/13(Wed) 18:47:06 No.4280 ホームページ  引用 
交尾器と頭部の拡大です。

Re: ガガンボ群の質問です。 投稿者: 投稿日:2008/02/13(Wed) 22:54:29 No.4286  引用 
この虫はガガンボを知っている人がはじめてみると驚くもののようです。脈がずいぶんと変形しているので、科、亜科、族といった大きな分類群をきめる段階で混乱するのも無理のないことです。
この虫はヒメガガンボ科のStyringomyia属の一種です。本土からはS.nipponensis Alexander, 1929という種が一種だけ記録されています。

Re: ガガンボ群の質問です。 投稿者:Acleris@会社 投稿日:2008/02/14(Thu) 08:34:38 No.4287 ホームページ  引用 
達磨様、ご教示ありがとうございます。
Styringomyia属の一種とのことで手持ちの本を見ると、「日本産水生昆虫(東海大学出版会)」の検索に出てましたね。
属から逆にたどると記述とあっていて、「なるほど」と思うのですが、最初から検索するのは私のスキルは低すぎで、迷子になっていたでしょう。

今まで糸角亜目は同定できないものと思って、採集していなかったのですが、また変わったものを見つけたときは伺います。
ありがとうございました。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -