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オビコシボソガガンボは以前は日本各地に広く分布すると言われていましたが、精査したところ、原記載通りの交尾器を持つものは関東地方一帯でしか見つかっていません。一度国内のコシボソガガンボ科をまとめましたが(Nakamura and Saigusa, 2009, Zoosymposia 3: 273-303.)まだ未発見のものがいるんだろうと思っています。じっさい、2012年にはPtychoptera shirakamiensis シラカミコシボソガガンボというのを記載しましたが、写真のガガンボダマシはこれの雌かもしれません。
達磨さま、ありがとうございます。
採れたら、採っておいた方がよろしそうですね。ところでこれは蜂擬態なのでしょうか。
おーやぎさん。お久しぶりです。
蜂擬態と思われたのも納得できます。私も子供の頃甲府市の旧自宅の下水溝(と言っても70年近く前の話ですから、庭に幅が30cm位、ごく浅く掘った水路で両側を丸石で囲み、底は泥で、炊事や洗濯の下水ーもとより中性洗剤や洗濯用洗剤などない、石鹸だけの時代ですーが流れていました)から発生していたのでしょう。今となっては種はわかりませんが、ここから出たと思われるコシボソガガンボをいつも見かけていました。
私が蜂と思ったのは、このコシボソガガンボの概形や色彩斑紋はもとより、♀の腹端の産卵器が針状に伸びていたことが、最も大き理由でした。本気に刺されると思って怖れていました。
甲府市のやや郊外のような場所でしたが、甲州街道に面した町で、裏庭の先は狭い藤川を隔てて水田も広がる場所でした。今はすっかり住宅地に囲まれているようです。昔はこのような町の中にもコシボソガガンボが生育できる小さな環境が残っていた、ということです。
70年ほども経てこの仲間の研究の一助をすることになろうとは、当時の子供は夢にも思っていませんでした。
アノニモミイア先生、ありがとうございます。
私は何かが飛んだ瞬間、蜂かと思いましたが地面にとまったのをみてガガンボかなと、それにしても腰細で良くふくれた腹だと見ました。その時は蜂?の意識は全くなくなっていたのですが。帰りに車を運転中、突然に黄色の帯っぽさが思い浮かび、蜂に擬態したガガンボかなと感じた次第です。昨年蜂擬態とされるスカシバ3種に巡り会い、すこし擬態モードになっていました。