大表章二 様.
写真のハエは,メスアカケバエの♀です.
マツムラケバエとは腹部の色が異なります.
なお,マトスムラナケバエという和名が出ているのは,文献ではなくインターネットのHP(ホームページ)ですよね?
文献というのは基本的には印刷物だけを指します.
かなり変わったHPで,1行目の和名らしいのはHP作成者の独特な名付けです.
出来れば,札幌の昆虫等の写真図鑑も調べてください.
なお,札幌の昆虫のハエ目は,アブ・ハエに詳しい多数の専門家が同定した標本の画像です.
P.S. 昆虫の和名は標準和名ではなく通俗名と考えた方が良いと思います(魚類のように討論して決まったものではありません).
双翅目(ハエ目)では,2014年に発行された日本昆虫目録に収録された和名が標準と言えますが,一般には普及していない目録なのが辛いところです.和名がついていない双翅目も多数残っています.
茨城@市毛様
早速同定していただきありがとうございます。
胸背部の色だけに目が向いていました。
また「札幌の昆虫」は参照していたのですが、標本と生体の色の違いを見落としていました。
文献の意味、昆虫の和名の考え方も併せ、大変勉強になりました。
「日本昆虫目録」は今の私には、ちょっと手の出ない価格でした。