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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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消失した スレッドの一部 2009年... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/01/12(Mon) 18:29:49 No.4962 ホームページ  引用 
◆ 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:茨城_市毛 引用 New!

皆様,明けましておめでとうございます.
本年もよろしくお願い致します.

添付の写真は,体長10mm程のヤドリイエバエと思われる♀です.
ハエ男さんの地元,鳥倉山で8月に採りました.

亜小楯板(Subscutellum)は膨らんでいないので,ヤドリバエではないと思います.

また,日本のイエバエ科では良く判りませんでした.


2009/01/01(Thu) 23:11:29 [ No.5175 ]
投稿者 修正削除 暗証キー
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:茨城_市毛 引用 New!

同,側面です.


2009/01/01(Thu) 23:14:18 [ No.5176 ]
投稿者 修正削除 暗証キー
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:ウミユスリカ 引用 New!

市毛様

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、ヤドリイエバエだとすると、meron(hypopleuron)にヒツジバエ上科のような剛毛列にはならないものの、剛毛群があるはずですが、いかがでしょう?画像ではちょっと見えませんが、標本では確認できますでしょうか?

あと、背面からの画像を見ると、Cu2+A1脈が翅端に到達しているように見えます。ハナバエ科の可能性はありませんでしょうか?

2009/01/02(Fri) 01:17:16 [ No.5177 ]
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:三枝豊平 引用 New!

みなさん,本年も宜しくお願いします.

さて,市毛さんの示されたヤドリイエバエはおそらくここに示した雄と同種かこれに極めて近い種と思います.私のところには2−3種ほどヤドリイエバエの標本がマウントされていますが,篠永先生の日本のイエバエ科には該当しない種もあります.この種はSyngamoptera属です.Costaの先端の位置が本属ではR4+5の先端まで,XenotachinaではM1+2脈まで達しているとありますが,なかなかこの形質は微妙です.

ウミユスリカさんがCuA+CuP脈(Cu2+A1と示されていますが,この解釈は正しくありません;新訂原色昆虫大図鑑第3巻を参照下さい)が翅端に達しているように見える,と質問されていますが,本属ではこの脈の末端は翅縁にかなり接近しますが,ハナバエ科のように翅縁には達しません.もちろん下側板背縁に近く細毛の列はあります.

一先ずここには雄の背面を示し,続けて側面,これとは別種の雌の背面と側面を示します.篠永先生の本ではSyngamopteraはどの種も雌がunknownとなっています.


2009/01/02(Fri) 02:04:47 [ No.5178 ]
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:三枝豊平 引用 New!

続けて同じ個体の側面です.


2009/01/02(Fri) 02:05:45 [ No.5179 ]
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:三枝豊平 引用 New!

別の種の雌背面です.


2009/01/02(Fri) 02:07:15 [ No.5180 ]
◇ Re: 謹賀新年! +ヤドリイエバエ 投稿者:三枝豊平 引用 New!

同じ個体の側面です.


2009/01/02(Fri) 02:13:24 [ No.5182 ]

Re: 消失した スレッドの一部 20... 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/01/12(Mon) 18:30:50 No.4963 ホームページ  引用 
◆ イネクキイエバエについての質問 投稿者:三枝豊平 引用 New!

シナホソカトリバエの生態のときに,Atherigona属でギョウギシバクキイエバエA. reversuraが西日本では低丈草原の双翅類群集を構成していると書きました.この地域ではAtherigonaとしては最も普通の種です.

これに混じてほかに,A. boninensis, A. biseta, A. falcata, A. orientalis等の種が少数ですが生息しています.しかし,篠永先生の日本のイエバエ科の検索表でA. orizaeイネクキイエバエに相当する種もかなり採集できて,これは前額が全面的に黒褐色ないし黒色,横線前acr剛毛が2(3)列,小腮鬚がごく基部を除いて黄色,hypopygial prominenceが二叉しています.単純に考えればこれがA. orizaeになるのですが,中国蝿類では,A. orizaeの三葉状突起(trifoliate process)の柄は基部1/3が肥大しているとあり,引用されているPont, 1973の交尾器の図も同様の特徴がしめされています(篠永先生のA. orizaeの交尾器の図にはこれがしめされていません).

しかし,前述の特徴を持つ種の三葉状突起の柄は一様に細く,また中央の葉は図示のような幅広いものではありません.むしろその形状はA. exigua, A. soccataのそれに酷似しています.

それで,質問ですが,(1)Pontの図のような三葉状突起を持つ真のA. orizaeの日本産の標本をお持ちの方はありますか.(2)篠永先生の検索表ではA. orizaeに行くが,三葉状突起の柄が一様に細い種について,同定された方はありますか.これらについてお尋ねします.

2009/01/02(Fri) 03:04:26 [ No.5183 ]

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以上,保存分のテキストデータでした.

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