先週京都府の河川敷で採集したニクバエです。体長は約9mm。
普通に検索表を読んでいくとPterellaあたりに行くのですが、メスのせいかよくわかりません。 触角刺毛が羽毛状でないのでヤドリニクバエ亜科と思いますが、もしわかりましたらよろしくお願いします。
諸国巡礼の旅(現地調査)より戻ったワシです。
Argeさんの採集したのと同種と思われる個体を私も三重県で採集したのですが、現在サンプルが手元にありませんので、戻って来次第精査してお答えしたいと思います。 ところで、最近「ハチ系サイトの(蜂と亀)」はどうなってしまったんでしょうか?ご存知ですか?
ハエ男様
ありがとうございます。 ニクバエはオスはゲニタリアの絵合わせでなんとかなるのですが、メスはニクバエ亜科ではあきらめて採集していません。 他の亜科なら何とかなるかと思ったのですが、ネット上に出ているオスと斑紋が違うのでよくわからなくなりました。 これで属の検索表もオスしか使えないとなるともうお手上げです。 また同定できましたらよろしくお願いします。 蜂と亀のページは、管理人さんにメールする機会があって、ついでに聞いたところ、「個人的な理由により閉鎖しております」とのことです。
Argeさん、ハエ男さん、こんにちは。
え〜と・・・Kurahashi(1970)の検索表でPterella属になるんですよね。 私の考えですが、、、 ・web上で時々見かける「獲物を抱えたクロアナバチを追うハエ」に似ている 例えば、イッカク通信発行所>自然観察な日々の「クロアナバチ(その2)」に出てくるハエは見た目そっくり!! http://ikkaku2.exblog.jp/4405402 ・日本蜂類生態図鑑 講談社(1982)に載っている「アナバチヤドリバエ」の写真にも似ている。この写真には「クロアナバチの巣孔の近くで,産卵する機会をねらっているアナバチヤドリバエ」というキャプションがついている。 というわけで、Kurahashi(1970)のアナバチヤドリバエ P. fasciata fasciata 、現行のニクバエリストではアナバチヤドリニクバエ Protomiltogramma fasciata にあたるものの可能性が高いと思います。あくまで見た目の話ですので、種名の決定には標本の精査が必要ですが、解明の手がかりになればと思います。
いきなりイッカク通信が出てきてしまいましたね。このサイトの作成者 安田守氏はワシの実家の近所に住んでて、お友達なのです。(今、長野県で最も面白い視点で虫をとらてるカメラマンだと思っています。)ちなみに先日、彼著の本が出ました。(ちょとワシも協力してます。)
著者 安田 守 『森の休日5 集めて楽しむ 昆虫コレクション』 出版社:山と渓谷社 サイズ:AB判96ページ ISBN:978-4-635-06326-5 価格:\1890(税込み) もし良ければ見てやってくださいませ。 (ナナフシモドキの一生をとらえた画像は圧巻というよりは笑えました。)
みなさま、書き込みありがとうございます。
返事が遅くなってすみません。 実は属の検索表がちゃんとあっているかもあまり自信がないのですが。 問題は双翅目web図鑑に載っているアナバチヤドリニクバエのオスと全く色彩が違うことです。Kurahashi(1970)でも色彩などの記載がないのでさっぱりわかりません。 仕事の隙を突いて昨日は滋賀県に行ってきました。 琵琶湖の周りに砂浜があって、古い記録では海浜性の甲虫なども記録があるので、ハマベニクバエがいるのではないかと思ったのですが、場所の選択を誤ったかペキンとナミしか取れませんでした |
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