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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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初めまして、よろしくお願いしま... 投稿者: 投稿日:2025/07/14(Mon) 18:32:34 No.11957 ホームページ  引用    New!
女郎花に止まっていた蠅?

名前が判らないのでよろしくお願いします。

ヤドリバエの仲間 種類が分かれ... 投稿者:まる子ぱんたに 投稿日:2025/07/08(Tue) 21:31:38 No.11954  引用 
ヤドリバエの仲間でカイコノウジバエ属だと思うのですが、名前が分かれば教えて下さい。
撮影場所は福島県会津地方です。


Re: ヤドリバエの仲間 種類が分... 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2025/07/12(Sat) 12:54:58 No.11955  引用 
まる子ぱんたに 様.

私は知識も経験もまだまだ不足した素人で,ここで回答するのは恐縮ですが,返信がなさそうなので簡単にコメントだけ.
ヤドリバエの厳密な同定は,細部の検鏡が必要なので,生態写真だけの場合,なかなかこの掲示板でも回答を得られないと思います.今回は,属まで推測できますが,それでも本来は,実物をじっくり見て多方向から細部を確認して慎重に同定する必要があります.インターネット上の誤同定が多いのも厄介です…
なので断言はできませんが,これはBlepharipa(カイコノウジバエ属)でなく,Winthemia(ホオヒゲハリバエ属)の可能性が高いと思います.雄は,この写真のように,腹部の銀色or金色帯が目立ち,コントラストの美しい種が多いです.本当にカッコいいと思います.一方で雌は,まるで別属かと勘違いするほど異なった見た目です.
まる子ぱんたにさんの個体は,比較的広い額や腹部の広い銀色帯を持っているので,Winthemia venusta (Meigen, 1824)などにやや似た雰囲気です.種の同定には,腹部腹面の毛束や触角各節の長さの比など見る必要があり,この写真で種まではわかりません.本属は日本から15種も記録があり,どれも非常によく似た見た目で,なかなか難しい属です.

Re: ヤドリバエの仲間 種類が分... 投稿者:まる子ぱんたに 投稿日:2025/07/14(Mon) 13:50:58 No.11956  引用    New!
虫キョロリス様

詳しく調べて頂きありがとうございました。

Googleで、検索するとカイコノウジバエを提案されたのですが、自分ではトガリハリバエに近いかと思っていましたが、何か腹部ほ形状が違う気がして、確かに虫キョロリス様の言う通りWinthemia venustaに雰囲気が似ています、虫キョロリス様の意見を参考に自分でも、もう少し詳しく調べてみようと思います、本当に、ありがとうございました。

黄色いハエ 投稿者:ハンマー 投稿日:2006/07/03(Mon) 22:59 No.2487  引用 
トゲアリの巣があるコナラに行ってみましたが、ケンランアリノスアブは見つかりませんでした。
かわりに、写真の黄色いのがやってきて産卵していましたが、
これは何ですか?


Re: 黄色いハエ 投稿者: 投稿日:2006/07/04(Tue) 10:39 No.2491  引用 
ハンマー様。

恐らくフタガタハアナブのメスと思われます。

Re: 黄色いハエ 投稿者:ハンマー 投稿日:2006/07/05(Wed) 12:58 No.2493  引用 
市毛さま
いつも、ありがとうございます。
また、宜しくお願いします。

Re: 黄色いハエ 投稿者: 投稿日:2006/07/06(Thu) 21:45 No.2504  引用 
間違ってました(^_^;)

フタガタハラブトハナアブの誤記です。
(打ち間違え+旧名でした。)

Re: 黄色いハエ 投稿者:ハンマー 投稿日:2006/07/07(Fri) 06:27 No.2507  引用 
市毛さま、
Imatisma dimorpha が Mallota dimorpha に変更されて、同時に和名もフタガタからフタガタハラブトに変更されたということでしょうか?

Re: 黄色いハエ 投稿者: 投稿日:2006/07/07(Fri) 06:38 No.2508  引用 
ハンマー様。

属名(学名)の変更は、結構昔です。

和名は、大石ら(1998)ハナアブの和名の改訂と統一のための提言で、マチマチだった和名の統一を図り、どの属かが判り易い様な和名が提唱されました。(強制力はないので、あくまで提唱です・・・)

Re: 黄色いハエ 投稿者:ハンマー 投稿日:2006/07/08(Sat) 06:45 No.2509  引用 
市毛さま
よく分かりました。
どうもありがとうございました。

Re: 黄色いハエ 投稿者:はピスケ 投稿日:2025/07/04(Fri) 14:12:17 No.11952  引用 
他のアブと違って後ろ足がかなり発達しているんですけどなんの意味があるんでしょうか?

Re: 黄色いハエ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/07/07(Mon) 09:01:57 No.11953  引用 
はピスケ 様.

Rotheray&Gilbert(2001)によれば,交尾の為に発達・変形しているようです.
(They also play a role in mating, used either to hold the female during mating, and/or to elicit touch responses critical to the cascade of cue and counter cue that leads to a successful coupling)


Rotheray, G.E., Gilbert, F. (2011). The Natural History of Hoverflies. xiii+333pp. Forrest Text. UK,

Polleniopsis hokurikuensis ♀?... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2021/10/06(Wed) 23:34:26 No.11192  引用 
最近、ようやく色々と余裕?が出てきたので
休日はキノコバエ類の同定したりフィールド行って採集したり座学したりして
平日は仕事終わって家帰ったら座学したりその他ハエ類や他の生物の同定したり
しようと思っている ふかさわです
元気です。

・日付/採集地/標高
2021/09/24 東京都八王子市裏高尾町 約310m
背が低い草本植物の葉の上にいたところを、網を利用して採集しました。

・属の同定
旧北区のマニュアルvol.3やFauna Japonicaのクロバエ科の検索表を利用しました。
Polleniopsisに到達。

・種の同定
Fauna Japonicaのクロバエ科のPolleniopsis属の検索表を利用。
Sternopleural bristle(St)が2+1であることから
P.hokurikuensisに到達。

検索表上ではhokurikuensisにたどり着きはしましたが
本当にhokurikuensisなのかは判断がつけられていないです。
詳しいことがわかる方がいらっしゃったら、ご教示いただけると幸いです。

(とても可愛らしい...。)


Re: Polleniopsis hokurikuensis... 投稿者: 投稿日:2021/10/08(Fri) 20:53:52 No.11195  引用 
お元気そうで良かったです.

腹部の色がjaponica とは違うので,本当はst の数で決定できるのかもしれませんが,このグループはac などが不規則な傾向があり,ちょっと苦手です.
(旧来の)クロバエ科の日本産の検索表が準備中という話があり,新しい種が確定されるかどうかも楽しみに,標本をためているところです.

Re: Polleniopsis hokurikuensis... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2021/10/09(Sat) 13:23:16 No.11198  引用 
大宮様
お久しぶりです。

なるほど、種名を確定させるのは厳しそうですね。。

クロバエ科の日本産の検索表が準備中という話があるとのこと
とても楽しみです。

どんどん採集せねば。

Re: Polleniopsis hokurikuensis... 投稿者:ふかさわ 投稿日:2025/06/28(Sat) 22:46:11 No.11950  引用 
最近、東京都の日原より
hokurikuensisとは別のPolleniopsisを2種(1個体ずつ, ♂)採集しました。
Fauna Japonicaに載ってる種とは異なるよう?で、その先は調べられていません。
(交尾器の精査はまだしていないですが。)

クロバエ科の検索表の発表が待ち遠しいです。

Re: Polleniopsis hokurikuensis... 投稿者: 投稿日:2025/07/03(Thu) 00:35:54 No.11951  引用 
 ふかさわ 様

相変わらずコフキクロバエをさぼっております.
4月の双翅目談話会総会で,1頭だけPolleniopsis の同定を先生にお願いしましたが,
翅の基部の色あいとか,横線前の側方の斑紋のつながり方とか,難しい表徴が多そうです.
以前に伺ったところによると,準備中のクロバエ科の検索は,一部の種で交尾器による判断が必須となるようです.

名前を教えてください 投稿者: 投稿日:2025/06/25(Wed) 16:39:23 No.11948  引用 
伐採木に止まっていました。2cm弱だったような。神奈川県里山。ハエ?アブ?名前が解りません。

Re: 名前を教えてください 投稿者: 投稿日:2025/06/28(Sat) 18:49:35 No.11949  引用 
キイロシギアブであることが解りました。ありがとうございました。

部屋で採集 2025年6月11日 投稿者:kimagure 投稿日:2025/06/11(Wed) 23:12:47 No.11926  引用 
こんばんは。本日昼間に窓辺に止まっている黄色いハエを見かけ、採集しました。

 添付写真は2枚だけですが、追加撮影可能です。


Re: 部屋で採集 2025年6月11日 投稿者:kimagure 投稿日:2025/06/11(Wed) 23:13:49 No.11927  引用 
写真2

Re: 部屋で採集 2025年6月11日 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/23(Mon) 13:00:02 No.11943  引用 
kimagure 様.

恐らくシマバエ科の1種と思われます.

Re: 部屋で採集 2025年6月11日 投稿者:kimagure 投稿日:2025/06/24(Tue) 23:53:21 No.11947  引用 
市毛様、こんばんは。

シマバエ科あたりなのですね。

ご教授いただきありがとうございます。

トリキンバエ類の文献 投稿者:ケンセイ 投稿日:2005/08/22(Mon) 20:31 No.1599  引用 
皆様、おひさです。ケンセイです。

最近、双翅目談話会のシラミバエ屋Kさんよりトラツグミの古巣から見つかったハエの蛹が羽化したので見てほしいと標本が送られてきました。それで、トリキンバエとマルヤマトリキンバエについてはファウナヤポニカでたどれるのですが、ヤドリトリキンバエとシナノトリキンバエの文献を持っていないので、もしヤドリやシナノだったらギブアップするしかない状況です。

ということで、もしもヤドリトリキンバエとシナノトリキンバエの文献情報をご存知でしたら教えていただけるとありがたいです。

以上よろしくです。

p.s.私は今年からファネルトラップを自宅の庭と狭山丘陵に設置  して1ヶ月に1回程度の回収頻度で調査を継続しています。
  誘引剤はアカネコール、殺虫剤はバポナです。
  それで、今までの回収標本をざっと見てのコメントです。
  
 ・採集品はコウチュウとハナバチがメインでたまに脈翅や蛾   類が入ります。一番入ってほしい双翅目はほとんど入りま   せん。
 ・構造的に墜落形式のトラップには双翅目や半翅目は入りづ   らいようです。
 ・来年はもう少し双翅目が入るようなマレーズトラップ的
  誘引トラップを工夫したいと思います。

Re: トリキンバエ類の文献 投稿者: 投稿日:2005/08/22(Mon) 23:31 No.1600  引用 
シナノトリキンバエの原記載は信州昆虫学会の会誌「New Entomologist」にありました。

Hiromu Kurahashi Japanese species of Orinthoparasitic Blow Flies:Protocalliphora and Trypocallophora (Diptera:Calliphoridae)
42 (1,2)8-15 1993
(一応、トリキンバエ類4種の検索あり)

これによると、シナノトリキンバエは上下鱗弁が白色、中胸気門が黒色、翅の第2、第3縦脈結節部の下部に毛を持たないこと、後脛節に
3〜4本の前腹剛毛を持つことでマルヤマトリキンバエとは区別され、前脛節に1〜2本しか後剛毛を持たないことからトリキンバエとは区別されます。

ヤドリトリキンバエは鱗弁が明るいオレンジ色、翅の基部が♂で茶系オレンジ色、♀が明るいオレンジ色で、であることで識別できます。(ヤドリトリキンバエは幼虫がヒナの皮膚内に潜り込むタイプだそうなので、幼虫の形態は他3種とはかなり異なるようです。)

Re: トリキンバエ類の文献 投稿者:ケンセイ 投稿日:2005/08/23(Tue) 09:47 No.1601  引用 
ハエ男様、どうもです。

早速のご教示ありがとうございます。
New Entomologistにシナノトリキンバエの原記載があったのですね!さっそく元本も取り寄せようと思います。

それでは近日中に標本をチェックして結果を報告させていただきます。

ではでは。

トリキンバエでした 投稿者:ケンセイ 投稿日:2005/08/23(Tue) 13:22 No.1602  引用 
ハエ男様、どうもです。

さっそく昼休みに件の標本をチェックしました。
それで、鱗弁は褐色で、中徑節腹面に1剛毛があったので、
トリキンバエ Protocalliphora azurea になりました。

取り急ぎ報告まで。

トリキンバエについて教えてくだ... 投稿者:喜久山 投稿日:2025/06/19(Thu) 09:45:30 No.11935  引用 
個仕掛けたところシジュウカラが営巣し、先日巣立ちました。雛鳥の死骸や骨は無く、全員無事育ったのだと安堵したところです。巣箱を掃除したところ、産坐の下に複数の蠅と思われるサナギがありました。トリキンバエのサナギでは無いかと思うのですが、ブログの主様は研究者様でしょうか?また、かつて信大におられた内川公人先生の論文では雛鳥に寄生するとありますが、巣箱の中で雛鳥を食べてしまうようなことは無いのでしょうか?大鹿の地名が出てきますが、南アルプスの様な高山が近い地域で調査されたことはおありですか?

Re: トリキンバエについて教えて... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/21(Sat) 15:18:37 No.11938  引用 
喜久山 様.

小川ら(1989)によると,Protocalliphora トリキンバエ属の幼虫は吸血性とのことです(吸血時以外は巣材の中で生活する).

小川 竜・堀浩二・岩佐光啓. 1989. 十勝におけるトリキンバエ類の生態: 幼虫・蛹期間、化生および寄主特異性. 日本応用動物昆虫学会大会講演要旨, (33): 67.

また,Iwasa & Hori(1998)によると Trypocalliphora braueriヤドリトリキンバエの場合,アオジ等の雛の皮下に寄生するとのことです.

Iwasa, M., Hori, K. 1998. A subcutaneous bird-parasitic blowfly of the genus Trypocalliphora Peus newly recorded from Japan (Diptera : Calliphoridae). Jpn. J. Sanit. Zool., 39(3): 267-270.

倉橋(2000)によると,トリキンバエとマルヤマトリキンバエの2種がシジュウカラに寄生するとのことです.

倉橋 弘. 2000. レファレンス・ミュージアムに持ち込まれたトリキンバエの2未記載種. 昆虫と自然, 35(9): 27-30.

Re: トリキンバエについて教えて... 投稿者: 投稿日:2025/06/23(Mon) 00:29:42 No.11942  引用 
 喜久山 様

Trypocalliphora ヤドリトリキンバエ属の海外に分布する種の場合,皮下寄生する部位によっては雛が盲目となるため,生存に影響するという言及があります.
A. B. Kerimov, L. A. Lavrenchenko & A. L. Ozerov, 1985.
Calliphorid (Diptera, Calliphoridae) - parasites of nestling great tit (Parus major) and nacissus flycatcher (Muscicapa narcissina).
Byull. Moscow. Ova. Ispt. Priro., Otd. Biol. 90(1):37-39.
以下のリンク先に翻訳が掲載されています.p.50-51.
http://larus.c.ooco.jp/bfea10.pdf

Iwasa & Hori (1988) の図によると,目の上に寄生する場合があるので,国内でも似たような事例が発生するかもしれません.

私は鳥の巣以外の場所でトリキンバエ類成虫を採集していますが,大滝山と乗鞍岳の高山帯,西穂高岳と白山の亜高山帯,他に岐阜県内の標高約1000m 以上の山で採った事があります.
他には一例だけ,4月に低山地で採集しました.

Re: トリキンバエについて教えて... 投稿者:喜久山 投稿日:2025/06/24(Tue) 10:49:42 No.11946  引用 
茨城@市毛さま 大宮さま 詳細にお教えいただきありがとうございました。シジュウカラ巣立ちの数日前に大き目の黒い蠅が巣から出たのを確認し、雛が腐敗?と思って中を覗いたら、ごそごそ羽の生えそろった雛がいて、結局全て無事育ちました。

無題 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/09(Mon) 14:06:04 No.11924  引用 
このムシヒキアブは生殖器の形からマガリケムシヒキではないように思います。素人目ながらムシヒキアブ図鑑というサイトで見た感じでは、ヒサマツムシヒキの♀ではないかと思いましたがどうでしょうか。

またマガリケムシヒキ類はナミマガリケムシヒキ以外は平地にはいないのでしょうか。Xなどで800メートル以上の山地で捕獲されている話しかないので。


Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/15(Sun) 11:51:28 No.11928  引用 
くまままる 様.

ご推測通り,ヒサマツムシヒキの♀である可能性が高いと思います.

マガリケムシヒキについての唯一の解説である大石・田川(1997) によると,ナミマガリケムシヒキは平地から山地のかなり高いところまで見られる最普通種とのことで,クリバネマガリケムシヒキも低山地から山地に多く見られる種とのことです.

大石久志・田川勇治. 1997. 日本産マガリケムシヒキ属の再検討(1). はなあぶ, (3):15-37.

Re: 無題 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/15(Sun) 22:35:37 No.11931  引用 
ご解説ありがとうございました。マガリケムシヒキについての解説書は一冊しかないのですね。割合詳しい昆虫類の図鑑でも、いくつかの種類がある、程度の記載しかないので。

Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/17(Tue) 20:27:24 No.11932  引用 
くまままる 様.

双翅目は,約1000種類程が収録されている新訂原色昆虫大圖鑑(2008, 北隆館)が詳しい図鑑と言えると思います.

この図鑑では,マガリケムシヒキ属5種の検索があり,その他3種の未記載種と思われるのもが採集されていると付記されております.

日本産双翅目は,日本昆虫目録 第8巻 双翅目(2014)で約7600種がリストアップされております.この他の未記載種や未検討の種類などを合わせると数倍の種類数が日本に分布すると予測されています.

Re: 無題 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/18(Wed) 22:33:17 No.11934  引用 
書籍のご紹介ありがとうございます。しかしさすがに図鑑は専門的になればなるほど高価ですね。絶版になるともっと高価になりますが。図書館で探してみます。またこういう専門的な図鑑をみると、生き物は思った以上に多様に進化を遂げていると思います。

ちなみに未記載種というわけではありませんが、シロズヒメムシヒキは現在ナガトミヒメムシヒキとして扱われるのでしょうか。それともシロズヒメムシヒキとナガトミヒメムシヒキの2種とも国内にいることになるのでしょうか。

Re: 無題 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/23(Mon) 13:09:56 No.11944  引用 
くまままる 様.

ご指摘どおり,日本産の普通種はナガトミヒメムシヒキnagatomiiとなったのでしたね.すっかり忘れていました.

また,本来のシロズヒメムシヒキalbicepsは日本に分布してないそうですが,オス交尾器などが酷似した不明種が千葉から得られているとのことです(宇津木, 2010).

宇津木, 2010. 日本産ヒメムシヒキ属に関する新知見.はなあぶ, (29): 62-68.
Utsuki N. 2008. A new species of the genus Philonicus Loew (Diptera:Asilidae) from Japan. Japanese Journal of Systematic Entomology, 14(1): 53-57.

Re: 無題 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/23(Mon) 14:44:23 No.11945  引用 
お調べいただき、ありがとうございました。

コウカアブでしょうか 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/22(Sun) 15:08:37 No.11939  引用 
お忙しいところ、再び質問させていただきます。

添付の画像はコウカアブでしょうか。腹部背面に白い帯があるようなのですが未確認なので。

よく見られるアメリカミズアブらしきものより一回りは大きかったです。大きめの個体ということでしょうか


和名多分ないヤドリバエ科のハエ 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/22(Sun) 15:11:31 No.11940  引用 
別のスレッドで未記載種や検討中の種類はまだたくさんいる、ってお話でしたが。

添付のハエは以前バイオームというアプリで質問したところ、たぶん和名がないヤドリバエ科のハエではないか、という回答をいただいたことがあるものです


Re: 和名多分ないヤドリバエ科の... 投稿者:くまままる 投稿日:2025/06/22(Sun) 15:19:06 No.11941  引用 
先日発見した別種のヤドリバエ科らしきハエ

虫ナビ(下記サイト)のハエとよく似ている気がしますが、眼の間と体長に違いがあるような気がします。虫ナビでは8ミリとなっていますが、私が見たものは2センチ弱くらいはありそうでした。
https://mushinavi.com/navi-insect/data-hae_nagahari_sp.htm

長野県で撮影したミズアブ科につ... 投稿者:グラズ 投稿日:2025/06/15(Sun) 19:28:08 No.11929  引用 
長野県須坂市にて、今月撮影した個体です。
海外産も含めて画像検索するとChloromyia属あたりが近いように見えますが、双翅目素人のため同定できずにおります。
どなたかご教示いただけますと幸いです。


Re: 長野県で撮影したミズアブ科... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/18(Wed) 17:52:29 No.11933  引用 
グラズ 様.

ご推測通り,Chloromyia属の1種でキンランルリミズアブと呼ばれている未記載種です.

Re: 長野県で撮影したミズアブ科... 投稿者:グラズ 投稿日:2025/06/20(Fri) 05:55:07 No.11936  引用 
市毛様

ご連絡いただき誠にありがとうございます。
美麗ですが未記載種なのですね。

Re: 長野県で撮影したミズアブ科... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2025/06/20(Fri) 08:18:53 No.11937  引用 
グラズ 様.

新種記載できるレベルまでミズアブを研究している人が日本にいないのです.
なお,日本の双翅目の専門家自体が絶滅に瀕しています.

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