くまままる 様.
ご推測通り,ヒサマツムシヒキの♀である可能性が高いと思います.
マガリケムシヒキについての唯一の解説である大石・田川(1997) によると,ナミマガリケムシヒキは平地から山地のかなり高いところまで見られる最普通種とのことで,クリバネマガリケムシヒキも低山地から山地に多く見られる種とのことです.
大石久志・田川勇治. 1997. 日本産マガリケムシヒキ属の再検討(1). はなあぶ, (3):15-37.
ご解説ありがとうございました。マガリケムシヒキについての解説書は一冊しかないのですね。割合詳しい昆虫類の図鑑でも、いくつかの種類がある、程度の記載しかないので。
くまままる 様.
双翅目は,約1000種類程が収録されている新訂原色昆虫大圖鑑(2008, 北隆館)が詳しい図鑑と言えると思います.
この図鑑では,マガリケムシヒキ属5種の検索があり,その他3種の未記載種と思われるのもが採集されていると付記されております.
日本産双翅目は,日本昆虫目録 第8巻 双翅目(2014)で約7600種がリストアップされております.この他の未記載種や未検討の種類などを合わせると数倍の種類数が日本に分布すると予測されています.
書籍のご紹介ありがとうございます。しかしさすがに図鑑は専門的になればなるほど高価ですね。絶版になるともっと高価になりますが。図書館で探してみます。またこういう専門的な図鑑をみると、生き物は思った以上に多様に進化を遂げていると思います。
ちなみに未記載種というわけではありませんが、シロズヒメムシヒキは現在ナガトミヒメムシヒキとして扱われるのでしょうか。それともシロズヒメムシヒキとナガトミヒメムシヒキの2種とも国内にいることになるのでしょうか。