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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ハチモドキバエ? 投稿者:リョウ 投稿日:2024/06/24(Mon) 12:45:12 No.11686  引用    New!
はじめまして。
6月28日に箕面公園で撮影した昆虫が気になりお聞きしたいです。
写真はこれしか無いのですがハチモドキバエの1種でしょうか。
種名までわからないでしょうか。
よろしくお願いいたします。


Re: ハチモドキバエ? 投稿者:リョウ 投稿日:2024/06/24(Mon) 12:59:57 No.11687  引用    New!
間違えました、6月23日撮影です。

続きです 投稿者: 投稿日:2024/06/23(Sun) 17:06:33 No.11681  引用 
2枚目は今年の5月2日に撮影しました。

Re: 続きです 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/24(Mon) 08:41:32 No.11684  引用    New!
久保田様.

クロバエ科のムナギンクロバエと思われます.

Re: 続きです 投稿者:久保田 投稿日:2024/06/24(Mon) 09:48:45 No.11685  引用    New!
市毛様
ありがとうございました。
確認しました。

ハイジマハナアブについて 投稿者:necydalis 投稿日:2011/10/07(Fri) 20:02:02 No.7147  引用 
こんばんは。どなたか教えてください。

 ハイジマハナアブ( Eumerus のうち、白い紋がないグループ)ですが、
せめて低地や身近なな環境に見られる種について、現在の国内分布(本州
以西とか、四国・九州とか)と簡単な種の区別点などをを教えていただけ
ませんか?

 「はなあぶ」に出ている

市毛勝義:日本産ハイジマハナアブ類について(第1報)

を見ればよいのかもしれませんが、「ハナアブ」自体を購読していない
のです(六本脚から買え!と言われるかもですが)。

 もしかしたら、その後、追加記録が出て分布や種に関する知見が更新されて
いるかもしれませんが、可能なら重要な新知見についても教えていただき
たいです。

 あと、雌での同定ポイントと幼虫の食性についても既知の情報があれば
教えてください。

 あれこれ教えろとはムシがよいとは思いますが、どうかよろしくお願い
いたします。

 PS 参考に載せた画像は、九州北部の水田でみかけたもの。雌です。


Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2011/10/08(Sat) 00:07:59 No.7148 ホームページ  引用 
necydalis様.

イケザキハイジマハナアブE. kongosanensisが兵庫から記録された以外は,重要な追加記録や新知見は出ていないと思います.

雌での同定ポイントは,ツマキハイジマハナアブE. figuransが分布から,イイダハイジマハナアブ E. iidaiが体長から,コブアシハイジマハナアブE. funeralisが後腿節の突起から区別出来ると思われます.他の種類については判別不能です.

幼虫の食性についての情報は全くありません.
海外の論文を読むと,玉ねぎやユリ科の他にサボテンまで食べる種類が見つかるほど,色々な植物を食べるようです.

HPにアドレスが載せてありますので,御連絡頂ければ別刷りをお送りします.双翅目に興味があるのならば,談話会に御入会頂けると幸いです.

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:なんくろ 投稿日:2011/10/09(Sun) 13:19:18 No.7151  引用 
necydalis様
茨城@市毛様

九州の何カ所かでハイジマハナアブの仲間を採集して市毛さんの文献で調べたところ、ヒライハイジマハナアブ Eumerus sp.5を確認しています。
採集したときにヒガンバナの球根に集まっているメスを確認しています。また、ヒガンバナがたくさん見られる水田まわりでたくさんの個体を確認しています。
共にお仕事中でしたので、データを公表することはできません(T_T)が、これをヒントにしていただけるとうれしい限りです(産卵現場を押さえて他の方が発表してもうれしいですね!)。
necydalisさんの撮影された場所が「九州北部の水田」という事ですが、今の時期ですとたくさんヒガンバナが咲いているのではないでしょうか?
そうするとヒライハイジマハナアブの可能性が高いかも知れませんね。
もちろん、ちゃんと標本を確認する必要があるのですが...。

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:pakenya 投稿日:2011/10/10(Mon) 17:48:02 No.7156  引用 
皆様こんばんわ

私の経験からはこんな感じです。
・平野部から丘陵地のヒガンバナやドクダミが生育するような湿潤な環境ではヒライハイジマが優占種である。本種は初夏から秋まで普通に見られる。
・関東では山地の林道に行くとカツラハイジマがエヒメマドやコモンマドと一緒にいる。主に夏から初秋。
・宮崎県の小林付近では秋にニセハイジマがツマキハイジマと一緒に果樹園にいた。
・その他の種類は見たことが無い。

参考になりますでしょうか。

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:さんご 投稿日:2011/10/10(Mon) 21:02:20 No.7157  引用 
いつもお世話になっております.

山口県ではニセハイジマハナアブが海岸でたくさん取れます.ご参考までに.

Re: ハイジマハナアブについて 投稿者:トム 投稿日:2024/06/24(Mon) 04:06:21 No.11683  引用 
いトム

Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:02:52 No.11662  引用 
久しぶりの投稿になります。フキ改め、KFです。

5月28日、青森県平川市でチーズバエ科と思われるハエが採れました。アナグマの死骸に、多数のケブカチーズバエ?がむらがっており、何か別のものが入らないかと死骸の近くの枯れ枝を掬ったところ採れました。Iwasa(1998)によると、Postpronotumに2刺があり、内部のものが内側を向いているのでProtopiophilaの2種に絞られるのですが、どちらの種もthorax wholly blackとの記載があり、この個体は胸背に縦の帯がみえます。また、体長も4.5mmとやや大型です。

このハエは何者なのでしょうか、ご教示いただけますと幸いです。

採集日:2024年5月28日
採集地:青森県平川市
体長:4.5mm


Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:03:46 No.11663  引用 
Postpronotumの刺毛です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:05:07 No.11664  引用 
胸背、小盾板です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/20(Thu) 11:09:44 No.11665  引用 
anepimeronの周辺です。

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/20(Thu) 19:51:34 No.11666  引用 
KF様,ご無沙汰しております.

額の前縁に剛毛が2対生じているように見えますが,如何でしょうか?

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/21(Fri) 08:20:25 No.11669  引用 
茨城@市毛様、こちらこそご無沙汰しております。

手前のがボケてしまいましたが、確かに2対あるようです。


Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/21(Fri) 22:23:37 No.11671  引用 
KF 様.

チーズバエ科でも,Thyreophorina亜族の可能性が高いです.
なお,日本で同亜族に属するのは,本州と九州に分布する Diacanthomyia okidoi Saigusa, 2015 オーキドフタトゲバエだけです.
資料を別送します.

さすが青森は色々と面白い双翅目が多いですね.

Re: Protopiophilaでしょうか? 投稿者:KF 投稿日:2024/06/23(Sun) 21:26:46 No.11682  引用 
茨城@市毛様、ご教示ありがとうございます。
また、資料もありがとうございます。
Thyreophorina亜族の可能性が高いとのことで、絞り込めてすっきりしました。
オーキドフタトゲバエもかっこよく、見てみたいです。

もっと青森の双翅目を見ていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

クロハナアブの仲間? 投稿者: 投稿日:2024/06/23(Sun) 17:03:43 No.11679  引用 
大津市の庭にいたハナアブです。2年続けて撮影しましたので気になりました。
胸部に剛毛があるのが特徴ですが、ネットでは分かりませんでした。
よろしくお願いいたします。
1枚目は昨年の4月28日に撮影しました。

ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/15(Sat) 23:44:27 No.11660  引用 
初投稿失礼します。目盛の幅は1mm、6月15日に大分県で採集したハチモドキバエと思われる種です。インターネット上に似た種が見つからず苦戦しています。どなたかご教授いただきたいです。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/19(Wed) 17:38:48 No.11661  引用 
a.s.様.

背面写真だけでは判別が困難です.

・顔に縦隆起はありますか?(左図1,3のどちらに近いでしょうか?)

・中脚の腿節の前面端部に長楕円形の裸体部(左図5)があるように見えますが,合っていますか?


Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/20(Thu) 23:27:22 No.11667  引用 
市毛 様

ご教授ありがとうございます。
ハチモドキバエ類も背面写真からでは判別が困難だと存じ上げませんでした。申し訳ありません。
縦隆起ですが、素人目では図1に近く見えます(写真)
また、長楕円形の裸体部は確認できました。


Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/20(Thu) 23:29:17 No.11668  引用 
長楕円の裸体部です。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/21(Fri) 22:10:19 No.11670  引用 
a.s.様.

写真拝見しました.

恐らく,韓国に分布するEupyrgota tigrina Kim et Han, 2000で間違いないと思います.
日本初記録となります.

出来ましたらば,標本をお借りしてE.tigrinaの原記載と比較して確認した後,共著という形で「はなあぶ」誌に報告させて頂きたいと思います.
よろしくご配慮願います.

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:a.s. 投稿日:2024/06/22(Sat) 21:36:01 No.11677  引用 
市毛様

確認ありがとうございます。
喜んでお送りします。
よろしければメールアドレスを頂いてもよろしいでしょうか。

Re: ハチモドキバエの一種? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/22(Sat) 22:03:55 No.11678  引用 
a.s. 様.

メールは,syrphidae.jp★gmail.comへお送りください.
※上記の「★」記号を「@」記号に置き換えて下さい。

京都府で得られたショウジョウバ... 投稿者:R.B 投稿日:2024/06/22(Sat) 13:37:41 No.11672  引用 
はじめまして。最近双翅目にも目を向けるようになりました。
竹林内の酵母菌に集まっていたショウジョウバエ属を採集し、検索表にかけたところタイワンショウジョウバエに辿り着いたのですが分布が合わず自信がありません。
どなたかご教示頂けると幸いです。
3♂? 体長約3.4mm 縫合前背剛毛なし 背中剛毛2対


Re: 京都府で得られたショウジョ... 投稿者:R.B 投稿日:2024/06/22(Sat) 13:39:01 No.11673  引用 
前脚腿節内面に短剛毛列?

Re: 京都府で得られたショウジョ... 投稿者:R.B 投稿日:2024/06/22(Sat) 13:42:05 No.11674  引用 
1st costal section末端の剛毛が1本(ゴミが付着しています)、頬は目の幅の1/3以下、前脚フ節に反曲毛

Re: 京都府で得られたショウジョ... 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/22(Sat) 18:20:10 No.11675  引用 
R.B 様.

だいぶ細かく調べておられるようですね.

前脚フ節の反曲毛が,JDDの写真と比べ短く感じます.
https://www.drosophila.jp/jdd/sp/content/0205060702090004.html

Re: 京都府で得られたショウジョ... 投稿者:R.B 投稿日:2024/06/22(Sat) 20:03:59 No.11676  引用 
市毛 様

ありがとうございます。よく見比べると確かに短めに感じますね。
D. immigrans も確認しましたがこちらもある程度は長毛が生えているのですね… まだ目ができていないのでゆっくり覚えていこうと思います。

タマバエの一種でしょうか? 投稿者:サリー 投稿日:2024/06/06(Thu) 22:02:23 No.11657  引用 
失礼致します。
私は、昆虫が好きで写真を撮ったり、調べたりするのが好きなのですが、庭の倉庫の壁にとまっていたこちらのハエはタマバエでしょうか?どうぞよろしくお願い致します。


Re: タマバエの一種でしょうか? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/09(Sun) 17:51:24 No.11658  引用 
サリー 様.

ご推測通りタマバエのような気がしますが,キノコバエ類でも同じような姿勢で止まる種類もいますので,細かな翅脈を見ないと判別できません.

ありがとうございます! 投稿者:サリー 投稿日:2024/06/11(Tue) 00:30:42 No.11659  引用 
市毛様、お忙しい中お返事して頂きありがとうございました!
翅脈が重要ですね!写真の撮り方にも気をつけてみます。

むし 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/03(Mon) 15:18:15 No.11651  引用 
初めまして。毎日虫を見ている、20代女子です。
5月31日に北近畿で捕まった虫です。
どの図鑑を見ても、調べても分からないハエのような虫があるのですが。。
教えていただきたいです。お願いします。


Re: むし 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/03(Mon) 19:25:55 No.11654  引用 
ミッフィー 様

巨大な複眼と翅の翅脈から見ると,カゲロウ目のようにも見えます.

虫ナビのような色々な昆虫を扱っているサイトで聞いてみてください.

Re: むし 投稿者:ミッフィー 投稿日:2024/06/06(Thu) 08:42:00 No.11656  引用 
お返事ありがとうございます。
他のサイトで調べてみます。
教えていただき、ありがとうございました。

ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/05/31(Fri) 23:42:06 No.11642  引用 
こんにちは. 虫キョロリスです. いつもお世話になっております.
先日, 奥多摩の日原へ採集に行きました. 東京とは思えない大自然でした.
そこで, 小型の黒いヤドリバエを2個体採集しました. いずれも地表の落ち葉に止まっていました. 残念ながら両個体とも雌でした.
なんとなく, これがPhytomypteraなのかなと勝手に思っていたのですが, 家に帰ってから検鏡・同定してみると全然違いました. ものすごく独特な特徴を持ったヤドリバエでした.



独特な特徴としては, 1st aristomereと2nd aristomereが異様に長く, 触角刺毛がジグザグしている点・Parafacial全体に前傾剛毛の列がある点・単眼剛毛が横向きである点・R1脈, R4+5脈, CuA1脈に剛毛が生える点・1+1+1 stplである(3本が横一列に並んでいる)点・postpronotumには2本しか剛毛がない点 などが挙げられます.

早速CMPDで同定したところTriarthria属になりました. 宿主はハサミムシだそうです. 僕はハサミムシ寄生性のヤドリバエと何か縁があるようです…
O’Hara(1996) EARWIG PARASITOIDS OF THE GENUS TRIARTHRIA STEPHENS (DIPTERA: TACHINIDAE) IN THE NEW WORLDに本属の既知種4種の検索表がありました. オープンアクセスではなかったですが, 有難いことに 大学の図書館に雑誌Canadian Entomologistが置いてありました!
まず, R1, R4+5, CuA1脈の背面 広範囲に剛毛が生えることからT. legeriとT. tienshanensisを除外できます. この2種はR1脈の基部半分とR4+5脈のr-mまでにしか剛毛が生えないそうです.
さらに, 本個体はparafacialの下部に強い剛毛があることと翅に模様がないことからT. parvaも除外でき, 最終的に T. setipen・nis (←迷惑投稿としてはねられてしまうので今後このように表記します) に行き着きます.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 00:09:52 No.11644  引用 
本種の細かな特徴が載っている論文があまり見つからなかったのですが, 下記サイトのSteven Falk氏の説明を参考にしました.
https://www.flickr.com/photos/63075200@N07/albums/72177720306996745/

今回の個体の形質は, ここに書いてある特徴とほぼ合致しました. 違ったところとしては, サイトには 雌の額が頭の幅のちょうど半分くらいと書いてありますが, 本個体では0.43倍であったことです. それから, 小盾板の先端剛毛に関しては, 本個体の剛毛が曲がって本来の方向を向いていなかったため, 発散していることを確認できませんでした.
しかし, それ以外の部位に関する形質は全て確認できました. (サイトのM脈基部に剛毛...云々 は CuA1脈の間違いと思います. )
ただし, Palpusの色は, 一方の個体が橙色なのに対しもう一方は黒色でした. これは前者が, 昔からT. setipen・nisとされていたもので, 後者が, 昔T. spinipen・nisとされていたものらしいです(van EmdenのRES Handbookを参考にしました). 現在, 後者は前者のシノニムとされています.
ということで, 今回の2個体はT. setipen・nisと判断して良さそうに思います.

ところで, Triarthria属は日本からの記録がまだないように思います.
特に本種については, もともとヨーロッパが主な原産地で, その後北アメリカに移入したとされています. ヨーロッパや北アメリカでは比較的有名な種のようですが, 東アジアでは今まで極東ロシアからしか記録がないようです.
それが不思議です. 僕は奥多摩の標高600m辺りの地点で採集しましたが, ここら辺に急に外国から移入してきたとは考えられません. 前から日本にいたのではないかと思います. しかしここまで特徴的なヤドリバエが見過ごされていることがあるのでしょうか?

もしどこかに国内でのTriarthria属の記録が過去にあれば教えていただきたいです. 時間のあるときで大丈夫です. よろしくお願いします.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/01(Sat) 08:08:03 No.11646  引用 
虫キョロリス 様.

スパムの件は,最初の投稿でURL内の大当たりの数字がフィルターに引っかかったようです.


国内のTriarthria属は,下記の3つの文献で出てきます.

玉木長寿. 1999. 「埼玉県の双翅類」への訂正と追加. 埼玉県昆虫誌 別巻, pp.48-49.

福士 襄. 1990. 青森県と秋田県のヤドリバエ(第2報). 青森県生物学会誌, 27: 41-47.

s嶌 洪. 1989. 寄生生活への道〜ヤドリバエの場合〜 3. インセクタリゥム, 26(3): 88-94.


嶌(1989)では,同じ属の別種が本州や九州の産地などに生息していると書かれています.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 09:40:19 No.11647  引用 
市毛 様.

早速の返信ありがとうございます.
僕の調べ方が甘かったですね... こんなにたくさんの文献で出てきていたとは...
O'Hara(2020)の世界のヤドリバエのリストに日本が生息地に含まれておらず, 日本昆虫目録にも全く載っていなかったので, まだ記録がないのだろうか?と思ってしまいました.
というのもヨーロッパに生息するのとは別種の可能性があるのですか... 未記載種で研究が進んでいないのかもしれませんね. T. setipennisとは何が違うんでしょう? 雄を採集して交尾器を比較してみたいものです.
福士(1990)と嶌(1989)は以前Anechuromyiaの件のときにお教えいただいた文献ですね. 今後この辺りの文献も見るようにします.

ちなみに, どうやって国内のTriarthria属が書かれた文献をお見つけになったのでしょうか? このような 短報(?)ってとりわけ探しにくく感じます.
Googleでいろいろ検索していけば最終的に出てくるものなんでしょうか?それとも, いくつか書いてありそうな文献に目星をつけてその中を探すんでしょうか?もしくは, ワード検索みたいなのでTriarthria属が書かれた文献を一気に絞ることができるんでしょうか?
お教えいただけると幸いです.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2024/06/01(Sat) 17:16:12 No.11648  引用 
虫キョロリス 様.

私の文献の管理は,
・全てPDF化して,英語でOCRをしておく.
・Adobe社が提供するPDF iFilterをインストールしておく(これがないとPDFの全文検索が出来ません).
・PDFを配置したフォルダをインデックスのオプション(Windowsサーチ)で指定して,全文のインデックスを自動作成するように設定しておく.
・新しい文献やPDFを入手する度,処理して同フォルダに保存する.
あとは,エクスプローラーの検索窓から検索できます.


恐らく,ヒット率は8割程度です(元文献の書体や汚れ等が原因で正しくOCRで文字化されていないため).

https://ascii.jp/elem/000/000/938/938533/

Macですと,Spotlightのインデックスで同様の事ができそうです.

なお,日本語や中国語・ロシア語の文献でもすべて英語でOCRをかけるのが重要です.特に日本語でOCRした文献内の学名は,従来試した内外10数種類のOCRソフト全てでまともに読み取れていませんでした.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/01(Sat) 21:22:03 No.11649  引用 
茨城@市毛 様.

文献の管理の仕方について教えていただき本当にありがとうございました.
OCR初めて知りました. 英語でOCRをかけるのが重要なんですね!
参考にさせていただきます.

Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者: 投稿日:2024/06/02(Sun) 23:07:59 No.11650  引用 
 市毛 様

国内の既報をありがとうございます.


 虫キョロリス 様

Triarthria いいですね.
自分は岐阜県の3地点で2♂2♀採っています.

Canadian Entomologist を見ていませんが,T. tienshanesis の記載論文を見ました.
Ziegler,J. 1991.
Zwei neue Raupenfliegenarten (Dipt., Tachinidae) aus Usbekistanund faunistische Notizen zu weiteren Arten aus Mittelasien.
[Two new tachinid species (Dipt., Tachinidae) from Uzbekistan and faunistic notes on further Central Asian species]
Entomologische Nachrichten und Berichte, 35(2): 83-90.
(ドイツ語で書かれた中央アジアのヤドリバエ相)

https://www.researchgate.net/publication/366019819_Zwei_neue_Raupenfliegenarten_Dipt_Tachinidae_aus_Usbekistanund_faunistische_Notizen_zu_weiteren_Arten_aus_Mittelasien_Two_new_tachinid_species_Dipt_Tachinidae_from_Uzbekistan_and_faunistic_notes_on_fu

既にご覧になったかもしれませんが,旧北区産の3種については,横顔と挟子背面が載っています.
採集した個体はT. setipennis に一番近いように思うものの,尾葉の先端が小さく二股になる点が異なりました.
(解剖した個体は博物館へ入れたので,今は手元にありません.)

投稿画像の左側は伊吹山山麓で2020年5月初旬に採ったオス個体です.
(脂で黒くなっています)
側顔下方に目立つ剛毛がありますが,それ以外の剛毛はT. setipennis の図よりも弱いようです(写真写りも悪いのですが).

投稿画像の右側はCerretti (2010) I tachinidi della fauna italiana に掲載されたT. setipennis のメスです.
側顔の下方1/3あたりの所に他よりも目立つ剛毛があり,Ziegler (1991) に掲載されたオスの図と似ています.
しかし採集したメス個体では,側顔下方の剛毛の強さは隣り合った剛毛とあまり違わず,下へ向かうにつれて徐々に長くなるようです.

このあたりが既知種との違いである可能性があります.

大阪自然史博にはTriarthria 属がユニットボックス1つ分くらいあるので,将来研究する材料になると思います.


Re: ヤドリバエ科Triarthria属 投稿者:虫キョロリス 投稿日:2024/06/03(Mon) 19:51:59 No.11655  引用 
大宮 様.

返信ありがとうございます. やはりヤドリバエを正確に同定するには, 交尾器を見るのが一番ですね.
たしかにZiegler(1991)の図を見ると, T. setipennisの尾葉だけ二股になっていませんね.
日本の種の場合は小さく二股に分かれるのですか... 側顔の剛毛もたしかに異なりますね... 勉強になります.
ちなみにCanadian EntomologistのO'Hara(1996)には, あまり詳しい特徴の説明はなかったのですが, その代わりにT. setipennisの交尾器や第五腹板のより細かな図が載っていました.

>大阪自然史博にはTriarthria属がユニットボックス1つ分くらいあるので,将来研究する材料になると思います.
そんなにたくさんTriarthriaの標本あるんですか! 想像しただけで狂喜乱舞しそうです.

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