こちらも同日同所で見つけたハエです。
大きさも上の個体と同じくらいでした。
ハマダラミバエの中に似た種を見つけましたが、微妙に異なる部分もあって特定できませんでした。
合わせてご教示をお願いいたします。
木佐浩之 様.
どちらも手持ちの資料に載っていない斑紋です.
詳しい方からコメントが有ると良いのですが(^_^;)
茨城@市毛 様
ご検討頂きまして有難うございます。
市毛様の資料に含まれていないのであれば未記載の可能性もありますね。
ハエは記載されていないものが多いのではないかと推察いたします。
木佐浩之 様.
ミバエ科は伊藤修四郎氏が私費出版したミバエ科総説を持っていないので,半分程度しかわかりません.
また,素木の総説も含めてドイツの語の論文ばかりなのでチンプンカンプンです.
双翅目(ハエ目)は,2014年の目録で7600種程が記録されてますが,日本にはこの2〜3倍の種類が分布していると考えられています.
研究者が殆どいないので,住宅地にさえ不明種(新種・未記録種)が残っている状態です.
質問のミバエについて,九州大学でミバエの分類学を研究し,今は森林総研で森林昆虫学を研究されている末吉昌宏博士に尋ねたところ,以下のような回答をいただきました.ご本人の承諾を得てお知らせします.
「1番目はモチノキハマダラミバエ Prochetostoma expandens です。2番目は カゴシマハマダラミバエの♀だと思います。少し斑紋が違う(翅室dmの透明斑が極薄い;あるいは写った角度で見えにくい)のですが、多分そうだと思います。」
末吉博士にお礼申し上げます.
三枝豊平 様
採集も研究もしていない素人の投稿にご親切に対処して頂き有難うございます。
お手数をかけてしまって恐縮の限りです。
鑑定をして下さった末吉昌宏博士にも厚くお礼申し上げたいと思います。
お恥ずかしい話ですが、モチノキハマダラミバエを検索してみたところ、
過去にも同種について質問投稿していたことに気が付きました(No.8248)。
以前に教えて頂いたことが全く身に付いていなかったと恥じ入っています。