たて続けで恐縮です。レアっぽいハラナガハナアブを捕りました。後胸腹板には長毛がありません。同所で捕ったキアシハラナガと同程度の毛深かさで、顔つきもほぼ一緒です。これがカバアシハラナガなのでしょうか?足そのものは全て黒く、前中脛節と付節に褐色の軟毛があります。
書き忘れました。採集地は福島県の会津の山中で、7月上旬、同所ではキョウト、ヨコモン、ツマキモモブト、ススバネナガ、ヨツモンハラナガ、ハラアカハラナガなどが捕れています。
pakenya様。
なかなか良く調べておりますね。レアなハナアブですよ。 カバアシクロナガハナアブの画像は、下記のURLで見られるようになりました。 農業環境技術研究所 標本館所蔵タイプ標本 http://cse.niaes.affrc.go.jp/nakatany/dbdiptera/x_brunnipes.htm 写真のハラナガハナアブは、キアシハラナガハナアブの黒色型と思われます。 カバアシは、前脚と中脚の脛節と腿節は黄褐色〜暗褐色で、脛節の中央部には暗色のリングがあり、体の光沢はやや鈍く見えます。 詳細は、「キアシハラナガハナアブの脚の色彩変異について」とタイトルで、次号の「はなあぶ」の印刷待ちです。
茨城@市毛様
早速のご教授ありがとうございます。 キアシの黒化型であれば、同じ程度に毛深く似た顔は当然ですね。 色彩が種の特徴を示すことは多いですが、ナミテントウとかシマアシブトハナアブとかの変異を考えれば、クロアシキアシハナアブも十分ありえると思わなければいけないわけですね。和名も種名もしかりですが、先入観を持つとありがちな罠だったようです。 色彩変異の論文も是非読みたいです・・、ってさっさと談話会に入れってことですね? 先日のElfさんと同様、あまり人が採集していない地域の標本を溜め込みつつあります。山形県内と新潟・福島県境で各々100種以上あると思います。ただ、正確に同定できていないものが多いので、もっと勉強してからかな・・なんて思っていたりして。 古い標本は、皆軟化してゲニ引いて確認して・・・何年かかるやら。 同所採集のキアシの写真を添付しておきます。 やっぱ、同じ顔だわ。
宣伝でございます。
次号ハナアブは11月の双翅目談話会例会までには発行されると思います。 たしか20号記念号でしたっけ・・・年2冊発行で郵送付きで、年会費3000円はお得だと思います。(コストを抑えてる編集担当者の努力に平伏です。) 和文の検索なども良くでてきますのでありがたいのです。 入会はこちらをご参照ください。 http://furumusi.aez.jp/fly/kaisoku.htm |
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