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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ベッコウバエ? 投稿者:BaconL 投稿日:2010/11/23(Tue) 20:28:24 No.6616 ホームページ  引用 
東京都府中市、2010.11.14の採集です。
ベッコウバエの一種と思うのですが、何という種でしょうか。画像から判ればご教示お願いします。


Re: ベッコウバエ? 投稿者:BaconL 投稿日:2010/11/23(Tue) 20:29:59 No.6617 ホームページ  引用 
側面からです。

Re: ベッコウバエ? 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/16(Thu) 14:54:31 No.6655  引用 
お尋ねのベッコウバエは、ベッコウバエ科の、

ワタナベベッコウバエNeuroctena ecalcarata (Kurahashi, 1981)
ではないでしょうか。

本種はDryomyzaで記載されましたが、Ozerov (1999)などはNeuroctena属にしています(ベッコウバエN. formosaも同様)。翅の横脈に暗条がないこと、腹部基部を除いて背板の大部分が黒褐色である点が本種の特徴です。本種は本州中部の山や北海道の山の材料で記載された種で、私の標本もマウントしたものに限れば山梨の増富や月山のものです(他にもたくさん採集していますがマウントしていないので産地はわかりません)。

原記載は、
Kurahashi, H., 1981. A revision of the genus Dryomyza(Diptera, Dryomyzidae) from Japan. Kontyu,Tokyo. 49(3):437-444.
です。CiNiiで無料でpdfがとれます。

Re: ベッコウバエ? 投稿者:BaconL 投稿日:2010/12/20(Mon) 12:19:53 No.6664  引用 
アノニモミイア様、確認させて頂きました。ありがとうございます。

あまり珍しい種ではないようですが、平地でも得られるのですね。
WEB上ではいくつかの本種に見える画像がベッコウバエ科の不明種として掲載されているのが見られます。

キイロショウジョウバエでいいの... 投稿者:ポンチ 投稿日:2010/11/09(Tue) 19:40:50 No.6564  引用 
すみません。
これだけ分類の難しいものだと考えず、検索で出てきた『キイロショウジョウバエ』という名前をそのままあてはめていましたが、このハエも見ていただけますでしょうか。

家庭にも普通にいるという話を聞くと、ちょっと違和感があり、まったく別の種ということも考えられそうな気がしてしまいます。


Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者:ポンチ 投稿日:2010/11/09(Tue) 19:45:23 No.6565  引用 
これも薄暗い林床でも撮影。
この程度の撮影しか無理なのですが、このランの周りにかなりの数がいるようで、花粉を運んでいるのは間違いないようです。

まるで違った「種」だと問題なので、よろしくお願いします。


変な足の上げ方 投稿者:ポンチ 投稿日:2010/11/11(Thu) 07:24:37 No.6567  引用 
前後の写真では普通にとまっているのに、この写真だけ変な角度で足をあげていました。
まったく意味はないかもしれませんが、これだけトリミングして拡大。
ボケちゃいますが。
検索していたら国内にショウジョウバエだけで250種なんていう記述を見つけたので、広義のショウジョウバエととらえる方がいいのでしょうか?
まったくわからないので・・・。


Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者: 投稿日:2010/11/11(Thu) 09:42:40 No.6568  引用 
ポンチ様。たいへん貴重な瞬間をとられた写真を拝見し、感激しました。熊本大学理学部に勤務する杉浦と申します。日本産のラン科植物の受粉生態と保全に関する調査研究をしています(特にレブンアツモリソウ)。ヤツシロラン属の受粉生態に関する報告例はほとんどないので、大変貴重な知見です。何か報文等を発表されていたら、御譲与いただければ幸いです。当方からもレブンアツモリソウやカキラン等いくつかの論文別刷を提供できます。お手数ですが、当方のe-mailアドレスに御連絡いただければたいへん幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者: 投稿日:2010/11/11(Thu) 09:43:41 No.6569  引用 
ポンチ様。たいへん貴重な瞬間をとられた写真を拝見し、感激しました。熊本大学理学部に勤務する杉浦と申します。日本産のラン科植物の受粉生態と保全に関する調査研究をしています(特にレブンアツモリソウ)。ヤツシロラン属の受粉生態に関する報告例はほとんどないので、大変貴重な知見です。何か報文等を発表されていたら、御譲与いただければ幸いです。当方からもレブンアツモリソウやカキラン等いくつかの論文別刷を提供できます。お手数ですが、当方のe-mailアドレスに御連絡いただければたいへん幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者:ポンチ 投稿日:2010/11/11(Thu) 19:30:20 No.6571  引用 
みなさん こんばんは。
スギウラさん、なんて言ってはいけないですね。
スギウラ先生、私はまったくのドシロウトなので、その辺の事情など、メールさせていただきましたが、届いたでしょうか?
なにしろこのハエの正体からして怪しいので、それがわかればということでこちらにお邪魔した次第です。
まだ、なにもわかってはいないのですが、非常に魅力的な対象だと思います。
いろいろ面白いことが・・・。

Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者:はっしー 投稿日:2010/12/07(Tue) 18:05:31 No.6648  引用 
偶然通りかかった者です。1ヶ月ほど前のものなのでまだ居られるかわかりませんが、本題に対する回答が出ていないようでしたので当方の所見を。
林床での撮影とのことですが、キイロショウジョウバエは非常に人家性の高い種であり、人家周辺以外ではほとんどみられないかと思います。
この写真からはSophophola亜族の種であるように見受けますが
正確な同定は難しいと思います。
2枚目・3枚目の写真で見える外見の特徴からはムナスジショウジョウバエ(Drosophila rufa)ではないかと思いますが、正確な同定を行うには情報が不十分ですので、単にショウジョウバエとされるのがよろしいかと思います。

Re: キイロショウジョウバエでい... 投稿者:ポンチ 投稿日:2010/12/19(Sun) 19:30:01 No.6662  引用 
大変失礼しました。
はっしさん、ご意見いただいていたのに、こちらを訪問していませんでした。
すみません。

このハエは、正確な同定にはやはり捕まえるしかないということになっています。
場所は竹林の中なのですが、近くに民家もあることはある。
千葉県のフィールドではアチコチ同じような環境で、しかもそれぞれ同じようにこのハエが周りを飛び回っています。

また来年以降、わかればと思いますが、花の時期は1年の内の2週間ほどでしょうか。
はたしてどうなるのか・・・?

また機会をうかがって調べてみたいと思います。

ありがとうございました.

写真を添付すると、エラーで撥ねられるみたいで、これならばおくれるでしょうか。

ニクバエ科の学名についての質問... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2010/12/18(Sat) 19:00:36 No.6660  引用 
皆さん こんにちは。

 ニクバエ科のリストを整理しているのですが、行き詰まりました。

 本掲示板からリンクしている“みんなで作る双翅目図鑑”や“皇居の昆虫相”調査資料では、ニクバエ科の部分で かつてのSarcophaginiの多くの属が Sarcophaga属の亜属に変わっており、またいくつもの属がSarcophaga属に置き換わっているようですが、北隆館の新訂昆虫大図鑑では 変更しない扱いになっているようです。
 作られた時期が異なっていますので、分類体系の解釈が異なっているものと思いますが、現時点ではどちらの解釈が一般的でしょうか?

問題も残っているのかもしれませんが、リストを整理するにあたり迷っております。

ご教示いただけましたらありがたく存じます。
よろしくお願い申し上げます。

Re: ニクバエ科の学名についての... 投稿者:バグリッチ 投稿日:2010/12/19(Sun) 09:25:48 No.6661  引用 
 その後 可能な範囲で調べましたが、『古田 治・村山茂樹:ニクバエ科の分類と和名の取り扱いについて(2006)』には現状の取り扱いの複雑な様が記されており、この状況に則って考えて、当面は、同文献が採用したPape.T(1996)の分類を使って整理しようかと思います。

 ニクバエ科に限ったことでだけでなく、学名や分類体系は変わることがよくあるので、情報量の少ないアマチュアにはわかりにくくなっていることがしばしばありますね。

 ではまた。

マレーズトラップによって捕獲さ... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/11/24(Wed) 12:14:26 No.6618  引用 
関東同定会に参加されました皆様、お疲れ様でした。
今回は地元栃木県で開催とのことで、できる限りお手伝いをさせていただきましたが、いたらぬ点がありましたことお詫び申し上げます。
さて、お尋ねさせていただきたいのは、栃木県北部の林道に8月〜9月にかけて設置したマレーズトラップで得られたハエです。アルマンキアブモドキなどとともに3個体捕獲されていました。なさけないことにfamiliyもわかりません。ご教示いただければ幸いです。体長約9mmです。よろしくお願いいたします。


Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/24(Wed) 18:56:48 No.6621  引用 
ハネオレバエ科Psilidaeと思いますが、今直ちに正確な同定結果を示すことができません。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/11/29(Mon) 19:09:02 No.6623  引用 
アノニモミイア先生
ご無沙汰いたしております。ご返信ありがとうございました。
このハエについて、後程私信させていただいてもよろしいでしょうか?

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/30(Tue) 12:03:32 No.6624  引用 
りゅうひ様。どうぞご連絡ください。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 11:45:31 No.6645 ホームページ  引用 
岩佐教授に照会したところ、「Loxocera(Platystyla) sp. near monstrata と思われるが、画像だけでは種名までたどり着けない」とのことでした。興味をひかれたようでしたので、標本送付をお覚悟のうえで、帯広畜大の岩佐教授にご相談なさってはいかがでしょう?

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 11:54:31 No.6646  引用 

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 13:32:03 No.6647  引用 
すみません。参考文献の引用に失敗しましたので、6646は削除してください。この文献は、Ciniiのサイトで「 Loxocera Kuril 」で検索すると出てきます。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:りゅうひ 投稿日:2010/12/07(Tue) 18:54:38 No.6649  引用 
ezo-aphid様
ご返信誠にありがとうございました。
また、お申し出誠にありがたい限りです。
実は標本は今はアノニモミイア先生の元にあります。
岩佐先生の見解と同じ見解をいただいておりまして、いずれも♀個体ですので、来年またマレーズトラップをしかけて♂個体を得ようと思っています。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:ezo-aphid 投稿日:2010/12/07(Tue) 20:05:50 No.6650  引用 
りゅうひ様
 落着済みとは知らず、差し出がましいことををいたしました。得られているLoxoceraの標本数は、まだまだ少ないようです。発生環境が限られるものなのでしょうかねぇ。

Re: マレーズトラップによって捕... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/12/12(Sun) 13:45:25 No.6653  引用 
同定結果をりゅうひさんにお知らせして、この場所に示さなかったので、ezo-aphidさんに余計の手数をかけました。

りゅうひさんから送られてきた昆虫は、岩佐光啓氏が記載したLoxocera (Platystyla) monstrataに極めて近縁の未記載種です。L. monstrataとは、

1.体色がほぼ全面的に黒色ないし黒褐色(頬と中胸のkatepisternumが広範に黄褐色)。(L. monstrataでは広範に黄色)。
2.脚は黄色、後脛節の先2/3が暗褐色(L. monstrataでは中、後脛節が淡褐色)。
3.体長が♀で11mm(L. monstrataでは8mm)
4.翅は透明、翅のr-m横脈より先の中室前縁脈から後縁脈にかけて、これらを取り巻くように翅膜は特徴的な褐色条をあらわす(L. monstrataでは翅は透明で淡褐色を帯びる)。
5.翅は8.5mm(L. monstrataでは5.5-6mm)
6.平均棍は黄白色(L. monstrataでは淡褐色)。

の諸点で顕著に異なり、採集時期も8月から9月にかけてで、L. monstrataと同時期であるために、季節型とも考えられません。

なお、Platystyla亜属の模式種であるヨーロッパのL. (P.) hoffmannseggi Meigen, 1826、は胸部が今回の種と同様に光沢ある黒色ですが、本亜属に特徴的な触角刺毛(arista)が白色で白い毛でおおわれ、また第1-3腹節が橙色、さらに触角の基部の2節がかなり長いので、今回の種とは異なります。

3頭とも上記形質を等しく保有しますので、♀のみでも記載可能ですが、りゅひさんの来季の成果に♂の採集を期待してからにしたいと思います。

札幌市平野部のCladura sp. 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 00:57:53 No.6631  引用 
ご無沙汰しております。札幌のウミユスリカこと村山茂樹@インベントリ・リサーチです。

晩秋の北海道はヒメガガンボ亜科のCladura sp.がやたらと目立ちますが、これは札幌平野部、つまり豊平川扇状地から石狩平野泥炭湿地帯への移行部に位置する北大キャンパスで採集したものです。


Re: 札幌市平野部のCladura sp. 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 00:59:23 No.6632  引用 
上記のCladura sp.のゲニタリアです。

ガガンボダマシの未記録種 投稿者: 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:28:56 No.6633  引用 
これはヒメガガンボ科のCladuraではなく、ガガンボダマシ科のTrichocera属の一種です。
この交尾器(とくにgonostylus)にそっくりな種が朝鮮半島からC. P. Alexanderによって記載されています。写真の種は国内では北海道内だけで見つかっています。朝鮮半島の種とは体色の記述が合わないので以前(院生時代)は別種と考えていたのですが体色は標本の状態で見方見え方が微妙に異なるので、朝鮮半島の種と一緒と考えて記録しておき、将来、直接的な比較ができるようになったときに確認すればいいかなと今では考えが変わりつつあります。こういうのは判断が難しいですね。

Re: ガガンボダマシの未記録種 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/04(Sat) 01:39:40 No.6635  引用 
なんと!ガガンボダマシ科でしたか。いやぁ、とんだ誤同定でした。糸角亜目はまだまだ修行が足りません。

この種はとにかく晩秋の北大キャンパス内にはウジャウジャと飛び回っており、隣接した我が家が入っているアパート内にもよく飛び込んできます。

定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:34:09 No.6639  引用 
同時期の豊平川水系を遡った定山渓近辺で多く採集されるガガンボダマシです。Dahl and Krzeminska (1997)の検索表でTrichocera sp.と判断致しました。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:38:45 No.6640  引用 
上記ガガンボダマシのゲニタリアです。この画像でははっきりしませんが、basal part of forceps の bridgi 部分の中央部分が2尖頭を形成しています。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/05(Sun) 10:48:05 No.6641  引用 
ゲニタリアのparamereが薄片状でプレパラート画像ではっきりしないので、乾燥標本のままの横からの画像で示します。札幌の低地のガガンボダマシのparamereに比べて非常に長く伸張して反り返っているのがわかります。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者: 投稿日:2010/12/06(Mon) 09:31:19 No.6643  引用 
魅力的ですが、この写真ではどういった種にあたるか判別は難しいですね。
過去2回北海道でガガンボダマシを採集していますが、面白い場所です。
ガガンボダマシは北方系の昆虫だけあって、北海道ではまだまだ見たことのない種が見つかるものと思います。
意外に、町の中の公園とか、畑のまわりなんていうのは、採集していないので、狙い目かも。

Re: 定山渓のガガンボダマシ 投稿者:ウミユスリカ 投稿日:2010/12/06(Mon) 11:47:11 No.6644  引用 
達磨さま

色々と見ていただいてありがとうございます。

北海道のガガンボダマシは未記録種がまだまだ多く眠っていそうですね。環縫群のハエの採集のついでにでも、晩秋には少しでも心がけて小まめに採集して標本を蓄積しておくように致します。

西表島のムシヒキ 投稿者:pakenya 投稿日:2010/12/05(Sun) 15:46:03 No.6642  引用 
こんにちは

9月下旬の西表島で多数見かけたムシヒキアブです。tgwさんのムシヒキアブ図鑑には画像が収録されていない種のようで、同定できないでいましたが、先日の関東同定会でutgさんに教えてもらいました。

シオヤアブ亜科のPromachus indigenusです。和名は付けられていないんですね。画像がどこにも無いようですので、ご紹介ってことで。

全長29mm、白浜林道の地面や低木の葉上に止まっていました。

アザミオナガミバエ雌 投稿者: 投稿日:2010/12/05(Sun) 01:13:40 No.6638  引用 
2008年4月25日に三重県志摩市の太平洋に面した岩場海岸で,スゲ属の植物に集団で見られたミバエです。
先月の関東同定会において,ミバエの好きな方にオナガミバエ亜科のアザミオナガミバエと教えていただきました。当時の生態写真がありましたので投稿します。幼虫はアザミの頭花の中で暮らしているとも教えていただきました。一種でも多くの双翅目の名前が判明するのは感激です。ありがとうございました。

キノコバエ科(Mycetophilidae)... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/11/24(Wed) 15:45:52 No.6619 ホームページ  引用 
 写真を整理していたら出て来た糸角亜目の虫です。撮影は東京都世田谷区西部で、日付は2008/06/12です。この写真1枚しかないので放置していたのですが、腹部に虎模様があり中々綺麗なので名前を知りたくなりました。
 翅脈からキノコバエ科と思います(一応検索で落ちました)。しかし、この科の翅脈はかなり変化に富んでいる様です。キノコバエ科であっているでしょうか。
 宜しく御指導下さい。


Re: キノコバエ科(Mycetophilid... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/24(Wed) 18:55:20 No.6620  引用 
検索された通りキノコバエ科で、Leia属の1種です。

Re: キノコバエ科(Mycetophilid... 投稿者:アーチャーン 投稿日:2010/11/24(Wed) 20:19:29 No.6622 ホームページ  引用 
アノニモミイア先生

 早速の御回答有難う御座います。

 Leiaでワード検索してみたところ、No.4295からのバグリッチ氏の投稿が見付かりました。翅脈や翅の紋や、触角等はソックリですが、前胸背の模様や脚の色は違う様に見えます。「皇居・・・キノコバエ・・・」のL. billineataフタスジエナガキノコバエの記述とも一致しませんでした。
 キノコバエ科の研究がどの程度進んでいるのか分かりませんが、「皇居・・・」に載っているもう1種、シリアゲエナガキノコバエである可能性はあるのでしょうか。

 また、Leia属の特徴は、翅脈で決まると考えて宜しいのでしょうか。

 何時もながらクドイ質問で恐縮ですが、御教示頂ければ幸甚です。

ハススジハマダラミバエ似のハエ... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/19(Fri) 20:42:16 No.6610  引用 
またお聞きしたいハエがおります。
これは6月下旬に撮影したものです。
調べたら、ハススジハマダラミバエの仲間に近いなあとは思ったのですが、これっといったハエに行き当たらなくて現在に至ってます。(毎回ボヤケててテンションも下がり気味ですが、空元気で投稿してみます。何か少しでもわかりましたらよろしくお願いします。)
場所:阿武隈山地標高550mぐらい


Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/19(Fri) 20:43:09 No.6611  引用 
もう一枚です。

Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/11/21(Sun) 18:24:14 No.6612  引用 
ミバエに詳しい方からの返信がないので、一言。

伊藤修四郎先生の総説によれば、写真のミバエは、Montiludia fucosa Ito, 1984 でしょう。
同論文の付図を添付します。色彩なども原記載にほぼ適合します。


Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:ほげ 投稿日:2010/11/22(Mon) 03:07:31 No.6614  引用 
まあさま

ほげと申します。ミバエが好きです。

すっかり乗り遅れてしまいましたが、お写真のハエはアノニモニイア様の仰るとおり、Montiludia fucosa でよろしいかと思います。分布も青森県での記録もあるので、いてもおかしくないかと。

簡単で申し訳ありませんが、取り急ぎ。

ああ、明日は仕事かあ…(- -;)。

Re: ハススジハマダラミバエ似の... 投稿者:まあ 投稿日:2010/11/22(Mon) 20:33:41 No.6615  引用 
アノニモミイアさん、またお世話になりました。
図の添付たいへんありがたいです。名前もわかった上に自分の目で確認すると、おおー!と、捜してたときの疲れが飛びました。

ほげさん、情報どうもありがとうございます。分布的にも合っていることもわかりました。ミバエは翅の模様が特徴的で、捜す作業も結構楽しかったりします。

双翅目談話会 関東同定会の御案... 投稿者:茨城@市毛_介護休暇中 投稿日:2010/11/15(Mon) 05:23:24 No.6596  引用 
双翅目談話会

第14回 同定会&勉強会のお知らせ

会員の皆様,とんでもなく暑い夏でしたが今年の成果は如何だったでしょうか?恒例になりました双翅目談話会第6回関東同定会を,今年は栃木県立博物館で開催することになりました.何かとお忙しいと存じますが,この機会に,いろいろな標本や情報を携えて,ぜひご参加くださいますようにご案内申し上げます.

◆ 日 時  平成22年11月20日(土) 午前10時より
10:00〜12:00  同定会
12:00〜 1:00  昼食(できるだけ弁当をご持参ください)・休憩
        (博物館内にレストランもあります)
1:00〜 3:00  基調講演(中村剛之さんの予定),ミニ講演
3:00〜 3:30  休憩・写真撮影
3:30〜 5:00  1人1話
<ミニ講演を募集しますので,ミニ講演ができる方はメールで伊東まで連絡願います>
伊東のメールアドレス:n-itoh@chiikan.co.jp
<懇親会を6:00頃から予定しています(宇都宮駅西口周辺の予定)>
◆ 場所:栃木県立博物館(下図参照)
◆ 持ち物:同定してほしい標本(双翅目)、筆記用具、ルーペ、弁当

■ 会場 栃木県立博物館 http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
〒320-0865 栃木県宇都宮市睦町2-2
TEL 028-634-1311(代) FAX 028-634-1310
JR宇都宮駅から 関東バス市内線(駅西口バスターミナル13番乗り場)
37番「桜通り経由鶴田駅行」または「桜通り経由西川田駅行」で『中央公園博物館前』
(詳細なアクセスについては博物館のホームページなどをご覧ください)
◎宿泊は宇都宮駅西口周辺の以下のホテルが便利です.
ホテルサンロイヤル宇都宮028-638-3711      ホテルサンルート宇都宮028-621-3355
宇都宮ステーションホテル028-637-0111       チサンホテル宇都宮028-634-4311
リッチモンドホテル宇都宮駅前028-610-8822   東横イン宇都宮駅前028-624-1045

談話会の行事ですが,会員以外の飛び入り大歓迎です.


Re: 双翅目談話会 関東同定会の... 投稿者:茨城@市毛_介護休暇中 投稿日:2010/11/21(Sun) 21:40:30 No.6613  引用 
皆様,昨日はご苦労様でした.

今回も関東同定会は参加者が30名を越える大盛況でした.

中村氏によるガガンボダマシ科についての基調講演から始まり,日本初記録のツリアブなど色々と興味深いミニ講演等色々な話で盛り上がることが出来ました.

同定会に持ち込まれた標本でも,日本未記録と思われるハナアブ等,色々と面白い種類が見られました.


次回は,来年3月20日に大阪市立自然史博物館で総会が開催されます.

また,来年秋の関東同定会は,神奈川県博で行われる見込みです.

では,また.

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