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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ミバエの1種 投稿者:tosaka 投稿日:2010/08/21(Sat) 22:30:07 No.6447  引用 
八王子市の裏高尾で8月18日に撮影したミバエですが、名前がわかるようでしたら、ご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。


Re: ミバエの1種 投稿者:Nabita 投稿日:2010/08/22(Sun) 20:58:07 No.6448  引用 
Trypeta luteonota Shiraki, 1933 の♀と思われます。
個体数の少ないもののようで、和名はありません。
雌雄で翅斑が顕著に異なる種です。
また、産卵管が黒くなるのは、この属の中でも特徴的です。

Re: ミバエの1種 投稿者:tosaka 投稿日:2010/08/23(Mon) 17:01:46 No.6450  引用 
Nabita様
早速ご教示いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

同一個体を拡大したものを貼付させていただきます。
Trypeta luteonotaで検索すると、この掲示板のNo.5280,No.3347の記事がヒットしました。素人目には、これらの二つの画像のミバエと今回のミバエは別の種類というようにみえますが、その認識でよろしいのでしょうか?それともオス、メスの違いなのでしょうか?
もし、画像からわかるところがあれば教えていただければ幸いです。


Re: ミバエの1種 投稿者:Nabita 投稿日:2010/08/23(Mon) 21:25:17 No.6451  引用 
tosakaさま

早速回答をご確認いただき嬉しいです。
しかしながら、まず書かれている内容をよく読んでください。
「雌雄で斑紋が顕著に異なる」「産卵管が黒くなる」と書いていますね。
これをご理解いただければ「3347と5280は♂ですか?」と尋ねるべきであり、
「別の種類というようにみえます」では、私or/and以前の回答者を疑っていることになります。

画像はShiraki (1933)の原記載に付されているluteonotaの図です。
左下の翅のみの図が♂の翅です。あとは、ご自分で判断してください。


Re: ミバエの1種 投稿者:tosaka 投稿日:2010/08/26(Thu) 00:35:35 No.6456  引用 
Nabita様
図を貼付していただきありがとうございました。オスとメスの翅の斑紋の違いがよくわかりました。

また、6450の質問の文書はご指摘のように適切ではなかったことをお詫びいたします。

Re: ミバエの1種 投稿者:ほげ 投稿日:2010/08/27(Fri) 21:12:50 No.6459  引用 
tosakaさま

はじめまして、ほげと申します。ミバエが好きです(最近フィールド出ていませんが^_^;)。

貧乏暇なしのため、周回遅れでこの掲示板を見ております。亀レスになってしまい申し訳ありません。

Nabita様の仰るとおり、この写真の種はT.luteonotaで間違いなさそうです。が、Trypeta属やその近縁属では似たような斑紋、形の種が結構います。特にメスだと区別が付きにくい場合が多いです。

なので、同定に関して正確を期すのであれば、可能な限り採集して標本にされるとよろしいかと思います(…もっとも、この写真は綺麗に撮影されているので、多くの分類形質が判別可能ではあります)。

また、ミバエ類は他のハエに比べて解明度は高い方とは思いますが、寄主植物など生活史情報についてはあまり多くありません。確かT.luteonotaも幼虫の寄主植物が分かってなかったかと(違っていたらコメンなさい)。なので、もし撮影場所周辺でこのハエをよく見かけるようでしたら、じっくり観察されるのもよろしいかと。メスが産卵管を何かに押し付けている…とかあれば、重要な手掛かりになるかもしれません。


ミバエ類は見た目の派手さに関わらず、野外で見かける機会は多くありません(研究者泣かせです…)。写真の種もT.luteonotaで間違いなければ、東京都初記録ということになるそうです(ケンセイさんに教えていただきました)。標本や報文などになればなお良いですが、これだけでも価値のある記録といえます。

また良い写真など撮られましたら、お教えくださるとうれしいです。楽しみにしております。

・・・・・

余談ですが、No.3347とNo.5280のミバエはおそらくミスジハマダラミバエで、少なくともT.luteonotaではありません(詳細はNo.5421(No.5280に対する私のレス)をご覧ください)。tosakaさまの「別の種なのでは?」とのご指摘はある意味適切なものといえます。


きっとみなさん、ご多忙の中で時間を作ってこの掲示板を利用されていると思います。ゆったり、のんびり楽しめるといいなあと思います。

Re: ミバエの1種 投稿者:tosaka 投稿日:2010/08/28(Sat) 22:15:59 No.6460  引用 
ほげ様
 コメントをいただきありがとうございます。Trypeta luteonotaであってもなくても個人的には初記録なのですが、東京都初記録のおまけ付きかもしれないというのもうれしいです。
 ところで素人目で別種に見えると書いたのは、3347、5280の画像と比べると色がオレンジ色に近い鮮やかな色をしていたので、そのように書いたのですが、赤みが強い色をしているのは、羽化後時間が経過していないためでしょうか?ご存じでしたらご教示いただけないでしょうか。

Re: ミバエの1種 投稿者:ほげ 投稿日:2010/08/29(Sun) 22:04:03 No.6461  引用 
tosakaさま

どうもです。

ミバエの体色についてですが、テネラルだから体色が濃い、ということはないかなと。むしろ老熟個体のほうがちょっと色が濃くなる?…という感じですが、大きな差はないように思われます。

3347、5280のミバエの体色が薄いのは撮影機材の差なのか、成熟度合いの差なのか、はたまた個体差によるものなのか、判断が難しいです。ただ、ミスジハマダラミバエはTrypeta属の中では色味の薄いほうかなという印象はあります。

なお、体色については上記のとおり、非常に微妙で、さらに標本にするとさらに色が変わるので、(Trypeta属の中では)分類形質としては使いにくいです。

曖昧で申し訳ありませんが、こんな感じです。

Re: ミバエの1種 投稿者:tosaka 投稿日:2010/08/31(Tue) 23:00:52 No.6463  引用 
ほげ様
ミバエの体色の件、どうもありがとうございます。
3347,5280と6647の色の違いは、少なくとも撮影機材やライティングの違いではないと思っています。デジタルカメラでの撮影が非常に容易になった今、Trypeta luteonotaが生体では常に写真のように鮮やかなオレンジ色に近い色ならば、生体での識別の大きなポイントになるのではと思い質問させていただいた次第です。

ヤドリバエでしょうか? 投稿者:ハンマー 投稿日:2010/08/24(Tue) 23:03:02 No.6452  引用 
ヒヨドリバナに来ていたハエです。
ヤドリバエかなと思いましたが、このような体色の種は見たことがなかったので、気になりました。
よろしくお願いします。


Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者:ハンマー 投稿日:2010/08/24(Tue) 23:04:40 No.6453  引用 
比較的翅脈の見えている写真です。

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者:ハンマー 投稿日:2010/08/24(Tue) 23:06:02 No.6454  引用 
横からの写真です。

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者:pakenya 投稿日:2010/08/25(Wed) 13:40:43 No.6455  引用 
ハンマーさん、こんにちは。

ヤドリバエについては全くの素人なのでコメントできないのですが、市毛さんのHPから入れるみんなで作る双翅目図鑑のヤドリバエ科の中にそっくりな種類があります。ttp://homepage3.nifty.com/syrphidae1/diptera_web/cyclorrhapha/Tachinidae/Pentatomophaga_latifascia.jpg

Re: ヤドリバエでしょうか? 投稿者:ハンマー 投稿日:2010/08/26(Thu) 00:41:05 No.6457  引用 
pakenyaさん
どうもありがとうございます。
Pentatomophaga latifascia に間違いなさそうに見えます。

ドウガネホシメハナアブでしょう... 投稿者:ひまわりくろたん 投稿日:2010/08/14(Sat) 20:59:57 No.6443 ホームページ  引用 
はじめまして。
ひまわりくろたんと申します。
このハナアブの名前をお教えください。
「ハナアブの世界」の写真を拝見し、ドウガネホシメハナアブだろうと判断してブログに載せましたが、目の色が違うので不安になってきました。
撮影日は8月13日、撮影場所は大阪市内です。
よろしくお願いします。


Re: ドウガネホシメハナアブでし... 投稿者:pakenya 投稿日:2010/08/16(Mon) 18:22:28 No.6445  引用 
ひまわりくろたんさん、こんにちは。

お尋ねのハナアブは、腹部背板に白い横縞模様がないこと、後脚脛節の基部が淡色であることから、ご自身で同定されたとおりドウガネホシメハナアブ:Eristalinus aeneusのメスです。低湿地に住む種のようで、淀川にもいます。

ハナアブの世界の標本写真とは、確かに複眼の色が違って見えますね。これは、生時には鮮やかな緑青いものでも、死んで時間がたつと赤茶色になってしまうものなのです。昆虫の標本ではよくあることです。生態写真と見比べるときには注意しないといけないですね。

Re: ドウガネホシメハナアブでし... 投稿者:ひまわりくろたん 投稿日:2010/08/17(Tue) 20:46:16 No.6446 ホームページ  引用 
pakenyaさま、ありがとうございました。

ドウガネホシメハナアブで間違いないとわかり、ホッとしました。
低湿地から離れた市街地にある我が家の庭に、低湿地に住むはずの本種が来るのが不思議な気がしますが、学校やお寺の池などで発生したものかもしれませんね。

目の色の違いは変色によるもの、という件、さっそくブログに書き加えます。
今後、標本写真を参考にする時は留意したいと思います。

ミバエ 投稿者:ジーク 投稿日:2010/08/13(Fri) 18:10:28 No.6439  引用 
はじめまして。
先日東京都西部の里山にてハマダラミバエの仲間と思われる個体を撮影したのですが種名が分かりません。
どなたか分かる方いらっしゃいましたらお教え願います。


Re: ミバエ 投稿者:ジーク 投稿日:2010/08/13(Fri) 18:11:41 No.6440  引用 
あまり変わり映えしないですがもう一枚。

Re: ミバエ 投稿者:Nabita 投稿日:2010/08/13(Fri) 20:00:27 No.6441  引用 
クロホソスジハマダラミバエ
Hendelina fossata (Fabricius, 1805)です。

Re: ミバエ 投稿者:ジーク 投稿日:2010/08/13(Fri) 21:18:50 No.6442  引用 
Nabitaさん

同定ありがとうございます!最近ハエに興味を持ち始めたのでこれからも注意しながら撮影していきたいと思います。

この名前は? 投稿者:初心者 投稿日:2010/07/28(Wed) 00:42:29 No.6435  引用 
はじめまして
この写真しかないのですが、名前はわかりますでしょうか?

7/27 都内の公園にて撮影

特徴があるので、わかると思ったのですが…。
よろしくお願い致します。


Re: この名前は? 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/07/28(Wed) 11:21:28 No.6436  引用 
初心者様.

たぶん,ヒゲナガヤチバエではないかと思われます.

類似の画像を検索してみてください.

Re: この名前は? 投稿者:初心者 投稿日:2010/07/29(Thu) 00:15:43 No.6437  引用 
茨城@市毛様
ありがとうございます。
検索で確認したところ、おそらく間違いないと思われます。

湿地や田んぼ等に生息という所もあっていました。
(周辺は田んぼでした)

今後もお願いすることがあるかもしれませんが、
よろしくお願い致します。

灯火に来たガガンボ2種 投稿者: 投稿日:2010/07/19(Mon) 00:14:52 No.6427  引用 
2010.7.17夜間の灯火採集。鈴鹿市の渓流沿い。
翅の模様が特徴的な2種類の小さなガガンボです。種名は判りますでしょうか?


Re: 灯火に来たガガンボ2種 投稿者: 投稿日:2010/07/19(Mon) 00:17:50 No.6428  引用 
どちらも翅長は約6ミリです。
よろしくお願いします。


Re: 灯火に来たガガンボ2種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/07/19(Mon) 12:54:24 No.6431  引用 
田中川様.

2枚目は,ヒメカスリヒメガガンボ Limnophila (Dicranophragma) formosaだと思います.

1枚目もどこかで見た覚えはあるのですが・・・・

Re: 灯火に来たガガンボ2種 投稿者: 投稿日:2010/07/20(Tue) 12:13:05 No.6432  引用 
茨城@市毛様,いつもありがとうございます。
ヒメカスリヒメガガンボとのこと。良く似たまぎらわしい名前が幾つも別種で居るんですね。
1枚目も思い出してください。

渓流のハナアブ 投稿者: 投稿日:2010/07/18(Sun) 22:16:19 No.6425  引用 
2010.7.17鈴鹿市の山地,渓流沿いの草地で出会いました。
体長は約12ミリ。腿は太いが腹はそんなに長くない。種名は判りますでしょうか?


Re: 渓流のハナアブ 投稿者: 投稿日:2010/07/18(Sun) 22:19:10 No.6426  引用 
角度を変えて。
よろしくお願いします。


Re: 渓流のハナアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2010/07/19(Mon) 09:53:48 No.6429  引用 
田中川さん、こんにちは。

このハナアブは、ハラアカハラナガハナアブ:Chalcosyrphus (Xylotomima) frontalis (Shiraki et Edashige, 1953)のメスです。

ハラナガハナアブ属の中では比較的ポピュラーな種で、各種の花に来ています。出現期間も春から夏までと長いので、フィールドで出会う機会も多いんでしょうね。

Re: 渓流のハナアブ 投稿者: 投稿日:2010/07/19(Mon) 11:13:38 No.6430  引用 
pakenyaさん,ありがとうございます。
比較的ポピュラーな種だったのですね。登山者以外はめったに行けない場所だったので,てっきり珍品だと思い込んでいました。私にとっては初めての出会いでした。もっといろんな環境へも出かけてみようかと思います。

トラフムシヒキの翅脈 投稿者: 投稿日:2010/07/15(Thu) 01:36:44 No.6417  引用 
新訂原色昆虫大図鑑第3巻でムシヒキアブ亜科のトラフムシヒキを調べました。同書では,「R4脈はR2+3脈とは独立に翅縁に達するために亜縁室は2室」がムシヒキアブ亜科の特徴と出ています。また,トラフムシヒキの「M3と2ndMの両室は接する」と解説されています。
トラフムシヒキの翅脈図を試作してみましたが,R2+3脈や2ndMはどこにあるのでしょうか? また,M3はm3と小文字を使うべきなのではと思いますが,いかがでしょうか?


Re: トラフムシヒキの翅脈 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/07/16(Fri) 09:13:47 No.6418 ホームページ  引用 
田中川様.

ムシヒキアブの翅脈については,下記のURLを参考にしてみてください.

http://www.geller-grimm.de/morph/morph06.htm

Re: トラフムシヒキの翅脈 投稿者: 投稿日:2010/07/16(Fri) 23:33:06 No.6419  引用 
茨城@市毛様,ありがとうございます。
すごく詳しく紹介しているサイトがあるんですね,
R2+3脈の所在は分りましたが,Cu偽脈などの解釈が図鑑と異なっていて,私の疑問が半分解決できませんでした。2ndMって,どこにあるんですか?
件の図鑑に「本書旧版段階では伝統的命名にもとづいて記載されており,改定分についても著者によって記述が異なり,両命名法が混在しているので,混同しないように注意されたい。」と書かれてあることに今気付きました。
最新の解釈に基づいた科別,属別の翅脈図が欲しいものです。

Re: トラフムシヒキの翅脈 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2010/07/18(Sun) 19:07:23 No.6422 ホームページ  引用 
田中川様.

 改めて新訂版と旧版の解説を調べて見たところ,新訂版のムシヒキアブ科の各種の解説は旧版の久松定成氏のオリジナルをそのまま掲載していることが分かりました.田中川さんの疑問を解決するには久松氏がどのような論文を元に翅脈を見ていたかが鍵となります.

 ムシヒキアブに近縁のツルギアブ科の古い文献ですと,田中川さんの書かれた図で,中室となっているのが1.M2, m2室が2.M2, m3室がM3となり,各翅脈については全て小文字となっている文献もあります.

双翅目に限らず,各部名称というのは時代や研究者によって色々と変わってしまうので,かなり古い文献でも眼を通しておかないと,論文を正しく解釈出来ないことがあるのでやっかいです;^_^)

また,翅脈と翅室の大文字・小文字の件については,1980年頃逆転したばかりなので,やむおえない混乱だと思っています.

Re: トラフムシヒキの翅脈 投稿者: 投稿日:2010/07/18(Sun) 21:59:49 No.6424  引用 
茨城@市毛様,丁寧に調べていただいて,ありがとうございます。
2ndMもようよう読めてきました。
翅脈に関する解説文にはまだまだ悪戦苦闘しそうです。

ヒメベッコウに寄生したツリアブ 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/08(Thu) 06:59:10 No.6407  引用 
5月中旬、ベッコウバチ(クモバチ)科のヒメベッコウ(Auplopus carbonarius)が作ったと思われる泥巣を発掘しました。
(里山の参道に立つお地蔵さんの背中@山形県飯豊町)
育房から採集した6個の繭を個別に飼育してみたところ、寄生されていたようで6月下旬になってツリアブが2匹羽化して着ました。

この組写真は繭#1から羽化した個体です。
羽化直後(左)は翅の黒色が薄いようです。
数日間容器内で飼育して成熟を待ってみたら翅が擦り切れてしまいました。


Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/08(Thu) 07:01:16 No.6408  引用 
こちらの組写真は繭#8から羽化した成虫と羽化殻です。
羽化に先立って、寄生した蜂の繭を蛹の頭部の鋭い突起で破る様子を観察できました。
『ファーブル昆虫記』で読んだ通りの劇的な脱出法に感動しました。


Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/08(Thu) 07:04:44 No.6409  引用 
これも繭#8から羽化した個体。
#1の反省を踏まえ、羽化した当日に安楽死してもらいました。

素人目にはホシツリアブかな?と思うものの、全く自信ありません。
もし性別とかも分かるようでしたらお願いします。


Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2010/07/08(Thu) 09:27:38 No.6410  引用 
どなたか、ツリアブにお詳しい方のレスが期待されますが、一見したところ翅斑はコウヤツリアブに類似してはいないでしょうか。未熟個体のために翅の基部の暗色部の黒化がすすにでいないためか、その部分に基本的には生じる斑紋がより淡色のバックに浮き出して、結果的にホシツリアブのような斑紋にも見えますが。

Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/08(Thu) 20:41:44 No.6412  引用 
アノニモミイアさん、どうもありがとうございます。
ツリアブもparasitoidですよね。
寄主の蜂に繭を作らせてから殺す(捕食する)ところが策士です。

うーむ、コウヤツリアブなのかな?
擦り切れた状態でお恥ずかしいのですが、個体#1の成熟した翅の写真も一応載せておきます。


Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者: 投稿日:2010/07/08(Thu) 22:47:36 No.6413  引用 
しぐま様

コウヤツリアブとホシツリアブについては、「はなあぶ」誌上にツリアブ屋のKさんが書いているように、非常に難しい問題が含まれており、簡単ではありません。もしかしたら写真では同定が困難なのかもしれませんが、Kさんに連絡しておきますので、もしかしたら、書き込んでもらえるかも知れません。

ケンセイ

Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:ツリアブ屋のK 投稿日:2010/07/17(Sat) 02:00:33 No.6420  引用 
ケンセイさんよりご指名いただきましたので出て参りました。ツリアブ屋のK@前橋市です。
写真の個体はいずれもホシツリアブだと思います。
参考になる論文に次のものがあります。

Liu, Nagatomi & Evenhuis 1995 Genitalia of the Japanese Species of Anthrax and Brachyanax (Diptera, Bombyliidae)
Zoological Science 12(5):633-647.
この論文はネット上にPDF等が公開されていますので、ごらんになってみて下さい。

http://www.bioone.org/doi/abs/10.2108/zsj.12.633

Re: ヒメベッコウに寄生したツリ... 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/18(Sun) 19:26:18 No.6423  引用 
ツリアブ屋のK様
連休前の貴重なお時間を割いて回答頂きましてありがとうございます。
やはりホシツリアブでしたか。
論文PDFが無料で入手できるのも助かります。
虫の解剖用語が(英語だろうと日本語だろうと)私にはちんぷんかんぷんなので、図や写真を眺めただけですけど。今後の資料として保存しておきました。

ケンセイ様もこの度はお世話になりました。
普通種のFAQでおそらくやっかいな質問だったと思いますが、皆様に大層親切に対応してもらって感謝致します。

お礼とお詫び 投稿者:しぐま 投稿日:2010/07/07(Wed) 18:50:01 No.6406  引用 
ハエ男様、アノニモミイア様
お礼が遅くなりましてすいません。
No.6387の投稿(おんぶしているマルボシヒラタヤドリバエ)にレス頂きましてありがとうございました。

スパム投稿とはじかれたのですが、しばらくここをチェックしていませんでした。
投稿が復活していることに今頃気づいた次第です。
スパマー対策の巻き添えでプロバイダ規制されたのかと思ってました。
NGワードについては今後気をつけるようにします。
スパム対策は大変ですよね。

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