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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ただいまテスト中 投稿者: 投稿日:2007/01/11(Thu) 21:28 No.2919  引用 
最近、スパムがまた増えてきました。
自動投稿やブラウザを使わないプログラム投稿を拒否する設定をしてきたのですが、それでも、隙間を縫って投稿してくる輩が増えてきました。

そこで大変心苦しいのですが、英語のみの投稿を拒否する設定にして見ました。(中に一文字でも日本語が入ってればOKなのです。)
しばらくはこの設定で様子を見たいと思います。
よろしくお願いいたします。

Re: ただいまテスト中 投稿者: 投稿日:2007/01/11(Thu) 21:31 No.2920  引用 
英語のみの投稿をすると、正常に処理されましたとでますが、表示されないんですね。

謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者: 投稿日:2007/01/08(Mon) 17:34 No.2895  引用 
 茨城@市毛です。
 皆様、今年もよろしくお願い致します。

 年頭からオドリバエです。

 出先で気まぐれに撮った標本写真ですので、あまり写りが良くないのですが、オドリバエ科は学名がつけられている種でも公表されている情報が少ないので、アノニモミイア様に少しでもコメントを頂ければ、色々な方の参考になるのではないかと思い撮影してきました。

青森の八甲田山で7月に採られた標本で、
Rhamphomyia(Eorhamphomyia) sapporensis Matsumura,1915と○○先生の同定ラベルが付いていました。その後の昆虫総目録ではCalorhamphomyia亜属に変更になったようです。


Re: 謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者: 投稿日:2007/01/08(Mon) 17:35 No.2896  引用 
 多少腹部を拡大してみました。

Re: 謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/01/09(Tue) 09:59 No.2899  引用 
写真の種はCalorhamphomyia亜属の1未記載種です.本種はR. (Calorhamphomyia) sappporensis Matsumura, 1915に酷似していまして,本種を得る前にはこれがsappporensisであろうと思っていたものです.これら2種は雄の後腿節が独特の曲がり方をしている点や,翅の翅脈の周囲が暗化する点などで他の種群から区別できます.
R. sapporensisとの違いは雄では交尾器の尾角突起(cercal process)の後下端が短い突起状に伸びる(sapporensisでは発達しても,小さな弱い三角形状),同じく前基部の突起は左右のものがほぼ平行に伸びる(sapporensisでは外側を向くので,左右のものは先端に向かって離れる),また色彩については本種では一般に黒褐色(sappporensisでは赤褐色;本種でも地域によってはやや褐色化するので決定的ではない,ペニスの基半部が幅広く,その部分に鮫肌状の小棘を多数密生すること(sapporensisでは全長に亘って円筒状で表面は平滑);雌では後腿節の肥大が著しく(sapporensisでは弱く),後脛節の前腹面に数本の直立した細い棘(長さは脛節の幅の約1/3)を生じる(sapporensis箱のような直立棘を欠欠き,もし生じても細いもので,直立しない)等の点で区別できます.
本種は本州北部(青森県から長野県まで)の山地,特にブナ帯に多く,一方sapporensisは北海道西部(大雪山まで)と青森,秋田両県に分布しています(新潟県からsapporensisとして記録された(三枝,1979)のは誤同定で,交尾器の図も今回の未記載種).これら2県では同時に混生していますが,sapporensisの方が遥かに個体数がすくなく,北海道でもかなり稀な種です.発生期は共に6月から7月中旬です.
本種の雄はnuptial giftとして,大型のガガンボなどを用います.
 R. sapporensisが本州北部でどこまで南に分布しているのか興味あるところです.

Re: 謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者: 投稿日:2007/01/09(Tue) 22:35 No.2900  引用 
アノニモミイア様、毎回詳細なコメントありがとうございます。

 三枝(1979)ではR. sapporensisとR. multicolorの関連についてシノニムかもしれないという推定で終わっていましたが、その後の昆虫総目録では別種と結論付けられたようです。R. multicolorとの相違点について御教授頂ければと思います。よろしくお願い致します。

Re: 謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/01/10(Wed) 10:10 No.2902  引用 
Rhamphomyia (Eorhamphomyia) multicolor Frey, 1952 (原記載のままの名称)はR. Freyによって,伊藤修四郎先生が送られた秋田県八幡平黒湯産の2雄2雌に基づいて記載されたものです(2♂2♀. Honsyn. Akita: Kuroyu 14.-15.VI. 1951. (F 85). leg. Syusiro Ito)[HonsynはHonsyuのFreyによる誤綴;(F. 85)は伊藤先生のFreyに送った送付番号].
原記載の中で,Hypopyg schwarz oder rotgelbと示されており,秋田の個体では黒褐色のものは前便の未記載種,赤褐色のものはsapporensisですから,2種混同の可能性が高いわけです.しかし,Die Fliegen der Palaearktishen RegionのFreyが担当したRhamohomyiaの中に,multicolorの♂交尾器の図があり,これは明らかにsapporensisのものです.ですから,原記載ではないけれど,原記載者本人の著書に図があるので,これに基づいてmulticolorはsapporensisのシノニムであると暫定的には解釈していいところです.R. multicolorはSaigusa(1962)のCalorhamphomyia亜属の原記載のさいに,この亜属に含まれる種リストの中に加わっていなかったために,Catalogue of Palaearctic Diptera, vol. 6でもChvalaはこれを踏襲して,原記載のままEorhamphomyiaにリストアップしたあります.
以下は未発表資料であることをお断りしておきますが(ということは引用しないでいただきたいとご理解ください),Freyの記載した2♂2♀の標本はsapporensis1♂1♀,前便の未記載種1♂1♀でして,Die Fliegenに図示の標本はsapporensisの1♂のもので,しかもFreyはsapporensisの1♂1♀にタイプというラベルをつけています.レクトタイプの指定を含めてこのシノニム指定は,現在進行中の日本昆虫学会の「日本産昆虫目録」までに発表して,正式にmulticolorがsapporensisのシノニムであることをはっきりさせる必要があります.しかし,それまではリストの上ではmulticolorが生きています.しかし,実際の標本の同定にはsapporensis1種だけが記載されたものとし,写真の種は未記載種として扱うのが妥当だと考えます.
なお,既刊の九州大学昆虫学教室刊行の「日本産昆虫総目録」2巻ではmulticolorがCalorhamphomyia亜属に含まれていますが,これはこの目の分担者と監修者の意見に基づくものと理解していいのではないでしょうか.この処置も前に書きましたように,リスト上では二つの名称
Rhamphomyia (Calorhamphomyia) sapporensis Matsumura, 1915
Rhamphomyia (Calorhamphomyia) multicolor Frey, 1952)の二つが現在は生きている,ということになります.
 少し長くなりましたが,以上がsapporensisとmulticolorの関係です.

Re: 謹賀新年 オドリバエ初め 投稿者: 投稿日:2007/01/10(Wed) 20:28 No.2903  引用 
アノニモミイア様。

やはり将来的にはシノニムになるのですね。思い切って尋ねて正解でした。ありがとうございました。

王座転落 投稿者: 投稿日:2007/01/07(Sun) 17:09 No.2893  引用 
ハナアブ科の確認種数No.1であった京都府171種がついに追い越されました。
ヒラタアブ@横濱さんのまとめてくれた北海道の記録では238種となっています。これでNo.1が入れ替わりました。(ハナアブmap HANASYSの方にアップしました)
http://furumusi.aez.jp/fly/hanaabu-net/hanaabu-map.htm

現在、まだまとまっていない県の方、ぜひご投稿くださいませ。(ちなみにわが長野県はランキング7位100種です。)

冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2006/12/28(Thu) 18:04 No.2878  引用 
 以前話題になったオビヒラタアブ属を調べ、ある程度まとまってきたので一度写真をupします。

 写真のように、これがオビヒラタアブ属?というような種類もあるのですが、今の分類体系ではとりあえずこの属に入れるしかないようです。

 腹部斑紋が黄色主体のグループは、ある程度方向が見えてきたですが、黒色主体のグループは標本の絶対数が少ないため、個体変異かどうか不明なものが多く、まだまだ遠い道程になりそうです。

 この掲示板だとサイズが小さいので、別にhttp://www.syrphus.atz.jp/test/PC280101-03Mod.jpg
に大きな写真があります。

 手持ちの標本を調べてみたいというかたには、暫定検索表を差し上げます。

 また、もっと標本を見る必要があるので、貸出・寄贈をお願い致します。(このグループ以外のハナアブも時間を頂けるのなら調べます。)


Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2006/12/29(Fri) 14:41 No.2879  引用 
 年末の休暇に入ったので、黒色主体の斑紋のグループを改めて見始めたら、以前作った形質表の表現がまちまちだったことに気づきました。腹部黒色主体のグループはもう一度やり直しです。

 黄色主体の斑紋のグループは、これで良いと思います。

Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/04(Thu) 11:39 No.2885  引用 
市毛様、管理人様、BBSをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

Epis. angustifasciataと思われる標本を撮影したのでアップします。軟化が余りうまくできなかった上に、撮影準備中に針が台から抜けて転倒させてしまい、悲惨な標本になってしまいました。

胸背は弱い青色光沢があり、腹部第3背板の黄帯は背板長の1/5程度です。頭幅は胸部の1.3倍ほどあります。翅の2bcは半分以上が無毛です。


Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/04(Thu) 11:41 No.2886  引用 
続いて横顔です。

顔面中央に暗褐色の中条を持っています。複眼は全く無毛です。


Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/04(Thu) 11:45 No.2887  引用 
最後に尾端の画像です。

小さくてうまく写せませんが、surstylusは短く丸っこい感じです。

市毛様、暫定検索表を是非見せていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/04(Thu) 21:23 No.2888  引用 
pakenya様。

やはり、胸背の青色光沢は大分弱いようですね。

Syrphinaeは、デシケータ等で軟化して交尾器を引き出すのはあまりお勧めしません。交尾器から突出しているaedeagal tube(=aedeagus, tube, etc)が破損したり、脱落したりするからです。(先日はこの破損している交尾器で騙されました(^_^;)
また、破損のリスクに対し、引き出しただけでは殆ど同定の役に立つ形質は見えません。
最低限、KOH等で処理をして、tube基部のpyxisやapodemが見える状態で観察する必要があります。

検索表は別便でお送りします。

Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/05(Fri) 16:17 No.2889  引用 
市毛様

DMで検索表ほかをご提供いただき、ありがとうございます。
Hippaの文献もじっくり読んでみます。

さて、2831に画像を添付した個体を早速検索してみました。

1>3>4>5>と来るのですが、翅のbr,bmは広く無毛で、cupやdmも部分的に無毛なのですが、額が暗色なのでainoではない。5のアンチテーゼ:br,bmは少なくとも前方が無毛、cupも一部無毛となることもは拡大解釈すれば一致するので>6に進み、胸背の斑紋は不明瞭なのですが後脚の特徴が一致するので sp.E (edashige)となりました。2878のsp.Eの画像ともそっくりですね。あとは、geniで最終確認をしなくては・・・

ところで、エダシゲオビヒラタアブという和名が、はなあぶ特別号の祝,2003に使われていますが、この論文ではエダシゲはshibakawaeに該当するとされています。sp.Eのedashigeとは何か関連があるのでしょうか。

Re: 冬休みの宿題 投稿者: 投稿日:2007/01/05(Fri) 22:18 No.2890  引用 
pakenya様。

確かに祝さんの2003年版補足に、紛らわしいことが書いてありますね。困ったなー(^_^;)

edashigeというのは、Fauna Japonica Syrphidae Iで記載される予定だった種類です。両種は翅の微毛の分布状態が違う別種です。

恐らく、祝さんは当初の原稿でエダシゲとした種類がEpis. shibakawaeの間違いであったと書いたつもりなのかもしれません。
しかし、彼の検索表は翅の微毛を見ていないので、両種が混じっているかもしれませんね。手元に奄美大島産のE.sp(edashige)が複数あります。

ここら辺もSyrphdiae Iが出版されていれば、問題が少なかったはずなのですが…………
交尾器を殆ど調べなかった素木氏と、Syrphini全種の交尾器を描こうとした福原氏。
結局、途中で福原氏が共著から降りてしまいましたが、どのような内容の第1巻だったのか………

昨年末段階の暫定検索表は、高山や北海道を除いてほとんど確実に落ちると考えています。

また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/25(Mon) 22:06 No.2713  引用 
以前投稿したのと同じ茶髪のハエを見つけたので投稿します。

Re: また茶髪のハエ 投稿者:ハエ男 投稿日:2006/09/26(Tue) 09:53 No.2714  引用 
ただいま福岡で飛行機待ちのワシです。

ヤドリバエ科の一種ですね〜・・
今回の双翅目国際会議でもヤドリバエ科の専門の方にもお会いしましたが、やはり一方向面からの画像では同定は無理とのことでした。(ヤドリバえについては日本ではこの方に逆らえる方はいないほどの方の言ですので・・ワシではとてもできそうもありません。)

でも、いつかなんとかしたいものですね〜〜・・・

Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/26(Tue) 22:47 No.2716  引用 
今回は一応、茶髪くんを確保してあるのですが、どのあたりを撮影するとよいのでしょうか。ちなみにフィルムケースのなかでかなりバタバタして、翅の先のほうはボロボロになってしまっています。

Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/27(Wed) 14:03 No.2717  引用 
頭部の側面からと正面からの剛毛配列がわかるような画像、
各脚の剛毛配列がわかるような画像、
胸部側面の剛毛がわかるような画像、
交尾器の画像

があれば、もしかしたらヤドリバエの専門家が見て答えてくれるかもしれませんが、本当にしゃれにならないくらい種類が多いので、何に寄生していたのかを見て、現物を完璧に保管して、標本処理して、専門家に見てもらう以外に方法はないと思います。(つまり実際にはそこまで出来ませんのでほとんど無理ってことですね・・)

Re: 頭痛い問題 投稿者: 投稿日:2006/09/28(Thu) 12:53 No.2719  引用 
あと、日本でのヤドリバエ科のまとまった文献はないので、ワシは中国蝿類を頼りにしてるのですが、これにもかなりの問題があるとのことで、そうなってしまうと本当に素人にはどうしようもない、手も足も出せないグループということになってしまいます。

Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/30(Sat) 23:28 No.2720  引用 
一応撮影してみたので、添付させていただきます。
その1:側面


Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/30(Sat) 23:29 No.2721  引用 
その2 正面

Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2006/09/30(Sat) 23:31 No.2722  引用 
その3 脚

Re: また茶髪のハエ 投稿者: 投稿日:2007/01/03(Wed) 00:02 No.2883  引用 
アノニモミイアさんにお訊ねして、Calozenillia tamaraという種類だと教えていただきました。

Re: また茶髪のハエ 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2007/01/03(Wed) 15:04 No.2884  引用 
Calozenillia tamaraの同定者は,新進のTachinidaeの研究者である九州大学熱帯農業研究センター所属の舘 卓司博士です.私の方は,無職できままな生活をしていますから,オドリバエ上科やキノコバエと糸角類のマイナーな群の御投稿には極力分かる範囲でおこたえするようにしていますが,ヤドリバエ科の分類と同定はかなり難しいので,私も特別の必要がない限り彼にもヤドリバエの同定をお願いしていません.特に名称を知る必要がある方は,このサイトに投稿されて,たまたま彼の眼にふれ,かつ投稿された画像などで分かりやすい種ならば,彼が気軽に同定してくれるかも知れません.
それにしても,日本産の双翅目のせめて属までの検索図鑑の必要性が高いですね.

菌が信念 投稿者: 投稿日:2007/01/01(Mon) 21:52 No.2881  引用 
おっと、タイトルが誤植ですが、これはこれで生き物屋らしいのでそのままにしておきます。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年はWeb図鑑の方も一気に進めていきたいところですね。
皆様ぜひご協力お願いいたします。

また、ハナアブネット、ニクバエネットの方で各地の記録データも募集してますので、こちらの方もよろしくお願いいたします。

あとわずか 投稿者: 投稿日:2006/12/31(Sun) 23:23 No.2880  引用 
アトわずかで2006年が終わろうとしております。皆様良いお年をお迎え下さい。

2007年の皆様のDiptera的発展?をお祈りしております。

CiNiiが変わった? 投稿者: 投稿日:2006/12/26(Tue) 22:00 No.2875  引用 
文献検索に便利なサイトであるCiNiiのシステムがまた変わったようです。

以前は検索して出てきた結果の「本文有り」をクリックして、もうひとつ別窓がひらき、さらに抄録が出て、その中にPDFを選ぶようになっていたので、DLできたのですが、今日やってみたら検索結果からいきなりPDFが表示されるようになっていました。便利なようですが、DLして保存は出来なくなってしまったようです。(昆虫学会&衛生動物学会)

無題 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2006/12/24(Sun) 17:38 No.2872  引用 
バグリッチさんの同定の通りオドリバエ科のHemerodromia属の1種ですが,この時期に東京で活動しているというのは非常に意外でして,興味ある記録です.属としては正式に記録されていませんが,私の整理した標本についてみると日本には12種以上が棲息しています.多くは中胸の背板は一様に黒褐色かあるいは一様に黄色です.写真のように暗条を表す種はごく少数です.そのようなわけで,ちょっと珍しい種ですから,宜しかったら詳細な撮影場所を教えていただければ幸いです.
この属の種は幼虫が流れの淡水性で,小型の水生昆虫の幼虫などを捕食しています.成虫は流れの岸のイネ科などの草本の上に多く,やはり小型の双翅類などを前脚で捕獲して食べます.ですから,岸の草を掬うことで採集できます.体が細く,色が黄白色のものが多く,しかも捕虫網の中であまり活発に動かないので,良く眼を凝らさないと見逃します.
再び同じ場所に行かれるのでしたら是非上記の方法で採集してみてください.
なお,この属より一般に大型で,翅に中室があるChelifera属もほぼ同じ生態ですが,個体数も種数もHemerodromiaより少ないです.また,これら2属と同じように前脚が鎌形の捕獲脚に変形したオドリバエに,Chelipoda属,Phyllodromia属があり,両属あわせて日本に10種足らず棲息しています.これらは,腹部がHemerodromiaのように,長くなく,触角刺毛がかなり長く,また翅にR4脈がありません.これらの属は,幼虫が水生ではないようで,流れの近くより,山道や山腹の草むらを低く掬うと採集できます.

Hemerodromia属の1種 投稿者: 投稿日:2006/12/24(Sun) 23:07 No.2874  引用 
アノニモミイア様
詳細な解説ありがとうございました。撮影した場所は、八王子市の長池公園という場所で、下記のURLにアクセスマップなども掲載されています。
http://www.pompoco.or.jp/nagaike/index.htm
公園の中の撮影した場所は下記にマークした場所です。
http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/FMPro?-DB=NagPhoto.fp5&-Lay=page&-Format=photopage.html&-Max=1&NagP=NagP03605&-Find
撮影した場所は水際から10mほど離れたシラカシの葉の裏側で、アノニモミイアさんの解説にあるように、動きは緩慢でストロボを20回近く焚いても、同じ葉に止まったままで飛び立つことはありませんでした。
というわけで、撮影した個体は今、止まっていたカシの葉ごとフィルムケースに収まり手元にあります。メールでご連絡いただければ、アノニモミイアさんに送付させていただきます。

無題 投稿者:アノニモミイア 投稿日:2006/12/24(Sun) 17:40 No.2873  引用 
前便はtosakaさんの「ハエでしょうか?」の返信のつもりでしたが,無題で投稿してしまいました.文面から「はえでしょうか?」への返信であることはご理解いただけたと思います.

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