こんにちは。
longipesとibariの違いについては、中胸楯板の褐色部分とその下の灰色部分とがはっきりと区切られているのが、ibariで、徐々に移行するのがlongipesと教えてもらっています。
画像では見えにくいですが、標本をお持ちでしたら見てみてください。
(残念ながらibariが石垣に分布しているかはよくわかりません。)
バグリッチさま
さっそくのお返事ありがとうございます.とっても感謝です.
同定用に採集していた個体を一頭(雄)ビノキュラー下で確認したのですが,
とりあえず褐色部分と灰色部分ははっきり分かれているように思えました.
ただ,分かれている部分というかラインがあるのは楯板ではなくむしろ
側板(中胸前側板とか)あたりなのですが・・・
これは個体変異なんでしょうか?
中胸楯板には,あいまいながら褐色と(濃い)灰色の模様が微妙にあって
(生体時の画像でも模様が見えます)そこには明瞭な色の境界があるようには
見えません.
「褐色部分とその下の灰色部分」にある,「灰色部分」とは画像からも明らかに見て取れる側面の白っぽい部分のことでしょうか?
後日,他の個体も探し出して確認しようと思います(たしか数頭は採集した
はずなので)
ちなみに longipes ってくらいだから,相対的に脚が長いのかと思ったので
すが,区別点には使えないんですね.よく出てくるargentata はibari の
シノニム扱いなようですが,単純に体側面が銀色ってことで,種の区別に
たえる特徴ではないのですね・・・
migiwabaeさま
こんにちは。
説明が不適切でした。”その下の灰色部分”というのは、胸側板です。
中胸楯板と胸側板の区切りが、必ずしも 色の区分の区切りになっているとは限らないと思っています。
検鏡されてはっきり区分されているようでしたら、ibariとされている種であろうと思われます。
ibariは、関東でときどき水たまりの水面にすごい数で ひしめいて浮かんでいるのに出会います。
子供のころから『アメンボのようなハエ』と思って、興味をもっていましたが、採集したことはなく、ミギワバエ科と知ったのは遥かに後でした。