アグイホソイエバエは、2000年に中国沈陽師範学院の張春田さんと倉橋弘先生が感染研の所蔵標本を洗いなおして、連名で安居院宣昭さんに献名して記載されたばかりの種です。
タイプシリーズも、ホロタイプが1966年に倉橋先生が登別温泉で採集された個体、パラタイプがホロタイプと同じ場所で同じ日に採集された個体と1963年に加納六郎先生が札幌の円山で採集された個体です。 ですから、まだまだ基本的な分布データがあまり出てきていない種だと思います。 あと、雄交尾器は、第5腹板により強く種の特徴が出るようなので、これもチェックする必要があるかと。 ちなみに、私の手元にはおそらくアグイホソイエバエの雌だと思われる標本が1個体あります。後で写真を紹介いたします。 |
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