別角度からの同一個体です。
よろしくお願いします。
田中川様、こんにちは。
このParagusは、脚がほとんど黄色く見え、触角第3節が第1,2節の和とほぼ同長なので、シママメヒラタアブParagus (Paragus) clausseni Mutin,1999 の♂です。
河川沿いなどの草地に特異的に生息する種と考えられていて、あまりポピュラーな種ではありません。したがって、生態写真は珍しく、おそらくはじめてではないかと思います。
pakenya様.
学名が入れ違っていませんか?
pakenya様、茨城@市毛様ありがとうございます。
シママメヒラタアブの特徴など教えていただき、ありがたいです。
学名は
Paragus(Paragus)fasciatus Coquillett. 1898
でしょうか。
失礼いたしました!clausseniはノヒラマメの学名(極東の昆虫の検索による)でした。
正しくは田中川さんのとおりfasciatusです。
横から失礼します。
添付写真は私がシママメと思っていたものですがどうも違う種のようです。関連があると思うのでこの場をお借りしてお尋ねしたいのですが、私がシママメと思っていたこのものはノヒラマメヒラタアブなのでしょうか。それとも・・・?
体長6mm、2008.6〜7月、奈良県平群町で撮影
平群庵様、こんにちは。
添付写真の種は、ノヒラマメのほうです。
複眼に縞模様があるParagus亜属には、シママメ、ノヒラマメ、タイワンマメの3種の日本の種が知られています。
タイワンマメは南西諸島に分布し、小楯板にトゲ状突起が並ぶことで区別できます。本州には前2種が生息していますが、触角の長さと脚の腿節基部の色彩でほぼ区分できるようです。
ノヒラマメ、ご教授ありがとうございます。素人の絵合わせでは色、模様を真っ先に比較するのですが、シママメの画像が少なく、たまたま目にした「札幌の昆虫」の中のシママメは腹が黒色でした。さらに、「ハナアブの世界」の中の画像では、シママメの腹は黒色、ノヒラマメの腹は茶色です。なんでやねん?!・・・・と言うわけですが、個体変化なのでしょうか、標本の変色なのでしょうか?
腹部の色彩は、個体変異がかなりあるグループです。両種とも黒地に黄色の縞模様のものから、腹部後半が茶色いものまでいるようです。ので、両種の区別は腹部の斑紋のみではできません。
確実な区別点は、やはり形に求めるのが基本ですが、それらの情報を掲載した書物等はまだ存在しません。「日本のハナアブver.2」には是非載せたいところですが、いつできるのかは全くわかりません。
教えていただいたことが目の前に現れました。本日、通り道の草むらで出会いました。あまりにもタイミングのよい偶然にうれしくなって画像を貼り付けます。茶腹のノヒラマメ、交尾のメスの方は黒腹です。
ありがとうございました。