57763020
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 不明なEpistrophe (5) / 2: ニセジョウザンケイ? (3) / 3: 興味深い有弁類 (4) / 4: アシマダラブユ亜属? (2) / 5: 4枚翅のハエ? (4) / 6: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 7: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 8: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 9: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 10: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 11: 富士山のアブ (2) / 12: クシツノアブ科について (2) / 13: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 14: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 15: ミズアブ科?不明種について (5) / 16: ハナアブ科不明種 (3) / 17: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 18: Tabanus属? (2) / 19: 無題 (2) / 20: 無題 (3) /


[ 指定コメント (No.4833) の関連スレッドを表示しています。 ]

マメヒラタアブ 投稿者:田中川 投稿日:2008/08/30(Sat) 00:05:05 No.4817  引用 
三重県津市の海岸部。ヤブガラシの花にやってきたのはシママメヒラタアブでしょうか?体長は6ミリ。
2008.8.26撮影


Re: マメヒラタアブ 投稿者:田中川 投稿日:2008/08/30(Sat) 00:08:16 No.4818  引用 
別角度からの同一個体です。
よろしくお願いします。


Re: マメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/09/01(Mon) 09:50:40 No.4824  引用 
田中川様、こんにちは。

このParagusは、脚がほとんど黄色く見え、触角第3節が第1,2節の和とほぼ同長なので、シママメヒラタアブParagus (Paragus) clausseni Mutin,1999 の♂です。

河川沿いなどの草地に特異的に生息する種と考えられていて、あまりポピュラーな種ではありません。したがって、生態写真は珍しく、おそらくはじめてではないかと思います。

Re: マメヒラタアブ 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/09/01(Mon) 20:14:52 No.4827 ホームページ  引用 
pakenya様.

学名が入れ違っていませんか?

Re: マメヒラタアブ 投稿者:田中川 投稿日:2008/09/01(Mon) 23:06:48 No.4828  引用 
pakenya様、茨城@市毛様ありがとうございます。
シママメヒラタアブの特徴など教えていただき、ありがたいです。
学名は
Paragus(Paragus)fasciatus Coquillett. 1898
でしょうか。

Re: マメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/09/02(Tue) 09:18:39 No.4829  引用 
失礼いたしました!clausseniはノヒラマメの学名(極東の昆虫の検索による)でした。

正しくは田中川さんのとおりfasciatusです。

Re: マメヒラタアブ 投稿者:平群庵 投稿日:2008/09/02(Tue) 22:20:46 No.4830  引用 
横から失礼します。
添付写真は私がシママメと思っていたものですがどうも違う種のようです。関連があると思うのでこの場をお借りしてお尋ねしたいのですが、私がシママメと思っていたこのものはノヒラマメヒラタアブなのでしょうか。それとも・・・?
体長6mm、2008.6〜7月、奈良県平群町で撮影


Re: マメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/09/03(Wed) 09:05:27 No.4831  引用 
平群庵様、こんにちは。

添付写真の種は、ノヒラマメのほうです。

複眼に縞模様があるParagus亜属には、シママメ、ノヒラマメ、タイワンマメの3種の日本の種が知られています。

タイワンマメは南西諸島に分布し、小楯板にトゲ状突起が並ぶことで区別できます。本州には前2種が生息していますが、触角の長さと脚の腿節基部の色彩でほぼ区分できるようです。

Re: マメヒラタアブ 投稿者:平群庵 投稿日:2008/09/03(Wed) 23:39:21 No.4832  引用 
ノヒラマメ、ご教授ありがとうございます。素人の絵合わせでは色、模様を真っ先に比較するのですが、シママメの画像が少なく、たまたま目にした「札幌の昆虫」の中のシママメは腹が黒色でした。さらに、「ハナアブの世界」の中の画像では、シママメの腹は黒色、ノヒラマメの腹は茶色です。なんでやねん?!・・・・と言うわけですが、個体変化なのでしょうか、標本の変色なのでしょうか?

Re: マメヒラタアブ 投稿者:pakenya 投稿日:2008/09/04(Thu) 09:34:07 No.4833  引用 
腹部の色彩は、個体変異がかなりあるグループです。両種とも黒地に黄色の縞模様のものから、腹部後半が茶色いものまでいるようです。ので、両種の区別は腹部の斑紋のみではできません。

確実な区別点は、やはり形に求めるのが基本ですが、それらの情報を掲載した書物等はまだ存在しません。「日本のハナアブver.2」には是非載せたいところですが、いつできるのかは全くわかりません。

Re: マメヒラタアブ 投稿者:平群庵 投稿日:2008/09/04(Thu) 20:14:03 No.4834  引用 
教えていただいたことが目の前に現れました。本日、通り道の草むらで出会いました。あまりにもタイミングのよい偶然にうれしくなって画像を貼り付けます。茶腹のノヒラマメ、交尾のメスの方は黒腹です。
ありがとうございました。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -