こんばんは。
2022/05/28 東京都西多摩郡奥多摩町日原 にて、ヤドリバエ科のElfriedella sp.♂と思われる個体を採集しました。 とてもかっこよくて好きです。 ------ ・中国蝿類の下巻 ・Shima, H. (1988). Some remarkable new species of Tachinidae (Diptera) from Japan and the Indo-Australian Region. ・極東ロシアのPt.3 などの文献を見てみましたが、♂の図が載っておらず同定を保留しております。 (♂の形態の記述は載っているようなので、時間が有る時に比較してみようかとは思ってます 文字のみから種を判断するのは厳しそうですが...。) Elfriedella amoenaが記載された以下の文献を見られたらよいのですが、まだ手に入れる事ができておりません。 Mesnil, L.P. 1957. Nouveaux tachinaires d Orient. (Deuxieme serie.) Memoires de la Societe Royale d Entomologie de Belgique 28: 1-80
ふかさわ様
Elfriedella は世界に2種で範囲も狭いので,文献を探すのはだいたいその範囲だと思います. 写真は長野県の高山帯で2019年7月に採った♂です. 写真では見にくいですが,オスで横向きの眼縁剛毛があるのですっきりしないです. (ただ,中国蝿類では発達した前頂剛毛がある事になっているので,解釈の違いかもしれません) それ以外は旧北区のマニュアルでElfriedella に行き着きます. 中国蝿類ではメスでも外側額剛毛が無いことになっていますが,間違いの可能性があると思います. E. amoena の原記載を見ておらず,参考にならずすみません.
大宮様
ありがとうございます。 現記載を見て見ないことには確実なことはいえなさそうですね。。 キノコバエ類やヤドリバエ科等 様々な双翅目を調べてると 属までは分かったとしても、その先が情報が少なかったり、そもそも文献が手に入らなかったりして調べられない となることが多く、双翅目はやはりとんでもなく深いのと、人との繋がりが重要だとよく感じてます。 頑張って調べても正体が分からないのはちと悲しいことではありますが 多様な形態等を見られたり、やりがいがあるなと思えたりしてとても楽しいので これからもたくさん調べてみようと思います。
https://www.schweizerbart.de/publications/detail/artno/132066413/Lindner_Fliegen_der_palaarkt_Region_F
上記ページより、 Die Fliegen der Palaearktischen Region. Familie 64 g: Larvaevorinae (Tachininae) を以前購入しました。 Lieferung 304にElfriedellaの詳細が載っているので、時間のある時に属の記載文とamoneaの記載文を訳し、標本と比較してみようと思います。 (Shima, 1988の検索表をたどるとamoneaに落ちることは確認済み.)
いいですね.3巻セットで,それなりにしますね.
(愛知県内の某大学図書館は3巻目が無いのです.) 為替の先行きも厳しいので,決断するなら早いうちがいいですね. Dexia は別の巻のようです.64f: Dexiinae |
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