ちょうど別件で極東ロシアの双翅目2を見てたらミギワバエのページが目に入り、まさに腹部末端の図が出てるページがあったのですが、気になっていた2種が両方とも出てたのでお知らせしときます。(P208 Fig3-4&5-6)
ミギワバエでよく採れるのにSetacera属というのがありますが、Fauna Japonica Ephydridae(以後 F.J.Ephyと記す)ではS.fluxaとS.viridisの2種が出ています。キーでも、大きさがでかいとか小さいとかと♂のエパンデリウム先端の形状が長いとかカギ状だとかがで見分けてるようなのですが、大きさというのは少なくともDipteraではかなり個体差があるし、キーとしては?だと思ってたのですよ。 F.J.Ephyでは S.fluxaしか図版が出てなかったのですが、極東〜の方にはこの2種S.fluxa=breviventris とS.viridisの両種の図が載ってるのでイメージとしてはっきり違いが理解できました。 それで今言いたいのは、F.J.EpyではS.viridisは北海道しか記録がなかったのですが、ワシ自身は極東ロシアの図でいうところのS.viridisのエパンデリウムを見た記憶があるというよりはかなりの数がS.viridisだったように思うのです。これらは本州産の標本だったので、本州にもS.viridisが生息してる可能性が高く、ただ、分布域だけからSetacera属をviridisとbreviventrisに分けちゃうのは危険ですよ・・・というお話でした。
あ、そ〜そ〜忘れてました。
Setacera fluxa は Setacera breviventris のシノニムだそうです。
その後極東ロシアの双翅目を見てるのです。一応種までの検索が出てるのです。しかし、いかんせんロシア語で????????なのです・・・が、日本との共通種も結構あるみたいで、その図版は大いに参考になります。
特にエパンデリウム全形がFJ.Ephyの図版で出てない種で出てるとごっつう得した気になります。 こりゃあ、マジでミギワバエもはまりそうです。
ハエ男様。
総会ではお世話になりました。 別便で、大石さんの依頼で翻訳した極東ロシアの双翅目ミギワバエ科の露→英翻訳結果を御送り致します。参考にして下さい。 今年はミギワバエにどっぷりとはまってみて下さい。
うむむ・・・が・・・がむばります。
英語でも脂汗はかきますが、確かに露語よりはずっとずっと楽に理解できそうです。 ありがとうございます。>茨城@市毛さん |
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