頭部です。
尾部です。
よろしくお願いします。
種や属までは分かりませんが、ガガンボの幼虫です。
朽木に生息するガガンボがいるのですね。ありがとうございます。
ガガンボの幼虫の外見的特徴と、幼虫が朽木内で生活する種にどのようなものがあるのか
教えていただけると助かります。
ガガンボの幼虫の最大の特徴は頭部の形状で、頭蓋の後縁が大きく切れ込むので頭が胸とつながる頭蓋の穴(Occipital foramen)は単純な円形ないし楕円形状ではありません。生きている時であれば、頭を胸の中に引っ込めることができます。気門は普通腹部の末端の平滑な部分に1対あり(突起の先に位置したりはしない)、写真に見るようなよく発達した気門の形はガガンボ科(狭義の)のいくつかの属で見られます。気門の周りに2〜8本(科や属によって異なる)の突起が見られますが、朽ち木や土壌でくらすガガンボの幼虫では突起の発達が弱いのが普通です。
幼虫が朽ち木でくらすガガンボに、代表的なものはTipula (Vestiplex)やクシヒゲガガンボの仲間がありますが、ヒメガガンボ類にも多く見られます。
ご教示ありがとうございます。
最初幼虫は完全に菌糸に覆われていたため菌糸を剥がしたのですが、頭部と胸部の境界付近が
妙に厚い菌糸に覆われているな…と感じていました。しかしこれは胸部に頭部が半ば埋まっていたため
そう見えたようです。
今回の宿主はガガンボ科の幼虫として整理します。なお、ガガンボの幼虫から冬虫夏草の有性世代が生じた
例は今回が初めてだと思います。