56345874
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /


[ 指定コメント (No.7553) の関連スレッドを表示しています。 ]

Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:01:35 No.7507  引用 
6月に岡山平野の河川敷で採ったEutolmus sp.♀です。
ウスグロムシヒキ Eutolmus rufibarbisに似ているものの、腹端の形などが違います。
河川敷などでは結構普通にとれる種です。
正体がわかるでしょうか?


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:02:49 No.7508  引用 
同じ個体の顔です。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/17(Tue) 01:04:43 No.7509  引用 
腹端部のアップです。
E. rufibarbisとは違っているように見えます。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:バグリッチ 投稿日:2012/01/17(Tue) 21:19:26 No.7518  引用 
斉藤@岡山

 こんにちは。

 本種は小さいムシヒキアブではありませんか?
 体長をご確認お願いいたします。

 オスが欲しいところです。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:ケンセイ@自宅 投稿日:2012/01/18(Wed) 21:39:40 No.7527  引用 
斉藤@岡山さま

私にはチャイロムシヒキ Eutolmus brevistylus の♀に
見えるのですが、脛節の色は明るい褐色でしょうか?

ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキの画像が参考に
なると思います。

http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/m-index2-j.htm

ケンセイ@自宅

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/18(Wed) 23:43:40 No.7529  引用 
バグリッチ様

レスありがとうございます。
体長は18mmです。
スケール入りの横向き画像を載せます。
♂もあれば良かったのですが、採れたのは♀1頭だけでした。


ケンセイ様

大変お忙しいところ、レスありがとうございます。
脚は脛節の一部を除き、ほとんど真っ黒です。
もしかしたら、黒化個体なのかもしれません。
ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキとも、腹端の形態が違っているように思いますが、これも変異の範疇なのでしょうか。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/19(Thu) 01:37:02 No.7530  引用 
2000年7月に八丈島で採集した、同種と思われる標本がありました。
油が出て黒くなってますが、genitaliaなどの特徴は一致します。
前腿節下面に刺列があり、脛節基部の一部が明るい褐色です。


Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/19(Thu) 01:39:25 No.7531  引用 
上記と同じ所で採集した♂もありました。
交尾器をアップします。
♀個体と同種とは限りませんが、一応参考になればと。


Re: Eutolmus sp. 投稿者: 投稿日:2012/01/19(Thu) 16:11:49 No.7535  引用 
斉藤@岡山さま

脛節が真っ黒ならばやはりウスグロムシヒキではないかと・・・
自分はチャイロとウスグロ以外のEutolmus属は認識しておりません。

ケンセイ@♂はウスグロっぽいですね

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/20(Fri) 00:17:19 No.7546  引用 
ケンセイ様

コメントありがとうございます。

ウスグロ♂は、ゲニの前の第7腹板が後方に伸びるはずなのですが、写真の個体は伸びていません。
機会があれば、次こそ♂の捕獲を狙ってみます。

Re: Eutolmus sp. 投稿者:宇津木 投稿日:2012/01/20(Fri) 19:19:27 No.7550  引用 
斉藤@岡山さま
はじめまして、宇津木と申します。

斎藤さまがおっしゃるようにEutolmus属でしたら第8腹板が後方に伸長しますので、八丈島でとれたものはEutolmusではありません。八丈島のものはハナアブ(7) 7-18の 八丈島のムシヒキアブにのっているEpitiptus属の不明種と思われます。ちなみにEpitiptus属は現在Tolmerus属のシノニムになっていますので八丈島のものはTolmerus sp. でよいと思います。
ただ岡山のものと八丈島のものが同種であるかはこの写真では判断できません、またTolmerus属は近縁のMachimus属との区別が非常に難しいので、第8腹板の縁が円形に多少伸長していたらMachimus属の可能性もあります。ですので岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. というのが私の意見です。

Re: Eutolmus sp. 投稿者: 投稿日:2012/01/21(Sat) 10:46:00 No.7552  引用 
宇津木さま、コメント有り難うございます。

というわけで、ムシヒキアブの専門家の意見なので参考になさってください>斉藤@岡山さま

ケンセイ@ムシヒキアブ科もまだまだ未知の種がいますね

Re: Eutolmus sp. 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/21(Sat) 15:30:58 No.7553  引用 
宇津木様
ケンセイ様

興味深いコメントをいただき、ありがとうございます。

♂で伸びるのは第8腹板でしたか。
No.7546では勘違いして第7と書いてしまいました。

岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. とのこと。
属までの同定も、結構難しいのですね。
まだまだ精進せねばなりません。

今後とも宜しくお願い致します。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -