6月に岡山平野の河川敷で採ったEutolmus sp.♀です。
ウスグロムシヒキ Eutolmus rufibarbisに似ているものの、腹端の形などが違います。 河川敷などでは結構普通にとれる種です。 正体がわかるでしょうか?
斉藤@岡山
こんにちは。 本種は小さいムシヒキアブではありませんか? 体長をご確認お願いいたします。 オスが欲しいところです。
斉藤@岡山さま
私にはチャイロムシヒキ Eutolmus brevistylus の♀に 見えるのですが、脛節の色は明るい褐色でしょうか? ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキの画像が参考に なると思います。 http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/m-index2-j.htm ケンセイ@自宅
バグリッチ様
レスありがとうございます。 体長は18mmです。 スケール入りの横向き画像を載せます。 ♂もあれば良かったのですが、採れたのは♀1頭だけでした。 ケンセイ様 大変お忙しいところ、レスありがとうございます。 脚は脛節の一部を除き、ほとんど真っ黒です。 もしかしたら、黒化個体なのかもしれません。 ムシヒキアブ図鑑のチャイロムシヒキとも、腹端の形態が違っているように思いますが、これも変異の範疇なのでしょうか。
斉藤@岡山さま
脛節が真っ黒ならばやはりウスグロムシヒキではないかと・・・ 自分はチャイロとウスグロ以外のEutolmus属は認識しておりません。 ケンセイ@♂はウスグロっぽいですね
ケンセイ様
コメントありがとうございます。 ウスグロ♂は、ゲニの前の第7腹板が後方に伸びるはずなのですが、写真の個体は伸びていません。 機会があれば、次こそ♂の捕獲を狙ってみます。
斉藤@岡山さま
はじめまして、宇津木と申します。 斎藤さまがおっしゃるようにEutolmus属でしたら第8腹板が後方に伸長しますので、八丈島でとれたものはEutolmusではありません。八丈島のものはハナアブ(7) 7-18の 八丈島のムシヒキアブにのっているEpitiptus属の不明種と思われます。ちなみにEpitiptus属は現在Tolmerus属のシノニムになっていますので八丈島のものはTolmerus sp. でよいと思います。 ただ岡山のものと八丈島のものが同種であるかはこの写真では判断できません、またTolmerus属は近縁のMachimus属との区別が非常に難しいので、第8腹板の縁が円形に多少伸長していたらMachimus属の可能性もあります。ですので岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. というのが私の意見です。
宇津木さま、コメント有り難うございます。
というわけで、ムシヒキアブの専門家の意見なので参考になさってください>斉藤@岡山さま ケンセイ@ムシヒキアブ科もまだまだ未知の種がいますね
宇津木様
ケンセイ様 興味深いコメントをいただき、ありがとうございます。 ♂で伸びるのは第8腹板でしたか。 No.7546では勘違いして第7と書いてしまいました。 岡山のものはTolmerus sp. もしくはMachimus sp. とのこと。 属までの同定も、結構難しいのですね。 まだまだ精進せねばなりません。 今後とも宜しくお願い致します。 |
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