56461054
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /


[ 指定コメント (No.7493) の関連スレッドを表示しています。 ]

ミギワバエ_Scatella属 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/16(Mon) 03:10:47 No.7493  引用 
7月に岡山平野の河川敷でとれたミギワバエです。
BOXライトで数百のS. breviventrisに混じって、数個体だけとれていました。

前縁脈が奇妙に太くなっていること、剛毛の配列などから、Scatella (Scatella) callosicosta Bezzi, 1895
ではないかと思います。
しかし、翅に白斑が確認できない(折れているし、薄くて見えないだけ?)など、Fauna Japonicaの記述とぴったりではありません。
いかがでしょうか?


Re: ミギワバエ_Scatella属 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/16(Mon) 03:12:36 No.7494  引用 
上記と同じ個体の顔です。
頬に1剛毛があります。
全体的に褐色の粉をふいています。


Re: ミギワバエ_Scatella属 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2012/01/16(Mon) 22:50:53 No.7502  引用 
斉藤@岡山様.

大石氏の説明では,Scatera属ではS.calida, S.obsoleta, S. stagnalisの3種は個体変異の幅が広く同定が難しいそうです.

特に,S. obsoreta(= S. callosicosta)は,無紋型と有紋型があり,明色型と暗色型もあるそうです.

前縁脈が明瞭に太くなっているので,S. obsoretaの無紋型の可能性が高いと思います.

Re: ミギワバエ_Scatella属 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/16(Mon) 23:27:21 No.7504  引用 
茨城@市毛

ご教示ありがとうございます。

S. obsoreta(= S. callosicosta)の可能性が高いとのこと。
Scatera属はややこしそうですね。
交尾器を出すにも、2mm程度の極小種ですし。

今回、♂は4個体しかなく、交尾器を出すことに成功しませんでした。

なお、同じトラップでとれた、同種♀と思われる個体(あまり自信なし)の写真を追加しておきます。
♂のように前縁脈は太くありません。


Re: ミギワバエ_Scatella属 投稿者:斉藤@岡山 投稿日:2012/01/16(Mon) 23:29:11 No.7505  引用 
上記の顔面です。
前の♂個体ほど、粉をふいた感じになっていません。
エタノール液浸だったサンプルを乾かしたものなので、少し落ちたのかもしれません。

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -