Adippe様
遅くなりましたがコメントさせていただきます。
Phalacrotophoraはテントウムシの蛹に寄生します。添付の画像は北海道のカサイテントウから出てきたPhalacrotophora sp.のメスです。Adippeさんの標本と同様の構造が腹部に見えます。Adippeさんの標本もおそらくPhalacrotophoraに間違いないでしょう。オスの場合は尾端から生ずる剛毛が羽毛状に枝分かれするという特徴があり、より明確に属が分かります(クサビノミバエ等Megaseliaの一部でもこの特徴が見られますが、腹部斑紋で区別できます)。オスも探してみて下さい。
日本からは比較的近年1種が記載されていたと思います(手許に今資料がありません)。ただ、Adippeさんの標本とカサイテントウから出てきた種は明らかに別種ですので日本にも複数種いるのでしょう。
フンコバエ様
コメントありがとうございます。
テントウムシに寄生するとのこと、webで検索するとPhalacrotophoraがテントウムシの蛹にたかっている画像があったので、いつかその現場を見てみたいです。
別の日に7匹、計8匹を採集しましたが、その中にはオスはありませんでした。今日もそのプラタナスを観察しましたが、このノミバエは一匹もいませんでした。直接寄主に産卵するようなので成虫は来年まで世代交代をしながら生き残っていると思いますが、あの時のノミバエはどこに行ってしまったか不思議です。といってもまた明日みたらいるかもしれませんが。
今日のプラタナスには、ノミバエの代わりにメタリックグリーンのきれいな寄生蜂がとまっていました。あと、Medeteraや有弁類と思われるハエ(イエバエ?)もいましたが、大きいほうのハエは逃げるのが早くて網なしではなかなか捕まえられません。