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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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ノラヒラタアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2009/06/22(Mon) 18:04:57 No.5639  引用 
いつもお世話になります。

5月に奥只見地域で採集した黒色ベースのEpistropheの標本が、ノラヒラタアブ;E. griseofasciata Matsumura,1918である可能性が高いと思えるので、ご意見を伺いたくスレを立てます。

特徴:翅のbr,bm,cupは全面に微毛を装い、縁紋は黒色。複眼にはごく短い淡色の毛を装う。胸背には3本の暗色条があり被毛は黄色、小楯板は黒色毛を装い、基部と端部には淡色毛も混生する。腹部背板の淡色帯は背板長の1/4ほどの幅。全長12mm。

はなあぶ23号の松村タイプ標本の調査結果とは、後脚基節前面の毛の色が黒ではなく灰褐色である点が異なりますが、他の点では一致するようですし、原記載とその図とも矛盾はないようです。


Re: ノラヒラタアブかな 投稿者:pakenya 投稿日:2009/06/22(Mon) 18:12:22 No.5640  引用 
側面図もつけます。

ちょっと目にはウスグロオビヒラタアブE. betasyrphoidesと紛らわしいです。

ブナ帯のキタゴヨウが混じる尾根上でホバリングしていました。

正体を突き止められたらうれしいのですが・・・

よろしくお願いいたします。


Re: ノラヒラタアブかな 投稿者:茨城_市毛 投稿日:2009/06/22(Mon) 20:44:07 No.5641  引用 
pakenya様.

このノラヒラタアブ近縁種は,当面迷宮入りと思われます.

この仲間の標本はやっと1箱強ぐらいは集まったのですが,原記載と同じ9-10月の標本が皆無です.

ノラヒラタアブのタイプ標本と同じ,札幌で10月半ばに採れた標本を見てみないと安心出来ません.

Mutinなどは,8月に採れたangustifasciataをシノニムにしていますが,10月半ばに採れたgriseofasciataと本当に同種か疑問が残ります.
特に,griseofasciataのタイプ標本の翅は殆ど痛んでないので,10月になってから羽化した個体と思われます.

orientalisを含めた3種の,基産地周辺で特定の時期に採れた標本を比較して見る必要があると思います.

Re: ノラヒラタアブかな 投稿者: 投稿日:2009/06/23(Tue) 11:36:00 No.5646  引用 
市毛様、いつもお世話になります。

はなあぶ24号に市毛さんが書かれた、奥日光のハナアブの中のホソオビヒラタアブの近縁種と、この標本は同じ種になるようですね。同定のためには、まずは秋の標本を集めろ!ですね。
がんばります。

私のハナアブ写真集に、この種も収録しようと思います。
同定困難な理由などを明記して。


ではまた

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