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一寸のハエにも五分の大和魂・改
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海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 22:59:46 No.5318  引用 
松の砂防林の中で、体長は5ミリも無いような小さなハエを3個体ほど見つけました。何バエでしょうか。
2009.3.31昼頃 三重県津市


Re: 海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:01:31 No.5319  引用 
別個体です。

Re: 海岸の松林の中で 投稿者:三枝豊平 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:12:39 No.5320  引用 
これはオドリバエ科Empididae(またはこれを細分化したセダカバエ科Hybotidae)のLeptodromiella属の1種です。もともとこの属は北欧から記載されたものですが、日本にも数種が生息していて、いずれも未記載種です。

短い口器、触角刺毛が白色で微毛を密生すること、翅の臀葉の発達が悪く、翅の中室から出る脈が2本、R5脈を欠く、などの特徴があります。

成虫は春に出現し、主に森林の地表近くに生息し、しばしば表土上に静止しています。食性などは不明です。

日本産の種は脚の色彩や中胸背板のpollinosityの状態で識別することができますが、一箇所に複数種が生息することはないようです。

近縁な属にLeptopeza, Ocydromiaがあり、いずれもわが国に分布しています。

Re: 海岸の松林の中で 投稿者:田中川 投稿日:2009/04/01(Wed) 23:38:53 No.5323  引用 
三枝豊平様、ありがとうございます。
オドリバエ科のハエと初めて出会いました。スレンダーで魅力的なハエですね。松林にまた覘きに行ってきます。

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