2007年7月14日に北海道千歳市の広葉樹林で採集したものです。冬虫夏草に寄生されており、幼虫はミズナラの朽木の樹皮をめくると出てきました。体長は25ミリ程で無脚です。
冬虫夏草図鑑ではこの幼虫を甲虫幼虫としていますが、http://yukipro.sap.hokkyodai.ac.jp/animal/i_02.html のキアブ幼虫の画像を見て双翅目の一種では?と思いました。 画像が不鮮明で申し訳ないですが、教えていただければ幸いです。
推定されたとおり,キアブ科Xylophagusの1種の幼虫であることはほぼ確実でしょう.
ありがとうございます。
幼虫図鑑にも全姿が載っていなかったので、教えていただけて助かりました。
この虫草の子実体(子嚢果のつぶつぶがついている部分)の写真は撮影していらっしゃいましょうか?
虫草にちょっと興味がありますものですから。
1枚目はキアブ属の1種でしょう.2枚目も双翅目でキアブらしいのですが,この画像だけではわかりません.3枚目はどちらが頭部かわからず,双翅目か鞘翅目か,幼虫か蛹かの見当がつきません.どうもパッとしないお答えです.
ありがとうございます。
昆虫をきれいにクリ−ンアップしなければなりませんでしたね。 このときは冬虫夏草をかじり始めてまもなくでしたので、菌類のほうにポイントを置いた写真になってしまいました。 3枚目のは恐らく虫体は右向きじゃないかと思いますが、今となっては確認がとれません。この場所では比較的多く見つかるので、そのうちに再確認しておこうと思っています。
pierisさんのご想像のとおり(?)画像の幼虫はサビイロクビオレタケに寄生されたものです。私の知る限りサビイロは必ずこの幼虫に寄生するようです。ホソエノアカクビオレタケも今まで多数観察してきましたが、脚のない蛆状の幼虫であり鞘翅目の幼虫ではないようです。
クチキフサノミタケの寄主は、所有する標本と幼虫図鑑をみたところゴミムシダマシ科幼虫でよいと思います。尾部に突起がある点でサビイロの寄主と似ていますが、しっかりと脚がついており無脚ではありません。
Kさまコメントをありがとうございます。
上の3種は共にブナの倒木からでした。 虫草と寄主との関係が大変面白いですね。 ハエヤドリタケはオオクロバエなどから出るのは完全型で、ムシヒキアブから出るのは不完全型のような気がします。クロバエの仲間とムシヒキアブの仲間は菌にとって条件が違うのかな、単に産地の違いかな、菌ははたして同一かなという疑問もありますね。いやはや面白いです。 |
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