背面からの図。ストロボの光で危険を感じたのか、この後直ぐに逃げられてしまい、写真は他には翅の光った同じく背面からのものしか有りません。
アーチャーン様、こんにちは。
画像の種は、Luzonomyza属の一種ではないかと思います。
「埼玉県昆虫誌に出てくる22.Trigonometopus sp.」は、アーチャーンの撮影された種と同じ種をさしていると思っています。
エコリスのシマバエ科の検索表では、key4の『前方の額眼縁剛毛は前傾するか否か』というのがこの2属の区別のkeyの一つとなっていますが、非常に微妙な傾斜なので判断に困ります。またTrigonometopusと思われる個体でも 前傾していないことも多々あります。
これまで私が採ったものに限っては、触覚先端がの尖る方がTrigonometopusで、丸いのがLuzonomyzaで 区分可能のようでした。ある程度はこの部分で識別できそうです。
画像の左上はアーチャーンさんの撮影されたLuzonomyza sp.と思います。右上は、少し小型で翅に暗化しないLuzonomyza sp.、下の種がTrigonometopus sp.と思っている種です。
バグリッチ様:
御回答有難う御座います。
シマバエ科検索表のkey4には「頭部は側面から見ると上部が前方に突き出し」とあるのにkey4'にはこの記述が無いのでTrigonometopusだと判断してしまいました。Luzonomyzaの頭部も同様の形をしているならば、話は違ってきます。
私の写真を見ると、前方の額眼縁剛毛は、向かって左のは前傾していますが、右側のは後を向いています。左のは何か押し倒された様な感があります。
触角も上から見ると多少は尖って見えますが、貼って頂いたTrigonometopusの写真を見ると、尖り方が全然違います。
これらから判断して、写真のハエはTrigonometopusではなく、Luzonomyzaであると思われます。写真を貼って頂いた御蔭で違いが良く分かりました。有難う御座いました。
ところで、この場合の「sp.」は未同定の意でしょうか、それとも、未記載種なのでしょうか?
アーチャーン様
こんにちは。
お問い合わせの件、私の書いたsp.は、未同定の意味です。
取り急ぎ ご連絡いたします。
バグリッチ様:
何時も適切な写真を貼って頂き、大いに助かります。今後とも宜敷御願ひ申し上げます。