56468008
一寸のハエにも五分の大和魂・改
[トップに戻る] [通常表示] [アルバム] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [旧過去ログ] [管理用]
1: 興味深い有弁類 (4) / 2: ニセジョウザンケイ? (1) / 3: アシマダラブユ亜属? (2) / 4: 4枚翅のハエ? (4) / 5: ヤドリバエの仲間だと思うのですが (2) / 6: ガガンボ類の幼虫でしょうか? (6) / 7: トゲヒメヒラタアブでしょうか? (2) / 8: 京都府で得られたショウジョウバエ (5) / 9: 房総半島海浜のツルギアブ科(不明種?) (3) / 10: 富士山のアブ (2) / 11: クシツノアブ科について (2) / 12: Eupachygaster tarsalisメス? (1) / 13: ネグロクサアブ?の抜け殻 (7) / 14: ミズアブ科?不明種について (5) / 15: ハナアブ科不明種 (3) / 16: Choerades amurensisでしょうか? (6) / 17: Tabanus属? (2) / 18: 無題 (2) / 19: 無題 (3) / 20: ヤドリバエの不明種につきまして (2) /


[ 指定コメント (No.4715) の関連スレッドを表示しています。 ]

Lejota属の不明種 投稿者:pakenya 投稿日:2008/07/24(Thu) 17:51:48 No.4712  引用 
こんにちは

猛暑が続いていますが、皆さん元気に採集しておりますでしょうか。

さて、6月末に遠征した北海道は大雪山系南麓の標本の中に、見慣れないLejotaがありますので画像をUpします。

大きさは7mmほどと小さめ、全身ほぼ真っ黒で、羽の付根が黄色です。翅のr-m脈はDC室の中央より内側にあり、前中脚腿節の下面には棘の列を持たないので、Lejotaに属すことは確実です。


Re: Lejota属の不明種 投稿者:pakenya 投稿日:2008/07/24(Thu) 17:55:28 No.4713  引用 
側面からの画像です。

第4腹板は長いですが、変形は少ないです。
顔も真っ黒なのが分ります。
触角第3節は丸味を帯び、黄褐色で、Aristaの微毛は非常に短いです。


Re: Lejota属の不明種 投稿者:pakenya 投稿日:2008/07/24(Thu) 18:01:57 No.4714  引用 
Geniの側面です。

Surstylusは短めで、先端は丸く、背面に長毛を装います。


はなあぶ17号で市毛師匠がキガオモモブトハナアブについて書いた中に、極東ロシアに3種のLejotaが記録されているとなっていますが、そのどれかと一致するものでしょうか?

・・もしや、日本初記録かな?!


Re: Lejota属の不明種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/07/24(Thu) 19:55:31 No.4715 ホームページ  引用 
pakenya様.

Q1. 複眼は合眼的ですか? (Lejota属は,♂複眼が離眼的なLejota亜属と,合眼的なBlerina亜属に分かれます.)
Q2. 触角下部の顔の地色は暗赤褐色(黒色ではない)?
Q3. 胸背は黒色毛に淡褐色毛が混じる?

P.S. 7月上旬は北海道のハナアブが少なかったのですが,pakenyaさんが採った後だったのですね;^_^)

Re: Lejota属の不明種 投稿者:pakenya 投稿日:2008/07/25(Fri) 09:11:31 No.4716  引用 
市毛様、いつもお世話になります。

あはは、北海道の虫は私が採り尽くしちゃったんですね ^0^)
キープした標本は僅か146個体ですが・・

顔面の画像を付けます。
A1.複眼は合眼で、額長:接眼線長:後頭長=4:2:3です。
A2.触角下部の顔の地色は黒色です。銀白色の微毛が密生しています。


Re: Lejota属の不明種 投稿者:pakenya 投稿日:2008/07/25(Fri) 09:15:00 No.4717  引用 
胸背の毛の状態の画像です。

A3.胸背の毛は全て黒色で、斜立しています。白色の微粉も装います。

これで種が特定できたらうれしいです。ワクワクドキドキ。


Re: Lejota属の不明種 投稿者:茨城@市毛 投稿日:2008/07/25(Fri) 13:00:27 No.4718 ホームページ  引用 
pakenya様.

実は,今年も北海道は雨不足でハナアブが少なかったのです.旭岳で会った環境省のレンジャーも雨が降らないとぼやいていました.その後,結構雨が降っているようなので,8月は期待出来そうです.

Lejotaのほうは,Lejota(Blerina) korsakovi Stack.だと思ったのですが,顔の色と胸背の毛の色が手元にあるハバロフスクの標本(5月採集品)や原記載と異なるので,慎重に調べる必要がありそうです.

処理 記事No 暗証キー

- Joyful Note -
- Antispam Version -