腹部各節の前半がの色が淡く、腹部が縞々になっていることに注目してください。このような特徴を持つものは私の知る限り日本に3種います。1.ヤマトガガンボダマシTrichocera nipponensis, 2.ワオガガンボダマシT. annulata, 3.未記載種T. sp.
標本を見ないと確実ではありませんが、図示されたパラメアが細いことから、3の未記載種Trichocera sp.と思われます。外部形態から1と2によく似ているのですが、aedeagal complexとよばれる陰茎とパラメア周辺をはずして側面から観察すると形態が全く異なることが分かっています。たぶん1,2とはずいぶん違う種群に分類すべきものです。
達磨様
ご教示に御礼申し上げます。
T.nipponensisがヤマトで、T.japonicaがニッポンという名前なのが少し面白いです。
これまで ガガンボダマシのゲニはほとんど見たことが無いので ヤマトのワオもわかりませんが、Trichocera sp.とさせていただきます。
parameresの形態が気になっていましたので、ご解説ですっきりしました。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。