もう1種類はこれです。鱗弁が真っ白で目立っていました。
こちらは全く見当がつきません。
よろしくお願いします。
門外漢なので当てずっぽうですが,最初の写真は額が大変広く,この形質からGonia属(オオズハリバエ属とでもいうのでしょうか)のヤドリバエであることは多分間違いないでしょう.恐らく色調から推測するとオオズクロスジハリバエかそれに極めて近い種ではないでしょうか.
2枚目のは以前にもこのサイトに出たことがありますが,手元の図鑑類では分りません.ヤドリバエ科のことは間違いなく,白いのは胸弁といって,翅の後縁の基部が拡大したものです.ヤドリバエやニクバエなどにあるのですが,このヤドリバエでは著しく広がって,しかも色が白いので大変目立って,翅が4枚あるように見えて興味あるところです.ヤドリバエの専門の先生がサポートしてくれれば分るのですが・・・
ヤドリバエ科の系統分類学の専門家である舘博士にお尋ねしたところ,最初のものは私が推定したとおりGonia属ですが,種名までは写真では分らないとのことです.2枚目の種はヤドリバエ科のCompsoptesisの仲間だそうです.この属名は日本や欧亜大陸のヤドリバエ科の本には出てこないので,和名はないのでは.しかし,ヤドリバエ科は種数が多く写真だけでは同定が極めて困難である,とのことです.市販の図鑑類で同定できない種の名称を写真だけでお尋ねになっても,先ず不可能ということのようです.
アノニモミイアさん、舘博士にまでお聞きいただき、感謝します。
1枚目はなかなか面白いシーンが撮れたと思い、また2枚目は鱗弁が白くなった奇形ではないかとの思いがあり、種名を確かめたく、投稿した次第です。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします(さっそく今日、別の質問をさせていただきます)。