昨年6月に札幌市内で採集したトゲだらけのハエです。
体長13mmと比較用に置いたベッコウバエと同じぐらいの大きさです。 ベッコウバエの仲間と思い、はなあぶNo.10の属の検索を見たのですが、検索の1行目でつまづきました。普通のベッコウバエもR1に刺毛が有るように見えるのですが? アドバイスよろしくお願い致します。
これはトゲベッコウバエSteyskalomyza hasegawai Kurahashi1982です。詳細は昆蟲 50(1),36-39,1982にA New Dryomyzid Fly Steyskalomyza hasegawai gen. n. and sp. n. Found in Forests around Pasture, Northern Japanとして出ています。(CiNiiで閲覧可)
大型のベッコウバエで脚などにもごっつい剛毛が多数あります。 盛岡の個体をホロタイプとして記載された種で、北海道でも記録があります。ちなみにワシのところにも新潟県(三国峠)産の個体があります。 ハナアブ10の検索はいわゆる旧Dryomyzaとされていたグループの検索になると思います。ですから他にもOedoparena属などもあれには出てきていません。(本属の詳細はインセクタマツムラーナNS Vol.22 p29-35に諏訪先生が書かれています。
ハエ男様。
トゲベッコウバエですね。 後で、みんなで作る双翅目図鑑にupしておきます。 ありがとうございました。 |
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