ただいま福岡で飛行機待ちのワシです。
ヤドリバエ科の一種ですね〜・・ 今回の双翅目国際会議でもヤドリバエ科の専門の方にもお会いしましたが、やはり一方向面からの画像では同定は無理とのことでした。(ヤドリバえについては日本ではこの方に逆らえる方はいないほどの方の言ですので・・ワシではとてもできそうもありません。) でも、いつかなんとかしたいものですね〜〜・・・
今回は一応、茶髪くんを確保してあるのですが、どのあたりを撮影するとよいのでしょうか。ちなみにフィルムケースのなかでかなりバタバタして、翅の先のほうはボロボロになってしまっています。
頭部の側面からと正面からの剛毛配列がわかるような画像、
各脚の剛毛配列がわかるような画像、 胸部側面の剛毛がわかるような画像、 交尾器の画像 があれば、もしかしたらヤドリバエの専門家が見て答えてくれるかもしれませんが、本当にしゃれにならないくらい種類が多いので、何に寄生していたのかを見て、現物を完璧に保管して、標本処理して、専門家に見てもらう以外に方法はないと思います。(つまり実際にはそこまで出来ませんのでほとんど無理ってことですね・・)
あと、日本でのヤドリバエ科のまとまった文献はないので、ワシは中国蝿類を頼りにしてるのですが、これにもかなりの問題があるとのことで、そうなってしまうと本当に素人にはどうしようもない、手も足も出せないグループということになってしまいます。
アノニモミイアさんにお訊ねして、Calozenillia tamaraという種類だと教えていただきました。
Calozenillia tamaraの同定者は,新進のTachinidaeの研究者である九州大学熱帯農業研究センター所属の舘 卓司博士です.私の方は,無職できままな生活をしていますから,オドリバエ上科やキノコバエと糸角類のマイナーな群の御投稿には極力分かる範囲でおこたえするようにしていますが,ヤドリバエ科の分類と同定はかなり難しいので,私も特別の必要がない限り彼にもヤドリバエの同定をお願いしていません.特に名称を知る必要がある方は,このサイトに投稿されて,たまたま彼の眼にふれ,かつ投稿された画像などで分かりやすい種ならば,彼が気軽に同定してくれるかも知れません.
それにしても,日本産の双翅目のせめて属までの検索図鑑の必要性が高いですね. |
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