ガガンボではっきりと種がわかってる画像は貴重だと思います。
とりあえず、九大目録上では1亜属1種になっているようなので大丈夫だと思いますが、一応、参考部文献を教えてください。(新版日本産水生昆虫では属までしか落とせなかったようなので・・・)
ハエ男様、こんにちは。
属までの検索は、やはり新版日本産水生昆虫です。結構苦労しますが・・・
種の同定は、北隆館Vの記述内容によりました。
画像のみの判定ではなく、標本に基づいて同定しています(脚がもげてしまうのが悲しいです)。
現物があるのでしたら、ぜひ交尾器の画像も撮影&投稿してくださいませ・・・
それがあるとWeb図鑑に載せた場合でも、うるさ型方々も納得してくれるでしょうし・・・
リクエストにお答えして、標本から重要パーツを撮影しました。まずは翅です。複雑な模様がなかなか美しいです。
続いて横顔です。
16節の触角が分ると思います。
最後にGeniです。
ガガンボの交尾器の撮影は初めてです。これで種の特徴が出ているのか不安ですが・・・
大きな虫は、接写リングとマクロの組み合わせで写せるので楽ですね。
ガガンボ類もかなり交尾器に特徴が出るといいます。(あまり普段は見てませんが・・・)
翅、頭部、交尾器、全体像・・・これだけ情報があれば、日本産水生昆虫のガガンボの検索表を持ってないない方でも、絵合わせで、ドンピシャリのものに関しては同定できますね。
ありがとうございました。
Web図鑑に近々組み込みたいと思います。
pakenya様、ハエ男様。
私としては、新版日本産水生昆虫でEutonia属の検索があるのに、属の解説文が無いことに違和感を感じておりました。
日本産水生昆虫はしっかりした検索のようですが、R脈の分岐の解釈が難しく検索に難儀しております。
某氏にガガンボの同定依頼(各種1個体オスのみ)を出しておりますが、基本的に全ての交尾器を処理して顕鏡すると伺っております。国内には記録種の3倍程度分布すると言われており、交尾器の確認は必須のようです。
秋には、双翅目談話会の関東同定会で栃木のDr.中村のガガンボの講演があるので楽しみです。